TS不死吸血鬼の異世界旅行記   作:Revak

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第30話

 

「ようこそ。エクリプスドーンへ」

 

 玉座の間にエクリプスドーンの者全員とリオンは集まっていた。

 

 ここにいるのは七人の男女だ。

 男が三人と女が四人居る。

 

「お前がニーナについてきた男気あるやつか。俺はブラド。戦士だ」

 

 ブラドは長身の男だ。身長は百八十五センチもある。

 ガタイもよく服の上からでも鍛え上げているとわかる体をしている。

 

「俺はロルフ。呪文詠唱者(スペル・キャスター)でこう見えて第四環魔法まで使える天才さ! よろしくな」

 

 そういうのはまだ少年と呼べる年齢の者だ。

 身長は百六十五センチほど。筋肉は少しついている。

 緑髪に緑色の目の少年だ。

 

「私はニルス。ガンナーをしている」

 

 ニルスは上下黒い服を着た男だ。眼鏡をかけている。

 身長は百七十五センチほどだ。

 

「お前さん度胸あるなー、あ、私はレオニアだ。よろしくな、少年」

 

 そういうのは金色の髪に琥珀色の瞳を持つ女だ。

 身長は百七十センチと女性にしては高めだ。

 頭にはライオンの耳があり、尻にはライオンのしっぽが生えている。

 人間の耳はついてない。

 南に住まう獣人種だ。亜人種に分類され、戦士として高い戦闘力を持つ。

 

「面白いね、少年。私はディ・フランケリヒ。戦士だよ」

 

 ディはそう自己紹介をした。

 身長百九十八センチと女性としては非常に高身長。この中で一番背が高い。

 顔はダウナー系というのだろうか。少しだるそうな感じをしているが美人そのものだ。つり目である。

 傾国の美女とはこの人物を表すのだろうと思えるほどに美人である。

 胸はでかい。一メートルを超える爆乳に片足突っ込んでいるサイズだ。

 半面腰は細いが、尻も百センチ超えというデカ尻。安産型である。

 細い手足は箸すら持てなさそう。

 黒い腰まで届く艶めいた髪だが内側は赤い。右目は赤く血のようで左目は闇のように真っ暗である。

 赤いドレスを纏い赤い長手袋をつけている。指先は開いている。

 

「私はニーナ。暗殺者兼戦士だ」

 

 ニーナは黒髪赤目の女だ。なぜかセーラー服を着ている。

 腰には刀を差している。どこかおどろおどろしい刀だ。

 

「そして私がリーダーのナディネだ。よろしく頼むよ、少年」

 

 身長百七十センチほどだろう。銀髪に黒い目をしている。

 軍服を着た女でありどこか王子様系女子を彷彿とさせる。

 短髪であり左目に眼帯をしていて左腕は義手であった。

 

「お、押忍。よろしくお願いします」

 

 リオンはディの美貌を間近に見て照れながらも挨拶をした。

 

「さて、うちに来たいとのことだが……うちは暗殺者集団だ。まともな職業じゃない。それなのになんで来た?」

「それは……その、ニーナさんに憧れて……」

 

 リオンは照れながらそう言った。

 

「……罪づくりな女だな。まぁ、いい。うちは来る者拒まず去る者は……だ、歓迎しよう」

 

 ナディネはそう手を差し出した。

 リオンも手を出し握手をした。

 

 途端部屋に警報が鳴った。

 強い鐘の音が何度も響く。

 

「侵入者だな。ロルフ、数は?」

「九人だな。全員で行くか?」

「ああ。侵入者は生かしてはおけない。全員で迎撃に出ろ」

 

 了解、と全員が返事をした。

 

 

 

 ■

 

 

 砦を出てリオン達は走る。

 ロルフが事前に敵が来た方向を伝えその通りに走っていく。

 リオンはブラドに着いて行って走っていった。

 

 少し一緒に走ると途中でブラドが止まる。

 

「よし、リオン。まずはここで待機だ。おそらく敵はここに来る。敵が来たら敵を殺すか……そうでなくとも足止めをしてくれ」

「わかった! 任せてくれブラドさん!」

「俺のことは兄貴と呼べ!」

 

 にかっとブラドは笑顔を浮かべながら言った。

 

「わかった、兄貴!」

 

 リオンはそれを正直に受け取り兄貴と呼んだ。

 

「おお、いいな! それじゃあついでに俺のアーティファクトも見せてやる! ──魔装展開!」

 

 瞬間ブラドの全身が光る。

 光った後そこに居るのは鎧を纏ったブラドだ。

 白銀の鎧だ。頭部は竜を模した形をしており、肩は竜の咢を模している。

 背中には赤いマントがついている。

 

「おお、すげぇ!」

 

 リオンはその姿を見て素直にかっこいいと叫んだ。

 

「だろう? これが俺のアーティファクト、ドラゴニアだ!」

「なんだがわからないけど凄いぜ兄貴!」

「おう! それじゃ俺はちょっと行ってくる!」

 

 そう言い残すとブラドは驚異的な速度で走っていった。

 

「よし、俺はここで待機だな……」

 

 そうして待つこと五分。足音が聞こえてきたことでリオンは剣を抜いた。

 

 茂みから仮面をつけた男が出てきた。

 

「ちっ待ち伏せか」

「その通りだ!」

 

 リオンは問答無用とばかりに斬りかかった。

 男はナイフを取り出し剣を受け止めた。

 パワーではリオンのが上だったのかすぐに押し込むことが可能だった。

 

「ちっ」

 

 男は再び舌打ちをし、それと同時に後ろに跳躍し距離をとる。

 だがそれをさせんとばかりにリオンが突撃し攻撃をしていく。

 数度の攻防ののちリオンが特殊能力(スキル)<斬撃>を持ってナイフごと男の体を切り裂いた。

<斬撃>は斬撃ダメージを増加する特殊能力(スキル)だ。

 

「勝利!」

 

 死体を前にリオンは己の勝利を宣言した。

 

「おう、どうだ!」

 

 遅れてブラドがやってきた。

 

「兄貴! ちゃんと敵倒せたぜ!」

「おお、やるな! リオン、お前はすごい奴だ!」

 

 へへっとリオンは笑顔を浮かべた。

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