【呪術高専・グラウンド】
《三人称side》
アリス「さあやって参ります!模擬戦!!実況の天童アリスですっ!!そしてこちらが!」
五条「ええ〜、解説の五条です」
何時も以上にテンションの高いアリスと真面目な雰囲氣を出している五条のコンビが実況席に座っている。
アリス「第一試合はモモイとマキ先輩の試合ですが五条さん、見所はなんでしょうか!?」
五条「そうですね。モモイ選手が真希選手にどれほど動けるか。そこが一番の見所ですね」
遠くから試合に控えている伏黒達が見ている。
伏黒「何やってんだあの二人…。」
ケイ「先生はもう少し大人らしくして欲しいですね…」
伏黒・ケイ「はあ…」
アリス「それでは!第一試合選手入場です!」
モモイと真希が向かい合う。
真希「…なあ、お前、あの緑の猫耳ヘッドホンと双子の姉妹か?」
モモイ「?そうだけど…」
真希「どっちが姉だ?」
モモイ「私だよ!」
真希「…そうか。お前とは仲良くなれそうだ。…話の続きは試合の後だ」
アリス「スタートッ!」
モモイが突っ込む。真希は木刀を使い素早く突いて迎撃しようとする。
"シュッ!"
モモイの顔面に当たる…と思った瞬間!
"スッ"
モモイが体勢を低くし顔面の上に木刀を滑らせ、真希に向かう。
これには、試合を観ている全員に衝撃が走る。
パンダ「今の攻撃を避けれる奴なんて殆どいないぞ…!?」
狗巻「しゃけしゃけ」
アリス「モモイ選手っ!すごいっ!五条さん!これはモモイ選手本人の反射神経でしょうか!?」
五条「いいえ、これはモモイ選手の術式によるものですね。彼女の術式は初見で見破るのは無理ですね。真希選手の勘頼りになります」
"ドガッ!バシッ!ゴッ!ドガッ!バシッ!ゴッ!"
腹部に力を込めて殴る、スピードを意識して殴る、頭への打撃…それをモモイが凄まじい程の攻撃をする。
しかし、真希は殆ど抵抗が出来ていない。
それもその筈、彼女の視界では…
〈1秒以内にBボタンを押して反撃しよう!〉や
〈レバガチャをして脱出!〉等の指示が視界がスローモーションになると同時に流れている。
真希「(ああ〜クソッ!意味分かんねえ!)」
一方モモイの視界には…
木刀の突きを避ける時に〈Yボタンを押して回避!〉
現在は〈A、B、Xボタンの順に押してラッシュチャンス!〉と真希と同様に視界がスローモーションになると指示が流れる。
モモイ「(ふふん♪マキ先輩戸惑ってる!それもそっか!いきなりQTEやらされてるんだから!相手は脳内に事前にコントローラーなんて作んないから、QTEやるのは不可能だし、これは勝った!)」
その時、モモイの動きが急に止まる。
モモイ「え…?」
目の前には木刀を振りかぶっている真希が。
真希「お前の術式、QTEを自分と相手に発生させるんだろ?脳内にコントローラーを作って操作する。お前のよく考えてない表情と視界に出てくる表示を見てようやく気づいたよ」
モモイ「この…チーたっ!(横カメラ)たっ!(正面カメラ)たっ!(背面カメラ)たっ!(頭上カメラ)」
モモイが頭に木刀を喰らい気絶する。
真希「…悪い、聴こえなかった。もう一回言ってくれ」
アリス「勝者、マキ選手〜!!」
五条「いや〜モモイ選手、慢心していたのか、舐めプなのかは分かりませんが、QTE以外にも出来ることがあったのに勿体無いですね」
アリス「ご意見ありがとうございます!と言う事で、第二試合はミドリとメグミの試合ですが、五条さん、こちらも見所はなんでしょうか?」
五条「恵選手がミドリ選手の攻撃を予測できるかでしょうか。もしかしたら恵選手はミドリ選手の術式に直ぐに気づくでしょう」
アリス「成程…。両選手、慢心しないと思うので激戦を期待したいです!それでは選手入場です!」
伏黒とミドリ、既に戦う準備が出来ている。
伏黒「…ミドリ、で良いんだな?」
ミドリ「うん、才羽呼びだとお姉ちゃんも反応しちゃうから、下の名前で呼んで。…それで、どうしたの?」
伏黒「天童—–アリスがお前らに会いたがっていたから、終わった後一緒にいてやれ」
伏黒が影絵を作りながら言う。
ミドリもまた、タブレット型の呪具を出しながら答える。
ミドリ「…そうだね。始めようか」
伏黒「『玉犬・渾』!」
アリス「おおっと!メグミ選手!狼の様な式神を召喚した!五条さん、あれは何でしょうか!?」
五条「前に破壊された白の玉犬を引き継いだ黒の玉犬でしょう。あの爪に注意したいですね」
ミドリがタブレットに呪力を篭める。
ミドリ「…出てきて、デスお姉ちゃん」
??「FATALITY…」
両手に包丁を持ったモモイのようなモノが出てくる。
五条「ちょっと待ったー!!「FA!?」駄目でしょ!包丁持っちゃ!持つならはい!木刀!」
五条が実況席から移動して、モモイ?に木刀を二本渡す。
モモイ?「FA、FATALITY…?(あ、ありがとう…?)」
五条「失礼しました。始めてください」
ミドリがタブレットとタッチペンを使い何かをしている。
伏黒がそれに気づいて止めようとする。
伏黒「玉犬!ミドリを止めろ!」
"ガアアアァァァァ!!"
だかそれをモモイ?が足止めする。
モモイ?「FAFA!FATALITY…!!(しっしっ!わんこは飼い主の所へ戻りな!!)」
伏黒「くっ…!(やられた…!この式神はただの足止め…!本当の狙いは…!)」
ミドリ「領域展開『万象画獄{ばんしょうがごく}』」
そうミドリが言った瞬間、辺りにキャンパスが大量にある空間になる。
アリス「ミドリ選手!ここで領域展開だっ!五条さん!これはどう言う事でしょうか!?」
五条「ミドリの術式は、デフォで領域が組み込まれた珍しい術式です。それに気づいた彼女は、2日間で練習をし続けコツを覚えたのでしょう」
アリス「…外からは中の様子は見れないですが、待ちましょう!」
《解説》
ミドリの術式は、タブレット型の呪具に絵を描く事でそれを現実に出す。
更にタブレットである為に、絵の保存をしていつでも出せる様にしている。
ただし、領域を展開する際、弱点もある
1.呪具が無いと領域が展開不可能になる。
2.領域の絵を描くため、隙がある。
3.領域を展開する時は、毎回領域を描かなければならない。
これらには事前に式神を出す事で足止めをしてもらう事で補っている。
【領域内部】
《三人称side》
伏黒「(どうする…。玉犬でミドリを攻撃するか、鵺で気絶させるしか方法は…)」
その時、キャンパスに玉犬・渾の絵と別のキャンパスに鵺の絵が描かれる。
絵の情報がミドリに届いたのか、ミドリは徐に影絵を作り…
ミドリ「『玉犬・渾』、『鵺』」
伏黒が考えていた二体の式神を召喚した。
伏黒「(どう言う事だ…!?俺の術式を模倣した…!?…考えろ。打開策はある筈だ…)」
"ヒョオオオォォ!!(バリ!ビリビリ!)"
ミドリの出した鵺が電気を帯びながら伏黒へ向かう。
伏黒が必死に避ける。
伏黒「(こんな状況になったら虎杖はどうしてた…!勝てないと分かっていたも立ち向かっていた…!)やってや…は?」
キャンパスには虎杖の絵が描かれていた。
ミドリの近くに虎杖そっくりの式神が現れる。
ミドリ「…メグミ君を気絶させて」
ミドリが指示を出すと、虎杖?は伏黒の顔面を殴り、一発で意識を刈り取った。
ミドリの領域が消える。すると、玉犬・渾と鵺、虎杖は消えていた。
アリス「勝者、ミドリ選手〜!!」
五条「ミドリ選手の容赦の無さで負けてしまいましたね〜」
ミドリ「…デスお姉ちゃん、メグミ君を運んで」
モモイ?「FATALITY…!(ラジャー)」
アリス「お次はユズとパンダ先輩のマッチです!」
【おまけ】
モモイによるデスモモイの使い方
《モモイside》
お腹空いたなあ…料理するのも面倒くさいし、買いに行くのも面倒くさいし…あっ、そうだ!
モモイ「ねえ、ミドリ!デスの私出して!」
ミドリ「良いけど…また何か作らせるの?」
デスモモイ「FATALITY…」
モモイ「ねえねえ!デスの私!5人分のラーメン作って!」
デスモモイ「FA!?…FATALITY…(また!?…ちょっと待ってろ…)」
【5分後】
デスモモイ「FATALITY…(お待ちどうさん)」
やっぱりデスの私って料理凄い速くて助かる〜!
"ズズッ"
モモイ「ん〜!美味ひ〜!」
ミドリ「…普段料理しない私達にとっては助かるね」
ユズ「美味しい…!」
アリス「デスモモイの作るご飯はどれも美味しいです!」
ケイ「…これも偶には良いですね」
デスモモイ「FA、FATALITY…///(て、照れるな〜)」
この後の家事も面倒くさいな〜。
モモイ「デスの私!この後の家事、全部よろしくねっ!」
デスモモイ「FA…FA…FATALITY〜!!(調子に乗るな〜!!)」
"タッタッタ!
モモイ「うわ〜ん!ごめんなさ〜い!!」
やばいやばい!怒らせちゃった!
…あっ!メグミ達が前に!
モモイ「メグミ〜!ノバラ〜!助けて〜!!(泣)」
伏黒「…どうする?」
釘崎「どうせ、何時もの家事押し付けて怒らせたんでしょ。自業自得よ。無視しましょ」
伏黒「…そうだな」
"スッ"
モモイ「うわ〜ん!!無視しないで〜!!」
こうして、日常はつづく
モモイファンの方、瞬殺させてしまいすみません。