『皆さん、作戦開始です!私たちはランデブーポイントに向かい──その後、第2部隊が砂漠横断鉄道に目標を誘導し合流。「守護者」までの道を確保します!』
『さっきも言ったけど、ビナーのビームには注意してね!』
「はい、わかりました☆」
「じゃ、出発しよっか〜」
「やってやるんだから!」
『こっちも始めよっか。準備はいい?』
「おっけ〜」
「は、はいっ!」
「始めていいわよ、カヨコ」
……やる気は十分。緊張状態も丁度いい。神秘が体を巡る感覚が、呪力よりもはっきりとわかる。生徒にデフォルトで備わっているものだからか、力の輪郭が掴みやすい。
「……さあ、始めようか」
目の前には、色彩に侵蝕されたオートマタ。……ビナーに比べれば雑魚か。
「いくわよ!」
電車では、便利屋も交戦していることだろう。私は委員会側。
「ほれほれ〜」
「……随分と余裕そうですね、ホシノ先輩」
「いやあ、この後に守護者との戦いがあるんだし、あんまり気張っても負担がかかるし……」
「……
「あれ、全然いない?」
「……ああ、全部あの人がやっちゃってるよ〜。せっかくの準備運動が出来ないじゃーん」
「準備運動……この数が……?」
セリカ、それに関しては小鳥遊ホシノがおかしいだけだからあまり気にしないほうがいいよ。
「……っと」
「トリア・ソーテール」は重量だけで300kg。私の腕を組み込むために色々といじったらこうなったらしい。天童アリスのレールガンのように変形はしない代わりに、耐久が果てしなく高い。つまり超硬くて超重い。これでぶん殴れば撃つまでもないのでは……?
……そんなことは置いといて。とりあえず鈍器としての適性も高いのだが……撃ったときの反動がかなり大きい。それこそ私は天童アリスのような、完全な機械の身体ではない。ビナーと撹拌されているとはいえ、一番火力が高い技を放ったとしたら……まあ、私の身体3つ分くらいは後ろにふわりと飛ぶだろう。こう……トランポリンでジャンプするみたいな挙動をする感じで山なりに。
「……さて、実践だ」
キュイイイ……と、内部の機械で銃弾にエネルギーが生成される。銃弾を撃った後に大気との衝突でプラズマ化させて撃つものなので、実質流れ星と同じ仕組みだ。つまり私は流れ星を銃弾にして撃てるということだ(違う)。
「エネルギーは充填された……そうだね、ここは天童アリス流で行こうか。──光よ!!」
発射された銃弾は敵へと着弾……そのまま貫通し、直線上の敵を屠り続ける。私の身体が反動で浮き、後ろへと下がりながらもそれは続く。
──銃弾による、”食事”。
まるで食事を連想させるような様は、想像以上の威力と出来だった。
「はは……レールガンって、こんなにやばかったっけ」
呪術で戦うのが中心だったので、いまいちビナーの硬さを理解しきれていない。が、この威力を平然と耐えている「トリア・ソーテール」を見るに、耐久力はアリスのレールガンよりも高いのだろうか。
銃弾は、1度にに装填できるのが16発。反動を利用すれば、コレも鈍器として振り回したり出来るだろう。そのことを考えると、かなり便利な武器を譲り受けたような気がする。
「……守護者の掃討、完了かな?」
「……頭おかしい威力してますよねそれ」
「至極真っ当な武器だよ。ミレニアムのエンジニア部と私の腕を組み込んだものだけど」
「その真っ白な腕って絶対ヤバいものじゃないですか……」
「うへぇ、相手にはしたくないな……てか重っ」
羂索のレールガン「トリア・ソーテール」の見た目としては、Halo 4のチーフが持ってる銃をバカでかくして白くして、ところどころに黒いラインを引いたような見た目です。変形はしません。
つまり硬くておっきくて重いやつを鈍器みたいにぶん回しながらビーム放ってきます。ホシノを武器にしてるようなもんです。ホシノは硬くてそれなりに重くてちびだけどな(臨戦ホシノのやってくる音)
バイオのFINGeRはケイのレールガンがモデルにしていると気づいたのでやめました。