祓魔の徒、カードゲームで異世界を救った~銀髪美女になってるらしいが聖刻の力が使えるなら関係ありませーん、ってカードゲーム中は使えないのかよ!~   作:荒咲 木綿

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■第5ターン終了時
~~~~~~状況~~~~~~
・フロース
コスト上限:3
ライフ:7  手札:7(うち3枚は『テンピレオ』)

場:『アンペリチ』3/1
『テンピレオ』8/1
―――――――――――――
場:なし

ライフ:6  手札:6(うち2枚は『アルマース』)
コスト上限:2
・野郎
~~~~~~状況~~~~~~


第3話 テメェの手札は雑魚カードばかり!

■第6ターン(野郎)

野郎:手札 6 → 7

コスト上限 2 → 3

 

 

「俺様のターン! ヒャハハハ、さあ行くぜェ! 俺様は『勇猛なる隊長 レアダーツ』を召喚して起動効果!」

 

 

~~~~~~~~~~~~

『勇猛なる隊長 レアダーツ』

コスト:3  色:赤

種別:ピース(アルター)

パワー/ライフ:12/2

 

効果:

【起動①】手札のイノセントピース1枚のコスト-1する。

【永続】自分の場の『無垢なる勇気 アルマース』のパワー+8する。

~~~~~~~~~~~~

 

 

「これは……なかなか……」

 

 

 野郎は手札の『アルマース』のコストを下げ、ノーコストで召喚した。

 その『アルマース』は、さらに『レアダーツ』の効果でパワー16まで上昇する。

 

 

「バトル! 2体で雑魚を粉砕! ターンエンド!」

 

 

~~~~~~状況~~~~~~

・フロース

コスト上限:3

ライフ:7  手札:7(うち3枚は『テンピレオ』)

 

場:なし

―――――――――――――

場:『レアダーツ』9/2

『アルマース』8/1

 

ライフ:6  手札:5(うち1枚は『アルマース』)

コスト上限:3

・野郎

~~~~~~状況~~~~~~

 

 

■第7ターン(フロース)

フロース:手札 7 → 8

コスト上限 3 → 4

 

 

「私のターン!」

 

 

 ちょっとマズいな。

 このターンのうちに『レアダーツ』を倒せないと、次のターンにはまた0コストでパワー16の『アルマース』が出される。

 つまり俺は、このターンでパワー9以上とパワー12以上を召喚したいってことか?

 

 ……いや。

 違う。前のターンに引いたカードを思い出せ。

 俺は2コストでパワー9以上が出せればいいんだ。

 オーケー、それならできる。

 

 

「私は『テンピレオ』を2体召喚し――その2体を戻して《転生召喚》! 現れろ、『羽撃く力 セントピエ』!」

 

 

~~~~~~~~~~~~

『羽撃く力 セントピエ』

コスト:4  色:黄

種別:ピース(アルター)

パワー/ライフ:10/2

 

効果:

《転生召喚:2》

【召喚時】コスト2以下のピース1体を手札に戻す。

~~~~~~~~~~~~

 

 

「召喚時効果! 貴様の『アルマース』を手札に戻す!」

 

「なにィ!?」

 

「さらにもう一度『テンピレオ』を召喚し、コマンドカード『“致命攻撃”の刻印』を発動!」

 

 

 対象は――どうやら相手も選べるらしいが、ここは『テンピレオ』だ。

 効果が書き換えられ――カード種別も変わった。

 

 

~~~~~~~~~~~~

『無垢なる双翼 テンピレオ』

コスト:1  色:黄

種別:ピース(イノセント → スティグマ)

パワー/ライフ:8/1

 

効果:

《致命攻撃》

~~~~~~~~~~~~

 

 

「バトル!『セントピエ』→『テンピレオ』の順で攻撃!『レアダーツ』突破!」

 

「ぐぅっ!?」

 

 

~~~~~~状況~~~~~~

・フロース

コスト上限:4

ライフ:7  手札:5(うち2枚は『テンピレオ』)

 

場:『セントピエ』1/2

―――――――――――――

場:なし

 

ライフ:6  手札:6(うち2枚は『アルマース』)

コスト上限:3

・野郎

~~~~~~状況~~~~~~

 

 

■第8ターン(野郎)

野郎:手札 6 → 7

コスト上限 3 → 4

 

 

 ドローしたカードを見て、野郎は薄汚い笑い声を上げる。

 

 

「ヒャハハハッ! 俺様、運良すぎ~~~?『果敢な指揮官 ダイレーク』を召喚して、プレイ『結集する勇気』ィ!」

 

 

~~~~~~~~~~~~

『果敢な指揮官 ダイレーク』

コスト:3  色:赤

種別:ピース(アルター)

パワー/ライフ:10/3

 

効果:

【永続】手札の赤のイノセントピースのコスト-1する。

~~~~~~~~~~~~

 

 

「なっ……」

 

 

 オーケー……。

 全然オーケーじゃないが、わかってきたぜ。

 赤のテーマは、コスト軽減ってワケだ。

『結集する勇気』で『アルマース』があと3枚、野郎の手札に入る。

 

 合計枚数は――。

 

 

「俺様は5体の『アルマース』をノーコストで召喚!」

 

 

 本当に、さっきのターンで『レアダーツ』を倒しておいてよかった。

 それでも状況はかなり悪い。

 

 

「バトルだ! 6体のピースで攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃ィ!」

 

 

~~~~~~状況~~~~~~

・フロース

コスト上限:4

ライフ:3  手札:5(うち2枚は『テンピレオ』)

 

場:なし

―――――――――――――

場:『ダイレーク』10/2

『アルマース』7/1

『アルマース』8/1 ×4

 

ライフ:6  手札:3

コスト上限:4

・野郎

~~~~~~状況~~~~~~

 

 

■第9ターン

フロース:手札 5 → 6

コスト上限 4 → 5

 

 

「うわあ!? どうしようどうしよう!?」

 

「慌てるな少年。このドローで、打開策を引けばいいだけだ――!」

 

 

 ドローも、ワンタップでできるんだが。

 自然と俺は、フリックしていた。

 力を籠めて。勢いよく。

 

 カードが手札に加わる。

 

 

「これなら――! 私は『生まれし双翼』を発動!」

 

 

~~~~~~~~~~~~

『生まれし双翼』

コスト:1 色:黄

種別:コマンド

 

効果:

【起動】『無垢なる双翼 テンピレオ』2枚までを場に行動済み状態で生成する。

~~~~~~~~~~~~

 

 

「そして生まれた『テンピレオ』2体を戻し、もう一度《転生召喚》!『セントピエ』!『アルマース』を手札に!」

 

「まだ『アルマース』は4体もいるぜ!」

 

「言われなくても! 続けて『連撃の翼 ラプストン』と戻した『テンピレオ』を召喚!」

 

 

~~~~~~~~~~~~

『連撃の翼 ラプストン』

コスト:3  色:黄

種別:ピース(アルター)

パワー/ライフ:18/2

 

効果:

【勝利時】自分の場のイノセントピース1体を手札に戻し、もう一度攻撃する。

~~~~~~~~~~~~

 

 

 これでコストは使い切った。

 けど、『アルマース』だけならすべて倒せる。

 オーケー、ということにしたい。

 

 

「バトルだ! まずは『テンピレオ』で、パワー7の『アルマース』を攻撃! そして『ラプストン』で『アルマース』を攻撃し、効果! パワー1で生き残った『テンピレオ』を手札に戻し、『アルマース』に追加攻撃! 最後に『セントピエ』でも『アルマース』を破壊し、ターンエンド!」

 

 

~~~~~~状況~~~~~~

・フロース

コスト上限:5

ライフ:3  手札:4(うち3枚は『テンピレオ』)

 

場:『セントピエ』2/2

『ラプストン』2/2

―――――――――――――

場:『ダイレーク』10/2

 

ライフ:6  手札:4(うち1枚は『アルマース』)

コスト上限:4

・野郎

~~~~~~状況~~~~~~

 

 

■第10ターン(野郎)

野郎:手札 4 → 5

コスト上限 4 → 5

 

 

 どうにかアタッカーの数は減らしたが、まだ『ダイレーク』が残っている。

 プレイヤーへの攻撃を受ければ、俺の残りライフは2だ。

 

 コスト5点で、果たして俺の壁を越えてくるのか。

 少年が不安そうに、俺の服の裾を握り締めている。

 

 ドント・ウォーリー、少年。

 このターンを耐えれば、まだ可能性はある。

 

 

「俺様は、『溢れる勇気 マーブレーク』を召喚するぜ」

 

 

~~~~~~~~~~~~

『溢れる勇気 マーブレーク』

コスト:4  色:赤

種別:ピース(アルター)

パワー/ライフ:25/1

 

効果:

【勝利時】「生成」を行い、生成カードのコスト-1する。

~~~~~~~~~~~~

 

 

 パワーは高い……が、コストは4だ。

 これで残り1コスト。

 

 

「ノーコストで『アルマース』を出して、一旦バトルだな。『アルマース』で『ラプストン』を攻撃、ライフ1削るぜ。その後『マーブレーク』で追撃し撃破! 勝利時効果で――俺様も『生成』だァ!」

 

 

 野郎の胸の中心から、赤い光が漏れる。

 その中に手を突っ込んで、野郎は一枚のカードを胸から搔き出した。

 

 

「来たぜ『アルマース』! 召喚して『セントピエ』を攻撃! おやァ、おやおやァ……?」

 

 

 野郎がさらにニヤついた顔をする。

 嫌な予感だ。

 

 

「俺様も『生成』の仕方、わかっちゃったかもねェ~~~!!!」

 

 

 残りの1コストが、『アルマース』に変わる。

『ダイレーク』の永続効果でコストは0だ。

 

 

「さらなる『アルマース』を召っ、喚! ヒャハハハ!『ダイレーク』で『セントピエ』を倒して、『アルマース』でプレイヤーを攻撃ィ! 気持ちイイぜェ!!!」

 

 

~~~~~~状況~~~~~~

・フロース

コスト上限:5

ライフ:2  手札:4(うち3枚は『テンピレオ』)

 

場:なし

―――――――――――――

場:『ダイレーク』10/1

『マーブレーク』7/1

『アルマース』6/1 ×2

 

ライフ:6  手札:3

コスト上限:5

・野郎

~~~~~~状況~~~~~~

 

 

「テメェの手札は雑魚カードばかり! さっさと負けを認めたらどうだ!?」

 

 

 確かに俺の手札の3/4は1コスバニラカード。

 だが。

 俺の手札には、《転生召喚:5》のカードがある。

 

 あのカードさえ引ければ。

 

 

「……それはどうかな?」




今話序盤、フロースと野郎は1回ずつプレミしています。
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