羂索の目論見を破綻させる、天元渾身の一手   作:金鳥

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 今回、別の漫画のネタも混ぜてみました。

 正直無理矢理感が強いですがそれでも良かったらどうぞ。


復活

 

「あー、もう本当にどうしようこれ」

 

 禪院家からなんとか無事に離脱出来た羂索は頭を抱えていた。

 一緒に助け出した裏梅は宿儺の○○○(ピー)を追ってどこかへ行ったのでここにいるのは彼だけであり、聞く者がいないので愚痴をこぼし続ける。

 

「いやね?裏梅には言ってないけど獄門疆の開門は持ち主の私がやろうとすれば出来るよ?けどそれで解放された五条悟に殺されるから出来ないっていう話なんだよなぁ」

 

 せめて宿儺が復活していないと五条悟に100%殺される。 

 だから解除出来ないのだ。

 

「やっぱり死滅回遊見送るべきだったかな?いやでもここまで条件揃ってたし次の機会がある可能性も低かったんだよなぁ」

 

 折角開催した死滅回遊。

 だが羂索は今の今まで天元がやらかした事への対処で全く関与出来ていなかった。

 

「私が宿儺復活に動こうとしても天元がまた何を仕出かすか解らないからなぁ・・・やっぱりここは死滅回遊の泳者で特に好戦的な、宿儺と戦いたがってる奴等を動かすしかないか?」

 

 鹿柴雲一等、強者と戦いたがって呪物化を受け入れた術師はそれなりにいる。

 彼等に協力を頼めば引き受けてくれる可能性は高い。

 まあ対価に宿儺との戦闘を求められるだろうが、言っては悪いが彼等程度では宿儺の足元にも及ばないので問題無いだろう。

 

 そうと決まれば現在積極的に死滅回遊に参加している泳者、つまり高得点獲得泳者をリストアップすることに決めた羂索。

 

「鹿柴がこのルールを追加してくれて助かったよ」

 

 少なくとも鹿柴雲一の勧誘は決定。

 あとはもう2人か3人くらい実力者が集まれば御の字か。

 

 検索が終わりコガネが出した泳者のリストを確認する。  

 

 

「・・・は?」

 

 だがそこで羂索は困惑した。

 

「鹿柴雲一1525点、レジィ・スター950点、黄櫨折1270点・・・え、ナニコレ?」

 

 なんか東京第一結界だけ得点数エグい泳者が大量発生してるんだけどナニコレ?

 え?こんなに術師いたっけ?というかまだどんどん点数伸びてるんだけど!?

 

「・・・また天元か!?」

 

 理屈は解らないがここまで大量にポイントを稼がれると際限なくルールを追加され死滅回遊が破綻しかねない。

 慌てて東京第一結界に向かう羂索。

 

 

 

 ◆今回ばかりは何もしていない天元。

 

 

 

「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」「よお俺はコガネ」「ヴァカめ!」

 

 

 

 

 

 

 

「「「あ゙あ゙あ゙あ゛あ゙あ゛っっーーーウゼぇえええええええええっ!!!!!!」」」

 

 東京第一結界は地獄絵図だった。

 つい先程までは普通?の殺し合いゲームが行われていた筈なのに気が付けば謎の生物が大量発生しそれどころでは無くなってしまったのである。

 

 それは、全身真っ白な何かだった。

 細長く尖った口は何故か重力に逆らって上を向いている。

 小柄な体型を体色と同じく真っ白な帽子と服に包み、杖を持っていた。

 

「私の伝説は12世紀から始まった」

 

 そして何よりウザかった。

 全てがウザいそれが、害虫の如く大量発生していた。

 ハッキリ言って地獄である。

 

 一体多数の戦いが可能な実力者達はブチ切れそうな血管を心配する暇も無くただ怒りのままにそれらを殲滅し続ける。

 え、それ以外の泳者?お察し下さい。

 

 なんでこうなったのかと言いますと。

 

 

 

 

「流石エク○カリバ―。端から見る分には最高のコメディだな!」

 

 戦犯、高羽史彦のせいである。

 

 色々あって泳者になった彼は殺し合いとか御免被るがポイントを獲得出来ないと死ぬ状況をなんとかしたかった。

 非泳者は結界の外に連れ出せば良いが本人の意図とは別に参加させられている人間はそういう訳にはいかない。

 泳者の中には積極的にポイントを稼ごうとする者もいたのでどうしたものかと悩んだ高羽史彦。

 

 考えに考えた彼は頭をスッキリさせる為、BOOKO○Fへネタ探しに行った。

 なんでそうなるのだとツッコミたいが、彼はお笑い芸人。

 ギャグ漫画は最高のお笑い参考資料なのだ。

 

 そして偶々読んだ魂を狩る系の漫画でふと思った。

 

「このキャラネタにしたら殺し合いそっちのけで爆笑間違い無しじゃね!?」

 

 彼は自分の術式を知らない。

 今回もあくまでこれはウケる!と心底思ってしまっただけだ。

 これで殺し合いをする連中を胃袋吐くまで笑わせて殺し合いなんざ止めてやる!

 

 これが地獄の始まりである。

 

 

 ◆増殖するエク○カリバー

 

「ヴァカめ!」

 

 最初は一体だけだった。

 突然現れた高羽史彦が出したそれを何となくイラッときたので爆殺したのが黄櫨折。

 だが煙が晴れるとそこには何故か2体に増えた珍生物がいた。

 

「は?」

「「よお俺はコガネ!今この中では死滅回遊っていう───」」

「「ヴァカめ!」」

「「よし解った!泳者として参加だな!」」

「は???」

 

 そして何故か登場するコガネ。

 ヴァカめ!としか言っていないのに泳者として登録されるエク○カリバー。

 呆ける黄櫨折。

 

 実はこれも高羽史彦が原因である。

 ギャグ補正はお約束、ウザキャラがしぶというえに増殖したら面白いしこいつらが泳者になればポイント稼ぎ放題で端から見たら最高のコメディ!つまり全部まるっと解決じゃね!?と思ったからである。

 

 そして、悪夢は始まった。

 

 次々に現れるエク○カリバー。

 そのあまりにも隔絶したウザさにキレる好戦的な泳者達。

 意図せず泳者になってしまった者達はウザがりながらもポイントゲットのチャンスなのでスペランカーの主人公並みに弱いエク○カリバーを一体だけ倒した後は屋内に引き篭もった。

 

「コガネ!このクソウゼぇのを結界から追放しろ!」

「死滅回遊運営の根本に関わるので無理です」

「コガネ!こいつの増殖を禁止しろ!!」

「死滅回遊運営の能力では無理です」

 

「「「あ゙あ゙あ゙あ゛あ゙あ゛っっーーーウゼぇえええええええええっ!!!!!!」」」

 

 100点消費でエク○カリバーを何とかするルールを追加しようとする鹿柴雲一達だったが、無情にも却下されてしまいブチ切れながらエク○カリバーを殲滅するしかなかった。

 

 因みに何故ここまでエク○カリバーが増え続けているのかというと。

 

 

 

「wwwっ、まって無理お腹痛いwww」

 

 偶々通り掛かってこの光景を目撃してしまい笑いすぎて崩れ落ちる来栖華がいたからである。

 彼女のリアクションによりこれはウケる!とますます確信した高羽史彦の術式はフル稼働。

 つまり、地獄が加速し続けている。

 本人もエク○カリバーに対してツッコミを入れながら笑いを取りに行っているのでブチ切れている鹿柴雲一達からは頭はおかしいが同じ被害者だと思われておりまさかの原因であるとは全く悟られていなかった。

 

 思う存分ネタに走った高羽史彦。

 そしてふと、溜まった100点を見て思い付く。

 

「そうだ!エク○カリバーが他の結界にも大量発生すれば万事解決じゃね!?」

「死滅回遊が破綻するので止めて下さい」

 

 なお、別にルールを追加しなくても高羽史彦がウケると思えば問答無用で各結界にエク○カリバーが産地直送で出荷される模様。

 悩みに悩んだコガネは「泳者は結界を自由に出入りすることが出来る(ただしエク○カリバーを除く)」というルールを追加せざるを得なかった。

 

 

 ◆東京第一結界に到着した羂索

 

「・・・これは、私のせいか?」

 

 東京第一結界の様子を確認し、何故こうなったのかを正確に理解した羂索は無為転変で覚醒した高羽史彦が原因だと察した。

 つまり自分が原因である。

 いやけどこんな滅茶苦茶な術式発現するって誰も思わないから私のせいじゃないよね?

 というかこれバレたらまた裏梅に黒閃制裁されそう。

 

 あとエク○カリバー出荷は駄目だろ常識的に考えて。

 コガネ、よくやった。

 東京第一結界はもうグダグダだけど他の結界の平穏は約束されたぞ。

 

「ん?どうしたんだ坊さんこんなところで」

「いや、君こそこんなところで何やってんだよ」

「え?お笑いだけどもしかしてテレビ見ないの?」

「いや、お笑いは知ってるよ?スマホ見てばかりでテレビ離れした若者じゃないからね?」

「あ、成る程ごめん。坊さんだからその手の物はNGか」

「神職=俗世から完全離脱した訳じゃ無いからね?今時そこまで徹底してる所無いからね?お坊さんでもテレビは見るしスマホも持ってるからね?」

「なんだと。じゃあ古き良きダイヤル式黒電話は絶滅したのか!」

「確保してるコレクターはいるし何なら固定電話にかける分にはまだ使えるからねあれ」

「成る程、俺の心配は余計なお世Wi-Fiだったか」

「急にネタをぶち込んでくるのは止めてくれない?私別に君の相方じゃないからね?」

「ネタと言えば俺はサーモンが好きなんだよな」

「誰がいつ寿司ネタの話したよ?私はマグロが好きだね」

「なんで高級店にはサーモン置いてない所多いのか未だに納得出来ないんだよな」

「そもそもサーモンは海外から輸入された生食可能な奴で寿司ネタになってからまだ100年も経ってないからね。国産の鮭は寄生虫の問題で生食に適さなかったから昔からある伝統的な寿司屋には無いのが普通なんだよ」

「なん・・・だと?」

「そもそも君、高級寿司食べられる程売れてないだろ。手が届かない物の心配なんてするだけ無駄無駄」

「殺すぞ?」

 

「ヒィっwやめて、お腹ねじ切れそうっwww」

 

 唐突に始まる漫才。

 来栖華は瀕死である。 

 

「ところで本当にYouは誰?」

「彼はこの死滅回遊を始めた張本人だよ高羽史彦」

「うわ、びっくりした!」

 

 来栖華の頬に口が浮かび話し始める。

 天使と呼ばれる術師であり、来栖華と共存する者だ。

 

「というか、え?この坊さんが原因なの?」

「そうだ、油断するなよ高羽史彦。羂索は1000年以上の時を生きた呪術師だ」

「1000年ッ!?それってつまり」

「ああそうだ」

「・・・暇を持て余しすぎてはっちゃけたジジイってことか!!」

「なんでそうなる!?」

 

 天使、まさかのツッコミである。

 

「まあ確かに1000年も生きるとそうなるか。人間も20代に入って社会人になってからは休みが欲しい欲しいと思ってもいざ休日になると何して良いか解らなくて結局退屈な休日過ごす事になるからな」

「それは君が非リア充なだけでは?」

「殺すぞ」

 

 ウンウンと納得する高羽史彦。

 私無趣味な高齢者扱いされてる?と1000年生きて初めての経験に呆ける羂索。

 話が通じないと嘆く天使。

 ここまでのやり取りがツボに入って笑い続ける来栖華。

 

「よっしゃ任せろ爺さん!俺が1000年の退屈なんて吹き飛ばす最高のお笑いを見せてやるよ!」

「いやだからそういうのじゃ無いからね私」

「という訳で行くぜ俺のターン!イカれた仲間を召喚するぜ!!」

 

 まさかエク○カリバーを追加召喚・・・いやもっとヤバいモノを出すつもりかと咄嗟に妨害しようとする羂索。

 だが間に合わず、ドンッという音と共に高羽史彦の隣で小規模の爆発が起こる。

 モクモクと立ち上る煙。

 やがてそれは徐々に晴れていき、人影が見え始めた。 

 

「(なんだ?何が出る?)」

 

 私を笑わせようという台詞と高羽史彦の性格からしてまたギャグ漫画からキャラクターを召喚した可能性は高い。

 そうなると恐らく物理的に彼等を排除するのは不可能だ。

 だが羂索は1000年生きた経験豊富な人間。

 お笑いの知識もあるので対抗出来なくは無いと考えていた。

 

 だが

 

「・・・ブホォッw!?」

 

 現れた人物を見て思わず吹き出してしまった。

 だがこれは仕方ないだろう。

 誰だって絶対笑う。

 というか

 

「ちょっ、待ってw君、人の心とか無いのかwww?」

 

 

 ◆とある空港にて

 

「うーん、地獄過ぎるね」

「天元様も所詮は呪術師だったということでしょうか」

「五条先輩の生徒達、頑張ってるね!」

 

 夏油傑、七海健人、灰原雄はロビーに置かれているソファで寛ぎながらテレビで下界の状況を確認していた。

 

「この羂索とかいう奴、心底ムカつくが散々な目に遭ってでざまぁみろだよ本当に」

「私も同感ですね」

「2人がここまで怒るって珍しいね!まあ僕も同感だけど!」

「というか悟、油断しすぎじゃない?封印されるとかさぁ」

「仕方ないですよ、それだけ五条先輩にとって夏油先輩は大事な親友だったんですから」

「まあその大事な親友に自分を殺させたツケが廻りに巡って五条さん封印に繋がった訳ですが」

「マジでごめん」

 

 和気藹々とする3人。

 ここに五条悟がいれば俺も混ぜて!と突っ込んでくるだろう。

 

「ところで天元様はなんで獄門疆裏に来栖華の術式を使わなかったんでしょうか?」

「ああ、あの時パン食べに行ってて七海は見てないんだっけ?それより先に宿儺の○○○(ピー)の処分を頼んだら逃げたんだよ彼女」

「それはどう考えてもそうなるでしょう!?」

「人の心無いよね!」

 

 灰原雄にすらそうツッコまれる辺り、天元様相当である。

 

「しかしまさかエク○カリバーとはね・・・これどっちかというと呪霊じゃない?」

「つまり夏油先輩が取り込めるって事ですか?」

「やめてくれ手持ちにしたく無いよこんなのというかそもそも生理的に飲み込むの無理だし味とか想像したくない」

「真っ白だからお米の味ですよきっと!」

「それはそれでなんか嫌だ・・・ところで七海、どうしたんだい?」

「いえ。この高羽史彦という男性、以前お見かけしたことがあったなと」

「え?マジで?」

 

 七海健人はサラリーマン時代を思い出した。

 顧客からの無茶振りに応えて社員全員が2日間徹夜した案件。

 対応完了後、解放された事で高まったテンションにより飲み会が勃発。

 更に何故か二次会としてお笑いを見に行くことになってしまったのだ。

 

 正直興味は無かったがまあ寝てれば良いかと思ったので付き合った七海健人。

 だが不覚にも彼は高羽史彦のネタで笑ってしまったのだ。

 寝不足、疲労困憊、アルコールによって正確な判断が出来なくなっていたのでついうっかり。

 

 次の日自室で目を覚まして正気に返った七海健人はその記憶を黒歴史として封印し、以来ずっと思い出すことは無かったのである。

 当然2人にその事を教えるつもりは無いので適当に誤魔化すことにした。

 

「別に、以前行きつけのコンビニで栄養ドリンクを買おうとしたら丁度同じ物に手を伸ばしていたから顔を見た程度ですよ」

 

 だが2人は絶対に何かあったと察した。

 問い詰めようとしてくる2人の気配を察してゲンナリとした七海健人。

 あー、もういっそどこかに避難させてくれと考えた瞬間、それは起こった。

 

 ドンという小さな爆発が生じ煙に包まれる七海健人。

 

「は?」

「な、七海!?」

 

 煙はすぐに晴れたがそこに七海健人の姿は無かった。

 ここは死者が行き着く場所。

 まさか降霊術で呼ばれたか!?て慌てて下界を映すテレビを見る2人。

 

「「ぶっ!?」」

 

 そして、それを見てしまった。

 

「「あははははははははっwww!!!」」

 

 笑い転げる2人。

 下界では今、ある意味死滅回遊以上の混沌が爆誕していた。

 

 

 ◆賭けに出る羂索。

 

 それを目撃した羂索は賭けに出ることを決意した。

 即ち、獄門疆の解放である。

 

「・・・あ゙!?」

 

 即座に出て来る五条悟。

 背後に親友の身体を乗っ取り自分を封印した輩の気配を感じてすぐに殺そうとしたが何故かそいつが大爆笑しているので一瞬固まってしまった。

 そして、その一瞬のせいで五条悟は後ろを振り向く事無く、正面のそれを目撃してしまったのである。

 

「・・・ブホォッw!?」

 

 五条悟は吹き出した。

 羂索への怨み辛み怒りすら今はどこかへ行き、反射的に腹を抱えて笑い転げたのである。

 

 笑い崩れる2人。

 彼等の目の前には1人の男がいた。

 2人がよく知っている彼はいつもその金髪を丁寧にセットしスーツに身を包んでいる。

 

 だが今の彼の頭は爆発していた。

 上半身を隠すのはキッチリしたスーツでは無く、地肌に着せられた青い上着のみ。

 そう、つまり。

 

 

 

 

 

 

「紹介しよう!イカれた俺の仲間、ボボボーボ・ナーナミンだ!!」

「「うっそだろお前www」」

 

 金髪、年齢、好物がパンという共通点。

 だからといってこれは無い。

 

 高羽史彦は七海健人の事を覚えていた。

 何年も前の事になるが、客として来た酔っ払い集団の中で唯一自分のお笑いで楽しそうに笑ってくれた七海健人の事を忘れてなどいなかったのだ。

 そしてこう思ってしまったのだ。

 自分のお笑いを理解してくれた彼となら最高の漫才が出来る!と。

 

 なお、七海建人をボーボボ化させたのはエク○カリバーを思い付いたBOOKO○Fで丁度ボーボボの漫画を読んでいて咄嗟に思い付いたからである。

 あと絶対にウケると思った。

 

 狙い通り笑い崩れる五条悟。

 羂索も同じく笑いすぎて動けないが呪霊操術があるので自分を呪霊に運ばせて東京第一結界から無事に逃走する。

 羂索は賭けに勝ったのであった。

 

 

「待ってw七海おま、何があったw?術式生えてるw【十劃呪法】だけじゃなくて【鼻毛真拳】が2つ目の術式で生えてきてるんだけどwwwどんな呪いだよ(笑)」

 

 人の心が無さ過ぎる。

 来栖華に至っては笑いすぎて気絶した。

 

 というかさらっと死者蘇生してるんじゃねえよ。

 

「「よお俺はコガネ!───」」

 

 このタイミングで五条悟と七海建人の横に現れるコガネ。

 だが2人にはそれに返答する余裕は無い。

 

 崩れ落ちる五条悟を見下ろす七海建人。

 そして全ての元凶である高羽史彦が差し出す鏡に映る自分を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・コロス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なお、無下限バリアとギャグ補正のせいで殺せなかった模様。

 

 

 ◆アナウンスを聞いた虎杖悠仁一行。

 

 泳者の一覧に突如現れた七海建人の名前を見て困惑する虎杖悠仁達。

 そこに天元から電話で連絡が入った。

 

「七海建人がボーボボになって復活したぞ」

「なんて???」

「あと伏黒津美紀も受肉されてたけど善因家が壊滅するゴタゴタに巻き込まれた結果肉体を取り戻して復活した」

「津美紀???」

 

 何があった!?と困惑する虎杖悠仁一行。

 というかボーボボになって復活するって何?





 はい、という訳で五条悟と七海建人verボーボボが復活しました。
 ちなみに鹿柴雲一はいたら面白そうなので東京第一に突っ込みました。
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