名探偵プリキュア!with特捜戦隊デカレンジャー 作:仮面大佐
ヴィランギルドによる誘拐事件が発生したが、名探偵プリキュア、デカレンジャー、ギャバンの協力で解決した次の日。
まことみらい学園の2年1組のクラスに、2人の転校生が来ていた。
「………はい。という事で、今日からこのクラスで一緒に過ごす事になりました……」
「明智あんなです!」
「東野麦翔です」
「「よろしくお願いします!」」
先生が黒板に2人の名前を書くと、あんなと麦翔はそんな風に言う。
すると。
「よろしく!」
「よろしくね!」
「分からない事があれば、何でも聞いてね」
「ただし、俺には勉強以外で!」
『あははは!』
クラスメイトはそんな風にあんなと快斗に話しかける。
好意的に受け止められていたのだ。
そんな風に笑い声が出る中。
「それじゃあ、挨拶も済んだところで………明智さんと東野さんの席だけど………明智さんは小林さんの隣で、東野さんは明智さんの前ね」
「ふふっ」
「はい!」
「はい」
担任の先生は、あんなと快斗の座席を指定する。
それを聞いて、2人はそう答えるのだった。
そうして、2人の1999年での学園生活が幕を開けるのだった。
そんな中、まことみらい市のある場所では。
「ここが地球か………なかなかいい星じゃないか」
そんな風に呟く青年の姿があった。
どこか、怪盗を思わせるような服装をしていた。
すると。
「…………さて。この星の宇宙警察………デカレンジャーとやらがどんな物なのか………見させてもらうとしよう」
そう呟くと、颯爽とどこかへと向かっていく。
その頃、まことみらい学園では、休み時間になっていた。
「この後は、理科室で授業だったな」
「そうだね」
2人はそう話して、準備をしていた。
すると。
「ねえねえ、明智さんと東野さんってどこから来たの?」
休み時間に教科書を整えている中、クラスメイトの女の子の1人から、2人はどこから来たのかを訊ねられる。
それに対して、あんなは。
「えっと、私も麦翔君も理事長が入れてくれて……」
「部活とかやってた?」
「携帯持ってる?メル友になろう!」
「め、メル友?」
「ん?」
『私も!』
「ええっ⁉︎」
あんなはそう答える。
あんなにとって、麦翔と共に2027年からやってきた事は伏せる事であるが、嘘をつけないのでそう答えるしか出来なかった。
あんなが1つ質問に答えると、次から次へとクラスメイトから質問が飛んでくる。
「えっと、えっとぉ……」
「あんな、ゆっくり答えていこう?」
「皆も、そんなに一気に質問されたら、答えられなくなるからさ」
あんなが軽くパニックになっている中、後ろにいたみくるが肩を支えて落ち着かせ、麦翔はクラスメイトを落ち着かせていた。
あんなが安堵する中。
「ごめんね。この時期に転校してくるのって珍しいからつい……」
「あんなと麦翔って呼んでも良い?」
「うん、もちろん!」
「構わないよ」
2人のクラスメイトが謝りながらそう言うと、2人は了承する。
すると。
「ねぇ、2人はオカルトとか信じる?7の月の噂とか」
「7の月?」
「最近話題になっているんだよ?1999年7の月、地球に大魔王がやって来る……って話」
「まあ、あくまでも噂だけどね」
「へぇ……」
「そうなんだ………」
1人のクラスメイトがそう聞く中、あんなが首を傾げるとクラスメイト達はそう言う。
それを聞いて、麦翔達は何ともいえない表情を浮かべる。
実際、あんなと麦翔は2027年からやってきたのだから。
すると。
「そういえば3人って同じ家に住んでるんだよね?どんな関係なの?」
クラスメイトの1人はそんな風に尋ねる。
3人が同じ家に住んでいるのを知っていたのだ。
すると。
「「ふふん………」」
「何を隠そう……」
「私達実は………」
「「探偵やってるの!」」
「まあ、僕もね。探偵だけじゃないけど」
あんなとみくるがドヤ顔でそう言う中、麦翔は苦笑気味にそう言う。
自慢する意図がないからか。
あんなとみくるがプリキットブックを取り出す中、麦翔はSPライセンスを取り出した。
「こちらをどうぞ」
『ええ〜っ⁉︎』
「しゅばばば!」
2人はそう言いながら、名刺をクラスのみんなに渡す。
麦翔はSPライセンスを見せていく。
「探偵?」
「それに………麦翔君って、宇宙警察だったの⁉︎紅矢先輩と同じく⁉︎」
「えっ?紅矢の事を知ってるの?」
「うん!このまことみらい学園の高等部に通う高校生でありながら、デカレンジャーの一員だって、かなり有名だよ!」
クラスメイトの1人がそう言うと、麦翔はそう聞く。
紅矢もまた、まことみらい学園の高等部に通っているのだ。
「凄いじゃん、みくる!何で言ってくれなかったの?」
「どんな事件もはなまる解決!」
「キュアット探偵事務所に何でもお任せ!」
「僕はデカレンジャーでもあるけどね」
「そしてそして!さらに、なんと私たちは………名探偵プリキュ……!」
「ああ〜っ⁉︎」
「みくる?」
「ちょっと待って。気にしないで」
2人のクラスメイトがそう言う中、あんなとみくる、麦翔はそう言う。
そして、あんなが名探偵プリキュアである事を喋ろうとすると、みくるはそう叫ぶ。
麦翔がそう誤魔化し、皆が首を傾げる中、3人は小声で話す。
「プリキュアだってことは秘密だよ?」
「そうだった………」
「気をつけて。ジェット先輩からもそう言われてただろう?」
「ポチポチ〜♪」
麦翔達は小声でそう話す。
ジェット先輩から、そう釘を刺されていたのだ。
すると、そんな声が響いてくる。
「何の音?」
「携帯?」
「ポチポチ!」
「「うわあっ⁉︎」」
「あっ………」
突如として響いてきた音に皆が首を傾げる中、あんなの鞄が揺れていた。
それを見た3人は慌てた。
「えっと、その………」
「これは………」
「えっと………」
3人がどうにか誤魔化す方法を考えていた。
すると、チャイムの音が鳴り響いた。
「鳴っちゃった………」
「また後で話そうね?」
「ああ」
「「はぁ………」」
クラスメイトがそんな風に話しかける中、快斗はそう答えて、あんなとみくるはため息を吐く。
他の皆は次の授業に向けての準備を進めて教科書とノートを用意したり次の場所へと移動していく。
ちなみに、麦翔達の3時間目は理科室で理科が行われるので、麦翔達も移動の準備をすることになった。
あんなの鞄を開けると。
「ポチ!」
「やっぱり」
「だろうね」
「しーっ、だよ?」
「ポチ♪」
鞄の中には、ポチタンの姿があった。
連れてきていたのだ。
みくると麦翔がそう呟く中、あんながそう言うと、ポチタンはそう答える。
その頃、怪盗団ファントムのアジト。
アゲセーヌは自分の塗ったマニキュアを気にしており、ニジーはまだ奈落に落ちかけた事が応えているのか、未だに萎縮していた。
すると。
「ふむ、違う時代から来たプリキュアにデカレンジャーか………」
ウソノワールはそう呟いていた。
ニジーの報告により、
すると。
「ウソノワール様。
ステージに上がったゴウエモンはそんな風にアピールする。
そして、るるかの方を見ながらそう言うと。
「はぁ〜?何で私たちが………」
「うん。分かった」
「えっ⁉︎るるかが言うなら………」
マシュタンはそんな風に不満な気配を出しながらそう言う中、るるかは了承する。
それを聞いて、マシュタンは渋々了承する。
「必ずや、マコトジュエルを手に入れて見せましょう!ライライサー!」
「ライライサー」
ゴウエモンはるるかが了承したのをみて、ウソノワールにそう答える。
ウソノワールもそんな風に言う。
ゴウエモン達が動き出そうとしていた。
その頃、まことみらい学園では。
「それにしても………この学校、結構敷地とか広いよね。校舎も大きいし」
「そうだね。次は理科室だっけ?移動の度に迷っちゃいそう………」
「ふふっ!そう言うと思って………!じゃ〜ん!」
麦翔とあんなの2人はそう話す。
実際、まことみらい学園の校舎はかなり広く、迷いそうだったのだ。
すると、みくるはそう言って、ある物を取り出す。
「あっ………!これって、学校の地図だ!」
「いつの間に………」
「ふふん!私も転校してきた時、迷っちゃったから作ったの!」
「さっすが!」
みくるが出したのは、まことみらい学園の地図だった。
あんなと麦翔がそう反応する中、みくるはそう伝える。
以前、転校してきた時に迷ってしまい、地図を作ったのだと。
すると。
「………ところで、その絵は何だい?」
「もちろん、ポチタン!」
「ポチ⁉︎」
麦翔はある絵に気づいて、そう話しかけると、みくるはそう言う。
そこには、お世辞にも良い腕とはいえないポチタンの絵が描かれていたのだ。
それを見て、ポチタンがショックを受ける中。
「へぇ〜………似てるね!」
「ポチ⁉︎」
「………本人、ショック受けてるけど………」
あんながその絵を見ながらそう言うと、ジト目をしていたポチタンが再びショックを受ける。
麦翔は何ともいえない表情でそう呟いていた。
地図をもとに渡り廊下を歩く中。
「え〜っと………ここを渡って………右に曲がると理科室………ん?わぁぁ〜………!」
「どうしたの?おぉ………」
「おっきな桜………!」
あんなは地図を見ながら歩いていると、ある物が目に入り、そんな反応をする。
麦翔もあんなが見ていたものを見る。
そこにあったのは、桜の木だった。
「学校が創立した時からあるんだって!」
「へぇ〜…………!凄いね!」
「結構昔からあるんだ…………」
「………って、授業始まっちゃうよ!」
「そうだった!」
「急ごう」
みくるはそう説明する。
この桜の木は、創立した時からずっとある桜の木なのだと。
あんなと麦翔がそう呟く中、授業が始まってしまう事を思い出して、三人は走っていく。
そんな三人とポチタンを見下ろす影が桜にあった。
「ほう………プリキュアにデカバイオレットがいるとは………さっさとマコトジュエルを手に入れて………」
「待って」
「うん?何だ?新人」
桜の木の天辺には、ゴウエモンの姿があった。
ゴウエモンがそう言う中、るるかは待ったをかける。
ゴウエモンが桜の枝に座っているるるかの近くの枝に着地してそう聞くと。
「うん〜…………!」
「違う時代から来たプリキュアにデカレンジャー…………気にならない?」
「この前、ニジーが負けた時といい………あの妖精に秘密がありそうね」
マシュタンがダブルアイスキャンディーを必死に割ろうとする中、るるかはそう言う。
マシュタンがダブルアイスキャンディーを割るのに失敗したが、るるかは短い方を受け取る。
マシュタンの発言を聞いたゴウエモンは。
「ふむ………ならば、考えがある。プリキュアとデカバイオレットのピンチに、あの妖精がどんな反応を見せるのか………ふんっ!確かめてやるぜ!」
ゴウエモンはそう言うと、桜の木からジャンプする。
そして。
「俺のとびっきりの技でな!」
ゴウエモンはそう叫ぶと、手に持っていた邪悪なオーラを纏った扇子を地面に突き刺す。
すると、学校全体に何かのフィールドが張り巡らされる。
そんな中、あんな達はというと。
「急げ、急げ〜!」
みくるがそう叫びながら、三人は理科室へと向かっていた。
理科室の扉を開けると。
「間に合っ…………た………?」
「理科室………じゃない⁉︎」
「何で体育館に………⁉︎」
「「「っ⁉︎」」」
「どういう事………⁉︎」
あんな達は目に入った光景を見て、困惑していた。
何故なら、目の前には体育館の光景があったからだ。
三人が中に入って困惑していると、扉が閉まる。
すると。
「ようこそ!からくり迷路へ!」
「怪盗団ファントム!」
「またマコトジュエルを取りに来たのね!」
「………からくり迷路って何だい?」
そんな風に声をかけられる。
あんな達がステージの方を向くと、そこにはゴウエモンの姿があった。
あんなとみくるがそう言う中、からくり迷路という単語を聞いて、麦翔がそう聞くと。
「ふんっ。このゴウエモンの力で、学校全体を謎がひしめく異空間………からくり迷路に変えてやったのさ!」
「そんな事が出来るのか………なら、紅矢達に救援を………って、SPライセンスの通信機能が使えない⁉︎」
「そんなズルはダメだぜ?これからおまえ達には………謎を解いてもらう。一つでも謎を解けなければ………永遠にこの迷路から出られない!」
「永遠に………⁉︎」
「そんな………⁉︎」
ゴウエモンはそう説明する。
己の力で、まことみらい学園全体を謎がひしめく迷宮にしたのだと。
それを聞いて、麦翔はすぐに紅矢達に救援を頼もうとする。
だが、圏外表示になっていた。
ゴウエモンはルール説明を行う。
謎を解けば迷宮を出られるが、解けなければ閉じ込められるのだと。
それを聞いたあんなとみくるがそう反応する中。
「………やるしかないって事か」
「飲み込みが早くて助かるぜ。早速、最初の謎へと招待してやろう」
パンっ!
麦翔は謎を解く事でしか脱出できないと聞いて、やるしかないと判断した。
ゴウエモンはそう言うと、手を叩いた。
すると。
「「「………えっ?うわぁぁぁぁ⁉︎」」」
「ポチ〜⁉︎」
三人の足元に落とし穴が出現して、三人とポチタンは落とし穴に落ちていく。
すると、落とし穴が天井に開き、三人は落ちていく。
「いててて………」
「ここは………?」
「理科室みたいだね………」
あんながうめき声を出す中、みくると麦翔はそう呟く。
出てきたのは、理科室だったのだ。
「ポチ〜…………!」
「う〜ん………!開かないよ〜!」
「こっちのドアも開かないみたい」
「閉じ込められたって事⁉︎」
あんなとポチタン、みくるに分かれて、ドアが開かないかを調べたが、ドアは開かなかった。
みくるの言葉にあんながそう言うと。
「落ち着いて。ゴウエモンは謎を解いてもらうって言っていた。彼の性格を鑑みるに、謎さえ解ければ脱出できるはずだ」
「そうか!」
「ポチ!」
「鍵穴だ!」
『脱出せよ。ドアを開けるには鍵が必要。理科室の注意を守り、鍵を見つけよ』
麦翔は2人を落ち着かせるようにそう言う。
ゴウエモンの性格から、ちゃんと謎さえ解ければ脱出できると判断していたのだ。
鍵穴がある事にあんな達が気づく中、ゴウエモンのそんな声が響く。
「ここから出るには、鍵を見つけないとって事ね…………」
「よ〜し!そうと分かれば…………!」
「ちょっと………」
みくるがそう呟く中、あんなはそう言って、理科室の棚の中にある物をどかして探していく。
だが………。
「ない!ない!無〜い!」
「ポチ!」
「どこにも無〜い!」
あんなとポチタンの2人が周りを探しても、鍵らしきものは無かった。
「2人とも、気をつけてね。理科室には危険な薬品とか、危険物もあるから」
「理科室の注意を守り……鍵を見つけよ………理科室の注意………」
麦翔はあんなにそう話しかける中、みくるはゴウエモンの言葉を考えていた。
すると、ある物が目に入る。
「………ん?あんな、こっち!」
「ん?どうしたの?」
「これを見て」
「FIRE………火気注意のポスターか………」
みくるはあんなとポチタンを呼び出す。
2人がみくると麦翔の方に向かうと、ある物を見せる。
それは、FIREと書かれていて、火の絵があった物だ。
「FIREは火のことだろうけど………」
「注意を守るって………これの事じゃない?」
「確かにね」
「麦翔君の言う通り、理科室って実験とかで火を使うし、気をつけなきゃだよね」
「もし、大きな火が出ちゃったら、すぐに消さないとだし………」
「それに、火が原因で爆発する可能性がある物がたんまりあるからね。理科室は」
「火を消す………」
三人はそう話す。
実際、理科室は実験とかで使う為、危険な物が多くあるのだ。
それを聞いたあんなは何かを閃いた。
「この火を消せばいいんだよ!」
「ポスターの火を?どうやって?」
「なるほどね………」
「それは………こう!」
あんなはポスターの火を消せばいいと思いついたのだ。
みくるが困惑する中、麦翔は納得しており、あんなは三角フラスコに水を入れると、水をポスターにかける。
すると。
「火が消えた………!」
「こっちも!」
「「ああっ!鍵だ!」」
麦翔とみくるがそう呟く中、炎の絵とFIREの文字のうち、Fを除いた文字が消えて、Fの文字が鍵のような形になっていた。
すると、鍵が出てくる。
鍵を手に取って、理科室の扉の鍵穴に入れて回す。
すると、開錠音が響く。
「「やった〜!」」
「ポチ!」
「まずは一つだね」
『まずまずだな。だが、次の謎がお前たちに解けるかな?』
あんなとみくるが手を取り合って喜ぶ中、麦翔はそう呟く。
すると、ゴウエモンのそんな声が響いてくる。
「みくる、麦翔君!」
「ええ!どんな謎だって………解いてみせる!」
「ああ」
「ポチ〜!」
「「えっ?また〜⁉︎」」
「何で落とし穴なんだ〜⁉︎」
あんながそう呼びかける中、みくると麦翔がそう答えると、扉に入る。
すると、再び落とし穴になっており、三人は落下して、ポチタンはすぐに三人の元に向かう。
「何で毎回落とし穴なんだ………!」
「この教室は………音楽室⁉︎」
麦翔がそう毒付く中、みくるはそう言う。
次に三人がやってきたのは、音楽室だった。
果たして、三人はからくり迷路から脱出出来るのか。
今回はここまでです。
今回は、たんプリの7話の前半部分です。
ギョクの計らいで、まことみらい学園に通う事になったあんなと麦翔。
そんな中、謎の怪盗が動き出していた。
そして、ゴウエモンのからくり迷路が発動する。
果たして、脱出する事は出来るのか。
次回も楽しみにしていて下さい。
今日のたんプリでは、花崎まふるがあんな達の前に姿を現しましたね。
スターキラリングブローチを託される中、みくるは何ともいえない反応をしていた。
果たして、その意味とは。
そして、次回ではウソノワールも動くようで。
予告を見る限り、あんなとウソノワールが何か話をするみたいな感じがしますね。