ワールドトリガーRTA 近界侵略√   作:wgjpt

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あ〜あ。早く迅の未来視を完封してその眼球を絶望の底に突き落としたいなぁ(恋する乙女の吐息)

ドーモ。皆さん。オタクちゃんです。ワートリAD今日もやっていきます!よろしくぅ!

 

前回は三輪君に会ったところで終わりました。今回はその続き、やっていきますよ〜!!

今、迅は三輪と会話しております。その際どんな言葉が交わされたのかは原作をお読みください。まぁ三輪くん、本当に可哀想だね。けど何十回と走ってるオタクちゃんの方が可哀想だから。

 

はい、では迅が帰ってきました〜!無事三輪をボーダールートに放り込めたようですね。迅はこんな未来を選んでて、鬱にならないのかしら。まぁ鬱になったところで君の輝きは変わらないよね!

 

では第一次大規模侵攻も終盤です。今からは出来るだけ命がある人の救助をし、災害における2次被害、3次被害を防ぎましょう。

 

けど改めて考えるとボーダーという組織は謎ですよね。ボーダーはこれからこの壊滅した地域にマザートリガーの力を使い、ノンストップで基地を建設していきます。そこから人員やら武器やらを増やしていくわけですが、資金源とかどうなってるんですかね。教えてエロイ人。

 

はい、だいたい片付け終わりました!では第一次大規模侵攻終了です!GG!

 

第一次大規模侵攻後、原作と同様に参加した隊員には論功行賞がございます。さて、オタクちゃんはどれかな〜、マ、黒鳥一匹倒している時点で特級戦功以外、あり得ないけどね。

 

はい、無事に特級戦功でした!これでボーダーではB級からのスタートダッシュを決めることになります。いやぁここまで長かった。まぁけどまだRTA的に言えば滑り出し。原作のげ、の字すら今はないですからね。

 

で、実はというと、ここまでだとRTAのタイムはいい感じです。多少のガバ(迅とのエンカ)もありましたが許容範囲なので。なのでこのままこの√は続行していきます。

 

そして次回からはボーダーにおけるフラグ建設をします。まず特級戦功を取りB級になることによってボーダーという組織にとって信頼できる人間を目指します。ここ、大事。

 

次にオタクちゃんにはシューターの布教拡大に努めていただきます。オタクちゃんが狙うのはガンナーポジなのでね。

皆さんは銃型トリガーのアンロックをゲーム内でしたことはありますか?

このゲームにおいて銃型トリガーは、シューターというセンスや技量を必要とするトリガーではなく、誰でも簡単に扱える武器、というコンセプトで誕生しました。その過程にはもちろん様々な工夫や失敗があったでしょう。

 

しかしそれを恥じることはしないでください。何故なら失敗がなければ成功は生まれないからです。銃型トリガーは、より多くのシューターの人間が、トリオンの扱いを苦労したことによって出来たのです。

※(銃型トリガーのアンロック条件はプレイアブルがシューターとしての練度が高いこと。またボーダー内でシューターというポジションが一定数存在すること。)

 

だからまずはシューターというポジションを増やし、絶望的に才能がない人間どもを作っていきましょう。

そうすることによって誰でも手軽に扱える兵器は誕生するわけですから。

 

まぁオタクちゃんには要するに高みの見物をしてもらいます。さぁ原作の登場人物では、まず最初に誰がボーダーに入るのかな?そこが私にとっては楽しみです。

では次回もお楽しみに。

 

 

『吾れ先導者たらん』

 

そのテーブルにはマグカップなどは一切置かれていなかった。何もない机に向かい合ってボーダーの人間達が座っている。そしてその上を青白いだけの蛍光灯が照らしていた。窓の外はもう暗く、川沿いにある民家の微かな灯りしか目立つものはない。そこは静けさに満ちていて、かつて仲間と理想を語り合った和気藹々とした日々は酷く遠かった。

 

「今回の被害はお前の中ではどうだ?」

 

城戸が迅に問う。思えばこの玉狛で城戸と迅が顔を見合わせたのは久しぶりであった。

 

「最良。最高とは言えないよ、勿論。けど今回は失ったものは許容範囲だったし、得るものはそれ以上に大きかった。」

 

そう。あの少年の姉が死んだのだって、迅の未来視にとっては"得たもの"、そういう判断になる。しかしその言葉を聞いて忍田は言う。

 

「いや今回は想定以上に敵が周辺地域への被害を出していた。これはあまり喜べない。」

「構わない。我々にとって元から東三門は捨て去る地域だ。」

 

城戸が忍田に畳み掛けるように言った。

 

「しかし、家を無くした人間はどうなる。我々の資金源で賄うのには限度があるぞ。」

「それは他の面々が協議する。今、司令部が考えるのはボーダーの未来のことである。」

「あのさぁ。じゃあボーダーのこれからのことについてなんだけど、一つ言っていい?」

 

迅の目に未来が映る。

 

「城戸さん、あんた何を考えている?」

 

その言葉に空間が静まり返った。

 

「近界民を徹底的に撲滅する─これはおれ達の最初に掲げた理念に反する。」

 

城戸は顔に手を当てる。そこにあるのは一筋の傷。

忍田はこの時、黙って二人の反応を窺っていた。それはこれからのボーダーについて、最も重要な局面であると己の勘が囁いたからだ。

 

「これからボーダーは急ピッチで大きくなる。その時に起こりやすいのは思想の違い、内部分裂だ。」

「私がそのきっかけになると?」

「うん。ボーダーはこれから大きく三つの派閥に分かれる。一つは城戸さん率いる近界民の徹底排除派。もう一つは忍田さん率いる中立派。そして最後に玉狛の融和派。」

 

忍田が思わず声を上げた。

 

「近界民の徹底排除!?それはどんな無謀な考えかわかってるのか!?」

 

城戸は黙ったまま答えない。

 

「近界は広大な宇宙そのものだ。その数ある惑星国家の全てを排除するとしたならば、たまったものじゃないぞ。」

 

忍田が唸るように言う。

 

「その通りだよ。ただし─それが城戸さんの本当の目的かどうかは置いといて。」

 

迅と城戸の視線が交差した。

 

「迅、お前は一体何を言いたい。」

「交渉。今回はこのカードでテーブルにつく。俺は城戸さんの本当の目的を邪魔しない。その代わりにとある条件がある。」

 

城戸の眉がぴくり、と動いた。

 

「言ってみろ。」

 

忍田が固唾を飲む。

そして一拍、迅はこう言った。

 

「とある女の子を──城戸さん付きの、ボーダーの最高司令官補佐にして欲しい。」

 

 

「よ、迅。どうだった?」

「まぁまぁって感じ。」

 

先ほどとは打って変わって玉狛の屋上。そこに林藤と迅はいた。

 

「お前が急に会議に出る役を代わってくれなんて言い出すからびびったよ。こっちは近頃不穏な野郎達のために、肩の力を抜けさせるスピーチでも考えてたのにさ。」

「そのスピーチって3秒で終わるやつじゃない?」

 

迅が肩をすくめた。

それに林藤は素知らぬ顔でライターを取り出し、タバコに火をつける。

夜の暗闇にゆっくりとタバコの火が上がった。その風に乗って揺らめく白い煙を見ていると林藤は呟く。

 

「お前はまだ子供だよ。」

 

それに迅はピクリと反応した。

 

「俺たちはさ、最上さん達がいなくなってから必死に走り続けた。それが遺された人間にとっての役目だと思ったからだ。けど同時に忘れちゃいけないことがある。」

 

林藤は続けて言った。

 

「脇目も振らず走り続けた先には何が残るかっていう話だ。それは地球の平和か?全員が笑える未来か?そこに俺たちの顔はあるのか?

あのな、迅。俺たちはそこを履き違えちゃいけない。俺たちが戦ってるのは未来の自分達が笑う為だ。」

「じゃあさ。」

 

迅は目を細めて言った。

 

「未来は今を前提に動く。おれ達(子供達)はそこで頑張っている仲間を指を咥えて見とけ、とでも言うわけ?」

 

屋上に風が吹いた。それは真冬の夜を帯びた鋭い風だった。

 

「林藤さんが心配してくれているのはわかってる。けど今動かなきゃ、未来はどんどんこっちを置いていく。」

 

林藤はタバコの煙を深く吐き出した。それは三門市にとってのターニングポイントが過ぎてからも肩の力を抜かない、子供に対しての溜め息でもあった。

 

「お前、その様子じゃ潰れるぞ。」

 

迅に言う。

ここ最近、迅は何を見ているのか、何を見たのか、様子がおかしかった。そう、それは第一次大規模侵攻が終わってからで。あの近界民と迅が戦ってからで─

 

「ボーダーのトリガーが盗まれる未来を見た。」

 

それは林藤にとっての衝撃的な告白だった。

なんだってトリガーを盗む──それはボーダーの中枢基地に敵が忍び込まなければできない芸当だったからだ。

 

「その盗んだ奴はわかるのか?」

「いや、断片的な未来すぎて予知はおぼろげ。」

「じゃあお前はなんで見れた。」

「ある女の子を通して、かな。」

 

迅は自身の頭に乗せていた、サングラスをかけた。

目の前に様々な情報が広がってくる。本部の制服を着たとある女の子。その女の子がある扉のセキュリティ認証を解く。そこから続く謎の人物の影。

 

「お前、まさか。」

「そう、今回林藤さんに会議を代わってもらったのはその女の子に監視をつけたかったから。それもとびっきりのね。」

「監視、でいいのか?そいつはボーダーにとっての危険因子じゃないのか?」

「今はまだそうとは断定できない。盗む奴の目的もわからないし、なんで彼女がその盗みに協力したのかもわからないから。」

 

だから、と迅は言う。

 

「だから檻を作る。それも立場、っていう強固で頑丈な檻をね。人間は立場があればその立場ほど目を向けられる。物理的に監視の人数が増える。そうすればその予兆の芽を潰せる。」

「お前、それが狙いか。」

「まぁボーダーのトリガーを盗んだ結果がおれ達にとってリターンとして帰ってくるなら、そのまま泳がすけど。」

 

迅が見ている未来がどんどん動いていく。今も、トリガーがどう盗まれるのかが変わった。しかし迅は動揺はしなかった。

 

「どちらにせよ先手は取れた。これからはあちらさんの出方次第だ。」

「お前、気をつけろよ。」

「それは林藤さんもだよ。何てったってうちのボスだからね。」

 

そうして夜は更けていく。様々な人々の思惑が混ざり合って。




ここで一旦区切りです。
ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。何か評価、コメントを残していただけたら幸いです!
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