ドライバー学園『校長室』そう書かれた看板が掲げられている扉の前にタイフーンが立ちノックする。
タイフーン「入るよー」
???「いらっしゃいタイフーン先生」
扉をガチャリと開け中に入る。荘厳に彩ろれた装飾が壁にびっしりと貼り付けられている。
そしてその部屋の奥、机の上に組んだ腕の上に顔をのっけている煌びやかな黄金に輝くロングヘアに見るもの全てを足蹴にするような力強い深紅の瞳の女性が椅子に座っていた。
恐ろしい魔王とも言えるオーラを出している女性をタイフーンは特に気にすることなく部屋の一角に設置されているソファに両腕を広げぐでぇと力を抜いて横たわる。
???「相変わらずいつも通りですね」
タイフーン「まぁまぁお茶を要求しないだけいいでしょ」
???「要求するのも普通はありえないのですが……いいでしょう」
自室のように過ごすタイフーンのことも女性は特に気にすることはなく紅茶を一口啜り食べかけのたい焼き(粒あん)を口に運んだ。
???「どうですか、ゼッツさんの様子は」
タイフーン「至って問題ないよ。ガッチッードみたいに頭が悪いってわけでもないしリバイスみたいに疲れている様子は特にない。かといってデザイアみたいに超絶優等生ってわけでもない。ガヴちゃんみたいな普通の優等生って感じ」
???「そうですか」
タイフーンからの返答に女性は優しく微笑んでいた。その微笑みは優しくもあり力強さも感じさせる気がした。
???「また一段と騒がしくなりそうです」
タイフーン「だねぇ。ゼロが珍しく推してきたし。……じゃまぁまたあとで」
???「はい、またタイフーン先生」
タイフーンは軽やかに校長室を退室した。それを女性は微笑みのまま手を振って見送った。
???「さて、どうなることやら」
女性は窓の外に広がる海のように青い青空をうっとりとしかし力強く眺めていた。
彼女の名前はオーマジオウ、この学園の現校長である。
◇◇◇
ゼッツside
拝啓、ゼロへ
私は今とても……とても……
ゼッツ「ひぃぃぃぃぃ!!!???」
はるか上空を飛んでいます。
あぁ意識が飛びそう。
ウイングかストリーム持ってくれば良かったなぁ。
というかそもそもどうして私はこんな状況になっているんだろうか。
時間は少しだけ巻き戻る。
◇◇◇
転校してから数日が経ったある日のお昼過ぎ
ソード「どうおいしい?」
ゼッツ「はい、おいしいです」
ソードと一緒にオルタリングという三年生の先輩が作った惣菜パンを口に運びながら今日も図書室に入り浸っています。
この場所にいる人はあまりいなくて静かです。
受付にゴースト先輩、そして知らない先輩方が1、2人本棚を見ている程度でここでご飯を食べていても特になにも言われません。
暗黙の了解というものなのでしょうか。
ソード「そろそろこの学校にも慣れてきた?」
ゼッツ「はい。ソードが教えてくれたおかげで」
この数日間、ソードには色々と教えてもらった。基本的な場所もちろん、細かな所まで。
ソード「そういえば部活とかって興味あるの?」
ゼッツ「今の所はあんまり……」
考えてはいない。たくさんの部活があるのは知ってる。けどこれといって入りたいものはまだ見つかっていない。
ゼッツ「…ソードは何に入っているんですか?」
ソード「私? 私は特に……」
???「へい転校生、部活入ってないんだって?」
ゼッツ「どなた!?」
私とソードの会話を遮るように頭に手が乗ったような気配を感じ瞬時に振り向く。そこには私の知らない女子生徒が立っていた。うっすらとした青みのかかった黒髪、着物のような、それこそ戦国時代くらい昔の様相を感じさせる袖の文様。
かっこいい…!
???「あたしは二年の戦国って言うんだ。よろしく、ゼッツドライバー」
ゼッツ「は、はい! よろしくお願いします!」
二年生、ゴースト先輩とおんなじ…!
戦国「で、だ。ゼッツ後輩…うちの部に入らない! なんでも研究部!」
ゼッツ「へ? え? なんでも、研究、部?」
凄い曖昧、何その部活? というかよくそんな名前の部活が認められましたね!?
ソード「戦国先輩でしたっけ? いきなりが過ぎるっていうか……」
戦国「君は聖剣ソードライバーだったね! 確か君も部活動入ってないんでしょ! じゃあ一緒に入ろう!」
ソード「いや私は別に……」
戦国「放課後ここに来てねー!」
先輩は自身の懐から取り出したたった一枚の紙だけ机に置いて足早に図書室から去っていった。
ゼッツ「なんだったのでしょうか…?」
ソード「さぁ…?」
またたく間に現れては颯爽と去ったセンゴク先輩にソードも私も首を傾げた。
ゴースト「二人とも気に入られたんじゃないかなぁ」
ふいに仕事を終えたのであろうゴースト先輩がおにぎりを食べながら話しかけてくる。
ここ数日、昼休みは基本ソードと図書室にいたためゴースト先輩と話す機会は多かった。とはいえ、初対面の時と何か印象が変わった訳はなく、どこか気の抜けた優しい先輩という印象しかない。
ソード「先輩仕事は?」
ゴースト「もう終わったよ。そこまで量あるわけじゃないしねぇ」
お仕事…確か本棚の整理や未返却本の回収をしてるってソードが前ポロっと言ってた。
ゼッツ「ゴースト先輩、あの…さっきの戦国先輩ってどんな人なんですか…?」
二年生のゴースト先輩なら同級生の戦国先輩について何か知っているのではないかと思い、緊張しながら質問した。
ゴースト「うーん、そうだねー……二年の清涼剤だよ」
ゼッツ「清涼剤…?」
どういうことだろうか。首を傾げるばかりだ。
ゴースト「気になるんだったら放課後あの娘が言ってた『なんでも研究部』に言ってみるといいよ。問題児もいるけど」
ゼッツ「……何か言いました…?」
ゴースト「あぁいやいや何も。楽しいことには変わり無いから一回見てみな」
小声で何か呟いていたような気も……気の所為ですかね。
どんな部活なんだろうか…なんでも研究部。
この後、特に何事もなくソードとご飯を食べ終え午後の授業に参加した。
◇◇◇放課後
帰宅していく人やそれぞれの部活に勤しむ人の声がセミの鳴き声に負けないほどに聞こえてくる放課後、私はお昼の時間に話した通りにソードと一緒になんでも研究部の部室に向かっていた。
ゴースト先輩が教えてくれた情報だと、部員数は4人らしく内訳は三年生が1人、二年生が2人、私たちと同じ一年生が1人所属しているらしい。
二年生の2人の内1人は戦国先輩なのは分かってるけど、もう1人は誰なんだろうか。ここに関してはゴースト先輩は遠い目をしながら何故か教えてくれなかった。
ソード「ここみたいだね」
ゼッツ「ここが……」
辿り着いた場所は校舎の端の更に端、なんでも研究部が作られる前までは使われなくなった用具を置いておく場所だったとか。けど、イメージに反して掃除が行き渡っているのか隅々まで綺麗になっており元々は用具室だったとは思えなかった。
壁にはポップな文字で『なんでも研究部!』と書かれた額縁が立てかけられている。
ゼッツ「し、失礼しまーす…」
緊張で震えている手をドアノブに伸ばす。
鍵などはかかっておらず、息を飲みながら扉を開く。
???「あっそこどいっ!!?」
ゼッツ「!?」
ソード「ゼッツ!?」
部室内がチラ見えしてきたその時、扉の奥から人が飛んできた。
突然すぎる事に、避ける動作が間に合うはずもなく直撃し、数メートル先まで飛んだ。
???「いたた……おかしいな、計算は完璧だったはずなのに」
ゼッツ「ど、どなた…ですかぁ?」
目がまわり、意識も飛びそうになったがエージェントである私はなんとか気絶しなかった。
お星さまがぐるんぐるんと視界を回っているけど大丈夫……
???「うん? ……おっと、巻き込んじゃってたか。悪いね」
軽快でどこか落ち着きのなさを感じる声が聞こえる。目をこすりよく見ると、黒髪のショートで、けど右の前髪だけすらりと伸びその先端は真紅の赤を纏っている小柄な少女がいた。
右目に歯車が浮かんでおり回転しているようにも錯覚する。どことなく全体的に機械のような…そんな気配を感じた。
ソード「あなたは…?」
???「僕? 僕は天ッ才物理学者!…に作られた天ッ才化学者である二年のビルドドライバーだよ☆ あぁ勘違いしないでね、一番得意なのが化学方面なだけで物理方面も天才だぜ僕」
着ている白衣をはためかせながらくるりと一回転し、自信満々な微笑みを浮かべ少女――ビルドドライバーは名乗った。
ゼッツ「二年生…?」
ビルド「そうだぞ、僕は二年生だ!」
そういう割には身体が小柄すぎる。一年生の中だと小さい方に入る私より一回り更に小さい。
ビルド「なんだその目! まるで僕の身長が小さくて二年生に見えないみたいなその目! 否定は出来ないけど。そんなことはさておいて、君たちここに何の用かな?」
ゼッツ「あっえっと、私たち戦国先輩に勧誘?されて、それでここに…」
ビルド「戦国が? ふむ……」
ビルド先輩は何かを考え始めたのか両腕を組んだ。
ソード「どうかしました?」
ビルド「……あっそういえば戦国そんなこと言ってたな、今思い出したよ。新しく入ってくれるかもしれない1年のゼッツと聖剣ソードが来るって」
ぽんっと手を叩き納得した様子を見せる。
ゼッツ「私たち入るって決めたわけじゃ…」
ビルド「んにゃ、なら僕がここの良さを身体に教え込んであげるよ。今丁度戦国含め他の部員たち留守だしね。ついてきて」
ゼッツ「? はい?」
ソード「……」
ビルド先輩はほんの一瞬不敵に笑っているようにも見えたが…多分間違いかな? 間違いで合ってほしい…。
そんな思いを抱きながら私とソードはビルド先輩に後ろについていく。
◇◇◇
ゼッツ「………………………先輩?」
数分後、グランドにて私は縄によって椅子にくくりつけられている。
ビルド先輩は何事もないように少し距離を取ってパソコンを弄っている。
ビルド「どしたゼッツくん?」
私の言葉に何とも思っていない平然とした感じでニコッと笑っている。
ゼッツ「な、な、なんですかこれ!?!?」
ビルド「これ? お空ぶっ飛びマシーン1号だよ。ざっと20mくらいは飛ぶんじゃないかな」
ゼッツ「えぇ!?!?!?」
怖い!真っ先にそう思い、足をバタバタさせ無理にでも椅子から立とうとしても縄はびくともしない。
ゼッツ「ソードォ」
ソードはビルド先輩の近くに立っており私の方を見ていた。涙目になりがら私もソードを見つめる。
ソード「……ごめん、ゼッツ」
ゼッツ「そ、そんなぁ…」
私の視線に気づいたソードはさっきまでと変わりない真っ直ぐとした声でお辞儀をした。
ビルド「ほいじゃ行ってみよっか」
ゼッツ「ま、まだ心の準備が!」
ポチッとスイッチが押された音がすると、私の身体は椅子ごと空へと打ち上げられる。
ゼッツ「ひぃぃぃぃぃ!!!???」
身体に多大なる重力がかかる。あまりの勢いに私は思わずぎゅっと目を瞑ってしまう。
もはや何が何だが、意識もぐらっとしてきた。
ゼッツ(ウイングかストリーム持ってくれば良かったなぁ)
もはや叶わぬ儚い後悔を抱きながら私の意識は消えようとしていた。だが、消えかかる一歩手前で椅子の上昇が止まった。
ゼッツ(止まった…?)
安堵したのか私は瞑っていた目を開けた。晴天の青空が地平線の彼方まで広がり、生い茂る木々がかすかに揺れ小鳥たちが鳴いている。
ゼッツ(綺麗…)
その思いを口にすることはなかった。目に映った景色があまりにも綺麗で、壮大で美しすぎた。
私の目と怖がっていた私の心をついでのようにこの景色たちは掻っ攫っていった。
ゼッツ「……あっ、お、おちるぅぅぅ!? ひぃぃぃぃぃ!!?」
そんな景色は長く続かず上昇を終えた椅子は今度下へと落ちていく。
また目を瞑る。
ソード「ゼッツ!!」
ソードの声が遠くから微かに聞こえる。目を瞑っていても私を心配しているのが声色だけで分かる。私はそれでも目を開けられなかった。怖い、怖いよ。心臓の鼓動は大きくなるし頭も恐怖で真っ白になる。
ビルド「ほっ」
ゼッツ「えっ……」
ビルド先輩の声が間近で…それこそ耳元で囁かれたように鮮明に私の脳内に響く。それと同時に私が座っている椅子ごとふわっと軽くなった気を感じる。
ビルド「もう大丈夫だよ。目を開けてみて」
軽く感じたのはほんの一瞬だった。その後に優しい声が聞こえる。
ゼッツ「あ、あれ……なんとも…ない?」
ビルド先輩の言うとおりに目をゆっくりと開ける。既に椅子の足はグラウンドの地面についており、私の身体も特に問題はない。
ビルド「新入部員くん相手に悪ふざけがすぎちゃったかな。ごめんよ」
ゼッツ「あっ? えっ??」
色々ありすぎて頭が回らない。なんで私は無事なの?
ソード「ゼッツ大丈夫? 怪我とかしてない?!」
ゼッツ「う、うん、大丈夫」
ソード「そっか、良かった」
私を心配して慌てて近くに走ってきたソードは私の無事が確認できると安心したのか胸を下ろして安堵の息をつく。
ビルド「あーまぁ入部はしなくてもいいから、うん。ごめん」
ビルド先輩は頭をかき、申し訳なさそうな表情を浮かべていた。
ソード「……」
そんなビルド先輩を見て、何か言いたげな顔をソードは浮かべている。
ゼッツ「(私は全然平気だよ)」
ソード「(けど……)」
そんなソードを見て私は居ても経っても居られずソードの手を優しく握る。
ゼッツ「あ、あの! ビルド先輩!」
ビルド「何かな? 怖がらせちゃった分はなんでも言うこと聞くけど…」
ゼッツ「わ、私! なんでも研究部に入部していいですか!」
ビルド&ソード「「!?」」
もう片方の手で制服の裾を力強く握りながら思いっきり叫んだ。他の二人はどちらも私の言葉に驚いている。
ゼッツ「え、えっと…怖かったのは事実です。だけど、だけど……」
うまく言葉に出来ない。言いたいことがあるのに緊張で口が固まる、心臓が小刻みに強く強く鼓動する。
分からない。だけど、伝えたい。今の気持ちをちゃんと伝えないと後悔する、そう思った。
ゼッツ「本当に一瞬だけでしたけど、空から見えたあの景色が綺麗で! 鮮やかで! 気持ちが高ぶって! だから……だから! 入部したいです!!! あんな景色を沢山見てみたいです!!!」
ビルド「……」
呼吸が乱れる。ただ自分の思っていることを全力で叫んだ。それはとても疲れて、自分でも何を言っているのか分からないほどに頭も口も、身体全身が休みたいと訴えてる気すら感じる。
ビルド先輩は呆気にでもとられているのか、何も言ってくれない。何か間違えてしまったのだろうか? あまりにも唐突すぎて呆れてしまったのだろうか?
ゼッツ(怖い……!)
ビルド先輩が何か言おうとしているのか口をゆっくり開き始める。なんて言われるんだろうか、胸がきゅとする。
ビルド「……こんな所でいいの? 本当に?」
ゼッツ「は、はい! もちろんです! 入部したいでふ…!!?」
ビルド先輩の言葉が嬉しくて嬉しくて、目を輝かせてはっきりと返答しようとしたら最後の最後で舌を噛んでしまった。
ソード「大丈夫!?」
ゼッツ「ら、らいひょうふ…ありがとう」
ソードは私の心配を今の時間だけでも二回もしてくれた。だからこそ小さな声でもありがとうって言いたくなった。
ビルド「僕的には全然ウェルカムなんだけど……お隣の子はどう…かな?」
ビルド先輩の視線はソードの方に向いていた。その視線にソードはキリッとした怖い目つきで返す。
ゼッツ「……」
私はそんなソードの手を握る。落ち着いてほしいとそんな気持ちを込めて握る、言葉にするべきなんだろうけど今の私は叫んだ事や空で飛んだ事など色々な事があったせいでそんな気力は残っていなかったし、危険だったからこそソードが思うことも分かる。
伝わって欲しいんだ……お願い…!
ソード「…………ゼッツが1人だけで入ったらまた危険になるかもしれない。そうならないよう私は傍にいてあげたい」
ソードの言葉に私は顔を上げる。
ソード「だけど……入部はしない」
ゼッツ「えっ」
ソードが続けた言葉は確かな覚悟が籠もってる。声色だけではな表情からもその意思は伝わる。ビルド先輩は「当然かな」と言いつつもどこか物哀しさを含んだ表情で優しく微笑んでいる。
私は悲しくて悲しくて、ソードの言葉を無理やりにでも拒絶したくなるほどに胸がさっき叫び終えた時より一段と強くきゅと締め付ける。
ビルド「まっ、しょうがない。君の大切な友達を危険に晒したのは反論出来ないし、君の判断は最もだしn」
ソード「入部はしない、少なくとも今は。だから仮入部ってことで私をなんでも研究部に入れてほしい」
ビルド先輩の話を遮ってソードは声色を変えずにそう言った。
ゼッツ「ソード…!」
嬉しかった。嬉しすぎた。なんて言えばいいのか選べないほどに嬉しい気持ちが滝のように溢れる。正式な本入部ではなく仮入部だけど、それでもソードは私の傍にいてくれる。そう思うだけで心が満たされ、溢れ出た気持ちは涙へとバトンタッチし私の頬を伝う。
ビルド「…………まじ?」
ビルド先輩もこれには想定外だったのか口をぽかんと開け目を見開いている。
ソード「ビルドドライバー先輩、正直私はあなたのことがまだ嫌いです。……それでもゼッツはあなたに感謝してるのもまた事実。そのことを踏まえて色々考えた上での仮入部。ダメですか」
ビルド「いや、いいよ! 全然いい!」
淡々としたソードの口調とは反対にビルド先輩は声を張り上げている。
ゼッツ「私と一緒に入ってくれるんだよねソード…?」
ソード「そう言ってる。仮入部っていう違いはあるにはあるけど、ゼッツと一緒に私もなんでも研究部に入る」
ゼッツ「やった…!!」
ソードの声ではっきりと私に言ってくれて私の心は更に嬉しさに満たされる。
ソード「ってどうしたのその涙…!?」
ゼッツ「これはその…嬉しすぎてつい…」
ソード「私も嬉しいよ。ありがとうゼッツ」
ソードはふっと笑い、私の頬を伝う涙を指ですくい上げる。
ビルド「いいね、君たち。最高だ。改めてよろしくね二人とも」
ゼッツ「はい! よろしくお願いしますビルド先輩!」
ソード「よろしく…」
私はこの日を忘れない。そう自分の心に誓った。
なんでも研究部の三年生は誰がいい? この中から選んでみてね
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デンオウベルト