魔法少女あまた☆マギカ   作:星屑アマタ

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はじめまして、星屑アマタと申します。
私のプロフィールを見ていただければ分かるかと思いますが、元々は数年前に『にじファン』と呼ばれるサイトでnaonaoという名のPNで駄文の執筆を行っておりました。
にじファンと聞いてピンッと来る方は今はどれくらい居られるのかは分かりませんが、著作権云々の一件で2年前くらいに閉鎖したところです。
私は閉鎖と同時に二次創作活動から身の方を引いておりましたが、先月にPCのデータ整理をしていたら当時執筆していた作品が発掘され、折角なのでこちらで公開させて戴くことにしました。
既にこちらの作品は完結しており、修正などは特にせずに投稿するつもりですので以下の点がダメな方はご遠慮していただければ助かります。

・アニメが放送と同時に執筆しているため何点か原作と矛盾点があります
・アニメ放送中や後に雑誌などで公開された情報と辻褄合わせをするため、無理やり展開を持っていくことがあります
・アニメ放映時にさやかがあまり好きでは無かったので若干扱いが酷い……でも、後に好きになってるので扱いは最終的には改善されます
・三点リーダーやスペースといった文章の書き方ルールが途中で変わります
・物語を書くのが下手ですし、誤字脱字が多々あるかと思います
・オリキャラ出ます
・若干原作キャラが壊れることがありますし、口調が変なことがあります

それでも良いよという方のみ見ていただければ幸いです。
また、先ほども書きましたが既に作品自体は完結(本編のみですが)しておりますので1日に1話ペースくらいで投稿させて戴きます。


一話眼 これが新しい魔法少女だよ

願い事を何でも叶えてくれると言われたら、貴方は何を御願いしますか♪

 

億万長者になりたい?

 

それとも、モテモテの美少女になりたい?

 

はたまた、世界を統べる王になりたい?

 

やっぱり、色々な御願い事が思い浮かびますよね♪

十人十色、人によって心に思い浮かべる願い事は異なる筈です。

当然、私にも叶えたい願い事があります。

 

それはね♪

 

目が欲しいの・・・

 

私には生まれながら眼球がないの・・・常に暗い闇しか見る事しか出来ないの・・・

 

だから、私は毎日神様に御願いしたんです。

 

目が欲しい・・・御母さんが何時も話してくれる世界を見てみたいの・・・

黒色以外の色を見てみたいの・・・

 

「神様、御願い・・・私の御願いを叶えて・・・目を頂戴・・・」

 

部屋からは音一つしないので、私はぼやく。

母親や父親が居れば、間違い無く心配や悲しませるのは確かなので、私一人の時にしか言わない呪詛(おねがい)。

だけど、この日・・・私の14歳の誕生日の日は違った・・・

 

「叶えてあげよっか?その代わり、僕と契約して魔法少女になってよ!!」

 

悪魔の声が返って来たのだ・・・

その日から、私の空洞には綺麗な綺麗な水晶玉で埋まり、綺麗な色を見る事が出来たの♪

だけど、また新しい物を失っちゃった・・・

 

先ずは両親・・・私の空っぽの窪みに突如現れた眼球に、近所が大騒ぎし始めたのだ。

挙句の果てには、最近行方不明になった子供の眼球を私に移植したとか云う噂まで出始めたのだ・・・

毎日の様に家には石が投げ込まれ、遂に耐えきれなくなった両親が首を吊った・・・

 

次に失ったのは平和・・・

キュウべえと呼ばれるフェレットの様な、謎の生命体(あくま)に願いを叶えて貰った代償として、魔女と呼ばれる異形の物体を討伐しなくてはならなくなったのだ・・・

 

そして、現に今も・・・

 

 

 

―――魔法少女あまた☆マギカ―――

 

 

 

始まります・・・

 

 

 

辺り一面が綺麗な青色で、地面には空き缶や空き瓶、大量のプラスチックゴミ等が沢山転がっている。

そして目の前には、全身に黄色のギザギザした模様が入っている魚。

大きさは、人の子供大。そして、その周りには、取り巻きであるオタマジャクシの様な生物が無数に集まっている。

 

「魂之眼球(オプタラム・アニマ)!!」

 

私の叫び声とともに、宙に無数の眼球が出現する。

これが私の魔法・・・

『見る事を御願いした』結果がこの魔法である。

この無数の眼球に映った物は、全て私の目で見たと同様に脳内で処理される。

 

私が今迄以上の苦痛を感じるようになった全ての元凶であるキュウべえ曰く、魔法少女になる際に叶えて貰った願い事によって、その魔法少女の使う魔法の方向(ベクトル)が決定するらしい。

例えば、他人の傷を癒したい等の願いの場合は治癒能力に優れる魔法少女になり、時間を巻き戻してやり直したいという願いなら時間操作の魔法少女が誕生する。

私の場合は、色を見る為の眼球が欲しいと願ったので、この様な魔法を扱う魔法少女になったらしい。

360度全方位を把握し一切の隙を作らない事も出来るし、眼球だけを別の場所に飛ばして探索する事も出来る。

この眼球は攻撃されて破壊されても、術者である私には一切のダメージが生じないので、私は魔女の張った結界に侵入する際には必ずと言って良いほど、この魔法で探索をしてから入るようにしている。

 

今回の場合は、魔女の使い魔であるオタマジャクシの数が非常に多いので、何時もより多くの眼球を召喚する。

私の白色のソウルジェムが少し穢れを見せるが、ちっとも私は気にしない・・・

こいつを倒せば、グリーフシードが手に入り、私のソウルジェムの穢れを浄化できるからである。

 

「それじゃ、始めますか・・・」

 

刹那、私と魔女の使い魔は動く・・・

敵の膨大な数は私の力の前には相性が非常に悪い。

私を倒すのであれば、少数精鋭の方が圧倒的に有利に運べる。

 

両腰のフォルダーに入れられた銃を両手に持ち、迫り来る使い魔へと銃口を向けて撃つ。

何匹かは、私の死角を狙って襲って来ているが、私の能力の前には意味なく、簡単に認識されて、足の太腿に装着された魔法少女の意思によってトリガーが引かれて発射される念動銃によって、銃弾の餌食と化す。

使い魔に銃弾が当たると、使い魔のオタマジャクシは丸い体を風船のように膨張させて破裂する。

その際に盛大な血しぶきを上げて、私の純白の衣装を深紅に染め上げる。

その度に私の心には狂気が湧き上がる。

 

殺して殺して殺しまくる!!

 

使い魔の数をある程度減らしたら、そのまま宙に滞空し、銃口を魔女の魚へと向ける。

 

「私の為に死になさい♪」

 

両手にしっかりと握られてる拳銃のトリガーを引く。

銃口より発射された二発の銃弾は魔女の頭に的確にめり込み、魔女の体を爆発させる。

魔女が死ぬと同時に、まだ半分は居た魔女の使い魔が消滅し、次に空間が揺らぎ始める。

これは、魔女が死んだ事によって結界が崩壊している事を意味しているのだ♪

つまり、私の勝ちって事だね♪

 

辺りが本来私達が過ごしている空間に戻ると、私は数メートル先に転がっている黒い宝石の様な物を拾いに歩を進める。

この黒い宝石はグリーフシードと呼ばれる魔女の卵である。

魔女の卵と聞くと、一見危険そうなイメージが思い浮かぶであろうが、これは私達魔法少女にとっては非常に大切なアーティファクトである。

これを使う事によって、ソウルジェムの汚れを浄化することができ、それによって私達魔法少女は再び自由に魔法を使うことができるようになるのだ。

 

あっ、そうそう♪

 

私の敵だった魔法少女がソウルジェムの汚れを全く気にせずに魔法を使ってたら、魔女になっちゃったんだよ!!

いや~、私も以前はあまり気にしてなかったけど、あれ以降はちゃんと手に入れるようにしてるのだよ♪

あと、魔女の結界内はその人の心情風景が影響してるらしいんだ♪

だから、さっきの魔女の結界で簡単に説明すると、さっきの魔女になった魔法少女は生前に海に関係する人間だった。

次に、ゴミが海底に捨てられていたので、海底に捨てられたゴミに何かしら思いが有った。

う~ん・・・まぁ、アレだよ?

今話題の海人(うみんちゅ)って奴だよ~♪

 

つうか、キュウべえの野郎・・・契約前や後にこういう大切な事を言えよな・・・

 

あぁ~、また頭に来始めた・・・次会ったらハチの巣にしてやるし!!

魔法少女の事を一切説明せずに、契約を持ちかけて来たあの悪徳商法野郎(あくま)め・・・

 

「やぁ、御疲れ様♪」

 

とか何とか思っていたら、神出鬼没な奴は姿を現して、私の目の前に転がっているグリーフシードに体を乗っけて、ムカつく声で私に話しかけてくる。

 

なので、取り敢えず撃ち殺す事にしました♪

 

「うわっ、怖いなぁ~!!僕を殺す気ぃ!?」

 

運悪くも私の一撃をキュウべえは回避し、私に怒鳴り返してくる。

ただ、この不思議生命体(あくま)は表情を一切変化させないので、声が怒鳴っていても怒ってるようには感じられない。

 

「うん♪」

 

そして、悪魔(キュウべえ)にも負けない飛びっきりの笑顔で返す。

つまり、無表情よりちょっとマシな笑顔ってことです♪

 

「即答かい・・・まぁ、良いや・・・」

 

良いのかよ・・・

 

「君に御願いが有るんだ」

 

「何?」

 

「いや、実はね♪鹿目まどかって少女に魔法少女になるように頼んで欲しいんだ♪」

 

「成程・・・つまり、全力全開でアンタを止めろって事ね?大丈夫、一人で悩まなくて良いよ?私が居れば、もう怖くないよ?さぁ、私に頭を向けてちょうだいな♪」

 

「うわぁ~、違う違うよ!!僕を止めるんじゃなくて、まどかを勧誘して欲しいんだよ」

 

「勿論、却下に決まってるでしょ?こんな呪われた力なんて、私達だけで十分なのよ・・・それに、魔法少女の行きつく果てに関しては分かってんのよ・・・」

 

「う~ん、そっか・・・じゃあ、僕だけで頑張る事にするよ。あっ、そうそう。アマタは、マミって魔法少女を知ってるだろ?」

 

アマタは私の名前であり、マミとは巴(ともえ)マミさん。

私と同じで魔法少女であり、私が魔法少女になったばかりの時に、私の命を助けてくれた魔法少女である。

彼女の単発マスケット銃の乱撃が、今でも私を魅了しており、私が戦闘武器の一つとしマスケット銃も扱う事を決めるきっかけとなった魔法少女だ。

 

「巴マミさんでしょ。私の命の恩人よ?知らないわけがないでしょ?」

 

「そうそう。でね、彼女なんだけど・・・魔女との戦いで負けて死んじゃったんだ♪」

 

その悪魔の言葉に、私は手に持つ銃を落とし、目の焦点が定まらなくなる。

キュウべえは、こちらが聞くまでは一切真実を喋らないが、嘘は言わない事を知っている。

それに、魔法少女が死んだなんて嘘を、魔法少女を生み出す存在である彼が吐く必要が有る訳がない・・・

 

「何でマミが死んだか分かるかい?彼女はまどかによって孤独を克服したからだよ?」

 

言ってる意味がさっぱり分からない。

孤独を克服したから何だと云うのだろうか?

それが、マミさんの死へ直結するのかが私には理解できない。

 

「貴方の言ってる意味が分からないわ」

 

「そうだねぇ。分かりやすく言うと、孤独を克服した事によって、心に余裕が発生したんだ。それがマミの隙だったんだよ♪だから、彼女は魔女にその隙を突かれて殺されたんだ♪アマタは気をつけてね♪」

 

「召喚(アデアット)!!」

 

私の右手付近の空間が一気にねじ曲がり、腕と巨大なマスケット銃が一体化する。

銃口を向ける先は当然ムカツク顔をした悪魔である。

 

「あれ、怒ってるのかな?」

 

「当り前でしょ?貴方はマミさんの事を馬鹿にしたからね・・・」

 

「僕は馬鹿になんかして無いよ?彼女は僕にとって大切な手駒(まほうしょうじょ)だっ―――」

 

「ティロ・フィナーレっ!!」

 

弾丸を発射する。

弾丸はキュウべえに着弾すると同時、彼の体をグリーフシード諸共、木端微塵に粉砕する。

 

さて、キュウべえを粉微塵にした事で、私の気分も少し満足。

でも、やっぱり心の何処かにポッカリ開いた部分までは満たしてはくれない。

だが、その代わりと言っては何だが、私に鹿目まどかに対する興味が湧く・・・

 

「鹿目まどか・・・どんな子かしら?」

 

ちょっと、見てみようかな・・・

 

私は自身の好奇心を満たすためと、心に空いた穴を紛らわせるために燦々とお天道様に照らされる街を南へと歩き始めたのだが・・・

 

と~ころがどっこい!!

 

さて、皆さんに質問です♪

 

私は大事な事を一つ忘れてました♪

 

さて、それは何でしょう?

 

①鹿目まどかの顔を知らない♪

②鹿目まどかの居場所を知らない♪

③グリーフシードを破壊しちゃったこと♪

 

さぁ、ど~れだ?

 

答えは全部だよ♪

 

正解した君には、おめでと~の拍手♪

ハズレた君には、キュウべえとの契約権をあげようじゃないか♪

えっ、俺は男だから無理だって?

じゃあ、そんな君は女装でもして契約してみなよ♪

もしかしたら、キュウべえが契約してくれるかもよ♪

 

「そんな訳無いに決まってるだろ・・・」

 

ちっ、現れたな・・・

 

「ねぇねぇ、あと貴方の代わりは何体居るの?」

 

キュウべえという生物は、何度殺しても記憶を共有した全く同じの個体が出現し、魔法少女を製造し続ける。

一度、奴の寝床に侵入して、ホウ酸団子をばら撒いたり、ゴキジェットをぶっかけてやりたいよ!!

台所の黒い悪魔と双璧をなす、この白い悪魔をね♪

 

「う~ん、無限とも言えるかな?僕の代わりは幾らでも居るからね♪」

 

「ふ~ん・・・じゃあ、ストレス発散したい時はキュウべえ嬲りでOKだね♪」

 

「一応は記憶等が別の個体にも伝達されるから、止めて欲しいかな・・・当然、痛覚も伝達されるわけだし」

 

「じゃあ、是非とも殺そう!!これから、毎日キュウべえを殺そうヨ!!」

 

私は可愛らしく両の手をぎゅっと握りしめて、胸の前で軽くシェイクする。

 

「そんな満面の笑顔で物騒な事を言わないで欲しいよ。これだから君は困る」

 

アンタの方がもっと困るし、アンタに困ると言われれば本望だよ。

なんて、言葉を私は飲み込む。

正確には言わなくてもこいつには伝わってると判断したからなのだが・・・

 

「まぁ、良いや♪丁度良い時に出没したわね♪貴方のエンカウント率がスライム並みで良かったわ♪」

 

まぁ、逃げる速さはメタルスライム並みだけどね♪

うふふふ、これで討伐したら希少道具(グリーフシード)を落としてくれるなら、色々と面白そうなんだけどな~♪

 

「で、僕に何か用かい?」

 

「鹿目まどかの居場所を教えなさい」

 

「まどかに魔法少女になるように頼んでくれる気になったのかい?」

 

表情変化は乏しいが、声の上がり方より、キュウべえが喜んでいるのは確かであるが。

ところがギッチョンパ!!アンタの御願いを誰が聞いてやるもんですかい♪

 

「いや、ちょっと興味が湧いただけよ。もし、ムカつく様な人間なら、無理矢理アンタに御願いを言わせて、魔法少女に仕立ててあげるわ」

 

「分かったよ。じゃあ、取り敢えず僕について来て♪まどかの居る場所まで案内してあげるよ♪」

 

「御願いするわ♪」

 

キュウべえは私の肩に乗るや否や、耳元でカーナビよろしく道案内を開始する。

そういえば、最近のカーナビはアニメの声優さんの声の奴が有るらしいね♪

まぁ、間違いなくこいつの声でやった日には、運転手及び乗客の末路は事故死OR契約しかなさそうだけどね♪

 

さて、鹿目まどかの元に向かう最中にスクリーンの向こうの皆さんには私の魔法について更に詳しく話しておこうかな♪

あっはっは、メタ発言はアウトとか思っちゃった?

じゃあ、これは私の独り言って事で済まして頂戴♪

 

私の能力の一つ目が無数の眼球による広範囲認識能力。

そして、二つ目が拳銃召喚。

そんで三つ目がマミさんの必殺技『ティロ・フィナーレ』を私風にアレンジした砲撃。

で、今回紹介するのが四つ目こと最後の能力です♪

 

使い魔召喚と呼ばれる能力。

魔女になる前の魔法少女がこの能力を開花させるのは、キュウべえ曰く非常に希少(レア)らしい。

私としては、魔女が使えるのだから魔法少女が使えて何が可笑しいとか思っちゃってるんだけどね♪

私の召喚するのは口に眼球を咥えた烏である♪

烏自体には戦闘能力は無いが、敵の錯乱、攻撃に対する生贄(スケープゴート)として用いる事が出来る上に、口に咥えた眼球は当然の如く、私が認識する事を可能とする魂之眼球(オプタラム・アニマ)である。

ただし、欠点としては負担が大きいのか、ソウルジェムに対する穢れが非常に大きい。

なので、グリーフシードのストックが沢山有るか、余程の事が無い限り使用される事が無い魔法である。

残念な事に、前回の魔女戦ではグリーフシードを回収し損ねたので、暫くは御目にかかれないかもしれないね♪

 

「ほら童話を見てごらん♪烏が盲目少女に恋したよ♪死人の眼球抉って差し出した♪これで僕を見てくれと♪」

 

天気も良く、辺りは緑が一杯なので、テンションも上がってきて、何時の間にか鼻歌を歌いだすのだが・・・

 

「うわ・・・白昼堂々、アマタが危ない歌を歌いだしたよ・・・」

 

キュウべえより突っ込みが入る。

 

「ほら肩のこいつを見てごらん♪こいつは盲目美少女に恋したよ♪魔法の眼球を差し出した♪これで魔法少女になってくれと♪」

 

なので、歌詞をオリジナルより少し変えて、歌う事にしてみた。

 

「僕は君に恋なんてした事はないよ?それに、少女の前に美が付いてる気がするんだけど?僕の気のせいかい?」

 

「貴方の眼球を、偶然にも胸ポケットに入っている、この純銀製スプーンで抉ってあげよっか?きっとそうすれば、美少女に見えると思うよ?」

 

「目を刳(く)り抜かれたら、君の顔が見えないから美少女かどうか確認できないよ?」

 

「なら、今の私を永遠に脳内にインプットしなさい♪」

 

とびっきりスマイルで、私の肩に乗っかるキュウべえの右の眼球にスプーンを突き刺す♪

ぐちゃっという嫌な音と共に、ぐりぐりとスプーンを捩じり引き抜く♪

スプーンの掬う部分には、キュウべえの右目に有った筈の水晶体が、スプーンで掬った一粒のキャビアやイクラの様にちょこんと乗っている。

流石に、両者と違って食べる気は起きない♪

 

「酷いなぁ~、本当に抉り取るなんて?」

 

そして、刳りぬかれた本人は対して慌てる様子を見せない。

何時も通りのムカつく声で返してくる・・・

と云う訳で、もう一個の目もサービスサービス♪

 

今度はスプーンの代わりに、拳銃だよ♪

素早く召喚した拳銃を、早打ち♪

でも、私ってハリウッド映画とかで出てくるガンマンみたいに、早打ちは出来ない訳♪

だから、ちょっと手が滑ってキュウべえの頭を撃ち抜いちゃった♪

 

「てへっ☆」

 

可愛らしくオデコを軽くグーで叩く。

 

「てへっ☆じゃないよ・・・これで君に殺されたのは24回目だよ・・・どれだけ僕たちを殺せば気が済むんだい?」

 

うぉ!!また新しい個体がエンカウントしたよ!?

しかも、私の肩の上から落ちたキュウべえ(故)を食べてるし・・・

 

「一日一匹くらい?一日一匹三日で三匹、だ~から走って殺しちゃえ♪」

 

「きゅっぷぃ♪」

 

きゃぁ~、奥さん!!キュウべえがゲップしましたわよ!!

汚いわね~♪しかも、きゅっぷぃって・・・

食事後はゲップをして、可愛さアピール狙ってる!?

新手の萌え要素として、キュウべえ萌えを流行らす気なの?

 

「君の歌での例えは実に物騒だね・・・君の傍にこれ以上居たら、また殺されそうだから僕はこれで失礼させて貰う―――」

 

「逃がさないよ♪」

 

餌(したい)を食べ終えた事もあって、逃げようとするキュウべえ(新)を当然の如く逃がす訳はなく、にこやかに鷲掴みする。

 

「ほら、次の案内ヨロシクね♪」

 

「分かったよ・・・」

 

諦めたかのようにナビゲートを開始するキュウべえ(新)。

私はこの後20分後に鹿目まどかが住んでいる街に到着する事が出来たのだ♪

当然だが、キュウべえ(新)の犠牲が有った上で・・・

いや~いや~、ワタシモワルギハナカタアルヨ?

ただ、道を間違えた時に「どうして君は僕の言う事を聞かないんだい?」とか言われたから、「アンタの言う事を聞くと碌な事が無いのよ!!」って握りつぶしちゃった♪

あっはっは、キュウべえの血液が服にべっとり付いちゃったから、服の御着替えが必要だね♪

参った参ったよ♪

 

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