皆さんこんにちは。前回はラッドから千佳ちゃんと共に逃げ切ったところで終わりましたね。今回続きをやっていきます。
千佳ちゃんと手を繋いで住宅街まで走り抜けてきたオタクちゃん。そこに現れたのは千佳ちゃんのお兄ちゃん、麟児くんでした。
まず千佳ちゃんがお兄ちゃまに怒られています。麟児くんの言い分では、二人でのお使いの途中、急に千佳ちゃんが走り出しちゃったみたいですね。実際千佳ちゃん目線では後ろにいるトリオン兵に気づいて麟児くんを巻き込まないように頑張って一人で逃げ出した訳ですけど。
冷静に淡々と千佳ちゃんを詰めていく麟児くん。これはおこです。
なんかこんな時、こいつに育てられたから修はガチレスペンチマンになったんだなぁと感慨深くなってしまいます。まぁそんなことは置いといて。
ついさっき怖い思いをして、今も別の要因で怖い思いをしている涙目の千佳ちゃんを助けてとっとと麟児とのパイプを作っときましょう。
[貴方は少女に詰め寄る青年を制して少女と向き合った。どうやら青年はこの少女の兄で、少女が勝手に走り出したことに怒りを沸かせているらしい。]
あなたはどうしますか?
・庇う
・見て見ぬ振りをする
・事情を説明する
はい、ここで選択肢が出ましたね。これは一択。
▶︎庇う
ここでのポイントは『事情を説明する』という選択肢を選ばないことです。麟児がまだネイバーの存在を半信半疑であること。それに三門市は第一次大規模侵攻をまだ経験していないこと。
この二点があることにより、今麟児にトリオン兵に追われたことを明かしてもただの頭のおかしい奴が妹を攫おうとしていたとしか思いません。
なので千佳の好感度も上がる『庇う』一択ですね。
[貴方は青年に、少女が不審者に追われていたと言うことを話した。]
[青年は怪しげにこちらを見る。が、私は嘘はついていない。追われていたことも、逃げていたことも。また少女の目がぎょっと開かれてこちらを見たが、それでも私は平然としたふりをした。
沈黙が場を満たす。
しばらくして青年は頭を下げた。妹を助けてくれてありがとう、と言って。]
はい、無事に雨取兄妹遭遇パート終わりました。これで雨取兄妹の顔見知りとなり、以降からオタクちゃんが外で彼らを見かけると、『話しかける』コマンドが打てるようになります。
はい、ここ重要。
巻き戻しますね。
オタクちゃんが外で彼らを見かけると
オタクちゃんが外で彼らを見かけると(エコー)
オタクちゃんが外で彼らを見かけると(エコー)
はい、皆さんもうお分かりですね。
SE『千里眼』ここで悪用していきます。
実はですね、このワートリAD人間関係がとてもシビアに設定されていまして。プレイアブルの性格『社交的』『外交的』『協調的』等、+の性格要素がないと、よっぽど良いことをしない限りいきなりキャラクターと親密にはなれないんですよ。また連絡先の入手も一定の好感度に達しないと発生しないイベントです。
なので今回はその好感度を稼ぐために、単純接触効果を利用します。要するにエンカウント率を増やすことによって好感度を高める作戦ですね。勿論短期間のスパンで接触が多いとキャラクターに不審がられますが、ここは雨取千佳の特異性に漬け込みます。
雨取千佳は前回でも言った通り、その強大すぎるトリオンによりネイバーに狙われまくってる人間であります。また周囲はネイバー自体を信じてないので、現状雨取千佳はちょっと困った子供です。
そこでオタクちゃんには彼女の唯一の理解者になってもらいましょう。まぁ厳密に言うと後程唯一ではなくなるのですが。それは置いといて。
まあ作戦を題するなら"年上ミステリアスお姉さんが私に頻繁にかまってくる件について"って言う感じですね。そうして千佳の好感度が溜まっていくにつれて麟児の好感度も少しずつ上がってくるので、そこを目指します。
はい、キングクリムゾン。
*
どうやら無事に好感度が上がり麟児がオタクちゃんの家庭教師になってくれたみたいですね。
あとは麟児くんにオタクちゃんの有用性を見せつけます。そうすることにより麟児くんの近界への密航へと一枚噛めます。まぁこの密航計画なのですがオタクちゃんには玄界に残ってもらいますが。
そこのことに関してはまた視聴者様にはお話しします。
では麟児くんに有用性を示すと言うことですが具体的どうやるか、それは麟児くんの側によって話しかける→話題提供でこちらから切り出します。この話題提供のコマンドですが、こちらから話しかける内容は完全なるランダム。まぁそう世の中うまくいかないですよね〜。このゲームはキャラクターの反応はいいのですが、主人公の選択肢または操作性が限られるのが難点ですね。
まぁいいでしょう。話題提供でSEの内容が出るまで話しかけます。
はい、無事にSEに関するログが出ました。
[貴方の家庭教師になった雨取麟児は非常に貴方に協力的だ。今日も貴方の家で、勉強をする予定である。
だが最近貴方は麟児に注意を受けてしまった。それは授業で板書したはずの内容が貴方の記憶にすっかりと入っていないことだ。
貴方には心当たりがあった。それは授業中に気づけば"あの日"のように遠くを見てしまうことである。]
おー、オタクちゃんが悩んでますね。
[貴方は"あの日"、千佳の存在が的中したことにより今まで自身の想像だと思っていた頭の中の風景が実は現実ではないかと思い始めていた。
確かに今までの人生の中で、いくつかこのような経験があったことはある。だがそれでもあの時は何かが異常だった。公園の木の、揺れる葉の影さえ見えた程に。]
[貴方は何か悩みがあるのかと問い詰めてくる麟児に、この内容を話してみることにした。自分より数段頭が良い彼ならば、この問題に対する見解を述べてくれると思ったからだ。]
はいできました。
これで第一次大規模侵攻になりネイバーの存在、そしてボーダーが認知され始めれば麟児は勝手にトリオンとSEにオタクちゃんのことを結びつけます。そして来るべき密航の日に何かオタクちゃんを噛ませてくれるはずです。正直ここに関しては麟児側の好感度によります。
今更ですが好感度は内部データなのでグリッチしない限り見れません。なのでオタクちゃんにはこれからも雨取兄妹に関わってもらいつつ、日常を過ごしてもらいましょう。では倍速。
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『
私は幼い時からよく空想に浸るのが好きだった。街の中のさざめくカフェ、誰もいない深夜の水族館、人が行き交うショッピングモール。
そして見たこともないようなお城や宇宙船。特に崖の上に建てられていたローマのような、それでいて現代のビルが融合したような建物は私の心を掴んだ。
柔らかな光に照らされたその建物。その当たっている光さえ神々しく、まるで神様が直接その場所を覗き込んでいるみたい。
あぁ、こんな場所に住める人はどんな人なんだろう。きっとお姫様に違いない。だってこんなレンガで舗装された道で、建物と建物との間に国旗のような旗がたなびいている、常にお祭りのような素敵な国を私は知らなかったから。
私は好奇心に満ち満ちて、まずその国を沢山回って見ることにした。
意外にも特徴的なのは人だった。最初街で見かけた人は空想らしくマントやSF映画によく出てきそうな変な装飾がついた洋服だったが、それよりも目立ったのはなんと頭だった。
そう、頭に動物の角がくっついていたのだ。まるで山羊のようなぐるぐるの角や、鹿のような角。基本的にはみんな真っ白な角だったけれど中には真っ黒の角の人がいて、みんなに指示を出していたから何か身分を示すものだったのかもしれない。
そうやって考察しながら私は空想の世界を楽しんでいた時、何か面白そうなことが起こった。
なんと巨大な宇宙船でその黒い角の人たちが別の国に行く支度を始めたのだ。これ幸いと私はその人たちを追った。
濃いネイビーの濃淡がある宇宙の中で、その船は真っ直ぐと目的地に進んでいく。私は煌めく星々、無数の建物に灯が灯ってまるで発光しているかのような惑星を見つつ、これからどんなことが起こるんだろうとワクワクしていた。
そうして宇宙船がついた先。
そこでは、"得体の知れない何か"が逃げ惑う人々を捕まえて胸に巨大な穴を開けて、殺し回っていた。
建物が大きな砲撃とともに崩れ落ちていく。破壊は止まず、人々の蹂躙は止まず。
私は数ヶ月にわたってその光景を見続けた。辞めたいと思った。最初は。見るのを辞めたいと願ったのだ。けれどどうしても夜になって眠りにつく時、意識がそちらへ行ってしまう。耳元では狂ったかのように人々の叫び声が永遠と再生し続けていた。寝ている時も、起きた時も。
遂に私は、母に泣きながらこの数ヶ月の出来事を相談した。そうしたら母は前から私の異変に気がついていたみたいで、急遽病院にかかることになった。
非常灯しか灯っていないような暗い病院の待合室で私はただひたすらに心臓を貫かれて死んでいく母親、その傍で泣き叫ぶ子供を想像しないようにしていた。
そして順番が来て、病院の先生にかかった時、何か楽しいことを想像してみようと言われた。楽しいことなんて想像もできなかった。だってまだ泣いている子がいる。両足を切断されて瓦礫に押し潰されそうになっている人がいる。けれどそれでも先生は頑なだった。
私は先生に誘われてビデオを見た。沢山のビデオだ。最初は古いアニメーション映画から始まったが私が微塵も興味を示していないとわかると、今度は私の興味を引くものを探そうと躍起になっていた。
そうして私は暫くして深海探検のドキュメンタリービデオを見て落ち着いた。深海は音がなかったからだ。
ぼーっと真っ黒な海の中に少しだけ光を纏って現れるチョウチンアンコウ。あの日宇宙船から見た星々の灯には敵わないけど、それだけが私への救いだった。
だから、だから。
あの日、"得体の知れない何か"が目の前に現れた時、私は本当に驚いたのだ。そうしてすぐに殺されると思った。
だから逃げて、逃げて、逃げて。
あぁ私が空想した世界が本当になっていく。幼い頃見ていた世界が本当になっていく?いや、私が見ていた世界が本当になっていくのではなく、私が本当の世界を見ていたとしたならば?
そう。
もしそれが本当の現実だったとしたならば?
私は一体何をすればいいのだろう。