どうやら決勝は倒壊エリアらしい…
下はごちゃごちゃしている。
波動からの良い的になりそうだ。
なら同じように上から攻めよう。
空から攻めると言えばダイテンクウ、セイクウオーが思い浮かぶだろうが、今回はセイクウオーにしよう。
ジャン・ボエールを出してたから期待してるだろうしな。
今いる虎折神にはまたの機会ということで帰ってもらおう。
「また今度ダイテンクウに乗るよ」
渋々と言った様子で消えた。
完全に扱いがドライヤーだったからご機嫌取りしないとな。
トリプター、ジェットラス、ジャン・ボエールの身体と炎神ソウルを取り出す。
『オレっちたちの出番か?』
『私達なら優勝間違いなしだ』
『吾輩としてはもっと頑張って欲しいものであ〜る』
「教官は無茶を言うなぁ…2人は自己紹介するか?」
『オレっちはどっちでも!』
『私は一応しておきましょう』
「じゃあ、ソウルをセットしたらトリプター、ジェットラスでよろしく」
『了解!』
『わかった〜!』
『決勝戦!選手はコイツラだぁ!ロボマスター!色穂戦太!VS空飛ぶ妖精!波動ねじれ!VSまだ眠たいのかぁ!寝待月!』
『決勝戦!初メ!』
「トリプター!ジェットラス!ジャン・ボエール!炎神ソウル、セット!」
『パタパタパタ!』
『ギーン!』
『ボエー!』
教官に乗り、トリプター達の自己紹介を見守る。
『縦横無尽トリッキー!オレっち炎神トリプター!』
『白銀のエアマスター!炎神ジェットラス!』
『吾輩も改めて、吾輩全てがファーストクラス!炎神ジャン・ボエールであーる!!』
波動が3体の前に飛んできた。
「すごいすごーい!」
『危ないよ、お嬢さん』
「私も空飛べるんだ〜!」
『お嬢さん?』
『ジェットラス、その子は聞くけど人の話は聞かない子なんだ…』
『なんと…』
『オレっちもう攻撃していい?』
『いいけど、ゴム弾でな。』
『はーい』
トリプターが波動に飽きて寝待のほう狙いに行ったな。
俺はジェットラスと一緒に波動を狙うか。
『ジェットラス、俺は操縦の練習もしたいからサポート頼んでいいか?』
『了解した!』
基本的に皆デカいから練習する時間はできるだけ確保しないと。
乾かしたあとで悪いけど水責めだ。
『教官、水で波動の服を重くしてくれ』
『了解したのであ~る』
放水を始めると再び濡れるのを嫌ったのかジェットラスに隠れようとする。
だが、ジェットラスはそれを許すはずもなく高速飛行した。
案の定ずぶ濡れになり、高度が少し落ちた。
再び高度を上げようとする波動にジェットモードに変形して突進した。
とても吹っ飛び観客席まで跳んで行った。
『波動ねじれ、場外!』
残るは寝待だが、静かだな…
そう思い、トリプターの向かった方向に行くと肉弾戦でトリプターと応戦する寝待がいた。
夕方で夜が近いからか、かなり強化されているようだ。
ボエールビームでトリプターから離させる。
『助かった〜』
『何をしているトリプター』
『ゴム弾じゃ全然怯まなくて…』
そんなに強化されるのか?
厄介なことになる前にさっさと勝つか。
『炎神合体で早めにケリつけるぞ。アイツは時間経過でどんどん強化されるからな』
『了解』
『オッケー!』
『『『『炎神合体!ミッションスタート!』』』』
ジャン・ボエールの尾ビレが分割され脚になり、前肢が回転し肩になった。
トリプターは尾の部分が外れて反転して再装着される。
ジェットラスは翼が外れ鼻先に装着される。
そして、トリプターとジェットラスが肩に装着され、最後にジャン・ボエールの頭が外れ背中部分に装着された。ジャン・ボエールの頭のあった場所には新たな頭が現れた。
『3体の炎神と一人の心が一つになる時、空を制する天空の王が降臨するのだ!』
『セイクウオー!チューンナップ!ゴーオン!』
トリプターのプロペラであるトリプターローターを手裏剣のように飛ばす。
もし寝待が避けたなら避けた先に迫り殴る。
避けずに受け止めたならダメージと威力で吹っ飛ぶだろう。
しかし、寝待は掴み取った。だが完全に威力を殺しきれずに後退しながら止めた。
そこをぶん殴り、吹っ飛ばした。
『寝待月、場外!ヨッテ優勝ハ色穂戦太!』
「「「ウォーー!!」」」
波動は観客に受け止めてもらえたようだが、寝待はスタジアムの壁に激突したようで気絶していた。
気絶から目覚めたら閉会式を行うらしい。
寝待が起きるまで待つことになった。
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閉会式
閉会式はエクトプラズム先生が司会で、根津校長がメダルを渡してくれる。
「3位、波動ねじれ。君は空からの攻撃で有利を取ってうまく立ち回っていた。でも、課題があるね。空を飛べる相手への対策を考えることと無闇矢鱈に近づかないことだ。」
「うん!」
「2位、寝待月。君は個性で耐えれたけど彼のロボット攻撃を真正面から受けていたが、耐えられる確証があったのかな?」
「何となく止めれると思った…」
「それなら、君への課題は二段目三段目の攻撃を予測することだ。これができるようになるだけでも十分変わるからね」
「うん」
「1位、色穂戦太。君は個性によるゴリ押しが目立つね。対人戦も練習はしているようだけど、武器も個性由来の物みたいだから体術を会得することを課題にしようかな。」
「はい。教官達に鍛えてもらいます」
「それはそれとして、後でジャン・ボエールと話をさせてほしくてね」
「それなら構いませんけど?」
「ありがとうなのサ!」
そして校長が振り返り、
「この三人以外にも惜しいところまで行った子もここを工夫すればって反省してる子もいると思うけど、僕は皆がすごいと思うのサ!こんな衆人環視の中で実力を発揮できる人間なんてほんの一握り、ここではその練習と思ってくれていい。ヒーロー科への転入を目指す子もいるだろうから、存分にこういった機会を今後も逃さずに使いこなすといい!僕からの話は以上なのサ!」
最後にエクトプラズム先生が司会としての締めとして
「ソレデハ皆、一緒ニ・・・セーノ」
「「「PLUS ULTRA!!!!!」」」
じゃあ、校長に着いていくか。
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校長室
校長室に着き本題を聞く
「それでジャン・ボエールに話って?」
『うむ。吾輩も気になるのであ~る』
「君に雄英の教師にならないかっていう話サ」
『教師?』
「もちろん給料は他の教師と遜色なく出すし、指導力次第で増額もするのさ」
『う~む…戦太は少し外に出ているのであ〜る。』
後ろ暗い話でもするのかな〜
そう考えながら校長室を出た。
体操服から着替えたかったしトイレで着替えてこよ。
後で聞いたが、教官はかなり搾り取ったようだ。
俺の生活費になるから助かった。