キヴォトスメロンパンモドキ   作:ただねこ

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シャーレ奪還はSRTの子たちが頑張ってます。


シャーレにて(1)

”……まずはシャーレに向かおう”

 

「連邦生徒会じゃなくていいのかい?シャーレの奪還はSRTに任せているよ」

 

”見て”

 

「あれは……サンクトゥムタワーが、赤サンクトゥムタワーに潰されて……?」

 

”あれがあるなら、サンクトゥムタワー(あっち)は駄目。シャーレが適任”

 

「……わかった。SRTならば奪還自体は完了しているだろう。ここからすぐだ」

 

SRTの強さは身を以て体験している。全員殺すのに3時間はかかったからね。流石は連邦生徒会直属の組織だった。骨が折れたよ、文字通りね。

 

「……お」

 

D.U.の通信網が復旧したようだ。シャーレであれば行政も問題なく行えるだろう。

 

”着いた!”

 

「先生!」

 

……RABBIT小隊。……少し、個人的に気まずいね。別の世界線とはいえ、あんな安堵の笑顔を浮かべられたら少し困ってしまう。

 

”ありがとう、皆”

 

恐らく、先生は不在着信の数に震えているだろう。……大丈夫かな?この世界の生徒って皆先生に対して重いんだよな。

 

”ごめんねリンちゃん”

 

『誰がリンちゃんですか。……まあ、先生が無事でよかったです』

 

”う……”

 

『とりあえず、シャーレで会議をしますので。なるべく早めに来てください』

 

”ありがとう。すぐに行くよ”

 

「ヴァルキューレの方々、こちらで治療を行いましょう」

「ありがとうございます……」

 

 

・・・・・

 

 

「……クックック。お見苦しい姿で失礼します、先生」

 

”黒服”

 

「ゲマトリアは壊滅しました」

 

”な……!?”

 

「色彩が到来してしまったのです。本来ならば、こちらに来る可能性は0に等しかったのですが……まあ、ベアトリーチェがやらかしまして。此方に「色彩」を誘導したようです」

 

ベアトリーチェ。その名を聞いて、険しい顔をする先生。

 

「安心してください。ベアトリーチェは追放してあります。お気になさらず。……その色彩が狼の神と接触し──恐怖へと反転した彼女は、死をもたらすアヌビスとなり……この世界に終演を齎すでしょう」

 

”そんなことはさせない”

 

「ええ、知っています。あなたはそういう選択をする人ですから」

 

そうして、黒服は説明する。赤い塔は、色彩に侵され反転した「サンクトゥムタワー」であると。

ソレが、キヴォトス中に色彩を伝播させる。そして、存在する全ての神秘を恐怖へと変えてしまう、と。

ゲマトリアの秘儀と検証結果が奪われ、色彩の意思を代弁する者であり、計画を実行する者「プレナパテス」と、敵対することになると。

 

”……私たちは、それを食い止めるだけだよ”

 

そう言い放ち、先生は「大人のカード」を取り出す。

 

「……クックック、それを乱用すれば……私たちと同じ結末を向かえることになりますよ、先生」

 

 

・・・・・

 

 

「……さて、戦といこうか」

 

先生と一部の生徒が、D.U.に出現した正体不明の兵を相手取っている。その手助けだ。

 

「反重力機構──()()()()、”重星(じゅうせい)”」

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