魔都精兵の性奴隷【貞操観念逆転】   作:耳野笑

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第4話 処女の見る夢

 こんばんは、人生最大の激熱ラッキーイベント発生中のベルです。

 

 桃源郷で合同訓練中のベルは、夜、和倉さんから部屋に来るよう誘われました。相談がある、とのことです。

 

 和倉さんと、ふたりきり。

 

 夜中に、男子と、ふたりきり。

 

 夢が膨らみます。

 

 処女卒業のチャンスかもしれません。

 

 実際は単に相談事があるだけなのでしょうが、ワンチャンを期待してしまいます。

 

 一応、歯を念入りに磨き、コンドームを懐に入れてきました。

 

 彼の部屋の前に立ち、扉をノックします。すぐに扉が開き――。

 

「お待ちしてました」

 

 現れたのは、黒いネグリジェを身に纏った和倉さんです。可憐さと大人っぽさの両方を備えた、綺麗な寝間着姿です。

 

 かわいっ……えっ、透けてる!?

 

 生地が薄いネグリジェ。よく見ると、うっすらと肌色が透けています。

 

 え、エロっ!!!!!!!!

 

「中へどうぞ」

 

「は、はいっ」

 

 ベルは促されるまま、室内へ入ります。十畳の和室です。床の間と広縁*1もあります。

 

 室内に差し込む、仄かな月明かり。閉じられた障子には、広縁のテーブルとイスが黒い影となって写っています。

 

 部屋の中央には、敷布団がひとつだけ敷かれています。

 

「夜分遅くに来ていただいてありがとうございます、月夜野組長」

 

「あ、いえ……」

 

 和倉さんが近付いてきます。

 

 前回の『ご奉仕』の記憶が、にわかに蘇ってきます。あの時の記憶に照らし合わせるなら、ネグリジェのあの辺りに乳首があったはずです。

 

 くっ……ぐぅっ……! ギリギリ見えないっ!

 

 エロっ……! 余計に見たくなるっ……!

 

 という思いを堪えて、視線を上げ、和倉さんと目を合わせます。あんまり胸元ばかり見ていると、流石にバレそうで怖いので。

 

「それで、相談というのは……?」

 

「実はですね――」

 

 突然、和倉さんが近付いてきました。その距離、わずか数センチ。彼の潤んだ瞳、綺麗な肌、発色の良い唇。意識してしまい、ドキドキしてきます。

 

「俺、月夜野組長に伝えたいことがあって」

 

 和倉さんが、妖艶な笑みを浮かべます。

 

 そして彼は、ネグリジェをはだけさせました。

 

 ――おっぱいが、露わになります。いやらしく豊満な胸筋。綺麗なピンク色の乳首。

 

 え、エロっ……!!!!!!!

 

 エロすぎっ!!!!!!!!!!!

 

 え、いいの!?

 

 強制のご奉仕じゃなくても見れていいの!?

 

「実は俺――」

 

 和倉さんの瞳は熱を帯びていて――。

 

「月夜野組長のこと、初めて会った時から気になってたんです」

 

「えっ」

 

 マジ?????

 

 これ、マジ?????

 

 現実?????

 

 夢じゃないよね?????

 

 処女すぎて脳が都合のいい夢を見ようとしてない?

 

「月夜野組長、もし嫌だったら、突き飛ばしてください」

 

 和倉さんがさらに一歩踏み出し、ベルに身を寄せて来ました。徐々に近づいてくる、彼の唇。ベルは、彼を受け入れようと体勢を整え――。

 

「ベルっ!!!!!」

 

 背後からガキン!と硬質な音が響きました。

 

 瞬間――和倉さんは飛び退き、距離を取りました。

 

「ベル! 奴は優希に化けた敵だ! 構えろ!」

 

「――ッ」

 

「敵襲だ!!! 全組員は集え!」

 

 突如現れた羽前組長。そして、謎の触手を伸ばす和倉さん。

 

 自分が暗殺されかけたところを羽前組長に助けられたのだと、瞬時に状況を理解しました。

 

 ベルは謎の敵に向けて身構えます。

 

「あなた、何者ですか!?」

 

「八雷神――伏摩(ふくま)

 

「!!!」

 

 八雷神……!

 

 まさか、こんなところで会敵するなんて……!

 

 いや、それより――。

 

「本物の和倉さんをどうしたんですか!」

 

「あなたたちの、お腹の中だよ」

 

「……え?」

 

「夕食に食べたでしょ、真っ赤なミネストローネ。あれ、和倉優希の血と肉が入ってたのよ」

 

「――」

 

 身体の芯が絶望に満たされる感覚。

 

 取り返しのつかない現状を理解してしまい――瞬間的に脳が沸騰し、怒りが爆発する。

 

「お前!!!!!!!!」

 

「落ち着けベル! 虚言だ! 優希は生きている! 主である私には分かる!」

 

「!!!!!」

 

「ちぇっ、まあそうだよね。こんな嘘は通用しないか」

 

 羽前組長の言葉と敵の反応で、ベルは冷静さを取り戻します。

 

 そう、なんだ。

 

 和倉さん、生きてるんだ……。

 

 よかったあ……。

 

「こっちからも質問させてもらう。京香、広縁にあらかじめ隠れてたようだけど、いつ怪しいと気付いたの?」

 

「偶然、廊下で優希とベルの会話が聞こえてな。私ではなくベルに相談することなど、ひとつもないはずだ」

 

 なんか悲しいこと言われてません???

 

「しかも広縁から姿を窺っていれば、そんなスケスケの寝間着に着替える始末だ。優希がそんなものを着る訳がないだろう」

 

「覗いてたの? いやらしいね」

 

「ゆ、優希を守るためだ! 裸を見たかったからとかではないぞ! 決して!」

 

 その時、ピリペンコ組長を先頭として、他の全組員が駆けつけてきました。

 

「この数なら勝てる――とでも思った?」

 

 伏摩は突然一枚のカードを取り出しました。

 

 瞬間、カードから巨大な影が飛び出しました。現れたのは――巨大な神。

 

「我は八雷神が一柱、雷煉(らいれん)。さあ、神罰の時だ、廃れ者どもよ」

 

 八雷神が二体……! なんて威圧感……!

 

「さて、どう料理しようか?」

 

 伏摩の触手がぐねぐねと姿を変え、幅広の刃へと変形しました。

 

 ベルたちも、それぞれ構えます。

 

「行くぞ!」

 

 羽前組長が先頭で駆け出そうとします。しかし――。

 

「駄目ェ!!!」

 

 日万凛(ひまり)さんが叫びました。彼女を見ると、既に疲労状態です。

 

「あいつらを……連携させたら、絶対駄目っ……!」

 

 まさか、東の辰刻(ゴールデンアワー)!? 五秒時間を戻さなければいけない程の状況が発生した!?

 

「分断すればいい。お任せを」

 

 状況を瞬時に理解したピリペンコ組長が前に出ます。彼女が両手を組み合せると、まばゆい光が放たれました。

 

 一瞬間の後、そこは別空間でした。羽前組長の立像。真っ赤な絨毯。白亜の大理石によって形作られた大聖堂。

 

 これが、ピリペンコ組長の能力……!

 

「この空間に、お前だけを引きずり込んだわ。さあ、滅びなさい」

 

 *

 

 ベルとピリペンコ組長、そして組員五人の連携により、伏摩を追い詰めました。流石に七対一ではこちらに分がありました。

 

 すると、伏摩は――。

 

「投降する」

 

「!?」

 

 伏摩がカードを取り出すと、和倉さんが現れました。なぜか全裸で、恥ずかしそうに大事なところを腕で隠しながら。

 

「和倉さん!?!?!? どうして裸なんですか!?」

 

「お、お風呂に入ってたので……」

 

 ピリペンコ組長が咄嗟に隊服をかぶせ、和倉さんが身に纏いました。

 

 ベルは和倉さんの方を見たい気持ちをぐっと堪え、伏摩を警戒し続けます。

 

「もう一度言う。私は投降する」

 

「信じられません。あなたは倒します」

 

 ベルは伏摩に向けて手をかざし、攻めの『笑う寿老人(カノープス)』を発動しようとしますが――。

 

「月夜野ベル。もしあなたが望むなら、和倉優希の姿でなんでもしてあげるわ」

 

「!?」

 

「恋人として振る舞ってあげてもいい。執事としてお世話をしてあげてもいい。なんなら、性奴隷として欲望を満たすのも自由よ」

 

「………………………………」

 

「なんで長考してるんですか!?」

 

 和倉さんにツッコまれて、ベルは慌てて首を横に振ります。

 

「ち、違いますよっ! 伏摩を捕虜にするのが魔防隊に有益かどうかを考えていたんです!」

 

 ベルは改めて、攻めの『笑う寿老人(カノープス)』を発動しました。

 

「くっ……ここまでか……」

 

 伏摩はベルを睨みながら、灰となって消えました。

 

 しかし、これで終わりではありません。外では七番組が雷煉と戦っているはずです。急いで合流しないと。

 

 ですが、ピリペンコ組長は重傷のため、これ以上戦えません。他の組員も同様です。

 

 だから、ベルが行くしかありません。

 

 和倉さんの無事を喜ぶ時間もなく、大聖堂の扉へと走り出します。

 

「月夜野組長! 俺も行きます!」

 

「!」

 

 和倉さんが一緒に来てくれます。ありがたい申し出です。

 

 外に出て、寧ちゃんと合流しました。彼女の能力で戦況を把握し、和倉さんの服も回収し、着替えながら駆け付けます。

 

 そして――。

 

「和倉さん!」

 

「はい!」

 

 ベルは、和倉さんに騎乗しました。彼の形態が変化し、マントを羽織ったカメレオンのような姿になります。

 

 ――無窮の鎖(スレイブ)月隠(つきがくれ)

 

 透明化し、雷煉の背後へと迫ります。羽前組長たちが雷煉の注意を引いてくれているおかげで、全く気付かれることはありません。

 

 そして、ベルは雷煉から命の光を抜き出しました。

 

「何を……持っている……それは……」

 

 雷煉が気付き、振り向きます。しかし、時すでに遅しです。

 

「貴方はここで、終わりです」

 

 雷煉が灰となって砕け散っていきます。

 

 ――こうして、ベルたちは八雷神の二柱を撃破しました。

 

 *

 

 無事を喜びながら、全員で寮へと戻りました。入口でみんな座り込みます。日万凛さんが、傷の深い順番に『東の星霜(うたかた)』で治療してくれます。

 

 一方、ベルは、全く関係ないことを考えていました。

 

 和倉さんの裸、ぜんぜん見れなかった……。

 

 カード化が解除された時、和倉さんは全裸でした。しかし、ベルは伏摩のことを警戒して目を離せなかったので、彼の方を見れませんでした。

 

 その後も七番組との合流で必死だったので、彼の体を見る余裕はなく……結局、ベルは和倉さんの裸を拝むことができなかったのです。

 

 ピリペンコ組長は見たんでしょうか。服を渡してあげる時に。和倉さんの、チ○ポを。

 

 くっ……!

 

 羨ましい……!!

 

 悔しいっ……!!!

 

 と、その時、和倉さんがベルに近付いてきて――。

 

「月夜野組長、助けていただいてありがとうございました」

 

「えっ、ああ、いえ、皆のおかげですよ」

 

 伏摩戦ではピリペンコ組長の活躍が大きく、ベルはあまり貢献していません。だからこそ雷煉戦にも参加できた訳ですが。

 

「ところで月夜野組長、そろそろ無窮の鎖(スレイブ)の代償が始まりそうなんですが……移動しませんか?」

 

「あっ」

 

 そうだ。激戦のせいで忘れていましたが、貸出後のご奉仕がありました。

 

 でも、ここでご奉仕が始まってしまうのはまずいです。色んな人の目に晒される和倉さんが可哀想です。

 

 ベルと和倉さんは慌てて部屋へ移動します。すると――。

 

「あっ、ご奉仕が始まりました」

 

 和倉さんが隊服を脱ぎ始めます。シュルシュルと、衣擦れの音が鳴ります。和倉さんは顔を赤くし、恥じらいながら脱衣を続けます。きっと、彼の意思とは無関係に動いてしまっているのでしょう。

 

 どんな気持ちなんでしょうか、女の前で強制的に服を脱がなければいけないって。

 

 恥じらう姿も相まって、めっっっちゃエロいです。

 

 そして、和倉さんは上下ともに、下着姿になりました。

 

 うわパンツえっっっっっろ。

 

「つ、月夜野組長も脱いでくださいっ」

 

「えっ」

 

「そ、そういうご奉仕みたいで……」

 

「あ、そ、そうなんですねっ」

 

 ベルも隊服を脱ぎ、下着姿になります。

 

 上下ともに下着になった姿を、男子の前に晒している。

 

 なんだか、気恥ずかしさと興奮の両方を感じます。

 

「月夜野組長、うつ伏せになってください」

 

 促されるまま、ベルは敷布団へと寝転がります。すると、和倉さんがベルの足元へと座り、足を揉み始めます。

 

 あ、気持ちいい……。

 

 さらにしばらく足を揉んでもらった後は、腰や肩も揉んでもらいました。

 

 単に疲れが癒されるだけでなく、下着姿の男子にやってもらっているという点でも非常に嬉しいです。

 

「なんだか、今回は健全なご奉仕ですね」

 

「そ、そうですね」

 

 下着姿が見れるだけでもだいぶエロいのですが……前回の『おっぱいを触らせてもらう』というご奉仕と比べると、だいぶエロさは下がっています。

 

「月夜野組長、お疲れなのかもしれませんね」

 

「そ、そうかもしれません……」

 

 ご奉仕は、主人の潜在的な欲求が反映されるそうです。つまり、ベルはマッサージを望むくらいには疲れている、ということなのでしょう。

 

 と、思ったら――。

 

「あ、今度は月夜野組長が俺にマッサージする番みたいです」

 

「えっ」

 

 和倉さんが敷布団へ横になりました。

 

「お、お願いします……」

 

「はい……」

 

 緊張しながら、彼にしてもらったのと同じようにマッサージしていきます。

 

 足裏、腰、肩を揉みました。男性らしい硬さがあって『男に触れている』という実感が湧きました。

 

 しかし、一通りマッサージをしても――。

 

「終わらない……みたいなんですけど」

 

「そ、そうみたいですね」

 

 和倉さんの身体は自由になっていない。つまり、ご奉仕は終わっていないようです。

 

「月夜野組長……その、上半身を、もう少しお願いします……」

 

 和倉さんは、仰向けになりました。

 

 ……そういう、ことですよね?

 

 ベルは和倉さんへ馬乗りになります。彼はそれを受け入れ、じっとベルを見つめています。

 

 彼のインナーをめくり上げて手を突っ込み、脇腹のあたりを揉み込んでいきます。

 

 そして、その手を徐々に上へ上げていき、やがて、おっぱいに辿り着きます。

 

 硬く、隆々と膨らんだ胸筋。揉み込むように触れると、その硬い感触が掌を悦ばせます。

 

 うわこれエロっ!!!!!!!!!!

 

 えっっっっっろ!!!!!!!!!!

 

「っ……! んんっ……!」

 

 和倉さんが悩ましげな声を上げながら、身をよじります。

 

「……和倉さん、乳首勃ってませんか?」

 

「い、言わないで……」

 

 和倉さんのインナー越しに、ピンと勃ったふたつの突起。

 

 抵抗できない男の上に跨り、下着の中に手を突っ込み、おっぱいを触って、感じさせている。

 

 エロすぎる状況に、ベルの理性が蒸発していきます。

 

 ベルは欲望を抑えきれず、彼の乳首へと触れます。

 

 ふへ……ふへへ……。

 

 ここも凝ってますもんね……? よくほぐさないとダメですよね……?

 

 ベルは彼の乳首を摘まみ、ぞりいっ!と(つま)み上げます。

 

「んんっ……!♡」

 

 和倉さんは甘い声で()きながら、ビクンっ!と身体を浮かせます。

 

 さらに、乳首をコリコリといじってあげると、彼は羞恥で顔を真っ赤にしながら身悶えします。

 

「前言は撤回します……! やっぱりいやらしいご奉仕じゃないですか……!」

 

「すいません……! 申し訳ないとは思ってます……!」

 

「その割にはずいぶん嬉しそうじゃないですか!」

 

 だめだ、エロすぎ。

 

 ニヤニヤが止まらない。男を自分の手で辱めてひいひい言わせるの、最高すぎる……!

 

 と、その時――。

 

「あっ、体が動く!」

 

 和倉さんがそう叫びました。

 

 ベルは慌てて、最後に彼のおっぱいを一撫でしてから手を離します。

 

 ああ……。

 

 終わっちゃったあ……。もっと触りたかったあ……。

 

 和倉さんは立ち上がります。ベルはご奉仕が終わってしまった悲しみに暮れながら、彼を見上げていると――。

 

「え、あれっ」

 

 和倉さんがインナーをめくり上げ、おっぱいを露出させました。

 

 エロっ。

 

 いや、あれ、ご奉仕は終わったんじゃ……?

 

「ま、また体が勝手に……! どうして!?」

 

 さらに和倉さんは、パンツにも手を掛けます。

 

 え、え、え?

 

 そ、それはマズくないですか!?!?!?

 

「ちょっ、やだっ、待っ……!」

 

 和倉さんは狼狽えながらも、ご奉仕の強制力に抗えず、パンツを少しずつ下げていきます。

 

 あ、もしかして、ベルが和倉さんの裸見たいって思ったから!?

 

「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!」

 

 この夜、桃源郷に和倉さんの悲鳴が響き渡りました。

 

 *

 

 和倉さんはご奉仕が終わると、顔を真っ赤にして逃げ去っていきました。

 

 ベルは敷布団に力なく倒れ込みます。

 

 裸、見れちゃった。

 

 和倉さんの裸、見れちゃった。

 

 ……。

 

 …………。

 

 ………………。

 

 チ○ポ、見れちゃった!!!!!

 

 めっっっちゃエロかったあ!!!!!

 

 ベルは下腹部へと手を伸ばします。八雷神との二連戦による疲労すら、今は感じません。

 

 初めて生で見た、男のチ○ポ。こんなの、オカズにせずにはいられません。

 

 ごめんなさい、和倉さんっ……!!!

*1
窓際にあるスペース。障子で区切られたところ

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