アニポケXY サトシのリザードン続投&タクトに勝ちたいゴウカザル使い   作:ゴジロット

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 ようこそ、ポケットモンスターの世界へ!▼

 君はこれから、カロス地方に足を踏み入れる。▼

 そこで多くのポケモン達や人々と出会い、人生を豊かにしてほしい!▼

 それでは行きましょう。夢と希望を求めて、ポケットモンスターの世界に!▼





本編
【第1話】カロス地方にやってきた!夢と冒険の始まり!!《挿絵有》


 

 

 ポケットモンスター――縮めて『ポケモン』。この星に存在する、不思議な生き物。

 

 ある時は森に、山に、空に、海に、世界各地で確認されており、その種類は最初に示された151を超え、200、300、400、500、600と、年々新種が発見される。

 中には、自然災害級の力を持った伝説のポケモンや、存在そのものが疑われる幻のポケモンといったものもいる。

 

 

 カロス地方――豊かな自然とお洒落な都会が融合した地方で、世界で最も観光客が多い地方の1つ。

 この地方でも、人とポケモンは共に生きており、この世界を織り成している。

 人が笑えばポケモンも笑い、また同じくポケモンが悲しめば人も悲しくなる。

 

 またこの地方では、ポケモンに起こる「とある現象」が最初に発見された地として有名であり、近年で最も注目を浴びている地方とも言える。

 

 そんなカロス地方の中部に当たる、セントラルカロスと呼ばれる場所の中心部に存在する大きな街「ミアレシティ」の空港にて、1機の飛行機が降り立つ。

 安全に着陸した飛行機の出入り口に、パッセンジャーステップが設置されるとそこから次々と観光客が降りてくる中、1匹のポケモンを肩に乗せた1人の少年が飛行機から出ると、元気良く大声で叫んだ。

 

 

「うおおぉぉぉーーカロス地方ーー!!!マサラタウンのサトシがきたぞぉぉぉーーー!!!!」

 

「ピィィカァァチュウゥゥゥーーーー!!!!」

 

 

 この少年、カントー地方マサラタウン出身の「サトシ」と、相棒ポケモンの「ピカチュウ」

 夢のポケモンマスターを目指して故郷を旅立ち、世界各地の地方でジム巡りをしながら、様々な出会いを別れを繰り返して冒険を続けている。

 今回は彼等はイッシュ地方のイッシュリーグに続き、このカロス地方で開催されるカロスリーグに出場すべく、そして新たな夢と冒険を求めてやってきたのだ。

 

 

「どうしたの急に」

 

「エリ〜?」

 

 

 サトシに続けて飛行機から降りてきたのは、ポケモンルポライターの「パンジー」という女性と、彼女のパートナーポケモンの1匹の「エリキテル」

 イッシュからカントーへ向かう際にミノリ島でサトシ達と出会い、カントー行きの船に乗ってからオーキド研究所までしばらく同行し、また彼女からの紹介で次の目的地をカロス地方に決めるきっかけとなった人物だ。

 

 

「カロス地方に挨拶です。これを降りたら、カロス地方の記念すべき第一歩ですよ!」

 

「ピーカ!」

 

 

 初めての場所、初めての風の匂い、それでも初めてじゃないこのドキドキとワクワクに浸るサトシ達。

 その時、サトシとピカチュウの頭上を通り過ぎる見たことないピンク色のポケモンが2匹、仲良くふわふわと浮遊していた。

 

 

「シュ〜プ」「シュプシュプ」

 

「わぁ、見たことないポケモn――うわっ!?」

 

 

 早速見たことないポケモンを目にして、もっとよく見ようと前に出たが、今立っている場所はパッセンジャーステップの階段付近であり、階段を踏み外すと盛大に転げ落ちてしまった。

 普通なら大怪我をしても可笑しくないのだが、そこは行く先々で度々超人的身体能力と耐久度を発揮してきたスーパーマサラ人ことサトシなので、カロス最初の一歩が失敗した事以外ほとんど無傷で済んだ。

 

 

「だ、大丈夫…?」

 

「ピカピ!?」

 

「だ、大丈夫です…。それよりもパンジーさん、あの2匹のポケモンは?」

 

 

 パンジーとピカチュウが心配して駆け寄るが、サトシは少し体を打った程度で特に怪我も無く、体を起こして先ほど見たポケモンの事を尋ねる。

 

 

「あぁ、アレはこうすいポケモンの『シュシュプ』よ。カロス地方に生息するポケモンの一種で、香水のように人を魅了する香りがするから、カロスの女性に大人気のポケモンなの」

 

「へぇ〜、シュシュプって言うのか〜!」

 

 

 肝心の第一歩が少しだけ失敗したが、早速カロスで初めてのポケモンに出会えて、プラマイゼロどころかますます興奮して喜ぶサトシ。

 

 

 

 

 

 

 

 そんな彼等の様子を、空港の屋上から高性能特殊双眼鏡で覗いて怪しく見ている、真ん中に「R」と書かれた白いコスチュームを着た2人の人間と、2匹のポケモン達。

 

 

「ふんふふ〜ん♪」

 

「やっと来たニャ、ジャリボーイ…」

 

「もれなくお目当てのピカチュウ付き…」

 

 

 表向きには財閥系企業として多種多様な産業に関わりつつも、裏ではポケモンの力を利用した金儲けや世界征服を目的に、世界各地で暗躍する犯罪組織「ロケット団」

 そのロケット団の中でもエリートチーム(?)として、サトシが新人トレーナーの時から幾度となく悪事を働き、しかし時には利害一致で一時的に協力関係になったりと、偶に芯の部分が悪人なのかどうか問われるいつものメンバー。

 「ムサシ」・「コジロウ」・ばけねこポケモンの「人語を喋れるニャース」の3人組と、ムサシの手持ちで今や一番の古株となったがまんポケモンの「ソーナンス」だ。

 毎度お馴染みの彼等もまた、凄まじい潜在能力を秘めているサトシのピカチュウを目当てに、先回りしてサトシ達を待ち伏せしていた。

 

 

「それじゃあアタシ達も、カロスでの行動開始よ!」

 

「ソ〜ナンスゥ!」

 

 

 今回もまたいつも通りロケット団ボスのサカキの為に、特別な個体であるサトシのピカチュウを奪うべく、そして最強のポケモンや珍しいポケモンをゲットして、その果てに世界をゲットするべく、カロスでの最初の悪事を開始して空港の屋上を去った。

 

 

「マ〜ネッネ♪」

 

 

 本来の世界線では同行していない、物真似好きの小さなマイムポケモンも一緒に……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ行くぞ!早速ジム戦に出発だぁ!!」

 

「ピッカァ!」

 

 

 またしてもロケット団が追いかけてきている事にまだ気付かず、サトシとピカチュウはカロスリーグ出場の為にポケモンジムへと直行しようとする。

 しかし、それはパンジーの一声によって止められる。

 

 

「ちょっと待って!ジム戦って、何処に行くつもり?」

 

「何処って…そりゃあ勿論、パンジーさんの妹さんがジムリーダーをやっているジムですよ!」

 

「あ〜…気合い入っているところ悪いんだけれど、妹のジムが有るのは、此処『ミアレシティ』じゃなくて、隣町の『ハクダンシティ』って所なのよ」

 

「えぇ〜っ!?そ、そうなんですか……」

 

「ピ〜カ…」

 

「ちょっと妹の方に連絡してみるから、空港のロビーで待っててね!」

 

 

 目的のジムがこの町に無いと聞いて、ガックリしたサトシとピカチュウ。

 一先ずパンジーは妹が居るであろうハクダンジムに連絡をする為に、エリキテルを連れて早足で先に空港の中へと入っていく。

 この時、ロビーで待つように言われたサトシだが、折角だから少しだけ辺りを散策して、まだ見たことない新しいポケモンがいないか、空港周辺を探してみる。

 

 

「ピカピ〜カ?」

 

「あぁ。もっと他にもポケモンがいないか、ちょっと探したくなってさ」

 

 

 以前会った知り合いのように、ポケモンの言葉が分かる訳ではないが、ピカチュウとは長い付き合いだからこそ、彼が「ロビーに行かなくて良いの?」と言っている事がなんとなく分かる。

 あまり時間は取らないつもりで、歩きながら周りをキョロキョロ見渡しいたその時、建物の影に混ざって1つの大きな人型の影が投影された。

 

 

「っ!?」

 

 

 影が現れたと同時に、旅の経験で身に付いたサトシの第六感が、ただならぬ気配を捕らえるとすぐさま、その気配を感じた方へと視線を向けてみる。

 すると建物の屋上に、鳥のような頭部と、手首から炎が出てる細長い腕に、長く強靭な赤い脚をした、もうかポケモンの「バシャーモ」によく似た(・・・・・)ポケモンが立っていた。

 

 

「……バッシャアッ!」

 

 

 目が合ったバシャーモによく似たポケモンは、サトシの真上を通り過ぎながら建物から飛び降りて、片足で空港のアスファルトの地面に着地する。

 サトシが振り返った時にはもう既に遅く、そのポケモンはそのまま一気に大ジャンプして、完全に視界に映る前に一瞬で飛び去ってしまった。

 

 

「…ピカチュウ、今の見たか?」

 

「ピーカ…」

 

 

 僅かにしか視界に映らなかったが、それでもしっかりその姿を目にしたサトシとピカチュウ。

 先ほどのシュシュプとは違って、かなり強そうな見た目だったのは確かで、チャレンジャーたる彼等にとって大興奮ものだった。

 

 

「スッゲェーーー!!」「ピィカァチュウゥーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっとビオラ、まだ先の事とはいえ、いずれカロスリーグだって開かれるんだから、長くジムを留守にするのは挑戦者に悪いわよ?」

 

『ごめんなさい姉さん。今バルビートとイルミーゼが集まる湖に居るんだけど、彼等が求愛するシャッターチャンスを逃したくないの。終わったら急いで戻るつもりだけど、少なくとも後2、3日は帰らないから』プツッ

 

「あっ、ちょっとビオラ……もう、仕方ない子ね……」

 

「パンジーさーーん!!!」

 

「あら?どうしたのサトシ君、そんなに慌てて」

 

 

 その頃、パンジーは空港のロビーにあるTV電話で、妹の「ビオラ」との通話が途中で終わってしまった所、丁度サトシが走ってやってきた。

 サトシとピカチュウは、先ほどのポケモンとの遭遇で大興奮しっぱなしである。

 

 

「また初めて見るポケモンに会ったんです!しかもそれがスッゴいジャンプ力で、俺の上をひとっ飛びだったんですよ!!」

 

「そうだったのね。これからもまだまだ知らないポケモン達と、きっと出会えるわよ」

 

「はい!やっぱり来て良かったですカロス地方!!ジム戦だって、ガッチリ勝ちますよ!!」

 

「ピカッ!」

 

「あっ…えっとその〜……さっき妹とは連絡は取れたんだけど、あの子ったら丁度、自分のジムを留守にしてるらしいのよ…」

 

「る、留守〜!!?それって何時までなんですか!?」

 

「…彼女はジムリーダーとカメラマンを兼任していてね、普段は基本的にジムリーダーをやっているけど、カメラマンとしての彼女は、自分が納得いく写真が撮れるまで帰って来ない時があるのよ。だから何時帰ってくるかは分からないわ…」

 

「そ、そんな〜…」

 

 

 新しいポケモンに出会えて、まさにこれからという時に限って肝心のジムリーダーが留守という事態に、サトシは心底残念がるが、こればかりは受け止めるしかない。

 そりゃあジムリーダーだってそれぞれ事情が有るのは今まで旅してきたサトシにだって分かるし、何か仕事や副業を兼任していた者だって数人いたので、仕方ない事だ。

 

 

「ご、ごめんなさい!折角の新天地なのに、出鼻を挫いちゃったわね…」

 

「い、いえ、別にパンジーさんのせいじゃありませんから……。あ〜でもバトルがしたい〜!今度こそリーグ優勝して、ポケモンマスターへ更に一歩近付きたいのに、この熱い気持ちは何処へぶつければ良いんだよ〜…!」

 

 

 パンジーを責めるつもりなんて特に無いが、それでもサトシは早くジム戦がやりたかった故に、ピカチュウと共に自然と体がポケモンバトルを欲する。

 その時、パンジーにとある名案が閃いた。

 

 

「う〜ん……あっ、そうだわ!その熱い気持ちは、この街のジムである『ミアレジム』にぶつけたらどうかしら」

 

「え、この街にもジムがあるんですか!!?」

 

 

 パンジーの言葉に、先ほどまで落ち込んでいた気持ちが何処かへと行ってしまい、一気に本調子になって明るくなったサトシ。

 

 サトシとパンジーは空港を出て、正面の出入り口の近くに有る観光案内用のマップが表示された看板の所まで行くと、そこでパンジーがこの街のジムの事を説明した。

 

 

「え〜っと…あった!街の中心に有る此処がプリズムタワーよ。このタワーの中にミアレジムが有るわ」

 

「へぇ~、タワーの中にあるのか。ピカチュウ、最初のジムはミアレジムに決まりだ!」

 

「ピィ!」

 

 

 ミアレシティのど真ん中にそびえる巨大な塔「プリズムタワー」

 

 その建物内部にサトシがお目当てのポケモンジムが存在しており、此処なら彼の熱い気持ちをぶつけられるだろうが、同時にこの場でパンジーとは別行動になる。

 

 

「私は別件で取材が有るから、この場で別れる事になるけど、後は貴方達だけで大丈夫かしら?」

 

「はい、なんとかなりますよ!」

 

「ピカ!」

 

「そっか、それじゃあ改めて……

 

 

 

 

 

 

ようこそ、カロス地方へ!

 

 

 少々のトラブルはあったが、パンジーは改めてカロス地方に来たサトシとピカチュウを歓迎する。

 それに対してサトシは、自分達にとって新天地のカロス地方の事を紹介し、そして此処まで連れて来てくれたパンジーに感謝の言葉を送った。

 

 

「ここまでありがとうございます、パンジーさん!」

 

「私の方こそ、貴方と一緒に居て楽しかったわ」

 

「エリ!」

 

「俺もです!」

 

「ピカチュッ!」

 

 

 差し出されたパンジーの右手に、サトシも同じく右手を出して、2人はお互いに握手を交わす。

 カントーに向けてアイリスやデントと共に船旅をしていた彼とミノリ島で出会ったからこそ、道中が非常に楽しくなれた事にパンジーも感謝する。

 

 

「パンジーさん、エリキテル、それじゃあまた何処かで。行くぞ、ピカチュウ!」

 

「ピィカピカチュー!」

 

「気を付けてね」

 

「エリエリ」

 

 

 ピカチュウを肩に乗せて、パンジーとエリキテルに別れを告げたサトシは早速プリズムタワーに向けて全速力で走り出す。

 活気溢れる彼等はあっという間に遠くなっていき、道路の奥へと去っていった。

 

 

「ふふ、元気いっぱいね。頑張れ、チャレンジャー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 パンジーと別れて、空港エリアを出たサトシとピカチュウはミアレシティの街中を元気いっぱいに走る。

 お洒落な街並みは今迄旅してきた他の地方とはまた一味違った雰囲気を醸し出していて、青空に照らされた事でその魅力が一層引き立たせている。

 

 

「わあ~、初めて見るポケモンだ!見ろよピカチュウ、あそこにも、あっちにもいるぞ!」

 

「ビカピカ〜!」

 

 

 道中、街で他の人が連れているポケモンを見掛け、プードルポケモンの「トリミアン」や、こなふきポケモンの「コフキムシ」に、いちりんポケモンの「フラベベ」、更にはよくせいポケモンの「ニャオニクス(♀)」といった、サトシはまだ知らないカロス地方に生息するポケモンを出会った。

 

 

「あっ、今度はデンリュウにチャーレム!マリルリやポポッコ、ペラップだ!あっちにはピチューとライチュウもいるぞ!知っているポケモンもいるんだな〜」

 

「ピ〜カ〜」

 

 

 他にも、今まで旅した地方でも生息しているポケモンにも多く目撃し、このカロス地方にも沢山のポケモンがいる事が実感した。

 

 

 

 

 

「うわっ!?」「あだっ!?」

 

 

 ところが橋に差し掛かったその時、余所見をしていたが故に前を歩いていた1人の人間とぶつかってしまい、サトシの走りが止まる。

 サトシは少しふらついた程度で済んだが、相手側はバランスを崩して転んでしまっており、買い物帰りなのか紙製の袋の中身が出てキズぐずり等が辺りに落ちていた。

 

 

「いってて……」

 

 

 ぶつかって尻餅を付いた相手はサトシよりも数歳ほど年上の青年で、灰色寄りの白髮で外ハネショートウルフの髪型、中性的でちょっと童顔っぽくも整った顔をしており、身長は165cm以上はある。

 着ている服装は、「みかづきのはね」の飾り羽を付けた黒色のバケットハット、上はオレンジ色のシャツと紺色デニムジャケット、下は黒色のジーンズと深紅のブーツを着ていた。

 

 

「ウキャアァ!」

 

「ブ、ブイ…!?」

 

 

 また隣には彼のパートナーであろう、成人男性に匹敵する高さをした大きな個体のかえんポケモン「ゴウカザル」と、やや怯えている表情をした平均サイズのしんかポケモン「イーブイ」がいる。

 

 

「あっ、すみません!余所見していました」

 

「いやこちらこそ…俺も前を見てなかったから……」

 

 

 すぐさま謝罪するサトシだが、青年は別に怒っておらず同じく謝って体を起こすと、落とした物を1つずつ拾い上げていく。

 迷惑をかけてしまったサトシとピカチュウも急いで、彼が落とした物を拾い集めるのを手伝い、丁寧に紙袋に入れ戻すと持ち主の青年に手渡した。

 

 

「い〜よっと……拾ってくれてありがと」

 

「いえ、ぶつかった俺も悪かったですから…。ゴウカザルとイーブイもごめんな、驚かせちゃってさ…」

 

「ウキャウゥ」

 

「ブイ…」

 

「俺の相棒達にも気にかけてくれてありがと。ところで君は、これからポケモンセンターに行くのか?それだと方向が違うけど…」

 

「いえ、俺達これからジムに行くんです!カロス地方で初めてのジム戦だから、ワクワクしてるんです!」

 

「ピーカ」

 

「…そっか、別の地方から挑戦に来たんだな。じゃあ足を止めさせて悪かったよ。俺の事は気にしなくて良いから、リーグに向けてジム戦頑張って」

 

「はい、ありがとうございます!さあ改めて、行くぞピカチュウ!!」

 

「ピッカ!」

 

 

 特に怒りもせずに、寧ろこれからのジム戦を応援してくれる親切な青年に軽く頭を下げると、サトシとピカチュウは再び走り出す。

 もちろん今度はしっかり前を見て、またぶつからない通行人に気を付けながらプリズムタワーへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…彼の目、輝いてたな……」

 

 

 青年は先ほどぶつかってきたサトシの目を見て、思わずそう呟いた。

 シンオウリーグスズラン大会にて、パートナーのポケモン達が死力を尽くしたのにも関わらず、トレーナーである自分が弱かったせいで、相手の最初の1体目に手持ちが全滅されてしまった。

 対戦相手との力の差を思い知らされて心が折れ、その後特に目的も無く各地を放浪する自分とは違って、今のピカチュウを連れた彼は、夢と希望に溢れた瞳をして輝いていた。

 それがとにかく眩しくて、一瞬だけ青年――「テルキ」はその輝きに惹かれそうになり、同時に挫折した自分と比べて気持ちが沈んでしまう。

 

 

「……行こう、ゴウカザル、イーブイ。一度ポケモンセンターに寄ったら、プラターヌ博士の所に預けてるボーマンダを迎えに行かないと」

 

「ゴウカ」

 

「ブイ」

 

 

 気持ちを切り替えて、一旦ポケモンセンターで買った物の荷物整理をした後、手持ちの1体を預けてるプラターヌ研究所に向おうと決めたテルキは、ゴウカザルとイーブイと一緒に歩き出した。

 

 

「それにしても、どっかで見たような顔だったけど……何処で見たんだっけ…?」

 

 

 

 

 

 

《TO BE CONTINUED》

 

 ここまでの冒険を、ポケモンレポートにしっかり書き残した!▼

 




●サトシ(XYの姿)

 約26年間アニポケを支えてきた説明不要の主人公。XYなので各世代のサトシよりも背が高く、耳の上に髪が重なっていて、何より歴代で最も大人びた姿と性格をしている。
 無印におけるお調子者で生意気だった頃がほとんど薄れており、従来の熱い部分は残しつつも終始頼れる兄のような雰囲気を醸し出していて、時に旅の仲間達を引っ張り、そして背中を押してあげる年長者と化している。
 見た目も性格も言動も完全にイケメンとなっているせいで、人やポケモンの為に行動するその姿はめちゃくちゃ格好良く、これはセレナがガチ惚れするのも納得のレベル。

 ……それ故に作者は、次回作のサンムーンにおけるデザイン変更を受け入れるのに、だいたい1話で約10分くらい時間がかかった。



●サトシのピカチュウ

 言わずと知れたピカ様ことサトシのピカチュウ。サトシの手持ちの中で最も古株且つ唯一のでんきタイプで、実力も他のピカチュウとは比べものにならないパワーを秘めており、シンオウリーグでは伝説のポケモンであるラティオスを相討ちで倒した功績も持つ。
 しかし、シリーズの看板ポケモンなだけあって「サトシリセット」の影響を強く受ける事もあり、特にBWではそれが顕著で、ゼクロムのせいででんきタイプの技が一時的に使えなかったとはいえ新人トレーナーのシューティーのツタージャに負けたり、最強技のボルテッカーもエレキボールに変わって火力低下したりと、割と弱体化されていた。


10まんボルト
でんこうせっか
アイアンテール
エレキボール


 また、従来なら新天地に向かう度に手持ちはピカチュウのみ残して、それ以外の手持ちポケモンはオーキド博士の研究所に預けられるのだが、この小説のタイトル通り今回の旅ではもう1体ポケモンを連れている。

 その「彼」の出番は、もう少し先です。







●オリ主設定
名前:テルキ
年齢:14歳半ば
身長:166cm
髪型:外ハネショートウルフ
髪色:灰色寄りの白髪
瞳の色:黒
顔立ち:ゲームのBWの男主人公(トウヤ君)っぽい顔

服装↓
黒色のバケットハット(みかづきのはね(偽物)の飾り羽付)
オレンジシャツ&紺色デニムジャケット
黒色のジーンズ
深紅色のブーツ
深緑色の大容量リュック


【挿絵表示】


 本作のもう1人の主人公ポジであるオリキャラで、シンオウリーグスズラン大会でボロ負けして挫折し、意気消沈してその後は特に目的も無くフィオレ地方、アルミア地方、オブリビア地方を放浪していたが、カロス地方でサトシに出会う。
 因みに彼自身はポケモンと会話出来たりとか、波動が使えるとかの特殊能力は持っていない。

↓手持ちポケモン
1.イーブイ(♀)
2.ゴウカザル(♂)
3.ボーマンダ(まだ名前のみ)
4.?????
5.?????
6.?????



 ポケモンレジェンズZAをプレイしていたら、アニメのXYが懐かしくなって執筆してしまいました。
 また最近再びXYを見返したら、今でも普通に通じる作画の高さに改めてビックリしました。

 もしよろしければ感想を書いてもらえると嬉しいです。

サトシ達のバトル描写、なるべくちゃんと描くべき?(オリ主のバトルは描写します)

  • アニメと同じ部分はダイジェストでも良い
  • アニメと同じでもなるべく描いてほしい
  • 作者におまかせ
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