日本人死にすぎ問題!!青井ちゃんに幸せを!   作:ウォーキング担々麺

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最近の日本人、マジで死にすぎ!!

いきなりだが、神様転生を行って日本で亡くなった皆さんを異世界に移住させる役割を担う水色の髪の毛をした女神様…されど知能はチンパンジー並みであり、ポンコツ駄女神のアクア様は頬付けを付きながら、判子を押しながら次々と日本人を異世界送りにしていく。

 

「あーもう。めんどくさいわね。てか、最近…日本人死にすぎでしょ?何があったのよ」

 

本来ならアクアは亡くなった日本人の中でも抽選的に選ばれた若者に対して、面接に近いことを行って転生特典として不思議な力を1つ与えて異世界に送り込む。だが、どういうわけか最近は日本人の亡くなる割合が非常に大きいのだ。

確かに昔から過労死だったり、普通に事故だったり、事件に巻き込まれるで亡くなる人は多かった。それは世界共通だ。しかし、最近の日本は物騒すぎる。呪術師や呪霊が絡む呪いの被害で大勢の人が犠牲になったり、若い女の子限定でデスゲームを行って何百人単位の日本人が死んでいくわ、とにかく様々な理由で日本人が散っていく。最近、余りにも物騒すぎて日本より異世界の方が安全じゃね?と言い出す神様まで出てくるほどである。

 

「デスゲームに参加する女の子も女の子だけど、日本の金持ちって下衆ね。死んだ女の子をラブドールにしてるなんて」

 

「というか米花町、殺人事件起きすぎでしょ。何人一年間で死んでるのよ。事故物件だらけじゃない」

 

「呪いの被害やばいわね~死滅回遊で何人死んでるのよ。ボーナス出るから良いけど、死人ですぎよ」

 

ポンポン…判子を押す音がリズム良く響く。最近、余りにも日本人が死にすぎてるので面接形式ではなく、殆どの日本人は書類に判子を押して、そのまま異世界送りとなったのだ。

まあ、アクアがこれまで何千と日本人に特典を持たせて転生させているが、魔王は討伐される気配は皆無だし、別に良いだろうと上層部からもOKが出ている。日本人の平均4000人が1日で亡くなっており、表向きは行方不明も含めればもっと跳ね上がる。お陰で、アクアは1日に5000~1万ほどの書類に判子を押して、3人ほどに面接を行ってるのだ。

 

「青井さん、黒糖さん、金子さん…うわ、3人とも自殺じゃなくてデスゲームでの死か。お金貰えるとは言っても、やりたくないわね」

 

可愛らしい美少女3人の書類にも判子を押す。因みに書類には死因、家族構成、死体がどうなったのかも記されており、故人がその後どのように遺族に供養されたのかもわかる。

 

「げっ!?黒糖って子、ラブドールにされてんじゃん!!日本人の富裕層って金銭感覚だけじゃなく論理感も外れたんじゃない?」

 

なので表向きに行方不明扱いや情報偽装されるデスゲームの死者はその後、遺体がどうなったのか記されていた。デスゲームの参加者は『防腐処理』という改造を施されており、体臭がしなくなる、空気に触れた血液が綿のようになる、死体や欠損部位が腐敗しなくなるなどの特徴があり…黒糖という女の子は富裕層のラブドールとなってしまったのだ。

 

今日とてアクア様は判子を押しまくって、日本人を異世界に送りまくる。ボーナスが出るし、別にいっかと思いながら。そして、青井、黒糖、金子の書類に判子を押して異世界に送った。

一段落ついて、アクアはポテチに手を伸ばそうとする。すると、上司からメールが届き…

 

「なによ、この時間に。えーと、サトウカズマって日本人は面接形式ね。はいはい、わかりましたよーと」

 

アクア様はメールを読んで、また判子を押して行くのだった。

 

 

 

 

 

「いやぎゃぁぁぁぁぁぁぁあああ……あれ?」

 

全身を巨大な回転ノコギリで切り刻まれる。しかし、防腐処理により血は空気に触れた瞬間に白い綿となり、失血死はしない。永遠と言える体感時間の中で、激痛を感じながら身体がゆっくりと回転ノコギリで切り刻まれながら生命活動が停止する、その瞬間まで痛みを感じながら回転ノコギリで切り刻まれて行く感覚。その感覚を最後の最期まで味わい続けた死亡遊戯の参加者だった中学生の美少女 プレイヤーネーム 青井は痛みが亡くなったことで身体を起こして回りを見回す。そこは閉じ込められた屋内ではなく、ましてや自分をさっきまで細かく切り刻んでいた回転ノコギリは存在しておらず、そこには青空と城壁に囲まれた町が存在していた。

 

「ここは……どこ?」

 

回転ノコギリに切り刻まれた筈の身体は無事であるが、先程感じた痛みは本物である。吐き気が込み上げてくるが、吐き気をなんとかこらえる。ふーと、深呼吸して立ち上がって青井は自分を確認する。

 

真っ先に切断された片腕は元通りになってるし、着ている衣類はデスゲームで着ていたメイド服だ。まあ、アクア様が適当に判子を押したから腹側なんて選ぶ権利などなかったし。

 

「やっと起きた!全く、何時まで寝てるのかと思ったよ」

 

と、声がして青井はびくびくして後ろを振り向く。青井は現代日本で社会的スキルが壊滅していた。別に勉強は普通に出来たし、学校でも虐め扱いはなかった。しかし、彼女はコミュニケーションが苦手で…両親との親子関係も良好とは言えなかった。アルバイトも3日で首になった程だし、対人スキルは皆無。

デスゲームだって、自分がマトモに稼げそうなのがそれしかなかったのが理由だ。対人スキルが壊滅なので、びくびくしながら振り向くと…そこには同じくデスゲームに参加していた黒い髪にそこそこ胸のでかい黒糖、少なくとも青井が回転ノコギリで切り刻まれるところでは生存していた筈のツインテールで最年少の金子が立っていた。2人とも青井と同じく、最期に着ていたデスゲームのメイド服を着ており…死んで目を開ければここに居たのだろう。

 

「しかし驚いたよ。まさか、ラノベやアニメにある異世界転生が本当にあるなんてね!」

 

と、黒糖が胸を張ってそう言った。青井だって異世界転生に関しては色々と知っている。色んな小説やライトノベルも読んできた。だからこそ異世界転生も知識として知っている。

 

「でも…神様や女神に会わなかったし」

 

異世界転生にはチート特典がつきもの。しかし、青井達は特典なんて貰っていない。しかし、周囲を観察してみればここが異世界だと理解してしまう。

ファンタジー作品やRPGに出てきそうな戦士や魔法使い、僧侶のような装備を着た冒険者達が行き来しており、貨物を運ぶ馬車の荷台には討伐された象程の巨大なカエルが運搬されていた。空にはドラゴンが飛んでおり、間違いなくここは異世界だろう。

 

「私は異世界転生って言葉は初耳ですけど、死んだらゲームや本の世界に居たってことですか?」

 

金銭余裕的に、ライトノベルやゲーム類をあまりしなかった金子がそう聞く。まあ、彼女が思ってることでだいたい間違っていない。

 

「でも…私達、どうしたら?」

「魔王退治の前に、冒険者ギルドでしょ?」

 

冒険者が実在するならラノベや異世界転生あるあるの冒険者ギルドがある筈。黒糖を先頭に、青井と金子も続けて歩き出して…彼女たちは冒険者ギルドを目指した。

 

結論から言おう。冒険者ギルドは直ぐに見つかった。町の中心に存在しており、かなり大きい。もしかしたら、ここは結構規模が大きな町なのかもしれない。

 

「すいません!!冒険者登録って出来ます?」

 

冒険者ギルドに入るなり、黒糖はギルドスタッフと思われる女性に話しかけた。

 

「はい。出来ますよ。もしかして、貴女方は日本から来られましたか?」

 

しかし、その女性から予想外の問いかけがあったのだ。どうやらその女性は日本のことを知っており、あろうことか青井達を日本人ではないかと聞いてきたのだ。

 

「はい…」

「やっぱりね。最近、日本から来る人が物凄く多いのよ。中には少数だけど女神様から力を貰ったって勇者候補も居るわ」

 

女性からの言葉で青井達は転生者が自分たちだけでなく、複数居ることを知る。しかも、中には女神から転生特典を貰った主人公のような勇者候補も居るようだ。

 

「日本から来たなら、戸籍もない筈よね。手数料は後で良いから、一先ず冒険者登録しましょう。冒険者登録すると、冒険出る出ないは別で身分証明書が出来るから、アルバイトなどは出来るし、公的サービスも受けられます」

 

当然、異世界転生者に戸籍なんてある筈がない。戸籍や身分証明書が無ければ行政のサービスやクエストなども受けられず、マトモに暮らすことなんて出来ない。

しかし、冒険者になれば冒険者カードという身分証明書が発行されるので、行政の公的サービスを受けることが出来るし、アルバイトやクエストなどのお仕事も受けられる。

 

「「「お願いします」」」

 

結果、3人は形だけとは言え、冒険者となった。まあ、経験のない中学生~高校生なので上級のジョブにはなれず、誰でもなれる基本職の冒険者だが。




魔虚羅って誰が出すの?オリキャラ(明治産まれの禪院家。別の匿名で書いてる小説に出てくる、バグキャラ)です

青井ちゃん達パーティーに加わって欲しい大人

  • グレートティーチャー五条悟
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  • 料理も出来る!烈海王
  • マイルドになった宿儺様!
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