ホシノみたいなやつ   作:六角ランチ

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ストーリーを追うつもりはありません
なぜなら未読だからです

カヨコ良いですよね


便利屋ってかっこいいよね

なんかキャラ濃そうなの来たなぁ

 

これが柴関にいるアビドス廃校対策委員会の気持ちだった。

 

とんでもなく金欠なのであろう言動と、普段の関係が余裕で推察できる言動。それらは基本独立するものだと思うのだが、なんと彼女らは両立しているではないか!

 

初めに常にオドオドしていて万魔殿の制服に似た服を着用していて、内気な印象を与える少女、伊草ハルカ。

忙しなく店内を見回す彼女は、アビドス─もといセイトを見つけると、途端に表情を軟化させた。

 

一方のセイトも、彼女らを視界に収めた途端に、もじもじし始めた。姉のセリカは便利屋にラーメンを運んできたそのままの姿勢で石のように固まってしまったが

 

見れば美しい白髪に黒のメッシュが入った落ち着いていて少し気だるげな印象の、少女というには大人びている鬼方カヨコも、セイトに気がついたのか仲のいい従兄弟あるいは弟に向ける柔らかい笑顔でひらひらと手を振っていた。

 

カヨコをよく知るものであれば、目を疑う光景ではあるのだが、生憎ここにはゲヘナ風紀委員会も万魔殿もいないのでツッコミを入れる者はいない。

 

そしてそのすぐ側で何故だかドヤ顔で胸を張り威厳(笑)を出している暗めのピンク髪と、肩に羽織ったワインレッドのコートが目を引く少女、陸八魔アルがいた。

 

セイトの視線はアルに釘付けで、その目は『憧れ』や『尊敬』の意思が滲んでいた。確かに目を輝かせて色んなものを見るセイトではあるのだが、人物に対して向けるのは先生*1以外の前例がなく、アビドス廃校対策委員会─中でもノノミとセリカは目を見開いて驚いていた。

 

そして最後にカヨコと同じく美しい白髪の、小悪魔のような可愛らしい笑みを浮かべた少女、浅黄ムツキの放った発言によりセリカ像は砕け散った

 

「わ!奇遇だねセートくん!私たち今は()()、持ってきてないけどどうする?」

「もちろん、諦めません!」

 

ふんす!と気炎を上げるセイト。こいつ初対面から変わりすぎだろと先生は内心思いつつも、『まぁ生徒が心を許してくれるなんて最高じゃないか』と子煩悩じみた事を思い浮かべながら、事の展開を優しげに見守っていた。

 

それを心底楽しそうに見つめるアビドス廃校対策委員会の面々も、先生が来てからあの子テンション上がりやすいなと、ほのぼのした気持ちで思っていた。

 

しかし、そこで爆弾発言が投下されることによりそのほのぼのは粉々に砕け散るのだが

 

「アル先輩!僕も便利屋に入れてください!」

 

セリカ像は最早花粉レベルにまで粉砕され、穏やかな表情だったホシノは既に相棒たるEye of horusを手に掛けていた。

なんなら銃口を既に向けている。

 

ノノミも表情こそ笑顔ではあるものの翳りがある。なんなら翳りが濃すぎて黒いオーラになって滲んでいる。狂竜化ウイルスかよ

 

アヤネのメガネにはピシリとヒビが入り、先生は『本体が!?』と少し震えるも何故自分がアヤネの本体をメガネだと思ったの考え始め、まともな援軍が消えてしまった。

 

シロコは既に目出し帽を取り出しているし、いつの間にか修復されたセリカに手渡している。目に光がない

 

アビドス廃校対策委員会は口を揃えて叫ぶ!

 

「「「「「殺してやる!殺してやるぞ陸八魔アル!!!」」」」」

「ななな、なんですってぇぇぇぇぇー!!!!」

 

「うへ、大切な後輩を奪うって言うなら、おじさん君たちからセイトくんのぶんの命をトレードしてもらわなきゃいけないかなって思うんだ〜」

「ん。お前を殺す*2

「知ってますか〜?筋トレをしすぎると人は死んでしまう人もいるそうです☆あなたはどっちなんですか?心配せずとも、ダンベルならここにありますよ〜♤」

「……………………」

「よくも私の弟を……!殺す……!どんな手を使ったか知らないが殺す!」

 

なんて圧が強いんだ……とアルは一瞬他人事のように感じてしまうが、すぐさま我に返り、頼れる社員たちに声を掛けた……が。

 

「カヨコさん!この前僕はおばあちゃんの荷物を持って、道案内したんです!」

「ふふ、そっか。偉いねセイト」

 

カヨコを筆頭に4人で仲良さげに話していたのだ。

アルは一瞬ほんわかするものの、眼前から滲む殺意に震え始めた。

 

なんなら中々見れないテンション高めのセイトを前にセリカの殺意はうなぎ登りだ。

 

この後、ゲヘナ風紀委員による迫撃砲の奇襲によってセイトが瀕死になるまであと3秒

*1
(◠ڼ◠)

*2
デデン!




【アル】なんだかとっても慕ってくれるかわいい後輩。初対面時に『弱きを助け、強きを挫く』等、調子乗って理想を語ったところ騙されているため便利屋に入ろうとするため善行を積むセイトがお気に入り

【カヨコ】猫耳を撫で回すためにたまに会いに行く。会う度にマタタビを持っていこうとするも、自制心で抑えている。そろそろ抑えが効かないかもしれない

【ムツキ】アルほどではないけど、揶揄うといい反応してくれるからお気に入り。便利屋に勧誘する時1番テンションが上がる。ただまともな所のあるアルに防がれる。

【ハルカ】雑草好き同盟。誰よりもアルを尊敬している自負があるが、この子なら同じくらいかなって思い始めている
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