はい、皆様いかがお過ごしでしょうか??ワートリAD始めていきます!!前回、ボーダー本部に行ったことにより、遂にオタクちゃんも念願のトリガーを手に入れました!!これでトリオン兵からは逃げる必要がなくなりす。
またボーダーに加わったことによりサブミッションがメニュー欄に追加されました。これはクリアすると報酬やアイテムが貰えます。また数多くの人物に関するフラグも立つので、特定のミッションだけはなんとしてでもやっておきましょう。
ではこれからはついに第一次大規模侵攻を進めていきます。
まずオタクちゃんには来るべき日までボーダーでひたすらトレーニングを積み重ねてもらいます。そうして訓練ポイントを十分に貯めて、ステータスのレベルアップを行います。
はい、これで少しは動けるようになりましたね。
それからトリガーも少し手を加えます。まずメイントリガーにはバイパー(変化弾)とメテオラ(炸裂弾)を加えます。え?ハウンド(追尾弾)はいいのかって?あれはautoの時に輝くものであり手動ですとぶっちゃけいりません。アステロイドとバイパーがその代わりとなってくれます。
そしてサブにはシールド。
はい、以上です。
これらの極めてシンプルなトリガー構成で第一次大規模侵攻を乗り切っていきます。
え?そんな舐めプで大丈夫かって?大丈夫だ、問題ない。今回ボーダーに加わることによって指揮官のバフを受けれるようになってます。そして迅曰く今回の指揮官は忍田。敵目線ですと恐るべき虎ですが味方なら話は別です。虎の威、存分に借りていきましょう。
では倍速倍速!!
[貴女は今日も日夜を問わず訓練をする。目指す未来を実現するために。そうして訓練室を使用していると何やら扉の方から音が聞こえた。]
お?イベントですね。
[「訓練中にすまない、忍田だ。」]
噂をすれば本人。ここは扉を開けましょう。
[「ありがとう。少々邪魔をする。」
なんと招かれざる客人は、ボーダーの中枢人物である忍田真史─第一次大規模侵攻の指揮官、その人だった。
貴女は緊張した面持ちで忍田を見つめる。忍田はそんな貴女の様子に少し笑ってこちらに歩み寄ってきた。]
良いですね〜。実は訓練中にボーダーの人間が尋ねてくるイベントは結構あります。その中でも所謂当たりイベントというものをご紹介します。
まず、一つ目。自身よりステータスが高い特定キャラにおけるプレイアブル指導イベントですね。これが起こるとその後一定時間、訓練ポイントが貯まりやすくなります。
二つ目。これはボーダーがある程度こちらを信頼していなければ発生しませんが、試作トリガーの試用運転がございます。この場合、トリガーの改善点を伝えると、いの一番にプレイアブルにトリガーが渡されることになるので積極的に関わりましょう。
さて今回はどのイベントだ?
[「いやなに、取って食おうとしてるわけじゃあないさ。ただ君が随分と焦っているように見えたのでね。」
そう言って忍田は隠し持っていたドリンクを貴女に渡した。]
あ、これハズレや。倍速倍速〜!!!!
[貴女は恐れ多くもドリンクを受け取り、素直に訓練の手を止めて忍田の話を聞く姿勢になる。すると忍田は──]
はい、ということで訓練終わり。今入ったイベントは半強制ウルトラマンですね。その名の通り3分間の会話ログの後、お前練習しすぎ(意訳)と言われベイルアウトさせられることです。もちろんこの後再び訓練を再開することも可能ですが、その時叱った本人に見つかれば、無料で延長してくれます。
これは多分ゲームの仕様で、あまりにも訓練室に膨大なデータ量が貯まることを防ぐためだと思われますが、真偽はどうなんでしょうか。いいのか、何も言わないならお前んちで
まぁそんなことは置いといて、ドクターストップがかかったのでしゃーなし。今日はボーダーからバイバイして家に帰って寝ましょう。ぶっちゃけ第一次大規模侵攻が来るまではこの繰り返しです。
───────────────
『分岐点:A』
──すると忍田は貴方に訓練室を退室するよう促した。そうして廊下まで出ると、そこにある簡素なベンチに腰掛ける。そうして貴方を手招きするので、貴方は一人分の距離を空けて忍田の隣に座った。
「ボーダーの環境には、もう慣れたか。」
「はい、お陰様です。飲み物も、ありがとうございます。」
貴方は忍田から貰った暖かなペットボトルを両手でぎゅっと握りしめながら答える。透明の容器の中に入っていたミルクティーだけが静かにその様子を見つめていた。
沈黙が落ちる。
「迅とは、よく話すそうだな。」
「迅…と、ですか?」
貴方は言葉尻に疑問符をつけた。何故ならその自覚は特になかったからだ。思えば確かに迅がボーダーにいるうちに基地に出入りしようとしていた面はあったが、そこまで意識してではない。
「それは…思い過ごしであるとしか…」
その言葉に、忍田はまるで幼い少女を見ているかのような心地になった。
「あいつは少々扱いづらい男だが、信頼する価値はある。
君は…少し力を入れすぎているように見える。無理を続ける必要はない。」
それは本心からの言葉であった。
ここ最近、ボーダーに入った少女の成長速度は異常だ。まるで何かに取り憑かれているかのような、常に理想の何かを追いかけているような、そんな動きをしている。それは戦場に一時身を置いた人間なら誰しもがわかる。自分の摩耗を厭わない人間がすることであった。
「君には、迅と同様に未来が見えるらしいな。もしそうなら──その力は、使い方を誤れば重荷になる。」
「…だけど、それで一人でも多くの人が助かるなら。一人でも多くの人を瓦礫の中から掬い上げることができるのなら。私は1秒も止まっていたくないんです。」
「ならば。」
忍田が言葉を続ける。
「ならば、仮に迫る災害の中で一人の市民と十人の市民が、同時に危機に陥ったとする。その場合、君はどう判断する。」
その言葉に貴方の指先が強張った。
「勘違いするな。我々はヒーローでも、全知全能の神でもない。"ボーダー"という、一つの組織に過ぎん。」
それは司令官としてのあまりにも重い断言であった。廊下の窓から明るく差し込んでいた光が、雲に隠されて廊下全体に影が落ちる。
「けれど、それでも。私は十一人全てを助けたいと思います。」
その言葉ははっきりと廊下に響いた。いっそ不気味なほどに。
「私はきっと、目の前に助けを求めている人が居たならば、動かずにはいられません。十人を助け、一人を見捨てたとした時、もしその一人が自分の母親だったのなら。そしてそんな思いをするような人がいるのなら、私は、心から─」
ふいに少女の目には此処ではない何処かの、大きな惑星の、
忍田が何かを言っている気がする。けれどそれすら今の少女には聞こえていない。幼い男の子がこちらに助けを求めている。『家に帰りたい。』それに、私はもちろんだと頷いて、手を差し出そうとして、──
「今、何見てる?」
ハッと我に帰った。
ふと視線を上げると柔らかな白いシャツを着た、迅が目の前に立っている。
「迅。」
貴方は勢い余って席をたった。そんな貴方を見て迅は左手をポケットに入れたまま、右手をあげて軽く手を振る。
「この間ぶりだけど、元気そうじゃん。」
「うん。」
そして忍田にも軽く会釈し、会話に混ざる。
「忍田さん、この子に注意してもさ。正直、あんま意味ないと思うよ。」
「迅、どこから聞いていた。」
「んー、おれを忍田さんが褒めてくれてたあたりから、かな。」
「まったく…お前というやつは。」
それに迅は肩をすくめる。
「まぁ、こっちはやんちゃ小僧ですからね。大目に見てくださいよ。」
その迅の飄々とした態度にため息をつくと忍田は貴方に家に帰るよう促した。
貴方は少し躊躇いながらも、迅にも促されたので、それに頷いてその場を去る。迅が貴方のその背を見えなくなるまで手を振る。
そうして貴方がさった後、そこにはボーダーの策士達が残った。
「あの子は…少々危なっかしい面があるな。」
「それは同感。」
迅はずっとポケットに入れていた手を外に出した。そこには自室の鍵と、ゆるい顔をしたカピバラのマスコットがついている。
そのカピバラの両頬を、迅は軽く押しつぶした。
「それでもさ、あの子は絶対におれ達を助けてくれるよ。おれ、そこだけは信じてる。」
そのカピバラのへちゃむくれた顔に、迅は少し微笑んだ。
「お前には何が見えている。」
「限りなく最良の未来。」
「それは、"そのこと"も含めてか?」
忍田はそのカピバラを視線で刺しながら迅に問う。
「そればっかりはわかんないかな。まだ、分岐してるんで。」
そう、未来はいくらでも枝分かれする。まるで植物が蔦を伸ばすかの如く。そしてその先で蕾になったとしても、咲かない花もあるし、虫に食われる花もある。
「今やるべきことは一つです。来るべき日に備える。それだけですよ。」
ボーダーという庭師にできることは、限りなく少ない。
忍田は再びため息を吐くと、壁に預けていた背を正して、ゆっくりと立ち上がった。そして迅に声をかける。
「理想を捨てきれんところまで、似たもの同士だな。」
忍田がその場を去っていく。その響く靴音に、自分の青さを見透かされていた悔しさと、その青さを再び拾わせた少女への恨みを込めて、迅は訓練室へ入っていった。