あと、今回の話は短いみたいなので6話も一緒にアップします。短い話は何話かを1話に纏めた方が良さそうな気がしてきた。
この辺から確か読者さんから指摘があったので書き方を変えてます。
☆「・・・」→「……」
☆地の文の初めを一個開ける
あと、若干今更ですが私自身が昔書いた幼稚な落書きと読者さんから戴いた星屑アマタのイラストがみてみんというサイトに公開されております。気になる方は見てみてください。ちなみに私のみてみんのアカウント名は「柿の種(ワサビ)」なのですが…今見てみると、何でこんなPNにしたんだ(汗)
「http://2802.mitemin.net/」
↓本文↓
さてさて、ここで問題だよ♪
私みたいな美少女が沢山出てくる御話では絶対に欠かせないシーンってな~んだ♪
①プリチーアマタちゃんの入浴シーン
②ぽろりシーン
③イケ面主人公と曲がり角でごっつんこシーン
④キュウべえ虐殺シーン
さぁ~、ど~れだ♪
うんうん、悩むまでも無いよね♪
正解はっ!!
「アマタぁ、アタシの方のシャンプーケースが、中身すっからかんなんだけど、そっちの取ってくれねぇか?」
①でしたぁ~♪
「はいはい♪」
私の前に置いてあるシャンプーを隣の座椅子に座る杏子ちゃんに手渡す。
キュウべえ出没後、私は御風呂に入って無い事を思い出し、杏子ちゃんを連行して近くの銭湯に向かいましたぁ♪
いやぁ~、しっかし杏子ちゃんって一銭も手持ちが無いみたいで、魔法を使って御金を払わずに侵入しようとしたのぉ~……
取り敢えず、今度は私が蹴りを食らわして、杏子ちゃんの分も御金を払って入りました♪
「御風呂って良いねぇ」
「はぁ?」
「御風呂は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。そう感じないか?佐倉杏子ちゃん?」
「御願いだから問題発言はよしてくれないか?」
ガイなんちゃらって企業から苦情が寄せられる可能性があるので、それを恐れる杏子ちゃんからの忠告。
来いよガイ●ックス!!私が相手してやんよ♪
「は~い♪そういえばさぁ……杏子ちゃんって、御金も無いのに沢山の御菓子とか食べてたけど……もしかして、それらって……」
「魔法を自分の為に使って、悪いか?」
ですよねぇ~♪
やっぱり、盗んだのかぁ……
「悪いに決まってるでしょ?ふむぅ、杏子ちゃんには教育が必要のようね……そう、主にうふうふふふふふ……」
私は手をワキワキさせて、杏子ちゃんへと伸ばす物の、簡単に回避され、シャンプーボトルを顔面へと的中させられる。
どんどん、杏子ちゃんによる私の扱いが悪化して無いかなぁ?
「杏子ちゃん、どんどん私への対応の仕方が酷くなってない?」
「アマタの気のせいだ」
「にょろ~ん……」
やっぱり、今のネタはエロ親父っぽかったから、拙かったかなぁ……
もしくは、私が百合(レズビアン)って思われたのが拙かったのか……まぁ、思われた所で否定はしないけどね♪
「その台詞も止めてくれ……」
うんうん、今度は靴の種類っぽいメーカーから、めがっさ怒られるからね♪
その後は、互いに静かに髪を洗い、洗顔をし、体を洗い……
特に話が弾む事も無い……
シャワーから御湯が出て白い体に当たる音、周りの他の利用客の喧騒、子供達が走り回る際に水溜まりを踏んで立てる音……
「なぁ……アマタはキュウべえにどんな願いを叶えて貰ったんだ?」
流石に無言の雰囲気に耐えられなくなった杏子ちゃんが、私に話題を振って来る。
それは私の中でも黒歴史……私が全てを失う原因となった核となる物……
本当なら他人には話したくない過去だけど、杏子ちゃんには話しても良いかなとも思う。
理由は、彼女があの廃教会の関係者であるという事……
人がいなくなった神社や教会と云えど、あそこまで廃(すた)れたりはしない。
あの廃教会は、杏子ちゃんが魔法少女になる原因となった何かしらのキーであると私は睨んでいる。
それもきっと……悲しい事件が有った上での……
これは私の推測であるので、現時点では決して真実とは断言できない。
だけど、もし……私が睨んだ通りなら、杏子ちゃんも辛い事が有った上での現在の状況。
だから……もしかしたら、私達は分かり合えるのではと思ったのだ……
御互いの全てを曝け出して、裸で向かい合う事によって……
「ねぇねぇ、杏子ちゃんは私の眼球をどう思う?」
「行き成りなんだよ?目って言われても、普通の目じゃないか?」
行き成り話題を振ったのもあるが、事情を知る人以外には理解が出来ない問いかけに、不思議そうに返す。
「私はねぇ、実は生まれながらにして眼球が無かったんだ……眼球が有るべき場所には空洞が有ったの……」
「アマタの願いって、もしかして……」
「そう……私の空洞に綺麗な綺麗な水晶玉を頂戴ってね♪だけどね……」
トーンを一つ下げて一旦言葉を区切る。
それは、相手により深刻さを伝える常套句。
「だけど、周囲の人間は大騒ぎ。私の両親は耐えきれなくなって首を吊って死んだの……綺麗な景色を手に入れる代わりの代償として、大切な物を全て失ったの……」
先にも増して重苦しい雰囲気。
けど、私は決して口を止めない……
「けどね、魔法少女になってから、新しい宝物や嬉しい出来事も有った……私が最初の魔女との戦闘で、魔女に殺されそうになった時にマミさんって魔法少女が助けてくれたの♪」
「巴マミって……確かキュウべえが……」
当然、マミさんが死んだ事を知らされてこの町に来た杏子ちゃんは、恐る恐る返してくる?
彼女がこの町に来たのは、マミさんが死んだ事によって、出来た空白のテリトリーを自分の物にする為。
「うん、死んじゃったんだよね……奇跡の代償は大きくて、結局は新しく出来た大切な物も失っちゃうのかなぁ?魔法少女って……家族も、友達も、思いでも、何もかも……」
イケない……マミさんの事を思い出して来て、涙が出てきそう……
私のやっと手に入れた大切な大切な人が、私の知らない場所で逝ってしまった事が……心を蝕む……
「ひゃうっ!?」
だけど、行き成り顔面に冷たい水を掛けられた所為で、涙の代わりに間抜けな悲鳴が出てしまった。
犯人は、暗い話を聞いてたのに不思議なくらい明るい顔の杏子ちゃん。
「何暗い顔してんだ?安心しな、アタシは絶対に居なくならねぇよ……アタシだって御前の友達だろ?」
春の桜(サクラ)の様に満開の笑み、強固(キョウコ)な意思。
ソレガ彼女、佐倉杏子が私を魅せた宝物……マミさんとは全く異なる魅力……
「杏子ちゃん……ありがとう……」
嬉しかった……新しく手に入れた宝物が……友達が……
「礼なんて言うんじゃねぇ……恥ずかしいだろ……」
柄にもない事を言った上に、私に礼を言われて、恥ずかしさで顔を林檎の様に真っ赤に染め上げる。
「ねぇ……杏子ちゃんの御願いは何だったの?」
「私の願いか?あんまり面白くねぇぞ……」
今度は杏子ちゃんが語り始める。
私の願いとは対照的で、他人の為に御願いを叶えて貰ったが、最終的には報われず、私と同様に全てを失う切っ掛けとなったらしい……
父親の為に御願いを使って契約したのに、皮肉な事にその父親には娘として認識されず、最後は杏子ちゃん一人残されて一家心中……
その日から杏子ちゃんは、自分の為に魔法を使う様になったらしい……
やっぱり、杏子ちゃんも私と同じで、孤独の中に生きる人間だったのだ……
「そっかぁ……私達って似た者同士なんだね……」
「そうだなぁ……」
互いの過去を話す事で分かり合えた。
そんな互いの仲を深め、新たな強固な絆を作り終えた頃になって、この絆を作る因子となった魔法少女という存在……
「まぁ、魔法少女は皆同じような物だよ?だから、希望を願いを渇望する訳だし」
その契約を取り結ぶキュウべえが……
「んなっ!?」/「えっ……」
女風呂に出没した!!
「何をそんなに驚いてるんだい?」
「手前が女風呂に出現してる事だよ!!確か手前はオスだろ!?」
うん、杏子ちゃんの言う通り、確かこいつは♂だったね……
「所詮人間なんて、炭素と水素と酸素等の元素の集合体、男性と女性の違いなんて生殖器の形の違いと機能だけじゃないか?それに安心して良いよ、僕の姿は君達以外には見えないし、僕の声は念話で君達の脳に直接送られているから、他の人に聞かれる心配はないよ♪」
いや……そういう問題じゃないし……
どうしようかなぁ……他の御客さんも居るし、ここでこれ以上騒ぐと色々と厄介な事になるし……
それでなくとも、杏子ちゃんの叫び声で、他の御客さんの視線がこちらに降り注いでるし……
しょうがないなぁ……
ちょっと、ソウルジェムの負担は大きいけど我慢しよう……
「使い魔召喚……」
銭湯の中でも肌身離さず首にぶら下げて持っているソウルジェムをギュッと握り、ぼそっと呟く。
すると、歪んだ空間が発生し、そこより血を滴らせる生々しい眼球を嘴に咥えた烏が召喚される。
烏は、嘴に咥えた眼球を床へと落とし、眼球を失った事で口寂しくなった嘴で、女風呂に出現したキュウべえを代わりに咥える。
そして、そのまま女風呂の外へと生餌(キュウべえ)を嘴に咥えて飛び去る。
あ~んど、キュウべえSATSUGAI数28匹目達成っ☆
「今のは使い魔だろ?何で、魔女でもないアマタが使い魔を召喚できるんだ?」
「キュウべえ曰くレアな能力らしいねぇ~♪まぁ、これが私の能力の一つだよ♪」
やっぱりレアみたいだねぇ~、杏子ちゃん凄くビックリしてるし♪
何度も言うけど、何で使い魔を召喚できない魔法少女がこんなに多いんだろう?
「ふ~ん……で、キュウべえはどうなったんだ?」
「百舌鳥のはやにえ状態かな♪」
その日、銭湯の近くの枝にキュウべえが刺さっており、それを霊感の高い烏や猫達が貪るように食べたとか食べなかったとか……また、偶然にも通りかかった魔法少女の資質を持つ少女達が、喰われるキュウべえを見て、気分を悪くしたとかしなかったとか……
それはまた別の時の御話し