HRが終わり、教室に帰りのざわめきが広がり始めた直後。
机を動かす音や椅子を引く音が混ざる中、俺たちは自然と一か所に集まっていた。
「──というわけで」
俺は一度区切りをつけてから、告げる。
「部活は、辞めないといけなくなった」
一瞬、空気が止まった。
「……え?」
最初に声を漏らしたのは、かや乃だった。
水泳部らしく、いつもより少し日焼けした頬が強張る。
「そっか……」
言葉を選ぶように視線を伏せたのは麻耶だ。
納得しようとしているのが、逆に伝わってくる。
「仕方ないよね」
さつきが、苦笑い気味に肩をすくめる。
「生徒会長に直で言われたんでしょ? それなら、どうしようもないよ」
「一緒に部活行けなくなるのは……」
心が、ぽつりと呟いた。
「ちょっと、残念かな……」
手芸部らしく、指先を組んだまま俯く。
「えー、清隆くん生徒会なの!?」
声を上げたのは千秋だった。
「それって、すごいことじゃない?」
「すごい……のか?」
俺が曖昧に返すと、みーちゃんが少し慌てたように割って入る。
「でも、放課後忙しくなっちゃうってことだよね?」
「まあ、そうなるな」
「……愛里は?」
誰かがそう振ると、少し遅れて愛里が口を開いた。
「私は……」
視線を彷徨わせてから、意を決したように言う。
「清隆君が決めたことなら、応援するよ」
その言葉は柔らかかったが、どこか寂しさも混じっていた。
「無理しないでね」
千秋が軽く背中を叩く。
「また、話す時間くらいはあるでしょ?」
「……多分な」
誰も強く引き止めることはしなかった。
だが、その沈黙こそが、皆が同じことを思っている証拠だった。
少し重くなりかけた空気の中で、俺は思い出したように口を開いた。
「ただ」
全員の視線がこちらに集まる。
「顧問に許可を取れれば、部活に顔出すくらいはできるかもしれない」
「ほ、ほんとっ!?」
勢いよく反応したのは、かや乃だった。
思わず一歩踏み出しかけて、慌てて立ち止まる。
「完全に辞めろ、ってわけじゃないんだ」
「じゃあ……」
心の声が、少し明るくなる。
「たまに一緒にいられる、ってこと?」
「可能性はある」
断言はしない。だが、希望を否定もしない。
「やった……」
さつきが小さく息を吐き、肩の力を抜く。
「それなら、まだ放課後全部奪われたわけじゃないね」
「清隆くん、生徒会と部活の二刀流?」
千秋が面白そうに笑う。
「忙しい男だなあ」
「無理しないでね」
愛里が、先ほどより少しだけ安心した表情で言った。
「約束だから」
「善処する」
短くそう返すと、皆の表情がほんの少しだけ和らぐ。
放課後の予定は変わった。
だが、完全に断ち切られたわけではない──
その事実だけで、この場の空気は十分に救われていた。
すると、背後から控えめに名前を呼ばれた。
「えっと……綾小路君、いる?」
振り返ると、一之瀬が少し遠慮がちに立っていた。
放課後の教室にはまだ人が残っていて、その視線が一斉にこちらへ集まる。
「どうした?」
「その……よかったら、一緒に生徒会室行こうかなって……」
その瞬間だった。
教室のあちこちから、はっきりとした殺気が飛んでくる。
男子生徒たちの視線が、妙に鋭い。
(……なるほど)
一方で、こちらのグループはというと──
「へぇ」
千秋が意味ありげに声を出す。
「そっかそっか」
さつきは腕を組み、にやりと笑った。
「生徒会、もう仲良しなんだ?」
「い、いえっ、そういうわけじゃ……!」
一之瀬が慌てて両手を振る。
「ただ、その……初日だし……」
「初日で一緒に登校ならぬ一緒に生徒会室、ね」
みーちゃんがじっとこちらを見る。
視線がやけに温度を持っていた。
「清隆くん、モテ期?」
「違う」
即答すると、
「即否定だね」
「余計あやしい」
と、畳みかけるように声が飛ぶ。
愛里は少し遅れて状況を理解したのか、視線を落としつつも、ちらりと俺を見る。
「……生徒会、頑張って」
その一言が、なぜか一番重かった。
「行くなら、さっさと行きなよ」
かや乃が溜め息混じりに言う。
「廊下で噂立つ前に」
「だな」
俺は立ち上がり、一之瀬の方を見る。
「行こう」
「う、うん!」
背後から、再び視線が突き刺さるのを感じながら、俺たちは教室を後にした。
教室を出て廊下に出ると、先ほどまでのざわめきが嘘のように遠のいた。
窓から差し込む夕方の光が床に伸び、足音だけがやけに響く。
「……さっきの、注目されるの」
俺が何気なく切り出す。
「嫌だったか?」
一之瀬は一瞬だけ考える素振りを見せてから、首を横に振った。
「ううん、全然いやじゃないよ」
そう言ってから、少しだけ言いづらそうに視線を泳がせる。
「それより……私の方こそ、迷惑だった? 特に男子から、なんかすごかったし」
「そんなことはない」
即答する。
「一之瀬が可愛いから、妬まれてるだけだろ」
「か、かわっ!?」
分かりやすい反応だった。
頬を赤くして、数秒固まる。
「それに」
俺は淡々と続ける。
「俺、普段から女子に囲まれてるしな」
「……そうなの?」
男友達と言えるのは、平田と須藤くらいである。
頭の中で二人の顔が浮かぶ。
平田は平田で、いつも誰かしらの女子、特に軽井沢と一緒にいる。
須藤は須藤で、バスケ一筋。
最近は勉強会でもない限り、ろくに話していない。
「それって……」
一之瀬が、少し前の教室を思い出すように言う。
「さっき一緒にいた子たち?」
「そうだ」
短く答えると、一之瀬は小さく笑った。
「そっか。なんか、いいグループだね」
一之瀬は歩みを少し緩め、俺の横に並ぶ形で口を開いた。
「お礼ってわけじゃないんだけど……忠告、かな」
「忠告?」
思わず視線を向けると、一之瀬は珍しく真剣な表情をしている。
「Cクラスが今どうなってるか、知ってる?」
「いや。そもそも知り合いが──」
言いかけて、ふと記憶の隅に引っかかる名前が浮かんだ。
……そういえば、椎名はCクラスだったな。
「一人しかいないな」
俺の答えに、一之瀬は小さく頷いた。
「そっか。実はね、私のクラスメイトが、Cクラスの人から嫌がらせを受けてるみたいなの」
「嫌がらせ……ね」
「もしかしたら、次はDクラスにも何かあるかもしれない。だから……気をつけて」
忠告というには柔らかいが、内容は決して軽くない。
俺は短く息を吐いてから答えた。
「教えてくれてありがとう。恩に着る」
一之瀬は少し安心したように笑い、「それならよかった」と言って歩き出した。
生徒会室の前に立ち、軽くノックをしてから扉を開く。
室内はすでに明かりがついており、机の配置も以前見たまま、整然としていた。
「遅い」
開口一番、奥の席から刺すような声が飛んでくる。
「す、すみません……」
一之瀬が肩をすくめるようにして小さく頭を下げた。
その横で俺は腕時計に目を落とし、確認する。
「活動開始は16時からじゃ?」
「先輩より先に来て待ってるのが筋だろ?」
南雲先輩は椅子に深く腰掛けたまま、余裕たっぷりに笑っている。
「そうですか。所詮俺は雇われみたいなもんなんで」
「チッ。面白みのない後輩だな。先輩への敬意が足りてない」
空気が少し張り詰めかけたところで、橘先輩が間に入った。
「そんなこと言って、南雲君だって普段はかなりのんびりしてるじゃないですか」
「俺は優秀なんでね。仕事はすぐ片付けられるんですよ」
自信満々に胸を張る南雲に、橘先輩は軽くため息をついた。
「はぁ……。さて、今日は初日ですから。まずは仕事を覚えてもらいますね」
そう言って、机の上に積まれた書類を指し示す。
一之瀬は緊張した様子で背筋を伸ばし、俺もそれに倣って椅子に座った。
どうやら、これからしばらくは放課後が静かに消えていくことになりそうだ。
時計の針はいつの間にか十九時を回っていた。
生徒会室に残っているのは、俺と一之瀬、そして橘先輩の三人だけだ。
他の役員たちはすでに帰宅している。
南雲に至っては十八時きっかり、誰よりも早く「じゃ、お疲れ」と言い残して姿を消していた。
相変わらず自由な男である。
「流石ですね。本当に一日でここまで覚えられるとは思いませんでした」
橘先輩が感心したように一之瀬へ声をかける。
「ありがとうございます」
一之瀬は少し照れたように笑いながらも、机の上の書類をきれいに揃えていた。
初日とは思えない手際だ。
「そういえば、今日は堀北先輩の姿を見てませんね」
ふと気になって口にすると、橘先輩は頷いた。
「今日は教師との会議があるんです。でも、そろそろ戻ってくる頃だと思いますよ」
その言葉を待っていたかのように、生徒会室の扉が開いた。
「すまない。遅れた」
堀北先輩が入ってくる。
時間の経過を感じさせない、いつも通りの冷静な表情だった。
「お疲れ様です、会長」
橘先輩が椅子から立ち上がり、きちんと背筋を伸ばして頭を下げる。
堀北先輩は軽く手を上げ、それに応えた。
「二人の様子はどうだった?」
視線が俺と一之瀬に向けられる。
値踏みというより、事実確認に近い淡々とした目だ。
「飲み込みが早くて助かっています。明日からでも即戦力ですよ」
即答だった。
それだけで、橘先輩が社交辞令ではなく本気で評価していることが伝わってくる。
一之瀬は驚いたように目を丸くし、すぐに慌てて背筋を正した。
「い、いえ……まだ分からないことばかりで……」
「謙遜する必要はない」
堀北先輩は短く言い、視線を俺に移す。
「綾小路、お前はどうだ」
「指示があれば動けます。指示がなければ、いないものとして扱ってください」
橘先輩が思わず苦笑する。
「そういうこと言わないの。ちゃんと戦力として数えてますから」
堀北先輩は一瞬だけ目を細め、やれやれといった様子で息を吐いた。
「……まあいい。初日としては十分すぎる。今日はもう上がれ」
張り詰めていた空気が、少しだけ緩む。
一之瀬はほっとしたように息をつき、俺は内心で、放課後が完全に消えなかっただけマシか、と考えていた。
場所は変わって、自室。
勉強会もひと段落し、机の上にはノートと空になりかけたペットボトルが転がっている。
緊張感のあった時間が終わり、部屋の空気もどこか緩んでいた。
「マジかよ?」
沈黙を破ったのは須藤だった。
信じられないものを見るような目で、俺を指差す。
「綾小路、お前……生徒会入ったのか?」
「マジだ」
即答すると、須藤は大きく目を見開き、次の瞬間には頭をかいた。
「はぁ!? なんでまたそんな面倒くせぇとこに……じゃあ部活はどうすんだよ」
「辞めた」
「うわ、最悪じゃねぇか」
間髪入れずに返ってきた反応に、少し間を置いてから付け足す。
「一応、顧問の許可があれば参加はできるらしい」
「なんだよそれ……半分アウト、半分セーフみたいな扱いだな」
須藤は納得いかない様子で腕を組み、椅子にもたれかかった。
「お前ほんと変なとこで目立つよな。生徒会とか、一番縁なさそうだったのに」
「俺もそう思ってた」
そう答えると、部屋に小さな笑いが落ちる。
意図せず踏み込んだ場所だが、もう引き返せないところまで来てしまったらしい。
「そういえば最近、何か変わったことはないか?」
ふと思い出したように切り出すと、須藤は怪訝そうに眉をひそめた。
「ああん?」
「Cクラスとか」
その一言で、須藤の肩がわずかに跳ねた。
「……!? 何で知ってんだよ!」
露骨すぎる反応に、俺は内心で確信を深める。
「やっぱり何かあったんだな」
「何かあったっつーかさ……」
須藤は舌打ちし、苛立ちを隠そうともせず続ける。
「最近、バスケ部のCクラスの連中がやたらイチャモンつけてくんだよ」
「例えば?」
「『Dクラスなんだからバスケ部辞めろ』とか、『レギュラー辞退しろ』とか。意味わかんねぇだろ?」
吐き捨てるような言葉に、須藤の拳が無意識に握り締められているのが分かる。
「クラスなんて関係ねぇだろ。コートの上じゃ、実力が全部だっつーのに」
理屈としては正しい。
だが、この学校では、正論が通らない場面も少なくない。
Cクラスが動き始めている。
一之瀬の忠告が、単なる杞憂ではなかった可能性が高くなってきた。
「……直接、何かされたりは?」
そう問いかけると、須藤は一瞬だけ言葉に詰まり、視線を逸らした。
「今のところは、な」
その答えは曖昧で、だが重かった。
「ロッカーの前で囲まれたり、練習中にわざとぶつかられたりはあるけどよ。殴られたとか、そういう決定的なのはまだだ」
「嫌がらせの域は越えていない、と」
「そういうことにしとかねぇと、こっちが問題児扱いされかねぇからな」
須藤は自嘲気味に笑うが、拳の力は抜けていない。
ただ、入学当初と比較すると、ずいぶん落ち着いたように見える。
この学校では、先に感情を爆発させた方が負ける。
それを須藤なりに理解しているのが、逆に厄介だった。
「……分かった。何かあったら、すぐ言え」
「お、おう?」
須藤は意外そうに目を瞬かせたあと、照れ隠しのように鼻を鳴らす。
「珍しいな、お前がそんなこと言うの」
「気まぐれだ」
そう答えながら、俺は頭の中で状況を整理していた。
Cクラスの動きは、思っている以上に近いところまで来ている。
週末。
学校の敷地内は、平日とは違って人影もまばらで、風に揺れる木々の音がやけに目立っていた。
待ち合わせ場所に立っていると、少し遅れて千秋が姿を現す。
「お待たせ」
背中まで伸びた髪を軽く整えながら、こちらに歩いてくる。
「いや、今来たところだ」
そう答えると、千秋は安心したように小さく笑った。
制服ではなく私服というだけで、普段より距離感が近く感じられるのは不思議なものだ。
並んで歩き始めると、自然と会話が続く。
特別な場所へ行くわけでもなく、敷地内を散策するだけのデート。
それでも、千秋はどこか楽しそうだった。
しばらくして、ふと千秋がこちらを横目で見てくる。
「なんかさ、妙に手慣れてない?」
「そうか?」
「そうだよ。まさか……他の子とデートしてる?」
少し冗談めかした声音だが、視線は真剣だった。
「正真正銘、これが二回目だ。でも……そうだな。実はこの前高円寺にアドバイスをもらった」
「え、ほんと? ……ちなみにどんな?」
「金は全部男が出す。相手に気持ちよく喋らせる。歩幅を合わせる……それ以外にも色々と」
そう言うと、千秋は一瞬ぽかんとした後、吹き出した。
「それ、意外と的確かも」
「なら話を聞いた甲斐があったな」
歩く速度をわずかに落とすと、自然と肩の距離も近づく。
意識して合わせた歩幅に、千秋は気づいたのか、何も言わずにそのまま並んで歩いていた。
時間はあっという間に過ぎ、日が傾き始める。
デートの終わりが近づいたころ、千秋が立ち止まり、少しだけ真剣な表情になる。
「ねぇ、ひとつ聞いてもいい?」
「なんだ?」
「清隆君は、どうしてDクラスなの? 頭もいいし、運動もできる。コミュニケーション能力も、決して低くない」
真っ直ぐな問いだった。
俺は少しだけ考えてから答える。
「まあ、理由として思いつくのはいくつかあるな」
親のコネで入ったこと。
本来入学予定だった生徒と入れ替わったこと。
そして、親を恫喝する形で入学したこと。
どれも口には出さず、曖昧なまま言葉を濁す。
「……色々あってな」
「そうなんだ……」
千秋はそれ以上踏み込まず、静かに頷いた。
「逆に千秋は、なぜDクラスだと思ってるんだ?」
そう問い返すと、千秋は少し驚いた顔をしてから、困ったように笑った。
「うーん……それ、考えたことなかったかも」
夕焼けの中、二人の影が並んで伸びていた。
千秋は少し考えるように視線を落とし、それから静かに口を開いた。
「清隆君に言うのもなんだけど、私、勉強はできる方だし、スポーツもそれなりにできると思うんだよね」
「そうだな。……俺は、千秋は堀北に似てると思っている」
その名前を出した瞬間、千秋の眉がぴくりと動いた。
「デート中に他の女の子の名前は禁句」
即座に釘を刺される。
「それはすまん」
「いいよ」
軽く流しつつも、すぐに首を傾げる。
「……で、私がどうして堀北さんに似てるの?」
「千秋自身は気づいてないかもしれないが」
少し言葉を選びながら、続ける。
「他人を見下しているだろう。いや、見下すというのは語弊があるな。正確には──期待していない」
千秋の表情が、わずかに固まる。
「期待してない……か」
「もし俺がいなかったら、千秋はどうしてた?」
問いかけると、千秋は顔を上げた。
「クラスの中盤あたりで、無難に過ごしていたんじゃないか」
風が吹き、並んだ影が揺れる。
千秋はすぐに反論せず、少し間を置いてから、苦笑いを浮かべた。
「……意外と、図星かも」
自覚がなかったわけではない。
ただ、言葉にされたことで、初めて輪郭を持っただけだ。
彼女は優秀だ。
だが、堀北とは違い、自分自身の限界を正確に理解している。
……だからこそ、千秋は出る杭になろうとしない。
悪いことではない。
しかし同時に、自分の可能性を狭めてしまう可能性もある。
やがて寮の建物が見えてきて、千秋は少し名残惜しそうに立ち止まる。
寮のエレベーターに乗り込む。
階数を示すランプがゆっくり上がる間、会話は途切れがちで、静かな時間が流れる。
「じゃあ……また明日ね」
千秋は微笑みながら軽く手を振る。
俺も小さく頷き返す。
エレベーターが自室の階に到着する。
「ここで降りる」
「うん、気をつけてね」
俺が先に降り、ドアの向こうで千秋が上の階へと向かう。
一瞬だけ視線が交差し、互いに軽く手を振る。
ドアが閉まると、残ったのは静かな廊下と、夕暮れに伸びる長い影だけだった。
カーテン越しに街灯の光がぼんやりと差し込み、部屋の中は静まり返っている。
明日からはもう7月。気がつけば、また1ヶ月が始まろうとしていた。
スマホがひとしきり振動する。
画面を見ると、件名だけが目に飛び込んできた。
──『Cクラスの件』
須藤からだ。
その短い通知だけで、何となく次の一週間に向けての気配を感じ取る。
どうやらゆっくりしている暇はないらしい。
思わずため息がこぼれた。
「もしもし、須藤か? ──」
ここまでお読みいただき、大変ありがとうございます。
作者のかんぱにいでございます。
おかげさまで、よう実小説の日間・週間・月間ランキングで1位になることができました。
高評価、感想など大変励みになります。
なお、感想にて指摘されているように、違和感があったり、ご納得いただけない展開があるかとは思います。
ただ、私としましても当初考えていた通りいかないことが多く、自身で読み返しても「なんでこうなった?」と思うことがあります。
皆様には、温かい目で見守っていただけると幸いです。
感想として指摘する分には構いません。
むしろ気になったところは、他のユーザーのご迷惑にならない限り、どんどん書き込んでください。