魔法少女リリカルなのは~鬼札と呼ばれた魔導師~   作:Sady

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お久しぶりです。
こういう話書いてなかったなーということで書いてみました。
番外にしようと思ったんですけど原作キャラですし伏線とかそんな感じのもあるので閑話というものにしておきました。
思いついてから割とスラスラーと掛けたのでやっぱりクイントさんはいい・・・




閑話 クイントさんの1日

 

クイント・ナカジマ 32歳女性 既婚旦那一筋

娘を2人・・・いや3人持つ。趣味は通販。美人。

8年前の事件で管理局から離席、現在はアークの保護を受けている。

 

私のことを簡単に纏めるとこんなところだろう。

今日は暇つぶしに私が普段どのような1日を過ごしているのかを振り返ろうと思う。

 

 

では、まずは朝からね。

基本的に私の朝は、遅い。

私が起きた時にアークは既に大体いない。アークが朝早いということもあるが私の起床時間が10時頃だというのが一番だろう。アークが遅番というか午前が休みの時でも私が起きてくる頃には朝食を済ませている。ついでに私のためにブランチを用意していることすらある。

まぁともあれ10時頃に起きてそれから1時間くらいかけてご飯を食べたり着替えたりと色々がさごそしてる。そして次にネットを繋ぎお気に入りの通販サイトを取り敢えず一目だけでも覗く。勿論いいのがあればついでにポチる。

 

そしてお昼前からトレーニングに勤しむ。このトレーニングとは筋力的な鍛錬であり魔法的な鍛錬はまた別にある。この家はマンションのワンフロア丸々あるだけあって広くトレーニングルームというものが存在しそこを利用する。最新設備が揃っており小さなジムと言っても過言ではない。実は宝物庫もあるのよこの家。

昔の捜査官時代はパワー派とも技巧派とも言えるスタイルだったのだが今では割とパワータイプである。単純な打撃力ではアークよりも強いのよ、私。8位とは違うのよ、8位とはね。ふふん。

 

勿論パワータイプだからと言ってテクニックがないわけではない。寧ろ昔より洗練されている。現役時代、伸び代はもうあまりなくこれからは技術を少しずつ研ぎ澄ますしかないと思っていたのだがアークの指導を受けてみるとそんなことはなかった。もう伸びること伸びること。控えめに見ても陸戦AAAランクの試験程度なら受かるだろうとはアークの言だ。こと対人戦闘に限れば戦技教導官ら以上、らしい。

 

戦闘方法もガラっと変わってしまった。あくまでベースはシューティングアーツなのだが、デバイスも新しく作り直したこともあり徹底的に指導された。なんと今の私の足装備はローラーではないのだ。ガシャンガシュン格好良く生まれ変わったのだよ。

 

元々私はアークに私兵として戦力を求められていたから強くなるのも当然なんだけどね。今ここに居候しているのは私のゴリ押しの結果である。

本当は怪我が治り次第どこかの管理外世界の別拠点に移動する予定だったらしい。

私がここにいると知ってるのは意外と少ないらしく最高評議会にも知られてないとか。そもそも評議会はここすら知らないらしい。アークは信頼が厚いのかそんなにギチギチに監視されたり縛られてない。先代の特務隊長は縛りすぎて失敗したことから学んだとかなんとか。

知ってるのはスカリエッティ達とアークの部下のリペル君。彼の瞬間移動という能力がなければ居候というのは不可能だったみたい。それにしても便利よね、瞬間移動。

 

 

まぁ話は結構逸れたけどおおよそトレーニングは2時間くらい。休憩は挟みつつだけどね。

それが終わればまずはシャワー! 汗もかくので乙女として当たり前ね。32歳? なにそれ乙女は年齢じゃなくて心よ!

お風呂も広いわよー初めて入った時は試しに泳いでしまったわ。流石にそこまでの広さはないからすぐ壁にぶつかったけど。そして傷も癒えてなかったから沁みた。痛かった。

 

で、その後に遅めのランチね。大体2~3時くらいかな?

献立は冷蔵庫を見て決める。でもアークはキチっとしてるから中身は充実してるので大体のものは作れてしまうからあまり意味はない。この前賞味期限順に並んでるものを逆から使かってしまい怒られた。おかしい、私の方が年上のお姉さんの筈なのに。

時折作るのがめんどくさくなって下の階のレストランの食事を注文する時もある。住人だけのサービスで部屋まで届けてくれるのだ。転移装置で。食材だけじゃなくて調理したもの届けてくれるのよ、ここは。The VIP待遇。

どうでもいいけどVIPってVery Important Personの頭文字取ったやつなのよ、知ってた?

 

 

お昼ご飯を食べ終わると自由時間。昼ドラを見る時もあれば通販サイトを巡ることもある。一時期ハマってた時期は暇さえあればサイトを巡回してた。アークがお金を出してくれてたので最初は罪悪感を抱きつつも生活用品や衣類を購入してたのだが、お金持ちでこの程度で懐は痛まないと知ってからはちょっと調子に乗って買い過ぎた。

勿論、明細を後日見られて怒られた。それはもう怒られた。流石にちょっと怖くて泣きながら謝った。あれ? 私・・・年上のお姉さん・・・だよね?

 

 

夕方5時くらいからはお勉強の時間。管理局法や各管理世界の条約や情勢、友好度とかを叩き込まれる。ご丁寧にテキストを制作までしている。これ、絶対機密も書いてあるわよね? 勉強なんて訓練校以来だったので最初はこれまた苦労した。アークのお前暇だろ? これでもやっとけ、みたいな感じでテキストを渡してきた時はちょっと掴みかかろうと腰を浮かしかけてた。

しかしその後の確認テストの出来が通販で使えるお小遣いに直結するので手は抜けない。以前こっぴどく怒られてからはこの制度になった。それまでは半分くらいだった正解率が今では毎回9割程取れているのよすごくない?

勉強嫌いの私に座学をここまでさせるとは、アーク恐るべし。・・・何回も言うけど、私お姉さんだから。

 

 

勉強する時間は日によってまちまちだけど、大体1~2時間、勉強は時間じゃない、密度よ。

終わる頃になると早い時はアークが帰宅する頃。そうすればそういう日は一緒にご飯を食べる。気合を入れて作るので大体作りすぎて小言を言われる。しかしそれでも文句を言いながら食べてくれるのでなんだかんだ優しい男である。

けれども、やっぱり立場的に忙しいのかこの時間に帰ってくることは稀で10日に1回くらい。時々アークはテレビ見ながら片手間にデスクワークしてることあるけど、正直マルチタスク出来ようが普通の局員には出来ないような内容と量だった。ブラインドタッチというのかテレビ見ながらのくせにタイピング速度がおかしい。多分私が真剣に速く打とうとしてもあそこまで速くはないと思う。アークはマルチタスクで処理できる数は少ないけど処理能力はすごい高い。思考能力の分割というより、あれは分身だと思う。脳みそ分身してるわ。最高評議会みたいね。

 

 

晩ご飯を食べ終わると次は夜のトレーニングに入る。夜の、ってつけると何でもやらしく聞こえるっていうけど本当にそうね。でもこのトレーニング全然やらしくないから、色気の欠片もないわよ。アークの時間が取れる時は模擬戦。リペル君に頼んで他の拠点まで次元間移動してそこでやるから割とガチな感じで戦ってる。もうボッコボコよ、ボッコボコ。

実戦のための訓練だからってアークも本気。レアスキルにロストロギアに大盤振る舞い。特にあの2つ目のデバイス、あの技個人に向けて撃つものじゃないわよ。城向けて撃つもんでしょうが。

 

アークの時間が取れない時は自主トレになる。魔力コントロールの訓練だったり新しい技術を習得する訓練だったり色々ある。データには事欠かないので仮想シミュレータでの戦闘も可能なのである。入局して1週間の新人から故人のものまで本当に誰とでも戦える。カスタマイズも可能なので魔力量を変更したり地形変更したりむしろ現実より細かい。スカリエッティ印は伊達ではない。

現役時代の私のデータもあったので戦ってみたこともある。瞬殺。私は強くなっていた。

ゼスト隊長とも戦ってみたが最近は勝ち越せている。まぁ8年前のデータだし、所詮データだしね。執務官登録されているアークには勝ててるよ、私。怒られた日は鬱憤晴らすためによく戦ってる。スバルやギンガともやってみたことがある。2人掛りでも余裕だった。娘に負けるのは親としてのプライドが許さないものね。まぁこれからが成長期だし期待してる。特務部隊の幹部のもあったので対戦したけど、大体負ける。勝率は2割あればいい方、かしら。心眼とか超能力とかなによそれ。というかスカリエッティに幹部の情報漏れてるっていいの・・・?

驚いたのが伝説の3提督の戦闘データもあったことだ。それも全盛期の。

ボロ負けだった。めちゃくちゃ強かったわよ? いや本当に。ラルゴ元帥とかもうムッキムキ。チーム戦も一応可能なんだけど、3提督の連携たるや、よ。流石黎明期を経験して乗り切った人間ね。伝説って呼ばれてるのも納得だわ。

 

 

この夜のトレーニングが終わったら1日のノルマは終了!

勿論基本的なノルマであって休みもあるし延々とこのループという訳ではないのよ。

あとはもう寝るまでは自由。お酒飲むのもこの時間以降という決まりも一応ある。食前酒とかは別よ? それでね、ワインセラーが私のとアークので2つあるんだけど、アークの方にはロックがついている。理由は言うまでもないわよね。

この時間はアークに絡みに行くこともあれば通販サイトを巡ってることもある。日に3回はサイトをチェックしないと落ち着かないのよね。

寝るのは大体夜中の3時くらい、かな? いやー寝ると勿体無い気がしちゃうのよねー。

結局起きるの遅くなってるから意味あまりないんだけど。

 

 

生活水準も高くて、強くもなれた。まだまだ強くなりたいけれど、アークには感謝してる。

私はもう家族のように思ってるけど、アークはなんて思ってるのかな? なんだかんだ話しかけても返事してくれるし、そもそも不在が多いとは言え同じ空間に生活してるし、悪くは思ってないだろう。

 

そんなことを思っているとガシャン、と玄関の方で音がした。

おっ、今日は早い日なのね!

よーし、今日は機嫌もいいからお帰りのハグでもしてあげようかしら!

 

 

 

「おかえりー!」

 

 

 




~完~

って感じの終わり方になりましたねw
この小説ではクイントさん人気高いし私も好きなのでお気に召していただけたら嬉しいですね。
ホントに思いつきだったので矛盾とかないかな? って心配なりましたけど多分そんなに設定自体明かされてない段階なので大丈夫だと信じてる。

好評ならまたこんな話書くかも
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