名探偵プリキュア!with特捜戦隊デカレンジャー 作:仮面大佐
あんな達がゴウエモンのからくり迷路に挑んでいる中、紅矢達デカレンジャー達はというと。
「ハァァァァァ!」
「うわぁぁぁぁ⁉︎」
あるエイリアンが暴れ回っており、その周りには負傷した人や物が斬られて転がっていた。
そのエイリアンは、両手に鎌がついていた。
すると。
「やめろ!」
「あ?」
「そこまでだ!アリエナイザー!」
そこに、紅矢達が駆けつけた。
紅矢達はSPシューターを構えながらそう叫んだ。
「あの宇宙人って………」
「多分、外見的特徴から、ジューザ星人だろうね」
「てめぇら、
そのアリエナイザーを見て、紅葉と緑希はそう話す。
目の前のエイリアンが、ジューザ星人であると。
ジューザ星人フライクはそう叫ぶと、斬撃波を放ってくる。
『エマージェンシー!』
紅矢達はSPライセンスを取り出すと、フライクの斬撃を躱しながら、デカレンジャーへと変身する。
「デカレッド!」
「デカブルー!」
「デカグリーン!」
「デカイエロー!」
「デカピンク!」
『特捜戦隊!デカレンジャー!』
五人はそんな風に名乗りを上げながら、ポーズを取る。
そして、そんな風に五人で叫びなら、SPライセンスを突き出す。
「器物破損及び傷害罪、殺人未遂罪、公務執行妨害で逮捕だ!」
「やかましい!」
「どうしてこんな事を!」
玄李はそんな風に叫んだ。
フライクの罪としては、器物破損、傷害罪、殺人未遂罪、公務執行妨害が適用されるのだ。
フライクがそう吐き捨てる中、緑希がそう聞くと。
「ここら辺の連中がうるさいんだよ!」
「そんな理由⁉︎」
「うるさい!」
フライクはそう叫んだ。
実際、フライクが現れた場所には、暴走族やチンピラが集まっており、騒音を出していたのだ。
紅葉の言葉を聞いて、フライクがそう叫ぶと、紅矢達の方に向かい、紅矢達も応戦していく。
その頃、麦翔やあんな達はというと。
「最初の教室は理科室……」
「今いるのは音楽室………」
「からくり迷路って言ってるだけあって、どこに繋がってるのかはいざ入ってみないと分からないって感じか」
あんな達はみくるが描いた地図を見ながらそう話していた。
実際、理科室の次に音楽室に飛ばされていたのもあって、状況を整理していたのだ。
すると。
『脱出せよ。ドアを開けるには鍵が必要。鍵を打て!』
ゴウエモンが天の声みたいにそう言う。
すると、扉に五線線が現れ、その上に3つの鍵穴が浮き上がった。
「鍵を打て……どういうこと?」
「それも気になるけど、この5本の線は何だろう?」
ゴウエモンの言葉に、みくるとあんなは首を傾げていた。
すると。
「確か………これは五線譜で、音階を示す線の筈だ。これの上に音符を重ねることで音階が分かるんだ」
「あっ、そうだ………楽譜に書いてあるやつね!」
「そうなると、この鍵穴は音符を表していて………この位置を五線譜と合わせると………『ドミソ』……鍵はドミソ!」
すると、麦翔はそう指摘する。
扉に書かれている5本線が五線譜を表しているのだと。
それを聞いて、みくるはそう推理する。
「で、ドミソの鍵を打つって何?」
「そ、それは………」
「もしかしたら、音楽室にある楽器を使って、鳴らせって事じゃ無いかな。ここ、音楽室で楽器があるわけだし」
「そっか!」
あんなの問いにみくるがしどろもどろになる中、麦翔はそう助け舟を出す。
すると。
「………っ!ドミソの鍵………!その在処は………そこ!ピアノ!」
「何でピアノ?」
「正確にはピアノのここ!鍵盤!」
「なるほどね。鍵盤の
「その通りです!」
「そっか!鍵を打てっていうのは………鍵盤を打てって事なんだ!」
みくるはそんな風に叫んで、ピアノを指差す。
あんなが首を傾げる中、麦翔はそう説明する。
それを聞いて、あんなが納得する中。
「それと、さっきの音符!このお団子みたいに、一列に並んでいるのは………和音と言って、鍵盤ごとに別々になっている音を、同時に鳴らすって意味なの!」
「つまり………」
「ピアノでドミソの和音を奏でるって事だな」
みくるはそう説明する。
それを聞いて、麦翔達はそれぞれでドミソの和音をピアノで奏でる。
音が鳴り響くと、鍵の開錠音が鳴り響き、五線譜も消えた。
「よし!」
「みくるも麦翔君も凄ーい!」
「昔、ピアノ習ってたから………。麦翔さんはどうして分かったの?」
「まあ、俺の母さんが色々と多趣味なんだ。それで、知る事が多くてさ。それに、ファイヤースクワッドとして捜査する中で、洞察力も高まったんだ」
あんながそう言う中、みくるは快斗にもそう聞くと、麦翔はそう答える。
母親が多趣味である事や、ファイヤースクワッドとして捜査していった影響で洞察力が高まったのだと。
そんな中、音楽室のバッハの目が動いた。
その理由は…………。
「そうこなくっちゃな!」
「ゴウエモン、楽しそう………」
「あの妖精の力を見るんじゃなかったの?」
ゴウエモンが麦翔とあんな達の様子を見ていたからだ。
ゴウエモンのテンションが上がる中、るるかとマシュタンはそう言う。
マシュタンのツッコミに対して。
「さぁて………そろそろ俺の出番だな!」
「聞いてないし………私たちは見物させてもらいましょう」
「うん」
ゴウエモンはそんな風に張り切っていた。
マシュタンは、自分のツッコミをゴウエモンが聞いていないと見て、るるかと共に高みの見物をする事にした。
そんな中、麦翔とあんな達は。
「さあ、次の謎は!」
『脱出せよ。ドアを開けるには鍵が必要。鍵は俺が持っている!』
みくるがそう言って中に入ると、その部屋は図書室だった。
すると、ゴウエモンはそんな風に言う。
「『俺が持っている』?」
「あのゴウエモンって人を見つければ良いのかな?」
「なら、話は簡単だね。そこら辺を探して、ゴウエモンを見つけだすだけだ」
それを聞いて、麦翔達はそう話す。
ゴウエモンを見つけるだけあって、楽なのだと。
すると。
『おっと忘れていた!』
「「「ん?」」」
「ポチ?」
『今回の謎の制限時間は1分!時間内に見つけられなければ、そこでゲームオーバーだ!』
「ええっ⁉︎」
「急にずるい!」
「そんなのありかい⁉︎」
『スタート!』
ゴウエモンはそんな風に言う。
実際、天井には1分のカウントが浮かび上がっていた。
それを聞いて、麦翔達はゴウエモンを非難するが、ゴウエモンは麦翔達の言うことを無視して1分のタイマーをスタートさせる。
「どどどどうしよう⁉︎」
「あんなちゃん、落ち着いて!」
あんなはパニックに陥ってしまったのか、みくるの肩を持って彼女の身を激しく揺する。
麦翔が何とか落ち着かせる中。
「そうだ!プリキット!」
「あっ!そっか!オープン!プリキットミラールーペ!」
「俺も、SPライセンスを使うか」
すると、みくるはそう言う。
それを聞いたあんなはプリキットミラールーペを、快斗はSPライセンスを取り出す。
それを見ていたゴウエモンは。
「むむっ!あれがプリキュアの探偵道具、プリキットか………。それに、あれがデカレンジャーの変身アイテムであるSPライセンスだな」
ゴウエモンはそんな風に呟いていた。
ゴウエモンがそう呟く中。
「ジェット先輩曰く……ミラールーペがあれば大事な手がかりも見逃さない!」
「SPライセンスも、解析ができるからね」
みくると快斗はプリキットミラールーペとゼッツライセンスのカバーを開きながらそう言う。
プリキットミラールーペもSPライセンスも、その場に残っている痕跡を探す事が出来るのだ。
すると、床に不思議な形をした足跡が浮かび上がる。
その形はまるで下駄で歩いたかのようだった。
それを見つけると。
「はなまる発見!」
「この形はゴウエモンの下駄の跡!」
「これを辿れば、ゴウエモンの居場所に辿り着ける筈だね」
あんなはプリキットミラールーペの水晶のパーツを回転させる。
そんな風に言うと。
「あんな使い方もあるのか………まあいい。かくれんぼの天才と言われたこのゴウエモン………果たして見つけられるかな?」
そんな風に見ていたゴウエモンは、そう呟いた。
実際、プリキットミラールーペとSPライセンスは、証拠の捜索を行うのに便利だからだ。
ゴウエモンがそう呟く中、麦翔達はゴウエモンの下駄の跡を追いかけていた。
その跡は図書館のあらゆるところに刻まれていたが、突然本棚の近くで跡が消えていた。
「ここで消えてる………」
「つまり、ここら辺にゴウエモンはいるってことだな」
「他に足跡は………あ〜っ!あと10秒しかない!」
「時間がないか……⁉︎」
「こ、この辺の本棚の奥とかに………!」
本棚の近くで足跡が消えたのを見て、麦翔とあんながそう話す中、みくるはカウントダウンが迫っている事に気づいて、そう叫ぶ。
麦翔がそう反応する中、あんなは慌てたのか、本棚の奥とかを調べようとした。
すると、隣の本棚は突然、布になる。
本棚の絵柄のカーテンとなっており、カーテンが外れると、そこにはゴウエモンが隠れていた。
「「「見つけた〜!」」」
三人がそう叫ぶ。
すると、タイマーは残り1秒で止まっており、消えていった。
「ふっ………流石、名探偵にデカレンジャー。この俺に隠れんぼで勝つとはな……褒めてやるぜ!」
「いや、忍者かい⁉︎いや………ゴウエモンって、石川五右衛門に名前が似てるし、石川五右衛門って忍者だったって説があるから、強ち間違いではないのか………?『それに……案外潔い気がするな………。ニジーやアゲセーヌと違って』」
ゴウエモンはそう言うと、鍵を麦翔に投げ渡してから図書館裏の反対側へと消える。
そんな消え方をして、麦翔はそんな風に突っ込んだ。
快斗はそう考えたが、すぐに意識を切り変えた。
「「「図書室の謎クリア!」」」
「ポチ〜♪」
三人はそんな風に言う。
それから、麦翔達は家庭科室、美術室でも謎解きに成功していった。
その後、美術室から出ると。
「あれ、体育館?」
「最初に来たところだよね?」
「まだ謎があるって事か?」
『これが最後の謎………脱出せよ。正解のドアを選べ!』
体育館に出たのを見て、あんな達はそう話す。
すると、ゴウエモンのそんな声が響くと、目の前に5枚のドアが現れる。
『前へ進むには後ろへ戻り、道なき道を作り出せ!』
「進むには………戻る?」
「ヒントだとは思うけど………」
「どういう意味だ?」
「ポチポチ、ポチ!」
最後にゴウエモンはそう言い残した。
それを聞いて、麦翔達が考えていると、ポチタンが1枚のドアの上の部分を指差す。
そこにはマークが記されており、ポチタンが指したものにはミントグリーンの三角のマークがあった。
「ドアにマーク?」
「ポチ!ポチポ〜チ!」
「そっちにも!」
「なるほどね………取り敢えず、整理しよう。図書室の時と違って、制限時間はないみたいだから」
それを見て、あんながそう言う中、ポチタンは別の扉のマークを指差す。
それを見て、麦翔はそう促す。
そうして、麦翔達は情報を整理する。
「えーっと………5つのドアにはそれぞれ……丸、三角、星、音符、バツのマークがあって………これが謎を解くヒントだと思うけど………」
「このマークとさっきの言葉の意味………行き詰まったら初めから考える!みくるが前に言ってたでしょ!つまり………今までの謎を振り返れってことだよ!」
「そっか!」
「それじゃあ、情報を整理しよう」
麦翔達はそんな風に話していく。
すると、あんなは以前にみくるが言っていた事を思い出して、そう言う。
「まずは、ここまで通った教室とマーク……あっ!音楽室で謎を解いたから、音符マークが正解とか………?」
「ゴウエモンが言ったことを思い返してみて?『道なき道を作り出せ』………これも関係あると思う」
「道なき道………ここはからくり迷路。謎を解いて道を進め………そうか、分かった!」
あんなとみくるはそう話す。
ゴウエモンのからくり迷路の性質などを考えていたのだ。
すると、麦翔の中で何かが繋がったのか、そう叫んだ。
「本当ですか?」
「麦翔君、凄い!答えは何なの?」
「待ってて。みくるちゃん、地図とペンを借りるよ」
「は、はい!」
みくるとあんながそう聞くと、麦翔はそう言って、地図とペンをみくるから借りた。
そして、地図にペンを走らせる。
「体育館から理科室、理科室から音楽室、音楽室から図書室。そして1階に戻ってから家庭科室、美術室、体育館………この道に答えがあるんだ」
「もしかして、この通った道が何かのマークを示してるとかじゃないでしょうか?」
「でも、通った道は繋がってないよ?」
快斗はそう言いながら、ペンを走らせていく。
体育館からスタートして、謎を解く際に通った部屋を経由する感じに。
それを見て、みくるとあんなが首を傾げると。
「パッと見るとね。でも………こうやって2枚の地図を重ねると………!」
「「あっ………!星だ!」」
麦翔はそう言うと、あんなとみくるの前で線を刻んだ地図を2枚重ねる。
すると、透けて見える部分と上に書いたのが重なり星の形となった。
それを見て、あんなとみくるも答えに辿り着いた。
「そう、つまりはそのマークのドアを通れって事になる」
「みくる、麦翔君!」
「ええ!」
「開けるよ」
快斗はそんな風に言う。
そうして、三人は星のマークのついたドアの前に立ち、ドアノブに手をかけてからそれを開く。
その先にはグラウンドがあり青空が広がっていた。
「出られた?」
「そのようだね」
「やるじゃないか!」
「「「っ!」」」
グラウンドに出て、あんなと麦翔がそう呟く中、そんな声がしてくる。
三人が声のした方を向くと、そこには桜の木の下に立つゴウエモンの姿があった。
「妖精についてはよく分からなかったが、マコトジュエルは頂いていくぜ?嘘よ覆え!来やがれ!ハンニンダー!」
「ハンニンダー!」
ゴウエモンはそう叫ぶと、手に持っていた扇子から桜吹雪を出して、桜の木に当てる。
すると、次の瞬間、桜の木に宿っていたマコトジュエルが黒く染められていく。
ゴウエモンは、桜の木からハンニンダーを生成する。
そして。
「さらにこいつらもだ!」
「ウィーン!ウィーン!」
「ウィーン!ウィーン!」
ゴウエモンはそこから銀色のボールを投げる。
ボールから、アーナロイドが現れる。
「桜の木が⁉︎」
「2人とも、行くぞ!」
「「うん(はい)!」」
三人はそう話すと、変身を開始する。
髪を下ろしたあんなとみくるは光のドレス姿になると。
「「オープン!ジュエルキュアウォッチ!」」
2人がそう叫んで、懐中時計を投げると、懐中時計はペンダントのサイズから大きくなり、ジュエルキュアウォッチに変化する。
2人は、マコトジュエルをジュエルキュアウォッチに装填する。
「「プリキュア、ウェイクアップタイム!3!」」
「見つける!」
2人はそう叫ぶと、ジュエルキュアウォッチの長針を3の部分に持っていく。
すると、あんなの髪はオレンジ寄りの明るい茶髪がお団子型になりつつ、色がピンクのグラデーションがかかった紫色に変化する。
みくるの髪も、小豆色のロングヘアーから紫のグラデーションが入ったピンク色に変化して、三つ編みとなった。
目の色も、あんなは澄んだ青緑、みくるは神秘的な紫へと変化した。
「「6!」」
「向き合う!」
2人がそう言って、ジュエルキュアウォッチの長針を6の部分に持っていく。
長針が頂点に戻ると、2人の服装が変わっていく。
みくるはノースリーブワンピースが包み、スカートが生成され、腰の部分に水色のリボンが付く。
あんなは、チューブトップタイプのワンピースに身を包むと、みくると同様に、スカートが生成され、腰に黄色のリボンが付く。
「「9!奇跡の2人!」」
2人はそう言うと、ジュエルキュアウォッチの長針を9の部分に持っていく。
長針が頂点に戻ると、ブーツとニーハイソックスが生成され、オープンフィンガーグローブがつき、あんなは紫の、みくるはピンクのネイルが入った。
「くるっと回して………!」
「キュートに決めるよ!」
2人はそう言うと、ジュエルキュアウォッチの長針を11の部分に持っていく。
長針が頂点に戻ると、髪飾りとピアスが生成され、胸元に蝶ネクタイとネクタイが合わさった様な装飾が生成されると、ケープも生成される。
ジュエルキュアウォッチが腰のキャリーに収まると。
「どんな謎でもはなまる解決!名探偵、キュアアンサー!」
「重ねた推理で笑顔でジャンプ!名探偵、キュアミスティック!」
「「名探偵プリキュア!」」
「私の答え、見せてあげます!」
2人はそう名乗る。
最後の言葉は、今回はみくるがそう叫んだ。
そして。
「エマージェンシー!デカレンジャー!」
麦翔はそう叫ぶと、SPライセンスの左横のスライドを一番上に持っていき、上のボタンを押すと、カバーが展開する。
本来、デカレンジャーへの変身には、コールを受けたデカベースから、形状記憶宇宙金属であるデカメタルが粒子状に分解・転送され、持ち主の身体の表面で定着し、デカスーツとなり、変身が完了する。
「フェイスオン!」
麦翔がそう叫ぶと、ヘルメットが形成され装着する。
「デカバイオレット!」
麦翔はそんな風に名乗った。
そうして、麦翔とあんな達名探偵プリキュアは、ハンニンダーとの戦いを始めようとしていた。
その頃、紅矢達はというと。
「オラっ!」
「ふっ!」
「ハァァァァァ!」
「てやっ!」
「はあっ!」
連携して、ジューザ星人フライクと応戦していた。
「くっ!ちょこまかと!これでも食らえ!」
「ふっ!おらっ!」
フライクはいらだったのか、斬撃波を飛ばしてくる。
それに対して、紅矢はディーマグナムを取り出すと、連続で射撃していき、撃ち落としていく。
すると。
「ふっ!はっ!」
「ほっ!よっ!」
「はあっ!」
「てやっ!」
「のわぁぁぁ⁉︎」
玄李達は連携して、フライクに攻撃する。
それを受けて、フライクがなんとか堪える中。
「ハイブリッドマグナム!シュート!」
「うわぁぁぁ⁉︎」
紅矢はハイブリッドマグナムを構えており、光弾を発射する。
それを受けて、フライクは吹き飛んで、倒れた。
すると。
「ディーワッパー!大人しくしてもらうぜ!」
紅矢はディーワッパーを取り出すと、フライクの腕につける。
ディーワッパーは、変身前後を通して、被疑者の確保の際に使用される特殊手錠だ。
紅矢達がフライクを連行していく中。
「……へぇ〜……彼らは、相変わらずなかなかやるね。まあ、彼ほどではないけれど。そういえば、噂でデカレンジャー以外にも、戦う存在がいると聞いたが………見てみるか」
紅矢達を、謎の怪盗が見ていた。
そんな風に呟くと、まことみらい学園がある方に向かっていった。
その頃、あんな達はというと。
「ハンニンダー!」
「ウィーン!」
「「「っ!」」」
ハンニンダーとアーナロイドは攻撃をしてきて、三人は攻撃を回避する。
そして。
「「「ハァァァァァ!」」」
三人はジャンプした勢いでキックを放つ。
ハンニンダーは少し怯むが。
「ニン………⁉︎ダー………!ハンニン………ダー!」
ハンニンダーはすぐに桜吹雪を放ってくる。
みくるはジュエルキュアウォッチを取り出して、ジュエルキュアウォッチの長針を11に回す。
そして、四角を描く様に腕を動かすと。
「ミスティックリフレクション!」
みくるはそう叫び、バリアを展開する。
ミスティックリフレクションで桜吹雪をガードする中。
「小賢しい!」
ゴウエモンはそう言うと、扇子からさらに桜吹雪を放つ。
桜吹雪の勢いが増す中。
「桜吹雪に溺れちまいな!」
「ミスティック!」
「大丈夫………!ハァァァァァ!」
ゴウエモンがそう叫ぶ中、あんながそう聞くと、みくるはそう答えて、ミスティックリフレクションを飛ばす。
ハンニンダーがミスティックリフレクションを払い除けると。
「行くよ!」
「ああ!」
「うん!」
「逃すか!デカバイオレット!相手をしてもらおう!」
「っ!」
それを見て、麦翔達はすぐに走り出す。
それに対して、ゴウエモンは麦翔へと向かっていく。
「ハァァァァァ!」
「ふっ!はっ!」
ゴウエモンと麦翔は格闘戦で応戦していく。
「やるじゃねぇか!だが、まだまだ甘い!」
「くっ……!意外と強い………!」
ゴウエモンはそんな風に言う。
ゴウエモンの意外な強さに、麦翔は苦戦気味だった。
そんな中、あんなとみくるが回避する中、アーナロイドが銃撃して、土煙が上がる。
「前が見えない………!」
「ハンニンダー!」
「来るぞ!」
土煙で視界が遮られる中、ハンニンダーは桜吹雪を放ってくる。
三人がそれを回避すると。
「ウィーン!」
あんな達が土煙から出てきたのを見たアーナロイドが、銃撃を行う。
ハンニンダーとアーナロイドの連携には、2人は押されていた。
「どうすれば………!」
「大丈夫!あの迷路を出られたんだもん!私たちなら何とか出来る!」
「うん!」
みくるはそう呟く。
すると、あんなはそう答えて、みくるは自信を取り戻した表情を浮かべる。
そして、お互いの足を当てると、駆け出していく。
「ウィーン!」
「ウィーン!」
あんなが土煙から出てくるのが見えると、アーナロイドはビームを放ち、あんなは回避する。
ハンニンダーもみくるに攻撃をして、みくるは回避する。
それを見ていた麦翔は。
「………なるほど」
「よそ見をしてんじゃねぇ!」
あんな達の行動を見て、何かを悟ったのか、そう呟いた。
ゴウエモンが攻撃する中、麦翔は応戦しつつ、移動していく。
あんなはある程度走り、アーナロイドと対峙すると。
「ちょこまかと逃げやがって………!」
ゴウエモンがそう呟く中、みくるもハンニンダーと、麦翔もゴウエモンと対峙していた。
すると。
「ハンニンダー!」
「今だよ!」
「「ジャ〜ンプ!」」
「ふっ!」
「ウィーン⁉︎」
ハンニンダーは桜吹雪を放ってきて、あんなとみくるはジャンプし、麦翔も横へと飛ぶ。
すると、ハンニンダーが放った桜吹雪は、ゴウエモンとアーナロイドへと向かっていた。
「うぉぉぉぉ⁉︎」
「ウィーン⁉︎」
「は⁉︎ハンニンダー………⁉︎」
「っ⁉︎扇子がない⁉︎」
ゴウエモンとアーナロイドは桜吹雪を受けて、ゴウエモンは怯んでしまい、アーナロイドは撃破される。
それを見たハンニンダーはすぐに桜吹雪を止める。
すると、桜吹雪で扇子が飛んでしまったのか、ゴウエモンはそう叫んだ。
そんな中。
「ハンニンダー………?」
「こっちだよ!」
「後ろだ」
ハンニンダーがあんな達を探していると、背後から声がかけられる。
ハンニンダーが振り向くと、そこにはあんなと麦翔の2人がいた。
麦翔はディーブラスター01とディーブラスター02を構えて、あんなはジュエルキュアウォッチを取り出して、ジュエルキュアウォッチの長針を11に回す。
そして。
「アンサーアタック!」
「シュート!」
「ダー⁉︎」
「ポチ〜!」
あんなのパンチと、麦翔の銃撃を受けて、ハンニンダーは思いきり倒れる。
そして、ポチタンがそう叫ぶと。
「「オープン!プリキットミラールーペ!」」
あんなとみくるはそう叫ぶと、ペンダント状になっていたプリキットミラールーペが大きくなり、実際の虫眼鏡サイズとなった。
「「ポチタン!」」
「ポチ〜♪」
あんなとみくるの二人がそう叫ぶと、ポチタンからまた新たなマコトジュエルを生み出され、二人の元に向かう。
あんなの物は紫のハート、みくるの物はピンクのハートとなっており、変身用とはまた別の形状になっていた。
二人のカラーリングのハートに、周りが金色で縁取られていた。
「「マコトジュエル!」」
「見て!」
「感じて!」
「「謎を解く!」」
「「これが私達のアンサーだ!」」
二人がポチタンからマコトジュエルを受け取ると、プリキットミラールーペに装填する。
そして、ルーペのカバー部分を開いて、開く。
そこから、プリキットミラールーペのダイヤル部分を回転させる。
そして。
「「プリキュア・フライングスペクトル!」」
二人がそう叫ぶと、プリキットミラールーペから紫とピンクのビームが放たれ、一つになっていく。
一つになったビームは鳥の様な形になり、ハンニンダーに突っ込んでいく。
そして。
「「キュアっと解決!」」
「ハン、ニン、ダー……!」
あんなとみくるの二人がそう叫ぶと、ハンニンダーは閃光に包まれ、浄化されていく。
マコトジュエルがあんなの手に渡ると。
「ポチ〜!」
ポチタンがそう叫ぶと、あんなはポチタンの胸元にマコトジュエルを翳す。
「ポチポチ!キュアキュア!」
ポチタンは嬉しそうにそう言う。
そして、マコトジュエルはポチタンへと吸収される。
結界が解除され、周辺が修復される中。
「ふっ!おもしれぇじゃねぇか。デカバイオレット!また戦おうぜ!はっ!」
ゴウエモンはそう呟くと、撤退していく。
それを見ていたるるか達は。
「………厄介な力ね」
「想定内」
マシュタンがそう呟く中、るるかはそう言って、撤退していく。
一方、それを見ていた存在がいた。
「あれが噂の………名探偵プリキュアに、彼女達と共に戦うデカレンジャー………か。なかなかやるじゃないか。これは、面白くなりそうだ」
紅矢達を見ていた怪盗は、
そんな中、麦翔達は元に戻った桜を見つめていると。
「元に戻ってよかった………」
「ああ」
「何か忘れてない?」
「「理科の授業!」」
「急ごう!」
桜の木が元に戻ったのを見て、そう呟く中、理科の授業が迫っている事を思い出して、すぐに駆け出していく。
理科室には。
「ギリギリセーフ!」
「遅かったね」
「あははは……」
「あんなと麦翔はどうしたの?」
「えっ?あんなと麦翔さんなら一緒に………」
みくるが駆け込み、クラスメイトがそう言う中、そう指摘され、みくるは横を見る。
あんなと麦翔の2人は居なかった。
その2人はというと。
「みくる〜……どこ〜……?というか、理科室ってどこ〜………?」
「ポチ〜………」
「ゴウエモンのからくり迷路のせいで、覚えきれてないからね………」
2人とポチタンはそう呟きながら、校舎内を彷徨っていた。
すると。
「あっ………あんなと麦翔さん、置いてきちゃった……….」
みくるは顔を青ざめて、そう呟いた。
そして。
「どこにいるの〜⁉︎あんな〜!麦翔さ〜ん!」
「もう迷路は懲り懲りだよ〜!」
「右に同じく………」
校舎内には、そんな三人の声が響いたのだった。
その頃、デカベースでは。
「ジューザ星人フライクですか」
「ああ。どうやら、妻子を亡くしていた上、近所にギャングの集まりが騒音騒ぎを出していた事により、逆上した様だ」
「なるほど………それなら、無理もないかも」
「器物破損などの事実はあるが……」
「そこまで重くはならないだろう。ギャングから、違法薬物も見つかったらしいからな」
ジューザ星人フライクを連行してきた紅矢達は、取り調べの結果、フライクは妻子を亡くしていた上、ギャングの集まりが騒音騒ぎを起こしていた事に腹を立てていた事が判明した。
ギャングが違法薬物を持っていた事や、人を殺していないというのもあってか、器物破損などの罪には問われるが、そこまで重くはならないと。
すると。
「………だが、ここ最近、アリエナイザーによる犯罪が多発しているのは事実だ」
「確かに………増えてきたよね」
「軽犯罪から、重罪を犯す様な連中もね」
「やっぱり………ヴィランギルドが絡んでいるのかな………?」
「多分な。油断できないな」
玄李がそう言うと、デカレンジャーの面々はそう話す。
ここ最近、アリエナイザーの犯行が増えているのだと。
軽犯罪から、重罪を犯すアリエナイザーが多岐に渡っているのだ。
その事から、ヴィランギルドが一枚噛んでいるのではと推測した。
「そうだな。麦翔からの知らせで、怪盗団ファントムも動いた事が分かった。ゴウエモンと応戦した様だ」
「ゴウエモンとか……」
「彼曰く、意外と強かったとの事だ」
「意外とって……」
ギョクは、麦翔からファントムが現れた事の報告を受けていた事を伝える。
それを聞いた紅矢達は、なんとも言えない反応をしていた。
「ゴウエモンの奴、麦翔を試したな」
「ああ。あいつの本来の実力なら今の麦翔じゃ勝てないからな」
そして、紅矢と玄李の2人はそう話す。
「とにかく、アリエナイザーが犯罪を起こすのなら、止めるだけだ!お前達、頼んだぞ」
「「「「「ロジャー!」」」」」
ギョクは紅矢達にそう呼びかける。
それを聞いて、紅矢達はそう答えた。
デカレンジャーの戦いは、アリエナイザーが存在する限り終わらない。
だからこそ、戦い続けるのだ。
捜査せよ、デカレンジャー!
戦え!特捜戦隊デカレンジャー!
その頃、地球のすぐ近くでは。
「……やっと追いついたぜ。まさか、地球に逃げ込んだとはな……」
グランドアークと呼ばれる宇宙船が、地球に近づき、操縦席では青年がそう呟いた。
「……とにかく、この地球のデカレンジャーには、挨拶をしておくか」
その青年はそう言って、グランドアークを地球に向けた。
果たして、彼は何者なのか。
今回はここまでです。
今回は、学校の話の後編です。
デカレンジャーも、ジューザ星人を確保しました。
そんな中、謎の怪盗と宇宙警察が現れる。
果たして、彼らは何者なのか。
紅矢達は、ゴウエモンについて、何かを知っている様ですが、果たして。
麦翔達も、無事に迷宮をクリアしました。
次回は、たんプリの8話の話をやるのではなく、オリジナルの話になります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
最新話は、色々と不安な要素がありましたね。
あんなの信念に対して、ウソノワールが揺さぶりをかけるという。
ウソノワールの目的が判明しましたね。
まさか、人間にすらなれないという。
ウソノワールが、あんなのおとも妖精になりそうな気はしますよね。
果たして、どうなるのか。