【里桜高校・グラウンド】
《三人称side》
真人はそう叫ぶと同時に腕をドリル状にして飛ばす。
アリス「くっ…!(速い…!)」
アリスは重力で腕を下に落とすも…
真人「ははは!腕に集中し過ぎ!」
"グサッ"
アリス「グフッ…!(何が…)」
真人の伸ばした足が、アリスの腹部に深々と刺さっていた。
制服から血が滲む。
アリス「グフッ…貴方もですよ…アリスに集中し過ぎです」
アリスは血を吐きながら言う。
真人「はあ?何を言って…はっ!(アイツらはどこ行った!?)」
タタタタッ!ポンッ…ドカーン!!
真人「チッ…!」
真人を銃弾とグレネードの雨が襲う。
それを撃ったのは…
モモイ「アリスに何すんの!」
ミドリ「絶対に許さない…」
ユズ「……」
モモイ達ゲーム開発部だ。ユズは無言だが、その顔には怒りが見える。
ケイは先程の光景を見て思考する。
ケイ「(この男は身体の変形にヘイローが無いのに銃弾を何発も受けてもう回復している…)
ケイは結論を出す。
ケイ「(…人の理解など優に超える、特異的存在…。)」
真人は人が人を憎み恐れた事で生まれた特級呪霊。その能力は『他者と自身の"魂"を操作する』術式、"無為転変"。
その性質上、真人は魂に干渉されない限り不死身。
ただ…今回は相手が悪かった。
アリス「フンッ!」
アリスに引き寄せられ、真人は顔面を殴られるが、直ぐに体勢を立て直す。すると、ケイに肩を狙撃される。
真人「意味無いよ。俺に普通の攻撃なんて…"ブシャ"…え?」
モモイ達の銃撃であまりダメージを受けなかった真人が、二人の攻撃により鼻血が出て来て、貫かれた肩の傷の治りが悪くなる。
これには、真人本人も困惑する。
真人「(…どう言う事だ?魂を攻撃された?)」
真人は黒服からアリスについて聞いた事がある情報と照らし合わせる。
真人「(天童アリスは、前に『鍵』と魂の共生の同じ状態になった事があると!あの白髪の女がその『鍵』!)」
真人が魂へ攻撃が入った理由を理解する。
真人「(この二人は魂の輪郭を知覚している!)やるじゃん。でも、これならどうかな!?」
モモイ「ヒッ!?こっち来た!?」
ミドリ「落ち着いて!迎え撃つよ!」
ユズ「(二人を守らないと…!)」
真人が足を馬のように改造し、モモイ達を触ろうとした。
だが、それを許さない者が二人いた。
??「『澱月』!」
クラゲのようなモノが三人を覆うと、真人は触れなくなる。
その時、真人に突っ込むように殴り掛かるもう一つの影が出て来た。
??「ラアァ!」
真人「ゴブゥ!?(コイツも魂を!?)」
真人を殴った人物…虎杖がモモイ達の無事を確認する。
虎杖「大丈夫か?…お前らの頭のそれ…ヘイロー?それに、その服装…アリスと同じか?」
虎杖の疑問に、モモイが後で話すと言う。
モモイ「いや、それよりも前!前見ようよ!?話はそれからで良いから!」
真人「…やっと本命が来たよ。…それで?順平はそっちに味方するんだ?」
クラゲの式神を召喚した少年——吉野順平は、それに答えず質問する。
順平「…真人さん、一つ質問があります。母さんの近くに"アレ"を置いたのは貴方ですよね?」
真人「そうだと言ったら?」
順平「何で母さんを殺したんだ!?」
真人「えー?死体を見て苦しむ順平が見たいのと、君を駒として使うため!」ウィンク⭐︎
真人の返答を聞き、虎杖も怒りを抑えられない様だ。
…否、もう一人いた。
《アリスside》
ナギさんが…死んだ?昨日初めて会いましたが、
ジュンペイへの愛情は本物でした。
それを…あの呪霊は…!あの呪霊は…!!
《三人称side》
この時、アリスと虎杖の口から出た言葉は今までの言葉が全て嘘かと思う位、冷たく、純粋な
順平・虎杖・アリス「ぶっ殺してやる…!!」
殺意の言葉だった
《ケイside》
あのアリスから聞いた事も無い言葉と共に、3人から
負の感情?の様な激しいオーラが出て来ます。
ケイ「…3人とも、私が援護します。私もアリスが刺されて怒りが抑えられない所でした」
すると、3人は冷静になったのか私の言葉に静かに頷きます。
《虎杖side》
虎杖「順平、その式神で三人を守ってくれ。アリスも…無理はすんな。」
アリス「…大丈夫です、ユウジ。こんなもの、アリスが殺してしまった人達と比べたら怪我じゃないです」
アリス「…行きましょう、ユウジ」
虎杖「…応っ!」
《アリスside》
ユウジとの反撃を開始します。呪霊を引力で壁に叩きつけ、怯んだところを二人で、殴ります。
ユウジが殴って、アリスがスーパーノヴァで殴ります。
抵抗しようとしたら、ケイが狙撃します。
ドゴッ!バゴンッ! ダンッ!!
真人「カハッ…!」
呪霊が壁に寄りかかったら、掴んで殴ろうとします。
"ガシッ!"
"ザシュ!"
アリス「なっ…カハッ…!!」
呪霊が体を変形させてアリスの腹部を何箇所も刺して来ました。
虎杖「アリスッ!!」
順平「天童さん!!」
モモイ「アリスッ!!嫌だよ…!死なないで!!」
ミドリ「アリスちゃん…お願い…死なないで…」
ユズ「アリスちゃん…?」
真人「(これで虎杖の魂を折る!)最期に言い残す事はあるk」
"ドッ!パリッ!ビリイイィィ!!"
アリス「ゴフッ…!『黒閃』…!!」
重傷を負いましたが、後もう直ぐで祓えm
真人「領域展開『自閉円頓裹』」
…は?
領域には、この場にいる全員が巻き込まれました。
その時、悍ましい圧を感じました。
??「呪霊如きが俺の魂に触れるな。不愉快だ」
突如、呪霊の体が斬られました。
これは…スクナの呪力で斬られています。
真人除く全員「!!」
モモイ達の顔には冷や汗が出ています。ユズは気絶寸前までいっています。
“ぱりーん!"
領域が解除され、呪霊は瀕死です。殺すなら…今!
アリスはスーパーノヴァに呪力をフルで注ぎます。
アリス「呪力出力100%…!」
その時、呪霊の体が膨れ上がりました。
アリス「(そんなの…関係ありません…!的が大きくなっただけです…!)
光よっっ!!」
巨大化した呪霊の体を貫きましたが、呪力の霧散が…無い?
周りを見渡すと、排水溝に逃げ込む呪霊がいました。
真人「ばいばあ〜い。楽しかったよ〜」
"どがっしゃーん!!"
ユウジが直ぐに殴りましたが、逃げられてしまいました。
虎杖「クソっ!!」
…アリスが覚えているのここまでです。
【2日後・高専医務室】
《アリスside》
アリス「HPが全回復しました!これで交流会まで間に合います!」
医務室を出ようとした時、扉が開かれます。
モモイ「…あっ!アリス!もう出て良いの?!」
ミドリ「お姉ちゃん静かに…アリスちゃん、歩ける?」
ユズ「うう…初めて会う人でいっぱい…」
ケイ「全く…アリス、行きましょう」
医務室に来たのは、"呪術高専の制服"を装備しているモモイ達でした。
実はあの後、モモイ達が何故か戻れなくなり、五条先生に相談してジュンペイと一緒に入学する事が出来ました。
モモイ「ねえねえ!一年ってアリスとユウジ以外でどんな人がいるの?」
ミドリ「…その人達とこれから会いに行くんだよ。」
ユズ「緊張するなあ…ロッカー無いかな…」
ケイ「モモイは落ち着いてください!ユズも、ロッカーに行こうとしないでください!」
…どんなに打ちのめされようとも、アリスは負けません。
アリスは、勇者で呪術師ですから。
これからの作品もご期待ください。