「なんじゃ、早い再会だのう」
「聞きたいことがあったので」
「なんじゃ?儂ができることなどそんなにないぞ」
「いえ、魔法少女の弔いの馬についてよ」
「そういうことか、赤い方はいないがいいのか?」
「佐倉さんは、会いたくないと」
「……それが賢明かの」
翌々日、曜日にして土曜日、金髪の魔法少女、名を巴マミが訪ねてきた。ホテルなどではなく、廃ビルにいた事は驚かれたが別にそれだけであり、儂がしてきたことに対することに比べれば些細なことである。
「巴マミよ、なぜ人を気にかける」
「だってそれが魔法少女でしょう」
「それはいつか身を滅ぼすぞ」
「それでもいいわ、だって、そういう存在が私の知る魔法少女だもの」
「そうか……後悔はないようにな」
町一つ渡、儂は巴マミを連れてある山へと着く。王も神も不在の山である。蛇が多いこの山の神社を儂が個人で建て直した。神社自体に意味はなく、その裏が目的の地だ。
「ここじゃな、魔法少女の弔いの場」
刀塚、百数の刀が地面に突き刺さり、墓標の役目となっている。
「凄い…」
「これが儂があった魔法少女の数であり、死んだ者たちだ、家族に見送られることもなく、魔法少女として死んだ者達だ、」
「なんで?」
「魔法少女は己を隠す、死に目に顔を出すとは言え、それを家族に親族にどう伝える、魔刀・忘渡、突き刺したものに対する記憶の消去を行う刀、これにより孤独になってしまうが、家族に心配をかけることはなくなる、親がいなければその限りではないがのう」
「それでも、貴方が刀渡りの旅人さんということはわかったから」
「何の話じゃ?」
「魔法少女の目の前に、刀と共にやってくる、会えるは二回、刀の渡しと、次への眠り、貴方が魔法少女が死んだ時に弔ってくれる唯一の人ということ、」
そんな大層なものじゃないというのに、それにこれは儂が生きるためのものである、その為にこの場を作ったからのう、それを知られるわけには行かない、何せこの墓の下に魔法少女の遺体は眠っていないのが殆どであるのだから。
「ボナペティ」
「?」
「何でもない、ほれ、そろそろ帰ろうか、死者の眠りを妨げるものではない」
「そうね、あ、そうだ、前回のことも兼ねてお礼がしたいから家に来てくれる?」
「儂は男だじゃぞ、お礼がしたくとも家に上げるべきじゃない、家にも上がるな」
「え?でもこれは?」
「ここは家の敷地で中ではない、わかったのなら帰らんか、」
時間としては良かったか、前回から明日で一月、早めに帰らせんとな、渋々というカタチではあったが、巴マミを帰らせた。ここからは魔法使いでも、専門家でもない、化け物としての本性である。
「ボナペティ」
少し短いですが、
この山は、そう、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードや千石撫子、八九寺真宵が神として祀られた場所北白蛇神社、化物語のキャラはでないため、神も王も既にはいなく、空っぽであり、魔法少女の弔いの場として使われています、あと二つ使い道がありますが、それは今後の物語で明かされることに。
刀渡りの旅人さん
魔法少女で噂される、魔法少女の死神さん、さんという敬称が着くように、助けてくれるのは一度でありながらも感謝される存在、本人のエゴと目的のための行動が二年の間にそう捉えられるようになった