第三競技はトーナメント戦だ。
対戦評はこんな感じだ。
1回戦
第1試合
俺VS大和茉里
第2試合
独楽廻VS通形ミリオ
第3試合
甲矢有弓VS波動ねじれ
第4試合
天喰環VS火宍彌見
第5試合
壁際守VS一石二鳥
第6試合
寝待月VS目高泅
初っ端から出番なため、控室に向かう。
控室で待ってる間にセメントス先生がステージを作っている。
その間に戦法を決めておかなければならない。
相手は大和茉里だ。個性は不可視の鞠での攻撃。
見えないならタフに耐える。もしくは、速攻で決めるのどちらかしかない。
ならどうするか。
ゴローダーGTで吹き飛ばそう。
だが、ブラフは必要だろう。なので練習してきたダイゴヨウでの近接戦闘をやると見せかけゴローダーGTで吹き飛ばす。
よし、これで行こう。
そろそろ準備出来た頃合いだろう。
控室から出るとエクトプラズム先生の分身が呼びに来ていた。
「チョウド良イナ。準備ガ出来タゾ」
「ええ。ステージに向かいます」
ステージに向かった。
少しして大和が来た。
「ちょっと待たせたかの?」
「ほんとに少しだけな」
「そこは今来たところと言うところだろうに」
少しからかうように偉そうな口調で話してきた。
『個性的なロボ多すぎぃ!色穂戦太!VS不思議な力ぁ!大和茉里!』
「準備ハイイナ?」
「ええ」
「もちろん」
『デハ、第1試合ヲ開始スル!』
手にダイゴヨウを出し、ディスクを飛ばして目眩ましを行う。
『おいら、ダイゴヨウってんだ!以後お見知りおきを!それはそれとして、この祭りの優勝はおいらたちが総なめしてやるぜ!でやんでぇ!』
「よく吠える提灯だのう?」
『提灯だとぉ!!』
「あってるじゃん」
『親分!?』
騒いでいるダイゴヨウを尻目に片手でゴローダーGTを用意しておく。
「ダイゴヨウ、ディスク飛ばし続けろ」
『合点!必殺!秘伝ディスク乱れ撃ち!』
大和の鞠による攻撃はモーションで見切る。
ダイゴヨウを盾として使い、牽制と目眩ましにディスクを飛ばし続ける。
大和がディスクによる攻撃の対応に慣れたところでダイゴヨウの秘伝ディスク乱れ撃ちにゴローダーGTを紛れ込ませる。
大和がディスクを鞠で弾いているようでゴローダーGTも同じように弾こうとしたが、人と同じくらい大きくなると大和を吹き飛ばして場外に追いやった。
「な!?」
『場外!色穂戦太ノ勝利!』
「「「「「ウォーーーーー!!!!」」」」」
飛ばしたディスクとゴローダーGTを回収して観客席に戻る。
第2試合を観察したいが波動が乗り込んできた。
「ねえねえ!さっきタイヤみたいなのなぁに?」
相手したくないな…
ジャン・ボエールに話してもらおう。
ゴーフォンにジャン・ボエールの炎神ソウルをセットして話させる。
『また出番であるか?』
「質問に答えてあげて。ゴローダーGTについて聞きたいらしいから」
『わかったのであーる。質問は最後に受け付けるのであ~る』
「はーい!」
『え〜、ゴホン!正式名称は『Go roader GT』。トーコンソウルをセットして稼働するタイヤ型ロボで、ボディは須塔大翔と吾輩の合作であーる。だが、初めは上手くパワーソウルでの起動ができずに暴走させていたところを香坂連との協力でトーコンソウルが開発されて完成に至ったゴーオンジャーとゴーオンウィングスと絆の傑作とも言えるのであーる。普段は手のひらと同じくらいのサイズで、トーコンソウルをセットすることで大きくなり、タイヤ型の「ホイールモード」と人型の「アクションモード」に変形が可能で、自らの意思でゴーオンジャー、ゴーオンウィングスをサポートするのであーる。ちなみに余談であるが、炎神ソウルをセットすると吾輩たちもゴローダーGTの体を扱えるがエネルギー消費が大きく吾輩たち自身の体を使うほうが良いのであ~る。必殺技はゴローダーGTをホイールモードにしてエネルギーをため込んで打ち出すゴローダーストライクがあるのであーる。では、質問はあるかな?』
「えっとね、途中で出てた須塔大翔って人と香坂連って人は何してる人なの?」
『大翔は吾輩が鍛えた戦士で、ガイアークと戦いヒューマンワールドを救った英雄の一人であーる。また妹の美羽と二人でゴーオンウィングスを結成し、大翔の相棒のトリプター、美羽の相棒のジェットラスと吾輩の3体と2人でしばらくマシンワールドでガイアークの残党と戦っていたのであ~る。そして、ヒューマンワールドに進出していたガイアークたちと先に戦っていたゴーオンジャーと当初は折り合いが悪く、よく喧嘩していたが、最後は共闘してガイアークの総裏大臣ヨゴシマクリタインを倒したのであ~る。連はゴーオンジャーのゴーオンブルーであーる。ちなみに大翔はゴーオンゴールドであーる。』
「ガイアーク?マシンワールド?」
『ガイアークは様々な世界を征服する者たちであーる。ヨゴシマクリタインによってサウンドワールド、マジックワールド、プリズムワールドを滅ぼされたのであーる…マシンワールドとヒューマンワールドはそれらと同じように標的にされていたので、対抗するために吾輩たち炎神と相棒の人間が結集し戦ったのであーる。』
「じゃあ、戦太くんは?」
『戦太は吾輩たちの記憶や体をコピーして顕現させる力を持っているのであーる。それでも、別次元の吾輩たちをコピーするなど今の人間たちも成長したのであーる。』
「なんだ〜!戦太くんはゴーオンジャーじゃないんだ〜!」
「嫌味か!」
((((嫌味にしか聞こえないよね!!))))
なんか、こんなことでクラス一丸になった気がする…
なんか、嫌だな…
「えっと、ごめんなさぁい…私なんでも聞いちゃう癖があって…」
「…見てればわかるよ」
『うむ!』
「えー!?見たらわかるの!?」
((((天然かよ!))))
というか、こんなことしてたら第2試合終わりかけだが…
あっ、ミリオがカウンターで投げた。
『勝者!通形ミリオ!』
「「「「ウォーー!!」」」」
ちゃんと見れなかったが…
「波動、次だぞ」
「えっ!?ホントだ〜!行ってきまーす!」
ここから跳んでったぞ…大丈夫か?あれ…
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『第3試合!地味な活躍だが結構器用!甲矢有弓!VS空を飛ぶ!くるくるしすぎだ!波動ねじれ!』
『第3試合スタート!』
上から波動を放つ波動に対して下から弓を放つ甲矢。
動作はほぼ同じスピードだが、位置が悪い。
太陽のある空を向く必要がある甲矢に対して、ただ地面を見下ろすだけの波動。
現に波動の攻撃は当たるが甲矢の攻撃は当たっていない。
結果は明らかだろう。工夫をしなければ…
俺が甲矢ならどうするか。
矢を大量に用いた広範囲攻撃か波動のエネルギー切れまで耐えきるかのどちらかだろう。
対戦を見守ったが、甲矢がエネルギー切れまで耐えるつもりだったようだが途中で力尽きてしまった。
『波動ネジレノ勝利』
一方的だったが熱い勝負ではあったため、先ほどの試合より拍手が多い。
観客のヒーローの声にも「ナイスタフネス!」といった声がちらほら聞こえる。
いい勝負だった。
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『第4試合ィ!細く見えるが大食漢!天喰環!VS常に怒ってる?火宍彌見!』
『第4試合スタート!』
天喰が手をタコにして、火宍を拘束して投げ飛ばそうとした。しかし、まったく動じずに火宍の体がだんだん大きくなり、タコ足を引きちぎり高速を抜け出した。
その後、天喰に突進して天喰ごと場外に出た。
判定としては天喰が先に地面についたので
『火宍彌見ノ勝利!』
感想を言うならば、「火宍、ハルクかよ」である。
個性把握テストは握力の時しか見てなかったが、あんな変身してなかったぞ。
今のでどれくらい力を出したのかはわからないが恐ろしい奴である。
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『第5試合ィ!壁を作る男!壁際守!VS一人で2人!一石二鳥!』
結果を言うなら壁際の勝ちだった。
理由はシンプル。
一石が壁を壊せずに押し出された。
さっき知ったが壁際はウチの推薦の一人らしい。
それでも、壊せないと悟った一石はすぐに片方を犠牲にして壁を登ろうとしていたが壁際は壁を地面に見立てて壁を作ることで天井にして封殺していた。
お見事だった。
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『第6試合!ウトウトガール!寝待月!VSお前見たらスイミー思い出したぞ!目高泅!』
『第6試合スタート!』
目高は片腕をメダカにして指揮して寝待の視界を撹乱した。
だが、ウトウトしている寝待にはあまり効果がなかった。
そこで目高は諦めずに全身をメダカにして物量で押し出そうとするが、メダカだからかあまりパワーがなく。
その隙を寝待は見逃さずメダカの群体の指揮個体である本体を見つけ出すために掻き分けて一つだけ色の違うメダカを場外に押し付けた。
『寝待月ノ勝利!』
目高の策はいいと思うが、パワーが足りなかったな。
メダカの量を増やすか、さらに上手く動かせれば勝てただろう。
ただ群体の指揮は俺以上なので今度聞きに行こうと思う。
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1回戦が終わり、次の対戦表はこうなった。
2回戦
第1試合
俺VS通形ミリオ
第2試合
波動ねじれVS火宍彌見
第3試合
壁際守VS寝待月
決勝は2回戦の勝者によるバトルロイヤルになるらしい。