Side死屍累生死
「なるほど…これが超弩級の魔女というものか……」
「ずいぶんと余裕だね」
「なに、儂らと違って不死ではなかろう、ならば殺せる」
見滝原を襲った台風災害、表向きにはそうなっておる、じゃが、実際には違う、舞台装置の魔女、またの名をワルプルギスの夜。現在その魔女と戦える魔法少女は一人、時渡りの少女暁美ほむらだけとなっておる。
「そう、じゃあ僕は鹿目まどかの所に行くよ、」
「行かんでももよかろう、」
「なんでだい?このままじゃこの国は終わりだよ」
「儂がいる」
不死でもなければ殺せる。ならば勝てる。じゃが、勝てるだけでは意味がない、勝ったとしても鹿目まどかは願いをかなえる。そうなってしまえば先には進めない。何度時を超えたか見当もつかんが、いつまでも同じ時間軸にい続けたくはないんだがのう。
「君の自信もすごいけど、僕達は一人じゃないんだ、すでに仲間が行っている」
「そうか…」
暁美ほむらよ、何故にそこまで渡り続ける、その行動は一種の呪いと同等であるのに。
Sideほむら
強い……今回もだめかもしれない、それでもまどかを救うために、私は戦い続ける。
「彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい」
「ソウルジェムが魔女を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない! あなたも、私も…」
「キュゥべえに騙される前のバカなわたしを助けてあげてくれないかな」
「もう、誰にも頼らない」
何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、
何度繰り返しても、私は、まどかを……
「キャッぁぁぁ
「そんな…今回も駄目なの?」
「お手柄だよ、ほむら。君がまどかを最強の魔女に育てたんだ」そんなわけ無い、それが事実でも、諦めるわけには!
「魔刀・世渡ずいぶんとボロボロじゃのう、暁美ほむらよ」
「なんで、なんで連れてきたの!」
吹き飛ばされて、追い打ちというように跳んできた攻撃は一振りの刀に阻まれた。あの鬼が使う刀だ。けど、それ以上になんでまどかを連れてきたの?
「頼まれたから、」
「もういいんだよ、ほむらちゃん」
「いやよ、私はまどかを救うために!」
「救えないじゃろう、何せ、巴マミか死んだ時点で鹿目まどかが魔法少女にならない選択肢はない」
どういうこと?なんで?助けられない?そんな……じゃぁ、私がしてきたことなんて、
「話は終わってないじゃろう、全員生存、それが鹿目まどかが魔法少女にならない方法じゃ、」
「……できるわけないじゃない、今までまどかのためにやって来たことが全部無駄になるのよ!」
「人が誰かを助けることなどできぬからなぁ、人一人の手助け程度で道が変わるわけがなかろう、」
「なら、貴方も手伝ってよ!人を通して鬼が人を助けることはできるんでしょう?」
だって確かに言っていた、「鬼が人にできることは何もない、人を通して鬼が人のために動かねばな」なら、この意味は人を通せば鬼は人を手伝うことができるということじゃないの?
「馬鹿じゃないの?ソレの対価はなんじゃ?それとも化け物に、鬼に、力を借りるのに何もないとは言わせまい」
「……ならっ!私が変わりに出す、ほむらちゃんが今までやってきたことが無駄じゃないって、私を助けるための行動が出来るなら、私が何とかする」
「いいじゃろう、交渉成立だ……インキュベータ」
「まったく、なんだい?」
「鹿目まどかの願いとして、儂に暁美ほむらが時間遡行を完了した時間から、ワルプルギスの夜の到来まで、儂に日の本で歩ける権利を寄越せ」
「それでいいのかい?鹿目まどか」
「うん、」
何、言っているの?そんな事をして、意味があるわけないじゃない。だって時を遡れるのは私だけなのに。
「さて、暁美ほむらよ、儂にうぬが成し得ることを、願いを、かなえるための手助けをしてやろう、違えることはないというのなら、命刀・友渡・桔梗に刻め、」
「分かった……何度でも手伝ってもらうから!……まどか……言ってくる」
「うん!」
私はそう言って、左腕の盾を回した。
骸喰篇ここに結