序盤からずっと利用するような施設経営者だけど強キャラに薄目にこやかで見られながら名前を呼ばれて最後に「ですよね?」で締め括られる存在になりたい 作:ブ雨堰ド
この場では単位系を地球基準に合わせています。
・アスミカタ帝国
対外的な首都を明郷に置く、侍と忍者が戦い合っている国。東西に長い国土は西側を侍の領土、東側を忍者の領土に分けている。
緯度が高いこと、葦三方の名前の通り三方を山脈に囲まれていることなどから年中を通して肌寒く、滞積妖雲と呼ばれる上空に滞留した魔力雲のせいで紫輝の光も降りてこない、どんよりとした国。
古くは明日未片と書き、各国から寄せられた罪人がここに集められ、ある儀式の生贄にされていた。明日未片は「明日がどこにも繋がっていない」という意味。
川の神と海の神がこの国に縁深いが、別に守護神というわけではない。それぞれ冥津神、天風神の名で親しまれてはいるが、実際に会ったことがあるのは限られた数人だけだとか。
何事にも高いポテンシャルを発揮して集中・咀嚼・上達し、最高効率で学びを得られる凄い人。知能特化。総合能力に数値を振るのであれば、レスベンスト冒険隊や【マギスケイオス】に勝るとも劣らない。元は大目付というとんでもなく高い役職だったが、『鳴子雀』の味に雷に打たれ、迷わず転職。茜座に弟子入りした。
食事処『
鬼(オーガ)族ではあるが、武才には恵まれなかった。……とはいえ、原理の理解は早いので、やろうと思えば武才くらいは作れる。
師亡きあと、『鳴子雀』よりも多くの出前を取り、実質的に合戦を裏からコントロールし、早めに終結させた。毒蛙や蛇といったものに対して多少殺意が高いが、殺した後はちゃんと料理にする。毒抜き方法は既に取得済みである。
鬼族にしては小柄な女性。卓越した包丁さばきと高い色彩センスを持っていて、おかずを何か一品付け加えるなら彼女に頼むのが一番とされている。魚の捌きは師の茜座にすら「目で追えねえ」と言わしめたほど。狩りの腕にも優れ、食材の足りない時はふらっと出ていってふらっと帰ってきて、その背に大物を背負っている、なんてことがしばしばあったとか。
食事処『
実は御庭番筆頭・『隙間風』の名で知られる「侍の忍者」であり、瓜良大目付が突然職をやめて食事処の従業員になった、という珍事を調べるために潜入してきた。そうしたら居心地が良かったし、料理の才も開花したので、御庭番をやめて料理人になろうとしていた。雇い主が料理人になってもいいから御庭番はやめないでくれ、と言ってこなければ多分普通にやめていた。
甘味大好きお兄さん。元々甘いものが好きだったのだが、『鳴子雀』の餡蜜、抹茶小豆砕氷などを食べ、自分はこれを作るために生まれてきたのだと痛感。当初の目的はそのままに弟子入りを決定。割とちゃんと心苦しくは思っていたため、できるだけ従業員や客は襲わせないようにはしていたらしい。可能性のある者を除いて、だが。
本来の呼称はウォーラー・イン・フロッグスが正しいが、これが本名であるかと言われたら彼は首を振るだろう。アスミカタ帝国を長年悩ませていた毒蛙の使役者であり、仮面の魔族。仮面を付け替えることで茜座すら騙すほどの偽装を可能とする。
紫輝歴513年の時点で【マギスケイオス】には入っていたが、当時の称号は少し違った様子。《
食事処『
茜座の四番弟子にしてアスミカタ帝国では結構良い所のお坊ちゃん。彼が料理人に弟子入りすると家族に告げた時、涙を流して喜ばれたとか。三十過ぎても家でだらだらしていた息子が自分から働きだすなんて、という喜びである。
食事処『鳴子雀』は彼が継いだ。家族が良く食べにくる。常連の話では、瓜良に次いで茜座の味に似ているのは吉冨の料理であるとか。
育ち盛りの鬼族少女。花紋三姉妹の末っ子。歩くのが好きで、色々な場所に赴いてみたい……のだが、立場がそれを許さないためにやきもきしている。
役人の常平とは彼女が幼少の頃に城を脱走して捕まった時以来の仲。飲むようにざるそばを食べる彼には呆れ半分の信頼を向けている。
既に結婚している、花紋三姉妹の真ん中の子。侍の領地におけるあれこれを担っていて、役人の報告も基本は彼女に上がるため、実質的なトップのようなもの。母の腕を奪った忍者のことは一切許せていないが、これ以上血の流れることを良しとしなかったため、合戦の終わりを受け入れた。
姉とは違う観点から『鳴子雀』を危険視していた者の一人。求心力を持つ指導者ではないもの、というのは、為政者にはどう映るのか。
既婚者。花紋三姉妹の長女。冥津神から預けられた瞳で未来を見ることができる女性。無数に枝分かれする未来を処理しきるだけの能力はあるが、指導者としての才があるかというと、実はそうでもない。争いは起きてほしくなかったし、起こすつもりもなかった。起きない未来を選んだはずだった。
彼女が見た未来では、征武乱禍の大蛇に侍たちが食い殺され、忍者たちに破壊しつくされるという"最悪"が起きていたため、それよりはよい未来を引けた……の、かもしれない。
菖蒲家三児の母。章開始時点では病を患っていたが、滋養強壮料理で改善された。定道による「けしかけ」で血の気の滾った忍者により片腕を奪われる。命は取り留めたが、数年後、眠りに就いた。
定道
アスミカタ帝国のトップ。御殿に住むお殿様。普段は「御方」とか「あの方」としか呼ばれないため、名前を知っている国民が少ない。
姓は無い。強いて言うならば定道・アスミカタ。ただし彼には初めからそんなものを背負う気概など無かったようで、時を超えるために海の神と契約を交わし、そのための暗躍をしていたらしい。
・エリスフィア帝国
首都をエリスフィアに置く。東西南をV・D連邦に囲まれている国。世界全体を見ても小国と言わざるを得ない国土面積であるが、武力はV・D連邦、ガルズ王国に次いで三位という超攻撃的国家である。
他国の一切を受け入れずに押し返して発展した文化圏であるためか、周辺諸国とは様相の違う文化や言語が多く使われている。キロス自治領は過去エリスフィア帝国の一部であったが、紫輝歴300年に独立。実質的な支配は続いている様子だが、少なくとも奴隷扱いや罪人扱いはしていない様子。
国全体で子供を大切にする気風があるが、戦死も多いため、孤児が多い。ただし親がいなくとも教育を受けられる制度があるなど、政策の方はしっかりしているらしい。
メッテ・イェルネ 身長160cm 体重52kg → 身長170cm 体重63kg
孤児の少女。ナイフを得意武器とし、目潰しや格闘など、あらゆる手段で戦闘を行うインファイター。多少の痛みは無視して攻撃をし続けるきらいがあり、被弾も多かった。
大人になってからはナイフ以外の刀剣類も使うようになったこと、また
紫輝歴579年、ヘンリックと結婚。メッテ・エカスベアになった。
ヘンリック・エカスベア 身長161cm 体重57kg → 身長167cm 体重66kg
孤児の少年。魔鉱石オタク。魔鉱石の性質やそれを用いた道具など、魔鉱石限定の幅広い分野に知識があるが、学校には通えていないためすべて独学。集中すると周囲が見えなくなる欠点がありはするが、それ以外の時は全体が見えていて、メッテの行動が「無謀」であるか「メッテならできる」かなどを嗅ぎ分けられる。
大人になってからはエカスベア魔導研究所の研究者として名を馳せ、エリスフィア帝国において「上から数えた方が早い頭脳」や「要人」になっている。
紫輝歴579年、メッテ・イェルネと結婚。たくさんの研究者たちに尻を蹴られた。
キアステン・ゲーゼ 身長154cm 体重50kg → 身長154cm 体重51kg
音楽好きの引っ込み思案な少女……というのは設定で、実は魔族の、それも『
ある意味で全ての原因。あるいは後述の精霊の共犯者。勿論彼女自身は何も知らないし、覚えていない様子だが。
魔族ではあるが、章開始時点で二十歳と、かなり若い方。『
とはいえ博士に教わった結界術や魔法は今でも磨いていて、後述の『剣士』や『皇帝』と別れたあともメインウェポンとして使っているらしい。
結婚はいつになるのやら。血の問題もあってするかどうかも怪しい。メッテとヘンリックの結婚については「でしょうね」と返したし、たくさんたくさんお祝いした。
『剣士』 身長155cm 体重66kg
孤児の少年。本名はレドミラン・ロックスター。特筆すべき能力は有していないが、パワー馬鹿に見せかけて案外頭が回る。座学にも意欲的で、魔法についても理解がある。部分強化と呼ばれる強化魔法が得意で、魔力効率だけで言えばメッテを凌ぐ。どこぞの『最小限』には遠く及ばないが。
冒険者となってお金を稼ぎつつ、紫輝歴579年、『皇帝』と共に旅に出た。普段はいないのに時々いるキアステンに毎回驚きつつ、精悍な青年へと成長中。とりあえず色んな国を回って見識を深めるつもり。恋愛はよくわからない。
『助手』 身長148cm 体重42kg
孤児の少女。本名はブリジット・エカスベア。姓無しであるため、拾われた時に姓をもらった。ヘンリックに拾われて以来、彼に恋をしていた。初めから叶わぬ恋だとわかっていたし、最初の頃は自覚していなかったけど、メッテ(というかキアステン)が現れて自覚。その後、博士がメッテと結婚したことで失恋も自覚する。
大人びた少女ではあるが、すぐに怒るところもあって、良いバランスが取れているのだろう。魔法は使えるが根本的に戦闘者じゃない。事務仕事における効率はどこぞの国の元大目付にも匹敵するとか。
『皇帝』 身長157cm 体重60kg → 身長164cm 体重69kg
孤児の少年。本名はアーウィング・エカスベア。姓無しであるため、拾われた時に姓をもらった。誰に対しても丁寧な口調で話す。それを幼き日に「将来皇帝にでもなるつもりなのか?」と言われ、そこから『皇帝』と呼ばれるようになった。
此度の『
何を視たのか、何を託されたのか、『不死』により老化を止められた彼は今。
一流のアルピニストになるために、毎日山を登っている──。
『魔女』 身長156cm 体重42kg
孤児の少女。名前は全記録から削除されている。魔法と薬草学に長けている姿から『魔女』と呼ばれていた。ヘンリックに拾われる前からこのあだ名で呼ばれていて、酷い目に遭っているのではないかと危惧したヘンリックにあだ名を変えないかと提案されたことがあるが、断ったとか。『魔女』はお気に入りの名前らしい。
章開始時点で既に死者。この世界の存在は肉体を失ったあとも短時間であれば活動できる、という証拠が世界各地にあるようで……?
基本的には誰に対しても親身になれる、優しくて礼儀正しい良い子。『先見』に『
『王様』 身長169cm 体重68kg
魔族の少年。本名はアンキア・"ヴァーン"・バリムケラス。貴族の血を引いているが、戦争戦争煩い大人に嫌気が差して旅に出た。豹の魔族であり、顔が諸に魔族であるためフードを被っての旅路であったが、彼を受け入れてくれる国は少なくなかったようで、人間に対してそこまでの嫌悪感が無い。
自分にできないことができる相手を非常に尊敬する性格をしているほか、技術者というものを高く評価する傾向にある。そのため『博士の博士』の評価はかなり高い。
異界『
特筆すべき能力は持っていないが、本人の言う通り世界に初めて竜災の現れた年生まれの少年である。つまり章開始時点で57歳であるが、まだ少年扱い。魔族とは……。
彼もまた『先見』に『
ヴァーンは「最も偉大なる」という古代魔族語。
『探偵』 身長177cm 体重77kg
少年というか青年。ブラウンのストライプなインバネスコートを着て、鹿撃ち帽を被り、どこにしまい、どこから取り出しているのか、ステッキを常に持っている格好付けたがりな【マギスケイオス】。『探偵』というのはあくまで『魔女』から「あなたのあだ名は何がいいかしら」と言われて、「そうだね、では私のことは、『探偵』と呼ぶといいよ」というやり取りがあったが故のあだ名であり、何か事件を解決した、などの実績は無い。有している『先見』の魔法は『
アスミカタ帝国生まれゼルパパム育ち。十五歳までをゼルパパムで過ごし、その後は世界各地へふらふらしていたらしい。実は少年でも青年でもない歳らしい。
空間を渡る術を心得ているが、精霊の作った空間からは逃れられなかった。
外にいた本体は自身の影法師が『
その場にいるだけで何百年先だろうと地の底だろうと『先見』し、対策を取っておける。『
『庭師』 身長0cm~300cm 体重0g~20kg
齢1000、精神年齢10歳な精霊の少女。本名ニツァ=ハルティヤ。純粋な精霊なので魔法についてはスペシャリストという域を超えている。ただ、今まで人間の歴史にはあんまり興味が無かったため、博識というわけではない。『
エリスフィア帝国で起きた『
異界解体後は本体に「整合」されたが、本体はどっか別の場所にいたので、「そうなんですね。残念ですが仕方ないですね」くらいにしか思っていない。植物の世話が好き。
ハルティヤは「目が離せない」を意味する精霊語。
・キロス自治領
行政区をアケノースに置く。元エリスフィア帝国であり、紫輝歴300年に独立したものの、属国という印象は内外で拭えていない。
これといった特産があるわけではないが、ゼルパパム南のトルノ・ヴェスティア自然保護地区と隣接する大森林から出てくる他では見ない魔物や植物が有名。
国土面積や位置座標が近いため、ハンラム王国と比べられることが多いが、あらゆる面で劣っていると言わざるを得ない。無理に優れている点を言うのなら、貴族制度が無いため、権謀術数があまり無いことくらいだろうか。
周辺諸国はみんな「どうして頑なに独立を選ぶのだろう」と思っているとか。自治領主の本心は、果たして。
ケルスティ・ハルナック 身長166cm 体重57kg
キロス自治領警察機構凶悪犯罪課巡査部長。部下たちからは主任と呼ばれることが多い。キロスではさほど珍しくはないが、女性警察官。
数々の難事件を高い行動力と直感で解決へと導いた実績があるが、単独での突撃癖もあるため、そこが昇進を妨げている理由だろう。チョコレートを使ったパンが好き。
トゥーン・ペルト 身長171cm 体重72kg
キロス自治領警察機構凶悪犯罪課巡査。爽やかイケメンであるが、凶悪犯には及び腰になることもしばしば。人々に寄り添い、頼ってもらえる警察官を信条にしていて、事実誰からも好かれる。ケルスティと付き合っている噂が流れているが、本人にそういう気はこれっぽっちも無いのだとか。
ナイフ投げの技術に優れ、50m先に置かれた果実にも一発で、しかも刺さる角度で投げつけることができる。母校であるエリスフィア帝国大学を首席で卒業しているとか。学部がどこだったのかは恥ずかしがって教えてくれない。
タナック・ロン 身長182cm 体重78kg
キロス自治領警察機構魔法犯罪課警部。強面で魔法犯罪者と身内には厳しいことで有名だが、案外融通は利く方。もうそろいい歳なので、刻印の刻まれた
先祖に仙実国の人間を持つが、タナック自身は生粋のキロス人。妻も息子もいる。
キロス自治領警察機構長官 身長175cm 体重76㎏
眼鏡をかけた、優しい目をしたお兄さん。キロス警察で一番偉い人。部下からは署長と呼ばれている。普段から非番の時でもキロスを見て回ることを心掛けていて、だからこそ運命に引き摺り込まれたのかもしれない。
バムセという犬を飼っている。
ジュノ・ナルツォーラ 身長158cm 体重52kg
なぜか足音が全くしない、なぜか息遣いすら聞こえない女性。主人公が魔力の質や霊質を見た限りでは普通の人。あらあらうふふお姉さん。
身分証明不要、格安、という条件で部屋を貸しているため犯罪者の温床になりがち。小さめのアパートではあるが、いわゆる賃貸マンションであるため設備は整っているし、住み心地もいいらしい。結婚している様子はなく、掃除をしているか、料理をしているか、手芸をしているか、雑談をしているか。基本この四つの姿しか見ない、とか。
彼女の気配は『大怪盗』や『人身売買組織のハンター』が「最大限の注意を払っていても」感じ取れないらしく、恐らく天性の才能である。
『大怪盗』シンプトム 身長181cm 体重72kg → 体重68㎏
本名オットー・クロイツヴァルト。エリスフィアを中心に活動する怪盗であり、被害総額は三兆ストレイルに上ると言われている。
平時から笑った顔の仮面をつけているのだが、なぜかそれが怪しまれることはない。紅のスーツも紫色の髪もなんでか怪しまれない。怪しい恰好をした人は怪しくないんじゃなかろうか。
暴力での犯罪をあまり好まないが、警備員を昏倒させるくらいはやる。好まないだけで戦闘はできる。格闘と幻術を織り交ぜた戦い方をするため、対人特化と言える。
後天的に刻み込まれた霊体化という魔法で盗みを行うが、新しい腕を得てからは新しい手法も開発したとか。
アレクサンダー・フォノン・”ルベント”・ドノヴァ 身長172cm 体重75kg
ドノヴァ古物商の店主。骨董品好きで全国から買い集め、そして売りに出している。壊れているものであれば新品同然まで修繕するだけの能力も有しているが、その破損に歴史ありと判断したら直さない。鑑定の技術に優れ、ヤーガーのレリックも読み解ける。反面刻印魔法の技術自体はそこまででもないため、再現はできない様子。
名前が非常に長いが、別に王族貴族ではないとは本人談。色んな所に顔が利く。
ルベントは古代魔族語で「目を凝らして」。精霊語で「光差す深い森」。
『
快楽殺人鬼の兄と死体アーティストの妹の二重人格者。肉体は男性。どちらが主人格ということもなく、二つの人格が現れたり消えたり、会話したり盛り上がったりしている。戦闘技術は極めて高く、ブッチャーナイフを操って殺人を楽しむ。死体を面白い・美しい形にすることも忘れない。ワンマンアーミーと言える戦闘能力であり、魔法不使用でエリスフィアの軍隊を相手にできるほど。実は魔法も使えるらしい。
異常者ではあるが、恩はしっかり恩で返す派。特に兄は、妹が受けた恩に対してのお礼はきっちりする。そして妹は、兄が受けた不当な扱いを忘れない。経歴不明の怪人。
・番外
所属している組織やグループはあれど、まだ全容の描写されていない面々をここに記載する。
フラニー・ハニー・オーケストラ
魔法大好きクラブ……ではなく【マギスケイオス】筆頭、『不死』の魔法使い。
老樹の切り株を持ってきたんですよ、と言われても納得してしまいそうなほどに皺の深いお爺ちゃん。基本は世話焼きな老人だが、彼もまた魔に傾倒した
魔法を完成させたのが晩年であるためかなり年老いているように見えるが、格闘戦がいけるくらいには動けるらしい。あんまり無理をするのはどうかと思うぞ。
忍者に用心棒として雇われていた少女。その正体は【マギスケイオス】が『蓋然』の魔法使い。
名前の響きからして仙実国の出身であると考えられるが、果たして彼女が今何歳なのかは謎だ。『物の大小を操る魔法』や『所有物の個数を倍する魔法』など、既存の魔法体系に囚われない魔法を使う。
主人公の作った『全味覚対応団子』や『報酬系直接刺激団子』をいたく気に入り、【マギスケイオス】に帰ってきた羽澤ことウォーラー・イン・フロッグスに作成を頼んだのだが、彼は作り方を知らないらしい。作り方を聞いておけばよかったとちゃんと後悔しているらしい。食べすぎはどうかと思うぞ。
エレン・"オーラ"・マイズライト
今回の登場人物紹介にも登場した【マギスケイオス】が『財宝』の魔法使い。
どうやら若い女性の見た目は昔からあまり変わっていない模様。人間ではあるようだが……?
かなり若い時分から「世界を四回買っておつりがくる」くらいの財力を有していたようで、今回はとんでもない用心棒を引きつれて少し昔の闇オークションに参戦だ。兆をポンと出すのはどうかと思うぞ。
エステルト・"ヴァーン"・マイズライト
この頃から消極的な少年だった様子だけど、少なくともなよっとはしていない。肩に蛙も乗せていない。部下から酷い扱いを受けていない。
闇オークションで『大怪盗』相手に使ったアドゥニグラーン君は未来にて破壊されることが決定している非業の剣である。相手が盗人だからって即座に両断しようとするのはどうかと思うぞ。
トライギル・
沼地の神。巨大サンショウウオ。
神の名前は自我を持った瞬間に頭に思い浮かぶものらしい。麓の村を含む山の守り神をしているけれど、彼がどれほど善神だったのかは後述の二柱の神でわかるだろう。魔族も人族も関係なく子供の成長が好きで、その阻害をする存在を嫌うが、だからといって殺したりなんだりはしない。雪山に入るとちょっとだけ吹雪が強くなるかもね、くらい。
スモーキー・
川の神。巨大カタツムリ。冥津神、征武乱禍の神とも。
愚かしく足掻き、愚かしく掴み損ねて転がり落ちていく人間を眺めるのが好きで、そのために未来を見る片目を渡している。未来視の力は与えるけれどマッチポンプはしない。それをすると面白くないから。未来を見て、どうせどうにもならないのに奔走して心労を尽くして、その果てに失敗する、っていうのがこれは最高の味なんだわさ。普通に悪神。
ディナティ・
海の神。巨大ナマコ。天風神、平定神とも。
愚かしく足掻き、身に余る大望を抱いてそれに押し潰される人間を見るのが好きで、そのために欲望を持った人間に近付き、契約と取引を持ち掛ける。特に欲しくもないものであってもその人間が全力を尽くすものであれば欲しいと言って手に入れさせる。その入手のために愚かなことをして夢から遠のく、っていうのがこれは最高の味なんだわさ。普通に悪神。
サラード・
雨の神。巨大だけど他と比べるとそうでもない大きさのカエル。
今回は濡れ衣を着ただけで未登場。他の神同様に人語を解せるはずだが「ゲェロ」しか喋らない。あるいは喋っている相手にだけ言葉が通じている可能性はある。彼がどういう意図でエステルトと共にいたのかについては謎が深まるばかりだ。とはいえ上記二柱ほどの悪神ではないだろう。多分。