『ハイジ、ネスレ、マリア、クフィーユ準備は出来てるか!?』
『問題無い』/『勿論』/『勿論さぁ~♪』/『にゃっほぃ♪』
響き渡る軍歌、軍歌は様々な建造物が擦れ会い崩壊する音で構成される。
私達は目の前の脅威に立ち向かうべく結成された魔法少女連合。
先ずは、諸君らに簡単に私達の事を説明しようと思っている。
私の名前は今回の連合にてリーダーを務める『ミリャーニア』。
紫色の魔法少女であり、キュウべえと『自分より強い者に出会いたい』という願いで契約した魔法少女。
武器はサーベル。接近戦を得意とする。
序で真面目過ぎて少々無愛想な『ハイジ』。
緑色の魔法少女であり、キュウべえと『狼に襲われた羊達を生き返らせて欲しい』という願いで契約した魔法少女。
武器は狼の牙を模したガントレット。接近戦を得意とする。
次に何時も静かな参謀役の『ネスレ』。
銀色の魔法少女であり、キュウべえと『頭を良くして欲しい』という願いで契約した魔法少女。
武器は一切なく、魔法少女や魔女や使い魔を見ると事細かな情報を知る事が出来る。頭脳戦を得意とする。
そして連合のムードメーカである『マリア』。
赤色の魔法少女であり、キュウべえと『イケ面の彼氏が欲しい』という願いで契約した魔法少女。
武器は一切なく、自身の影を操作して攻撃できる。接近戦も遠隔戦も得意としているオールラウンダー。
最後に良く分からんマスコット的存在の『クフィーユ』。
虎縞模様の魔法少女であり、キュウべえと『猫と御話したい』という願いで契約した魔法少女。
武器は一切なく、声による波動攻撃をする。遠隔戦を得意とする。
此度は、目の前に居る脅威に立ち向かう為に、一斉に武器を構える勇士達である。
『分析は大体完了。ワルプルギスの夜の攻撃手段はの建造物の投擲。この魔女の厄介なのは、結界を展開しない事。なんか、他の魔女と違って情報が複雑だから完全に解析するまでもう少し時間がかかりそう』
ワルプルギスの夜の情報を解析したネスレより、次々と念話で情報が送られてくる。
結界を展開しないと云う言葉の意味は、本来なら結界と現実世界が隔離されてる為、現実世界には一切の被害が発生しない。しかし、今回の相手はその隔離する物がないので、直に現実世界の建造物等が破壊されると云う事だ。
『にゃはぁ~!!ダイナミックな戦闘方だね♪』
『単純だが、直撃したら死ぬぞ……』
『また、敵の弱点は特になく。これだけの面子が揃っても、一気に叩かない限り勝ち目はなさそうよ……まぁ、不幸中の幸い、住民が避難してるから助かったわね』
ワルプルギスの夜の襲来を伴って、大規模の津波暴風警報がなされ、全住民が避難しているのだ。
なので、一般市民の心配はする必要は無く、結局の所は真正面勝負(ガチンコ)となるな。だが、幾ら超弩級魔女と云えど、これだけの魔法少女が出れば勝機はある。
「行くぞ!!私とハイジが先陣を切る!!バックアップの方は頼むぞ!!」
「了解」/「了解さぁ~♪」/「にゃっほい!!」
「行くぞ、ミリア!!」
ミリアとは私の愛称である。
私は、元々スゥエーデンの母親とカナダの父親の子供ゆえに、名前もギリシアの女子(おなご)とは異なり、呼びにくい故に愛称という物をつけられた。
両の手にはめたガントレットを打ち合い、やる気満々なハイジとアイコンタクトを取って、空へ浮かぶ不落の要塞へと飛んで向かう。
敵意むき出しに自身へと向かって来る魔法少女を感知した、ワルプルギスの夜は即座に質量攻撃であるビルを飛ばして来る。
「私が破壊する!!ファグニアナス・フィナーレ!!」
背後より無数のサーベルを召喚し、亜音速で射出する。
アインシュタインの相対性理論に基づき、物質は速い速度で飛ばせば飛ばすほど、軽い物体でも質量が増え高い破壊力を孕む。
例え、質量が軽いサーベルでも、亜音速で大量に射出する事で、高質量を持つビルですらも破壊する事は可能である。
私の想像通り、音速で射出されたサーベルは、次々とビルへと刺さり、ビルへと刺さる度に着実に罅を入れて破壊の軍歌を奏でる。
『次に、ワルプルギスの夜より魔力砲撃が来ると思われる。マリアが防御壁を展開するから、二人は動かないで!!』
ネスレの言う通り、ワルプルギスの夜に取り付けられている歯車の部分が激しく発光し、これから何か大きな攻撃をしますと予告している。
ネスレの言葉を信じ、私とネスレはその場に留まり、マリアの防御壁展開を待つ。
「エグナリアヌス・リビルナ・フィグラミァ!!」
マリアが魔法の呪文を唱えるや否や、暴風で浮かぶビルと云うビルの影が強制的に剥離させられ、それが一つに合わさり巨大な盾の形となって、私達とワルプルギスとを遮断するように鎮座する。
これが、マリアの影を操る魔法である。彼女のが操る影は絶対の刃となり盾と化す。
その威力の分、彼女のソウルジェムの汚染は激しいが、今宵の為にグリーフシードを大量に用意している。
今宵は魔法使い達の宴(ワルプルギスの夜)だ。一切の魔法の出し惜しみはせずに、脅威に立ち向かおうではないか?
「次はにゃあが行くよぉ!!範囲入ったら駄目にゃよ!!」
ワルプルギスの夜の砲撃が影によって遮断され終えた途端に、こちらの後衛(クフィーユ)が私達がワルプルギスの夜に接近するまでの間の繋ぎとしての攻撃宣言。
私とハイジは、クフィーユとワルプルギスの夜を結ぶ直線へと絶対に入らない様に左右に分かれ、更にワルプルギスの夜との距離を縮める事に励む。
「オウラ・ケミアリナウス・フィナーレ!!」
クフィーユの頬が風船の様に膨らみ始め、限界まで膨らむと一気に口を開け、奇声を上げる。
音は波となり振動となり、大気を振るわせて一気にワルプルギスの夜の翼部分に直撃し粉塵を発生させる。
当然、超遠距離の一撃で仕留めれる程度の魔女なら超弩級と呼ばれる訳も無く、未だ生きていると仮定し歩みを止めず突き進む。
『ワルプルギスの夜の右翼に7%程度のダメージ。やっぱり、遠距離では必殺魔法と云えど、あまりダメージは無いわね。あっ、もう一度、さっきの砲撃来るわよ?』
案の定、直ぐにネスレからの報告が入る。直後、立ち籠る粉塵の中より暖色の赤色光の砲撃が放たれて来る。
「ビブラブス・ギニールア・スペルナス!!」
次の私達の前に防御壁として出現したのは0と1が無作為に並べられて構成された平面状の円形の壁。
0と1の羅列に砲撃が激突すると同時に、砲撃も0と1の数字に分解され、空中に霧散する。
今のはネスレの必殺魔法で、対象の魔法を0と1の数字に分解して無力化する物である。
後衛のバックアップの御蔭で、私とハイジに関しては完全に無傷でワルプルギスの夜まで、無事に接近を果たす。
私達の役割はここからである。近接戦闘を得意とする魔法少女の二人がかりで、ワルプルギスの夜に一定以上のダメージを与えて動きを鈍らせる事。
「バウロ・グラウ・グランダニィウム!!」
ハイジのガントレットが肥大し、無数に鋭い牙を持つ狼の頭に変わる。
そして、そのまま狼の口にワルプルギスの夜の右の翼を噛かませ、一気に根元から引き抜く。
『ワルプルギスの夜の右翼完全破壊。だけど、ワルプルギスの夜には再生機能があるから、一定時間後には完全再生されるわよ』
「構わん。一気に決めれば問題無い!!」
サーベルを手に召喚し、左翼根元へ投擲。
根元に刺さると、次のサーベルを召喚して次々へと根元へと投擲する。勿論、ワルプルギスの夜も的になるだけではなく、近くのビル等を投擲して来る。しかし、その攻撃も後衛組の攻撃魔法や防御魔法で私に届く前に破壊されて、私の行動を阻害するに迄は至らない。
24投目で翼をもぎ取る事に成功する。予想と比べ、手応えが無さ過ぎるのが少々怖い。
この程度の強さなら、超弩級と呼ばれる程ではないと思う。
『右翼及び左翼全壊……あれっ?新たに魔女の気配を多数感知!!皆、気を付けて!!』
どういう事だ!?
私達は確かに数の暴力で優勢に立っていたが、突如としてその立場は逆転させられる。
気付けば、私達を囲う様に真っ黒な人型の魔女が並んでいるではないか……
魔女は皆笑い、半月の形をした口でケタケタと笑い始める。笑い声は私達に恐怖心を植え付ける。
「にゃははは、じゃあ、にゃあが消し飛ばす事にするにゃ♪」
クフィーユが口を開き攻撃をしかけようとした刹那、彼女の腹部を人型の魔女の刃が貫く。
隣で指示を飛ばすネスレの体、支援をするハイジの体に次々と赤い斑点が着き、彼女達の服を赤く染色する。
「「「「クフィーユ!?」」」」
「にゃぼ?」
当の本人は自身が刺された事に気付かない。
否、私達の叫び声を聞きつけて、漸く自分が魔女に刺された事に気付く。
クフィーユが刃を引き抜こうと、ハイジとネスレが救出しようと近づこうとした刹那、他の人型の魔女達も一斉にクフィーユに様々な武器の刃を突き刺し……
一瞬にして醜い肉塊へと変える……
未だに現状を理解する事が、誰も出来ない……
そりゃそうだ……人間が一瞬にして肉の塊に変わったのだ……
「クフィーユから離れろ!!」
逸早く状況を理解出来たネスレが、咄嗟に0と1の空間を産み出して、クフィーユに突き立てる武器を消し去ろうと動くが、ケタケタと魔女に笑われ簡単に回避される。
『クフィーユが殺された!! ソウルジェムも粉々に砕かれてる!!』
ネスレからの報告は仲間の死。先まではチームを盛り上げていた少女の存在の消滅。
『くっ……クフィーユの仇を取らせてもらうぞ、このデカブツがっ!!』
『ミリア、連携魔法行くぞ!!』
仲間の死に激昂する私とハイジは、一気にワルプルギスの夜に肉薄。
「吹き飛べ!!」/「逝ってしまえ!!」
「「バルケン・クロイツ」」
私の召喚した巨大なサーベルと、ハイジの召喚した巨大な狼の牙の形状をしたランス。
その二振りの武器がワルプルギスの夜へと投擲され、ワルプルギスの胴体を二つの武器で十字状に貫く。
完全に敵の胴体を貫通し、撃退に成功したと判断した私達は、直ぐ様無数の魔女と戦闘するネスレとマリアの元へ向かおうとするが……
『ミリア、ハイジ!! まだ、ワルプルギスは死んで無い!!』
と言うミリアからの報告を受けて、後ろを向く。
そこには、我々の一撃を喰らっても猶、異常一つ見せずに君臨し続ける化け物の姿が有った……
それどころか、破壊した筈の翼や傷が完全に回復しており、出現した時と同じ姿のまま宙に浮かび私達を嘲笑っていた。
『ちっ、どうすりゃコイツは死ぬんだよ!! ネスレ、こいつの情報はまだか!?』
『あと少しで解析が完了するわ……こ、これは!? そんな……こんなのどうやって倒せば良いのよ……』
解析が完了したネスレは何かに絶望したかのように、声に力が無い。
何時もの様に、魔女の弱点を解析してしてやったりの我々の士気を上げる元気な声が聞けない。寧ろ、我々の士気を下げてしまうような絶望の声。
『ネスレ、どういう事だ?』
『ワルプルギスの夜の正体は……私達、魔法少女が魔女にならず死んだ場合に発生する負の感情の集合体だ!! この周りの黒い影の様な魔女もそう!!』
『だから、どうした? それでも、倒す方法は有る筈だろ?』
『ワルプルギスの体内に存在する強力な防御壁で守られてる核を破壊すれば倒せるのだけど、その核を攻撃するにはギガトン級のエネルギーで1点集中し攻撃するか、魔法少女達の怨念に受け入れて貰い核周りの防御壁を解除して貰わないと無理ね』
『つまり、そのエネルギーが出せない現状では、死んで仲間になれって事か? そんなの御免だね』
立ち上がったワルプルギスに再度切り掛る私達。手を休めずにハイジは嘲笑して、突如として目の前に現れた頭に帽子らしき物を被りサーベルを持ってる影を殴り飛ばす。
『恐らく、魔法少女の怨念だけに、生きてる私達は幸せそうに見えてるから、そんな要求でしょうね……皆、ここは撤退して作戦を立て直した方が良いわよ』
『だが、クフィーユの死は無駄に出来ない……』/『絶対に叩き潰す!!』
『私も引いた方が良いと思うわ』
前衛アタッカーの私とハイジは戦闘を続ける意思を示すが、後衛二名は目の前でクフィーユが死んだ事も有るし、かつ現状影相手に押され気味な所為か弱気である。
矢張り、ここは引いた方が良いのか?
「ちっ、そんならアタシだけでも……今逝ってやるクフィーユ!!」
「ハイジ、後衛は!? って、貴方、何をする気!?」
「ふん、絶対に引かねぇ!! クフィーユの仇は絶対に取る!!」
ハイジとクフィーユは、互いに動物に関係した願いを叶えて貰う為に契約した為か、非常に仲も良く。
話す機会や接点も多かった。故に、ここで友が逝った事を見過ごせず、引く事も意固地に拒否した彼女は、胸に付いている自身のソウルジェムを取り外し、ギュッと拳で握りワルプルギスに突進する。
私達の脳裏を過(よぎ)るのは自爆。急いで止めに入ろうとする私の前を、無数の影が妨害に入る。
まるで、ハイジの元に私を向かわせないかのように……
「どけぇい!!」
最早、力づくで止めるのは間に合わないと判断し、急いで念話を繋ぐ。
『ハイジ、早まるな!!』
『自爆する気!? そんな事をしても、無駄よ!!』/『ちょっと、ハイジ!?』
『さっき言ったよな? ワルプルギスは死んでいった魔法少女達の怨念と……じゃあ、ワルプルギスに死んじまったクフィーユが取り込まれたって意味だろ? なら、アイツを何とかしてでも解放してやらねぇとな。一人っつうのは寂しいもんだぜ? アタシも飼ってた羊が皆死んでしまって一人になった時は凄く悲しかった……だから、一緒に逝ってやる!!』
全身を発光させる反面、ハイジのソウルジェムは次々と黒ずんで罅が入って行く。
『それに、無駄か分かんねぇゼ? ここで引いたらギリシアの国自体が壊滅の危機に繋がるしな。もしも、仕留め損ねたらトドメは頼むぜ隊長さん』
ハイジのソウルジェムが砕けると同時に強大なエネルギーが放出され、ワルプルギスの夜へと放たれる。
綺麗な綺麗な翠の閃光と同時に、新しく誕生した猟犬の魔女が突き進み、ワルプルギスへと接触し大爆発を引き起こす。
地面へと落下して行く猟犬の魔女。心優しき魔女の終焉を見届ける暇も無く、私は今の内に魔力を練って、手に持つ武器へ魔力を注ぎ強化して構える。
ハイジとクフィーユの命は無駄には絶対に出来ない……
『馬鹿野郎め……ネスレ、マリアは撤退しろ……』
ワルプルギスを中心に吹き荒れる暴風で一瞬にして爆煙が晴れる。ワルプルギスは既に歯車の彼方此方(あちこち)が欠けており、明らかにハイジの死は無駄では無かった事が分かる。
だから、最後の止めを託された私がするべき事は……
私はグリーフシードでソウルジェムの汚染を取り除いた後、再びワルプルギスに肉薄する。
『はぁ……ハイジのあんな姿見せられたら引ける訳無いでしょ……マリアはどうするの?』
『わ……私は嫌よ!! 死にたくは無いわ!! 彼も待ってるのだから!!』
自分の事最優先したマリアを決して怨むなんて私はしない。寧ろ、良く戦場(ここ)まで付いて来てくれた物である。
『そうか、ならもう一発巨大な一撃が発生するから、巻き添えを喰らう前に引く事を進める。ネスレ、マリアの撤退の援護をしてくれ』
『了解。じゃあ、私も死亡か魔女化覚悟して前衛で暴れるとしましょうか?』
それはネスレも同じの様で、嫌な顔一つせずにマリアの撤退の援護に入ってくれる。
ネスレの周り全体が0と1の数字の小さな結界に包まれ、その結界内に入った影を次々と分解し消滅させて行く。
影自体はワルプルギスの夜と違って集合体ではなく、個々の魔法少女の怨念だけに、情報が少ない故に処理は簡単の様だ……
だが、ネスレの負担は大きく、銀色のソウルジェムが次々と蝕まれて行く。なので、彼女はストックしてたグリーフシードを取り出し回復しつつ影を消滅させて、マリアの撤退を援護する。
そして、やがてマリアの姿が見えなくなったのを確認すると、苦笑いしながら手負いのワルプルギスの夜と戦闘している私の元へ、宙へ浮かんでる無数のビルを踏み台にしてやって来る。
「本当、ミリアとハイジって馬鹿よね?」
「すまないな……」
「ふふ、謝って済む問題じゃないと思うわよ? まぁ、最後にこの身を国の救世主として捧げれるなら悪くは無いかしら? 誰にも知られずにって云うのが少し寂しいけどね」
「救世主か? 悪くない響きだな……」
私達を襲って来る影は、次々とネスレの魔法の前に消滅させられ、私への攻撃は全てシャットダウンされる為、私は手負いのワルプルギスの体に全力全開で刃を入れるだけである。
ハイジの最後の一撃で破損し罅が入って脆くなった部分を重点的に攻撃する。先とは違い、体を回復させる事もしない苦痛の叫びをあげる。
攻撃が効き始めた証拠である。
「攻撃が効いてるみたいね。ミリア、今からワルプルギスの核が有ると思われる部分の付近をハックして分解するから、最後の止めを御願いするわよ? それと、最後に一言……これが私の最後の援護になると思うから絶対に倒しなさいよ?」
「あぁ、任せろ!!」
「良い返事ね。それじゃ、私は一足先にイかせて貰うわよ?」
ネスレのソウルジェムが光り輝き、銀色の閃光が世界を浸食し、灰色の空を全て0と1に分解する。
「本当、結界魔法なんて初めてだわ……さて、魔法少女の限界に挑戦してみましょうかね?」
0と1の二種類の数字だけでネスレを中心に空間が汚染され書き換えられ始める。
それは、ネスレにも当てはまり、彼女の存在すらも、ソウルジェムすらも0と1の数字に書き換えられ結界を作り始める。
結界の中には1人の少女と負傷の超弩級の魔女……
「我々ギリシアが、御前の存在に終止符を打つ!! 行くぞ、超弩級の魔女。ワルプルギスの夜!! 我にゼウスの祝福よあれ!!」
私の全ての力を使い、こいつを仕留める。
先に逝った者達の死を無駄にしないし、ギリシアの国民達の為にも!! 私が礎となろう!!
自身のソウルジェムを握り締め、全ての力を絞り出し……
私は光となった……
御昼のGTVのニュースの時間です。
ギリシア史上初のスーパーセルは本日未明、突如として進路を変更し海上で消滅しました。
市民によると、緑色や銀色、紫色の閃光が空に輝き、まるで今回の台風の進路変更がギリシア神話の神々が守護してくれたかのようだと証言しておりました。
ギリシア国立大学気象専門家も、今回の件には分からない事が多いと頭を悩ませてました。
また、今回の災害による復興作業は、既に開始されており、瓦礫の除去、救助等も順調に行われているそうです。
では、次のニュースです
~ぷつん~
~指摘される前に~
色々と突っ込みどころ満載なので、突っ込まれそうな点と理由を先に書いときます。
『バルケンクロイツってドイツ語では?』
そうです……良い技名が思い浮かばなかったので……使っちゃいました……
『魔女化と自爆の違い』
自分の解釈では、自爆はソウルジェムが綺麗なほど多くの魔力を練りだせるので、威力が高いと思っています。
ですので、ソウルジェムを回復させて無いハイジは、効率的に良い方の魔女化を選んだと言う事にしました。
『猟犬の魔女(ハイジ)と影の魔女(マリア)』
猟犬の魔女(アマタと杏子が討伐)、影の魔女(さやかソロ狩り)
『メルアは何処に消えた?』
前に書いた時はネスレの名前はメルアだったのですが、実際に話を書いているとミリア、メルア、マリアと正直ややこしいので、変更しました。
『アルティマシュート』
「もう止めて、マミさんのライフはゼロよ!!」と云う訳で、今回は使わず終了しました。
きっと、アマタが使ってくれるのではとか思っています。
『ワルプルギスの夜って何なの?』
自分の中では、過去に魔法少女や魔女に敗れた死んでいった魔法少女達の怨念の集合体です。
ちなみに、この設定は最終決戦でもしっかり使われる予定です。だから、最終決戦の少し前に今回の御話を投稿したんですけどね(笑)
残すは、アマタの過去編と、日常編を数話、最終決戦とその後で10話有るか無いかくらいです。
映画公開前には絶対に終わらせたい……
『ネスレの力でワルプルギスそのものを分解したら?』
ネスレの能力では魔法少女の怨念を数体分解するのでさえ、ソウルジェムの汚染が激しいので、その集合体であるワルプルギスはグリーフシードが何個あっても無理と言う事にしました。
じゃないと、御話終わっちゃうし……
『魔法少女の必殺技何語?』
適当です。外国語っぽく適当に書きました
『この話4月5日投稿で無かった?』
なんか知りませんが……15日設定だったのに、4月5日に勝手に投稿された事になった揚句、第十一話が消えてました……
何が起きたし……
第十一話の方は今週の火曜日にちゃんと修復したので、恐らく存在してた期間は予約投稿を入れた8日くらいから13日までの間だと思います。
今迄気付かなかった理由は、ちゃんと第五十部の所にもこの話が予約中(12月15日)と有ったからです。
正直、USBの中にバックアップを取って無かったら、死んでたと思う……