名探偵プリキュア!with特捜戦隊デカレンジャー 作:仮面大佐
まことみらい学園に通い始めたあんなと麦翔。
ゴウエモンのからくり迷路の一件もあったが、学校に通える様になったのだった。
一方、地球にあるデカベースには、1人の青年が訪れていた。
「久しぶりだな。このデカベースに来るのは」
1人の青年は、デカベースを見つめながら、そんな風に呟いた。
そうして、デカベースの中に入っていく。
その青年を、1人の怪盗が見つめていた。
「……やっぱり来たね。我が愛しの宿敵よ。これは面白くなりそうだ」
怪盗は、デカベースに入っていった青年を見つめると、そう呟いてその場から離れる。
果たして、この怪盗の正体とは……。
デカベースに入った青年は、デカルームへと向かっていた。
そして、中に入ると。
「初めまして。あなたが、この地球署のボスですよね?」
「ああ。代理だけどな。とすると、君が……」
「はい。銀河連邦警察に所属している宇宙刑事エステバンの鳴神迅です」
その青年はギョクにそう話しかける。
ギョクがそう問いかけると、その青年は鳴神迅と名乗った。
彼もまた、宇宙刑事であるのだ。
「そうか。とすると……何かあったのか?バリオゼクター絡みで」
「はい。バリオゼクターを盗んだ犯人……怪盗グラトがこの星に向かったので、それを追って、俺も来ました」
「何だと⁉︎それは本当か?」
「はい」
ギョクがそう聞くと、迅は地球に来訪した理由を答えた。
以前、バリオゼクターが盗まれたと情報があったのだが、その犯人である宇宙怪盗グラトを追って、迅も地球に来たのだ。
ギョクの問いに、迅がそう答えると。
「そうか……だとすると、また厄介な事になりそうだな……」
「ん?何かあったのか?」
「ああ……実は……」
ギョクは厄介ごとが増えたとばかりに、頭を抱えていた。
迅がそう聞くと、ギョクは現状を説明する。
現在、地球署では、ヴィランギルドや怪盗団ファントムが悪事を起こしているのだと。
「ヴィランギルド⁉︎」
「ああ。犯罪組織マクーの残党が興した組織だ。それに、マコトジュエルと呼ばれる大切な物に宿る宝石を狙う怪盗団ファントムもいるからな」
「マジか……。でも、噂だと、名探偵プリキュアや、未来から来たデカレンジャーも協力してるって話ですよね?」
「ああ。怪盗団ファントムに関しては、彼女達の協力のおかげで、何とかなっている」
迅がそう聞くと、ギョクはそう説明する。
名探偵プリキュアや、未来から来たデカレンジャーである麦翔の事は、色々と噂になっているのだ。
すると。
「分かりました。それで……紅矢達や號にも、グラト関連でしばらくいる事を伝えたり、名探偵プリキュアや未来のデカレンジャーにも会ってみようかと思ったんだけど………」
「ああ。紅矢達なら、今はパトロールに出ていて、號はヴィランギルドの動向を探っている。それと、キュアット探偵事務所の面々はは、現在は新たなお店を開く為の準備をしているそうだ」
「そっか……分かりました。では、自分はこれで」
迅は、紅矢達やあんな達にも会ってみようかと伝える。
すると、ギョクはそう伝える。
紅矢達はパトロールに出かけており、あんな達と麦翔は、キュアット探偵事務所の2階に新たなお店を開く為の準備をしているのだと。
それを聞いた迅は、デカベースから去っていく。
デカベースから出た迅は。
「………さ〜て。久しぶりに、あいつに電話するか。ずっと会ってなかったからな……。休憩中である事を祈るが……」
迅はそう言うと、携帯を取り出す。
一瞬躊躇うが、電話をかける。
少しのコール音の後、電話がつながった。
「……あ、久しぶり。元気だったか?」
『……⁉︎………!!!!』
「ぐおっ⁉︎耳元で怒鳴るな……。イヤ、そっちも忙しいみたいだから、邪魔するものアレかと思って……」
迅がそう言うと、電話の主は一瞬驚いた声を出すと、何か怒鳴り声を出す。
それに対して、迅がそんな風に言うと。
『………‼︎………‼︎………‼︎』
「分かった、悪かったって……。暫くこっちにいるから、会おうと思えば会えるから……」
『………⁉︎………‼︎』
「へ?今から⁉︎……お前仕事は?……オフ?……ショッピングモールって、まあ知ってるけど……。分かった、行くよ。少し待っていてくれ。……じゃ、現地で……」
電話の主はそんな風に怒った声を出していた。
それに対して、迅が謝りながらそう言うと、声の主はある提案をする。
それに対して、迅がそう言うと、待ち合わせを決めて、電話を切る。
「ふぅ……。アイツ、自分が有名人の自覚あるのか……?騒動にならなきゃいいが……」
迅はため息を吐きながら、そんな風に呟く。
そうして、迅は移動を開始した。
それからしばらくして、迅はショッピングモールに到着した。
「……さて。ここで待ち合わせだが……」
「お〜い!」
迅はショッピングモールに到着して、周囲を見渡していた。
すると、そんな風に声をかけられる。
迅が声のした方を向くと、そこには1人の女性の姿があった。
帽子とサングラスをつけており、彼女を見ると。
『……流石に最低限の変装はしていてくれたか』
そんな風に思っていた。
すると。
「……全く。宇宙刑事になったのは分かるけど……彼女に対してずっと音信不通とか、あり得なくない?」
「悪かったって。今日は会えなかった分も楽しもうぜ。しるく」
「うん!」
その女性は迅に抱きつくと、そんな風に文句を垂れる。
それに対して、迅はしるくという名前の女性に謝りつつ、そう提案すると、しるくはそんな風に反応する。
彼女は家入しるく。
現役高校生にして、今をときめく大型新人俳優である。
そして、迅とは付き合っているのだ。
2人はそう話すと、ショッピングモールへと向かっていく。
すると、そんな2人を見る影があった。
「あいつ……しるくと一緒にいるが、何者だ……?」
その人物は不機嫌そうにそう呟くと、2人の追跡を開始する。
2人を追いかける人物がいる中、2人はというと。
「ねぇ、この服とかどうかな?」
「いいんじゃないか?似合ってるし」
「じゃあ、これにしようっと!」
しるくは服を迅に見てもらい、迅はそう答える。
しるくは年相応にはしゃぎながら、服を買っていく。
「ねぇ、あれも見ようよ!」
「お、おう……」
「次はこっち!」
「ああ……」
そこから、しるくは色々とお店の中に入っては買い物をしては、迅に荷物を持たせて、はしゃいでいた。
しばらくすると。
「次はここに行こうよ!」
「ま……待ってくれ……」
「あっ……ごめん。大丈夫?」
「いや、大丈夫だけどな……」
しるくがそんな風に言うと、迅はそんな風に言う。
しるくの買った物を全て迅が持っているのだ。
しるくはそう謝ると、迅はそう返す。
「それじゃあ、次は本屋に行こう!探偵エリーの事件簿っていう小説があるんだ!」
「へぇ〜……いいぜ」
しるくがそう提案すると、迅は了承する。
そうして、本屋へと向かった。
「これ、これ!買おう!」
「ああ。……ん?」
しるくは探偵エリーの事件簿という小説を手に取ると、迅にそう話しかける。
それを聞いて、迅がそう答える中、迅は何かに気づいた反応をする。
「……しるく。誰かにつけられてる」
「えっ?誰なの?」
「分かんねぇけど……とにかく、誘き寄せるぞ」
「うん」
迅はしるくにだけ聞こえる小ささでそう話しかける。
しるくが首を傾げる中、迅はそう言って、しるくと共に移動していく。
2人は、地下駐車場へと移動する。
地下駐車場へと着くと。
「……俺たちを見てる奴。居るんだろ?出てこいよ」
「……へぇ〜……気付くなんてやるじゃん」
迅はそんな風に言う。
すると、柱の影から、エイリアンが現れた。
「えっ⁉︎エイリアン⁉︎」
「その見た目からして……テンカオ星人だな?」
「ああ。俺はルンピニって言うんだ」
それを見て、しるくが驚く中、迅は出てきたエイリアンがテンカオ星人であると見抜いた。
現れたのは、テンカオ星人ルンピニだった。
「それで、俺たちをつけていた訳だが、一体何の用だよ」
「お前には用はない。俺にとって、用があるのは………しるく!お前だ!」
「えっ?私?」
迅がそう聞くと、ルンピニはしるくを指差す。
しるくが困惑する中。
「やあ、しるく。迎えに来たよ。俺のポルシェでドライブに行こうよ」
「……随分と馴れ馴れしいが、知り合いか?」
「ちょっと、心当たりはないかな……」
「本人は心当たり無いみたいだが?」
ルンピニはそんな風に言うと、しるくを馴れ馴れしくドライブに誘う。
それを聞いて、迅がそう聞くと、しるくはそう答えて、迅はそう言う。
「なっ……⁉︎それはいけない。なればこそ、ドライブして、お互いの恋を深めようでは無いか」
「いや……ちょっと無理なんですけど……」
「おい。嫌がってるだろ。無理強いすんなよ」
ルンピニはしるくの心当たりがないという発言にショックを受けるものの、めげずにドライブに誘う。
それを聞いて、しるくがドン引きする中、迅はしるくを守るように立ち、そんな風に言う。
すると。
「あぁ⁉︎貴様は引っ込んでいろ!貴様の様な馬の骨が、俺としるくに釣り合うわけがないだろ!」
「っ!」
「はぁ……お前こそ、女性が嫌がっているのが見えてないのか?ナンパをするなら、ちゃんと嫌がる様な事をしない様にしろよ」
ルンピニは苛立ったのか、迅の事を愚弄するかの様にそう言う。
それを聞いて、しるくが顔を顰めると、迅は呆れた様にそう言う。
すると。
「えぇい!やかましい!しるくには俺の方が相応しいんだ!やれ!」
「ウィーン!」
「はっ」
ルンピニはそう叫ぶと、何かを出してくる。
現れたのは、アーナロイドとバーツロイドを繰り出してくる。
「えっ⁉︎何っ⁉︎ロボット⁉︎」
「本性見せやがったな。安全な所に隠れてろ」
「う、うん!」
アーナロイドやバーツロイドを見て、しるくが驚く中、迅はそう促す。
しるくが安全な場所に隠れる中。
「お前を痛めつけて、しるくは俺が連れていく!行け!」
「ったく。本性を少しは隠しとけって」
ルンピニはそんな風に言うと、アーナロイドやバーツロイドをけしかける。
それを聞いて、迅はそう突っ込む。
すると。
「ふっ!はっ!」
「ウィーン⁉︎」
迅は襲ってきたアーナロイドやバーツロイドに対して、生身で応戦していく。
アーナロイドやバーツロイドの銃撃を躱しつつ、的確にカウンターで攻撃をしていく。
「くっ!」
「ふっ!ハァァァァァ!」
バーツロイドはバーツブレードと呼ばれるX型の青い剣で攻撃するが、迅はバーツブレードを躱して、カウンターで攻撃する。
迅の攻撃を受けて、アーナロイドやバーツロイドは爆発する。
「なっ……⁉︎」
「あとはお前だけだぜ」
「バカな……⁉︎バーツロイドだぞ⁉︎ドロイドの中では強いのだと言われているのだぞ⁉︎」
それを見て、ルンピニが唖然となる中、迅はそう言う。
ルンピニは、バーツロイドがあっさりと倒されたのを見て、動揺していた。
「お前みたいな奴に女が靡くと思うなよ」
「ぐぬぬ……!まだだ!アーナロイドやバーツロイドはまだ居るんだ!行け!」
「やれやれ……本気で行ってやるよ」
迅がそう吐き捨てる中、ルンピニはそう叫んで、アーナロイドやバーツロイドを更に出して、迅に向かわせる。
それを見て、迅はそう呟くと。
「電着!ふっ!ハァァァァァ!」
迅がそう叫ぶと、粒子が迅に集まっていき、コンバットスーツが装着される。
電着。
それはエステバンのコンバットスーツ装着のコマンドだ。
では電着プロセスをもう一度見てみよう
「電着!ふっ!ハァァァァァ!」
『了解。ゴルド・プラズマエネルギー照射します』
電着のコマンドを受けたグランドアークは、ゴルド・プラズマエネルギーを照射。
照射されたエネルギーはコンバットスーツを形成し、わずか1ミリ秒で電着を完了するのだ。
「迅君……!」
「な、何だ貴様は⁉︎」
「俺は……宇宙刑事エステバン!」
しるくがそう呟く中、ルンピニがそう聞くと、迅はそう名乗りを上げる。
これが、ギャバンとは別の宇宙刑事、エステバンだ。
「くっ……!行け!行け〜!」
「ウィーン!」
「○▼※☆×■◇!」
ルンピニはそう言うと、アーナロイドとバーツロイドは迅へと向かう。
それに対して、迅は。
「ふっ!ふっ!はっ!」
迅は必要最低限の動きでアーナロイドとバーツロイドの攻撃を躱し、カウンター気味に攻撃を叩き込む。
生身の時と違って、エステバンに電着しているのもあって、一発で破壊されていく。
「ひぃぃぃっ⁉︎」
「どうした?もう終わりか?」
「うっ……!うぅぅぅっ……!うぉぉぉぉぉっ!」
「よっと」
「のわっ⁉︎」
それを見て、ルンピニは恐怖した。
エステバンの力を。
迅がそう聞くと、ルンピニは半狂乱状態で迅に向かってくる。
迅はその攻撃をあっさりと躱すと。
「ハァァァァ……!ゴルドバーンキック!」
「うわぁぁぁぁ⁉︎」
迅はそう叫ぶと、ルンピニにキックを叩き込む。
それを受けたルンピニは吹き飛び、壁に激突する。
壁に亀裂が入る中、ルンピニは気絶した。
「……大丈夫?死んじゃってない?」
「大丈夫だろ。手加減したから気絶しただけみたいだしな」
しるくがルンピニを心配したのか、そんな風に聞く。
それに対して、迅はそう言いながら、警察手帳を取り出す。
「とにかく、こいつは地球署に引き渡すとしようぜ。ドロイドを持っていたから、ヴィランギルドと何らかの関係があってもおかしくないしな」
「そっ、そっか……」
迅はそう言う。
ルンピニは、アーナロイドなどを持っていた為、ヴィランギルドと何らかの関係があると睨んだのだ。
しるくがそう反応する中、それを見ていた人物がいた。
「……ほう。流石だな。それにしても、彼女が居るとは……我が宿敵も中々隅に置けないねぇ」
その人物は迅としるくを見つめながらそう呟くと、その場から後にするのだった。
その後、迅はルンピニをやってきた宇宙警察の職員に引き渡し、引き続きしるくとデートをしていた。
そして、2人は喫茶店の方に向かっていた。
「全く……あんなファンが多いのか?」
「あははは……まあ、たまにああいうのがちょっかいをかけたりしてくるかな」
「気をつけろよ。しるくは有名人なんだからな」
「大丈夫だよ。それに……いざとなったら、迅君が助けてくれるんでしょ?」
「……ずるい言い方しやがって」
迅はしるくに対して、ルンピニみたいなファンが居るのかと問いかける。
それに対して、しるくがそう答えると、迅はしるくを心配したのか、そんな風に言う。
すると、しるくはそんな風に言い、迅は照れ臭そうにそう言う。
迅は照れ臭さを隠す為にコーヒーを飲むと。
「あっ、そうだ。しるくにお土産兼プレゼントがあるんだ」
「お土産?何何?」
迅はそう言うと、何かを取り出そうとする。
しるくがそれに興味を持つと。
「ほら。これだ」
「これって……ブレスレット?」
「ただのブレスレットじゃないさ。バード星で購入した、ボタンを押すと髪の色が変化する変装用のブレスレットだ」
迅はそう言って、ブレスレットを取り出す。
そのブレスレットは、迅がバード星で購入した変装用のブレスレットだった。
「これをくれるの?」
「ああ。これを使えば、ドラマとかの撮影だったり、俺と出会う際に髪の色を変えられたり出来るぞ」
「嬉しい……!ありがとう!」
「おう」
しるくがそう聞くと、迅はそう答える。
それを聞いて、しるくは嬉しそうな笑みを浮かべてそう言い、迅も笑う。
こうして、2人のデートは幕を閉じたのだった。
しるくと迅がショッピングを行い、ルンピニと応戦する中、紅矢と麦翔は。
「よっ。お疲れ」
「お疲れ様。紅矢」
パトロールをある程度終えて、紅矢はキュアット探偵事務所に寄り、麦翔は対応をしていた。
麦翔が紅茶を出して、紅矢がそれを飲むと。
「それにしても、プリティホリックか。コスメショップを開くなんてな」
「あんなちゃん達の提案だよ。あんなちゃん達が持ってるプリキットグロスから着想を得たみたい」
紅矢はそんな風に麦翔に聞くと、麦翔はそう答える。
キュアット探偵事務所の2階に、プリティホリックという名前のコスメショップを開いたのだ。
「まあ、開店作業中にニジーが現れて、ジェット先輩のゴーグルに宿ったマコトジュエルを奪おうとしたけど、ハンニンダーは問題なく倒されたよ」
「そっか。まあ、梅衣と紅葉に伝えたら、行きたがると思うし、その時はよろしくな」
「ああ」
麦翔はそう呟いた。
開店作業中、マコトジュエルがジェット先輩のゴーグルに宿ったのもあって、ニジーが現れたが、退けたのだと。
紅矢の言葉に、麦翔はそう頷くと。
「……それにしても、まことみらい学園で、ゴウエモンと対峙したんだってな?」
「ああ。それなりの強さだったよ。それがどうしたんだい?」
紅矢はそんな風に問いかける。
先日、まことみらい学園にて、ゴウエモンと応戦した事を聞くと、麦翔はそう答える。
すると。
「お前、あいつに試されていたんだ」
「試されてた?何で?」
「あいつの本来の実力なら、今の麦翔じゃ勝てないからな」
「えっ?」
紅矢はゴウエモンが麦翔の事を試していたと告げる。
それを聞いて、麦翔が困惑すると。
「あいつ、かなりの実力者でな。かつて、ロンドンに潜伏していたアリエナイザーを全員確保して、俺たちデカレンジャーに引き渡した事もあったんだよ」
「えっ⁉︎」
「他にも、殺人犯などの凶悪犯の確保にも一役買っててな。何で怪盗をやってるのか、いまいち分かんねぇんだよ。それに、一回捕まえた事があるけど、地球署をからくり迷路にされて、逃げられたし。おかげで、脱出するのに手間取ったしな」
紅矢はそう語る。
ゴウエモンはかなりの実力者であり、かつて、ロンドンに潜伏していたアリエナイザーを全員確保して、デカレンジャーに引き渡した事もあるのだと。
他にも、殺人犯などの凶悪犯の確保にも一役買っているのもあってか、恩赦が貯まっていて、デリート許可が下りないどころか、逮捕したとしても、ほぼ確実に猶予がつく判決になっているのだと。
しかも、一度捕まえた事があるが、からくり迷路にされた結果、逃げられたのだと。
そう言って、紅矢が首を傾げていると。
「……そうか。でも、何でそんな彼がファントムに居るんだ?」
「それが分かんねぇんだよな。まっ、マコトジュエルを奪おうとするなら、必ず阻止するがな」
「ああ。あんなちゃんを元の時代に戻す為にもね」
麦翔はそんな風に言う。
ゴウエモンの経歴の謎さから。
そこから、2人は話をしていく。
しばらくすると。
「麦翔く〜ん!」
「ん?あんなちゃん」
2人の元に、あんながやってくる。
麦翔があんなを見てそう反応すると。
「麦翔君もお店の方、手伝って〜!」
「分かったよ。紅矢、話はまた今度でいいかい?」
「おう。邪魔して悪かったな。またな」
あんなはプリティホリックが大盛況なのを受けて、麦翔にも手伝って欲しいと頼み込んできた。
それを聞いて、麦翔がそう言うと、紅矢はキュアット探偵事務所を後にする。
麦翔はあんなの方に向かうと。
「お待たせ」
「ううん。それで……どうかな?」
「ん?何が?」
「ジェット先輩が作ってくれたフレグランス、つけてみたんだ」
麦翔があんなの方に向かうと、あんなはそう話しかける。
麦翔が首を傾げる中、あんなはそう答える。
すると。
「うん。いい匂いだよ」
「そっか……ありがとう!」
「ん?とにかく、手伝うよ」
「うん!ありがとうね!」
麦翔はそんな風に言う。
あんながそう答える中、麦翔はプリティホリックを手伝うのだった。
一方、キュアット探偵事務所から出た紅矢はというと。
「……よう。プリホリに来てたのか」
「紅矢……」
「あら、こんな所に居るなんて珍しいわね」
紅矢はある人物に気づいたのか、そう話しかける。
その人物は、るるかであった。
マシュタンもそんな風に言うと。
「まぁな。ちょっと野暮用があったんだよ。そっちは?」
「……新しいお店が出来てたから、これを買いに行ってた」
「そっか。るるかもそういうのに興味を持つんだな」
「……悪い?」
「いいや。女の子なら、身だしなみは気を使うからな」
紅矢はそう答えると、るるかはプリティホリックで買ったフレグランスを見せる。
それを見て、紅矢がそう言うと、るるかはそんな風に反応するが、紅矢はそう答える。
「……うん。今度会った時は使おうかなと思ってるから」
「そっか。楽しみにしてるぜ」
「それじゃあ、私たちは帰るわね」
「おう」
るるかはそんな風に紅矢に言うと、紅矢はそう答える。
マシュタンがそう言う中、るるかとマシュタンは去っていき、紅矢は2人を見送った。
「……やれやれ。無理すんなよ」
紅矢はそう呟くと、デカベースへの帰路へと着いた。
果たして、この2人の関係とは……。
その翌日、迅は。
「さ〜て……今日も頑張るか」
迅はそう呟いて、移動しようとする。
すると。
「ん?ギョクさん?どうしたんだ?」
『迅か?お前に少し頼みがあってな』
「頼み?」
迅の警察手帳に連絡が入り、迅が対応すると、相手はギョクだった。
ギョクの言葉に、迅が首を傾げると。
『実は……家入しるくの元に、誘拐を仄めかす手紙が届いてな』
「はっ⁉︎誘拐⁉︎」
『ああ。今日、まことみらい学園で撮影が行われるらしいのだが……その護衛にお前を指名してきた』
「俺が?」
『ああ。頼めるか?』
ギョクはそう伝える。
しるくの元に、誘拐を仄めかす手紙が届いたのだと。
それを聞いて、迅が驚いていると、しるくは迅に護衛を依頼してきたのだと、ギョクは迅に伝える。
それを聞いた迅は。
「分かった。すぐに向かう。任せろ」
『頼んだぞ』
迅はそう言って、了承する。
それを聞いたギョクはそう答える。
迅はすぐに、まことみらい学園へと向かうのだった。
迅とキュアット探偵事務所の名探偵との出会いは、近づいていたのだった。
今回はここまでです。
今回は、たんプリの9話に続く話として、エステバンの話となります。
迅は家入しるくと付き合っています。
そんな中、テンカオ星人ルンピニが現れる。
ルンピニのナンパの仕方は、こち亀の白鳥麗次をベースにしました。
麦翔と紅矢は、あんなとるるかと会話をしていた。
次回はたんプリの第9話の話に入ります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
おジャ魔女どれみとコラボすると話題のたんプリですが、この小説ではコナンコラボはやらない予定です。
やはり、デカレンジャーの面々がコナン達を通すとは考え難いですし。
その代わり、一部でオリジナルの話をやる予定です。
今後の展開について、リクエストがあれば、活動報告から承っております。