ぽんこつ美少女Vtuberと最強無職 ~元無敗王者を人気配信者が放っておいてくれない~   作:世嗣

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成宮君尋は居場所を求めている

 

 

 

 

 成宮君尋の両親は恋愛結婚だったと聞いていた。

 大学時代に出会った二人は運命的な恋をして、様々な思い出を重ねて、社会人になる頃に結婚した。そして、2年ほどしてから一人息子である俺が生まれたのだという。

 父はいつだって多くの人の中心にいるような人で、母はいつだって誰からも頼られるような人だったと、そう聞いた。

 

 全部伝聞なのは、俺がそんな二人の姿を直接知らなかったからだ。

 

「ねえ、今何時だと思ってるの?」

「仕方ないだろ。仕事だ仕事。俺はお前と違って立場があるんだよ」

「こんな時間まで飲んでくる仕事って何!? 私だって仕事があるのに、この子を迎えに行って料理まで作ってるのに……」

「それはもう話したことだろ。子どもの迎えと料理はお前がやる分俺が残業して稼ぐって」

「あなたはそうやって面倒なことから逃げてるだけじゃない!」

「あのなあ……」

 

 だって俺の知る二人は、いつだって言い争っていたから。

 いつだって()()()()()()()()()をどうやって相手に押し付けるかを話し合っていて、それは大概父が母を言い負かして終わっていた。

 

 今にして思えば、二人とも大人になりきれない人だったのだと思う。

 大学時代の熱に浮かされるような恋で結婚をしたから、その先の結婚生活まで深く考えられていなかった。

 多くの人の中で過ごすのが好きな父は、社会人になって家庭という小さな世界に留まることが嫌だった。

 誰からも頼られるような器用さを持つ母は、そんな自分の時間を家庭に割いて自分が損をすることが我慢ならなかった。

 

 二人とも数年の結婚生活を経たころにはもう恋は愛になることなく冷め始めていたのに、俺という息子がいることで別れることもできなかった。

 二人とも外から見た時は完璧な家族を演じようとしていたから、俺のような子供を理由に別れ、「かわいそうな人たち」と見られるのは、あの人たちのプライドが許さなかったのだ。

 

 だから、二人は毎日言い争いをしながら、俺という厄介ごとを抱えて生活をしていた。

 

「ねえなんでお母さんが怒ってるかわかってる?」

「えと……」

「なんで?」

 

 母は俺がいけないことをしたとき、よく俺に問いかけた。

 答えが遅かったらまた母は怒るから、俺は必死に頭を巡らせて、色んな事を考えて、色んなことをしゃべれるようになろうとした。

 

「君尋、ここはどうしたらいいかわかるな?」

「はい。ここは――――」

 

 父は、俺に良く色んな事を考えさせる人だった。

 いつか俺をいい学校に入れて、それもまた人の輪の中で使うためのことだったんだろうと今では思う。

 

「……息子がいなかったら、まだマシだったかもしれないわね」

 

 ある日、俺がリビングで本を読んでいたら、母がそうやって溢していたのが聞こえた。

 

「熱を出した? はあ……俺も暇じゃないんだけどな。どれだけ手間をかけさせるんだ」

 

 ある日、俺が熱を出したとき、うんざりしたようにそう言った父の顔を覚えている。

 

「ねえ保育園だけど……」

「お前に任せるって言っただろ。俺は忙しいんだ」

「そうやってまた私に押し付けるの!?」

 

 ある日、二人が俺のことでまた喧嘩していたことを、覚えている。

 

「あ、君尋ーおはよー。昨日のテレビみた?」

「あやねもおはよう。テレビって言っても色々あるくない?」

「ほら、夕方から再放送であってたアニメ! 2020年あたりのやつ!」

「ああ、あれね……」

「おい君尋! 今日のサッカーお前絶対来いよ!」

「岡山、いまあやねと話してるから、って、うわっ!」

 

 保育園から小学校に上がって、俺の世界も色々と広がった。

 友達ができて、いろんな大人と関わることが増えて、俺は俺たちの家族の形が、当たり前ではないことに。

 

 俺は二人の息子ではあったが、彼らに必要とされていなかった。

 彼らが幸せに生きていくために俺は必要なくて、むしろ俺が生まれたことで彼らは楽しく生きていくことができなくなった。

 

 虐待をされていたわけではないと思う。

 暴力を振るわれていたわけでも、育てることを放棄されたわけでもない。

 

 ただ、あの家に俺の居場所はなかっただけだ。

 

 同じ家に住んでいても、俺たちは家族じゃなかった。

 

 そんな日々の中で、父の職場の上司のイベントに家族で招かれることがあった。

 父は外面は良くて、いつだって多くの人に囲まれるような人だったからそれを断ることはなくて、母もまたそんな父に従い、俺もそれについて行くことになった。

 

 3人で出かけるなんてこんなことが無ければ絶対にない。

 当時小学生だった俺は、そのことに少しだけ胸を弾ませていて、車の窓から外の景色を見ていて――――次に気づいた時、俺は病院のベッドの上にいた。

 

 そこで父の運転していた車が、事故を起こしたのだと、看護師さんたちから聞いた。

 

 雨でスリップしたトラックが父の車に正面衝突して、運転席の父と助手席の母はほとんど即死だったらしい。後部座席にいた俺が生きていたのはほとんど奇跡だと、そうも言われた。

 

 運が悪くて二人は死んで、運が良くて俺は生き残った。それが事実だった。

 

 涙は出なかった。心のどこかがまだ眠っているようだった。

 ただ「もうあの人たちと家族になれることはないのだ」と思って、それだけが悲しかった。

 

 怪我が治って両親の葬式が終わり、親戚のひとたちが一人になった俺をどうするかを話し合っていた。

 

「兄さん引き取ってくださいよ。あなた今一人なんでしょう? 死んだ妹は兄さんと仲良かったですし……」

「やめてくれ。俺は離婚した妻と娘の養育費で手いっぱいなんだよ。昇進したばかりだし、今小学生3年生の子どもを育てる余裕なんてない。そういうお前こそどうなんだ?」

「私は無理ですよ。今度旦那について引っ越す予定で、これから忙しくなるんですから」

「あの子は甥としてかわいがっていたけど、俺はちょっと……」

 

 両親の親―――俺の祖父母に当たる人たちは若くして死んでいたり、離婚していたりでもういなかった。

 したがって俺を引き取ろうと話すのは両親のきょうだいたちや、その叔父などだったが、誰も俺を引き取りたがらなかった。

 

 誰もが今の自分の生活が大事で、たとえ俺の両親の遺産を少ないながらも受け取れても、俺という面倒ごとを引き受けて自分の生活が大きく変わることを嫌った。

 

 俺の居場所は、ここにもなかった。

 

「お前が施設に行くのは体面が悪いからお前は俺が引き取る。でも、俺は忙しいから好きにしろ」

 

 結局、俺を引き取ったのは俺の母の叔父だった人だった。

 遺族で話し合った時、ちょうど手が空いていた叔父にほとんど押し付けるように預けられたのだと、叔父自身が愚痴っていた。

 

 叔父の家はそれまで住んでいた家から離れていたから、俺は一度の転校を経験した。

 

 俺を引き取った頃の叔父は長年勤めた会社が倒産し、まともな仕事はしていなかった。

 日がな一日ぶらぶらして、俺の両親の遺産を食いつぶすようにギャンブルをして、家に帰ってくることも稀だった。

 

 俺は誰もいない家で叔父に命じられた家事をして、机の上に置いてあった500円玉を握ってコンビニに行ってその日の晩ごはんを買っていた。

 

 今思い出すとまともな生活ではないのだけれど、あの時の俺にとってはその世界が全てだった。

 誰からも必要とされず、居場所がなかった俺にとっては、あそこに必死にしがみつくことしか生きていい理由がなかった。

 

 そんな生活を1年ほど続けたとき、不意にその生活が終わった。

 

「君尋ちゃん、だねぇ?」

「……はい。そうですけど」

「私はあなたのおじさんのおばさんなんだけどね。あなたのおじさんとお話して、あなたを引きとりたいと思ったんだよ」

「俺を……?」

「うん。こんなおばあちゃんだし、あまり裕福ではないんだけど、君尋ちゃんさえ良かったら、うちにこないかい?」

 

 ある日、叔父の叔母―――のちに俺が「ばあちゃん」と呼ぶ人が俺のもとにやってきた。

 ばあちゃんは既にその時に60歳を超えていたけど、どこからか叔父が俺を雑に扱っていることを聞きつけて、俺を引き取ろうと決めたらしかった。

 

 なんでも「子どもを育てる気もなく引き取った挙句、こんな汚い家に一人でおいておくなんて恥を知りなさい!」と物凄い剣幕で叔父たち家族を叱って、俺を引き取ってくれたらしかった。

 

「あの、叔父さんの叔母さんは……」

「あはは、堅苦しい呼び方をしなくていいんだよ。普通にばあちゃんとでも呼んでくれないかい? 私、息子はいたんだけど早くに亡くしちゃってねえ。そう呼ばれるの、少し憧れていたんだ」

「えと、じゃあ、ばあちゃん……」

「はい。じゃあ君尋ちゃんは夕飯食べたいものあるかい? 目ん玉が飛び出るように高いものでなければ作ってあげられるよ」

「ええと、それじゃあ、えと……ハンバーグ、とか……」

「ようし、それじゃあ今から買い物に行っちゃおうか」

 

 ばあちゃんと出会ってから、俺は初めて自分の居場所ができた。

 家に帰って「ただいま」と「おかえり」を言って、夕飯を食べながらその日にあったことを話して、たまにばあちゃんの仕事場に連れて行ってもらった。

 決して裕福ではない生活だったけど、いつもにこにこのばあちゃんがそこにいて、俺がいることを喜んでくれることがとても嬉しかった。

 

 今まで俺を必要とする人なんていなかったけど、ばあちゃんみたいな人もいるんだと知った。

 

「はい、君尋ちゃん。雪見だいふくを半分あげよう」

「ええっ!? ばあちゃんそれは流石にやりすぎじゃない!?」

「やりすぎじゃないよ。君尋ちゃんはかわいい私の君尋ちゃんだからねえ」

「ちょっと、そんな風に言われるとちょっと照れるというか……」

 

 ばあちゃんは優しい人だった。誰かを思えるからこそ、いろんな人に愛される人だった。

 地域の人にも慕われていて、近所の人に困ったことなんかを相談されている姿なんかもよく見かけた。

 

 そんなところは、少しだけいまのなーちゃんに似ているところがあったかもな。

 

「お、君尋ー! お前こっちに帰って来たのかよー!」

「岡山! あはは、久しぶりだな。またよろしくな」

「うっし、お前帰って来たからにはまたつるもうぜ。そうだ俺サッカー部入るつもりなんだけどお前も―――」

 

 中学からは昔通っていた小学校の近くに通うことになって、小学時代の知り合いとまた再会した。

 

 そこで出会う人はみんな優しくて、久々に再会したときに家庭環境が大きく変わっていて俺を心配してくれたり、力になってくれようとした。

 

 そこで俺はなるべく、色んな人と関わるようにした。

 ばあちゃんみたいに誰かのことを思って、優しくできる人でいたかったから、ばあちゃんみたいに多くの人を助けられる人になろうと思った。

 

「君尋、今日の試合マジで最高だったぞ!」

「悪いな成宮、手伝ってもらって」

「成宮先輩、落とし物探すの手伝ってもらってありがとうございます!」

 

 誰かを助けている時、誰かに感謝されるとき、俺は少しだけ安心する。

 俺がここにいることが許されていると思えるから。

 

 ばあちゃんみたいな「誰からも感謝される優しい人」としている間は、俺には居場所がある。

 そのことに、安心できた。

 

 中学の時、俺の家の隣になーちゃんが引っ越してきた。

 

 いつも誰かと関わることに怯えるように壁を作っていて、いつもどこか不安そうだった。

 その姿になんとなく、小学生の頃の両親に求められなくて居場所がなかった自分を重ねた。

 

「あなたは、どうやって、人を信じられるようになったんですか」

「少しだけ、素直になることにしたんだ」

「素直に?」

「そう。親が死んで『大丈夫か?』って声をかけてくれた友だち。

 学校に行った時に『力になれることはないか?』と聞いてくれた先生。

 心配して『いつでも頼ってね』と言ってくれたご近所さん。

 そういう目に見える善意、みたいなものの裏を疑わずに信じてみることにした」

「疑わずに、信じる」

「うん。そうすると、かなり生きやすくなったし、この世界は結構人の善意で回ってるんだなーって気づいた」

「私も、そうなれるかな」

「きっとなぎさちゃんならできる。俺はそう信じてる」

 

 夏の日、二人でそんなことを話した。

 

 この子はとても素直でいい子だから、きっとそれができると思った。

 俺が自分に言い聞かせるようにやっていることを、この子なら自然とできるって思った。

 そうしてなーちゃん自身の優しさで、自然と彼女の居場所が作れることを心の底から応援した。

 

 誰からも必要とされなかった俺と違って、なーちゃんには優しい父親がいる。義理の母親も優しい人で、なーちゃんのまだ小さい妹も彼女を慕っていた。

 彼女は俺と違って、そのままでたくさんの人に愛される人だった。

 あとはそれに気づくだけだ。

 

 俺みたいに「誰からも必要とされる優しい人」の役割を演じなくても、そのままの「白瀬なぎさ」でいい人なんだ、なーちゃんは。

 

 そうして俺が中学を卒業するころになーちゃんが転校して、高校に上がった頃に明里(ひなた)綾音(ミヤコ)と一緒にヴァーチャル・スクエアを始めた。

 

 ゲームなんてするのは初めてだったけど、3人で力を合わせて一つの目標に向かっていくのは楽しかった。

 

「―――っと、こんな感じでいいのか?」

「ひーくんすっご~~~! ねえミヤコ見た!? なんか相手の見えない剣まで弾きつつ相手を切り刻んでたよ!?」

「見てた見てた。あんた、ゲームしたことないのによくこんだけ動けるわね……」

「そうかな?」

「そうだよ~! すごいな~。頭の回転が速いのかな? 私たちが一つのことを考えている間に、3つくらいのことを考えてる気がする~」

「確かにそうかも。あんだけの情報量をよく処理できるわね。私はちょっときついわ」

「頭の回転、か」

 

 ―――ねえなんで母さんが怒っているかわかる?

 ―――ここ、なんでこうなっているかわかるか?

 

 生前の両親が、幼いころから俺にいろんなことを問いかけていたのを思い出した。

 俺はそんな二人を怒らせないように、期待を裏切らないように一生懸命頭を回していたが、そのことが今になって生きたらしかった。

 俺が「居場所がない」と一人過ごしていたころにも意味が生まれたことは、少し嬉しかった。

 

 そうして俺たちはヴァーチャル・スクエアを遊んで、いつしかチームで優勝して、俺は『無敗の王者』と呼ばれるまでになった。

 これから大学に行って、自分の人生を見つけて、俺を育ててくれたばあちゃんに恩返しをしよう―――そう思った矢先、ばあちゃんが病気で倒れた。

 

「あの、ばあちゃんの容体は……」

「難しい状態です。今すぐにどうという話ではありませんが、このまま日常生活を送るのは難しいでしょう」

 

 病院の先生が言うにはばあちゃんの病気は難しくて、これからも入院が続くようなものであるとのことだった。

 それを聞いて、俺は自分の生き方を決めた。

 

「君尋ちゃん、私のことはそんなに気にしなくていいんだよ? 綾音ちゃんや明里ちゃんたちと……」

「いいんだって、ばあちゃん」

「でもだねえ……」

「ばあちゃんには返しきれない恩がある。今それを返せなかったら俺、一生後悔しちゃうよ」

 

 ばあちゃんは俺に初めて居場所を作ってくれた人だ。その人のためならどんな苦労も苦労ではなかった。

 

 初めて自分の才能を使える場所であるヴァーチャル・スクエアを止めることも、ずっと俺のことをちくちくといじめてくる嫌な上司も、慣れない仕事でまともに寝れないことも、ばあちゃんが死んでしまうことに比べたら、我慢できることだった。

 

「君尋ちゃん、ありがとうね」

 

 辛い仕事を終えた後、ばあちゃんがそう言ってくれるだけで、俺は「また明日も頑張るか」ってそう思えた。

 

「ばあちゃん、今日も来たよ。今日はばあちゃんの好きだった花を買って来たからさ―――」

「あの、どちらさんですかねえ?」

「――――――」

 

 だから、ばあちゃんがボケて俺のことを忘れちゃったときは、ちょっぴり胸には来たな。

 

 初めて俺に居場所をくれた人が、俺のことをまるっと忘れてしまったのだ。

 俺が何よりも大切にしたかった居場所が、手の中から零れ落ちてしまった。

 

「仕方ないことだな。人間は老いる。老いたら忘れる。永遠に残るものなんてない。当たり前のことだ」

 

 自分に言い聞かせるように仕事を続けて、就職して5年経ったあたりでばあちゃんは眠るように死んだ。

 お医者さん曰くほとんど老衰のようなものだったらしいから、きっと恩は返せただろうと思う。

 

「あっけないもんだな」

 

 火葬が終わって、小さな骨壺に入ってしまったばあちゃんを見て、そう呟いた。

 

 俺に初めて居場所を与えてくれた人だった。俺にどう生きるかを示してくれた人だった。

 そんな人でもあっさり俺のことを忘れてしまって、大切な「居場所」はふっと手の中から零れ落ちる。

 

「生きていくって言うのは、大変だな」

 

 俺は今でも、誰かに求められたときだけ安心できる。

 何かの役割を求められて、その役割を全うできたときに、俺は初めて呼吸ができる。

 

 そういう意味で今の『ヒロ・セブンス』という役割は俺に向いている。

 ヴァーチャル・スクエアが強くて、ひなたの無茶ぶりにも応えられて、困った生徒たちを導いてやれる、カレイドコアの新人Vtuber。

 

 それを全うすることで、俺はこのカレイドコアから居場所を貰える。

 とても分かりやすい関係だ。

 

 だから、ロウカクカップでは自分にできることをちゃんとやらないとな。

 

 それが今の俺の、ここにいてもいい理由だから。

 

 

 ◆

 

 

 

「よお、野良猿」

「―――ロウカクさん」

 

 ヴァーチャル・スクエアのフィールドで、俺たちは向かい合う。

 

「俺に勝てると思うか?」

「さあ、どうでしょうね。あなたは現役最強ですから」

「なんだ、諦めてんのか?」

「まさか。俺は、カレイドコアの『ヒロ・セブンス』ですから」

 

 俺は棒を、ロウカクさんは2丁のハンドガンを構えた。

 

「さあ、最後の戦いを始めようぜぇ!」

「行くぞ! ロウカクさん!」

 

 ロウカクカップ、制限時間残り3分。

 俺たちの最後の戦いがどうしてこういう形になったのか、それは2時間ほど時間を巻き戻すことになる。

 

 

 




 
次回からロウカクカップです。
よろしくお願いします。
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