日本人死にすぎ問題!!青井ちゃんに幸せを! 作:ウォーキング担々麺
クエスチョン 手っ取り早いエリスの稼ぎ方はなんですか?
「手っ取り早いエリスの稼ぎ方ですか?先ず、前提として冒険者には固定給の月収は存在しません。原則的にクエストやアルバイトを受けて、金銭を稼ぐ必要があります」
日本人であり出来る大人Of大人。七海建人ことナナミンは記者からインタビューを受けていた。異世界では冒険者は花形の職業であり、成功すれば国の貴族や王族との結婚も出来たり、莫大な富を築くことも夢ではない。それに、この異世界では重婚は違法ではなく…ハーレムを築くことも可能だ。事実、運良くアクア様からチートを授けれた転生者は魔王軍との戦いが行われるこの国から逃亡し、他国で活躍してハーレムを形成した男も居るのだ。
「アクセルの町で可能だとしたら…ジャイアントトードがおすすめです。元一般人でもレベルが7以上に上がれば、装備を整えるだけで簡単に倒せます。
皮や脂肪の特性上、頭頂部や脚部などの脂肪と皮が薄い部分しか打撃が効きにくいですが、なにより売れば金になります。過食部分が有れば1体5000円…いえ5000エリスで売ることができます。クエスト報酬と合わせて、そこそこの金額となるでしょう。それに…」
「ジャイアントトードは繁殖力が非常に高く、クエストは常に募集してます。人気の高いモンスターと違って売りきれることは有りませんし、冬季以外は需要があります」
ジャイアントトードはご存知、アクセル近辺に出るカエルである。ナナミンが言う通り繁殖力が非常に高く、1体のメスは少ないときで約5000個…多いときで1万個以上の卵を産卵する。数も多く、ジャイアントトードの肉は食用として需要も高く…クエストは冬眠の時期以外は大量に募集されている。
3日以内に3体討伐で10万エリスの報酬+肉の売買金額で取引され、そこそこの腕前になると簡単に10万円+2万ちょっとは稼げるのだ。
「はーい!!という訳で来ました!!ジャイアントトード退治!!」
場所は変わってグレートティーチャー五条悟が引率として、青井は金子、黒糖そしてハジケリストである禪院渚と共に臨時のパーティーを組んでやって来た。
青井達が受けたクエストは『ジャイアントトードを3日で5匹以上討伐 報酬10万~出来高+』である。パーティー五人以上で受けられるクエストであり、多く狩れば狩るほどに報酬が増える出来高+のクエストだ。
「さてと、皆のレベルもそこそこ上がったし。渚!手本見せてあげて!」
「ほーい!!」
青井達も訓練所で訓練を受けて、レベルも7ほどに上がっている。ナナミンからの奢りで安物とはいえ、武器も装備したし…本格的に冒険者デビューを果たした。
「わっ…私…出来るかな?」
だが小さく青井が言う。無理もない、彼女たちはデスゲームに参加したことは有るが、人間はもちろん動物を殺したことがない。平手打ちもしたことがない!!
黒糖はデスゲームに2回参加したことがあり…デスゲームの参加目的も「手っ取り早くお金が稼げる」という理由だった。だから黒糖は案外行けるだろう。
先ずは、渚がゆっくりとカエルに向かって歩いていく。その後ろで「渚~お金にならないから死体は残しなさいよ~」って五条先生の声が聞こえてくる。
「ゲコ?…」
1体のカエルが渚に気付き、強靭な体躯と脚力を用いて突っ込んでくる。
ジャイアントトードは金属類が苦手だ。だからこそ衣類(全裸と水着を除く)に縛られない防具 鎖帷子を装備していればタックルしかしてこない。一般的には金属類を装備した人がヘイトを集めて、他のメンバーがカエルを奇襲という手段で倒すのが基本である。
もちろん、青井達もナナミンからの指示とアドバイスで衣類の下に鎖帷子を装備している。これでカエルに食べられる心配はないし、他のモンスターからの鉤爪や牙からの致命傷も防げる。
「ゲコ!!」
突っ込むカエルであったが、渚が目の前から消える。カエルが気づいた時には、渚はカエルの頭上に居たのだ。そして、渚は拳を振り下ろし…衝撃の瞬間に黒い閃光が現れて…カエルは一撃でペッタンコとなった。
「次」
次のカエルをターゲットに定める渚。今、産まれた瞬間から絶対強者として爆誕し、禪院家の歴史から抹消されてメロンパンの手で解剖されたバグが動き出す。
「ゲッコォォォ!!」
逃げ出そうとするカエル。そのカエルの胸を亜光速で閃光が貫いた。
プラズマ。自然現象であり、自然が生み出すビームである。原理は水蒸気を更に加熱することで発生する光であり、渚は満象の水と鵺の雷撃を組み合わせてプラズマを産み出して…ビームという指向性を持たせて、プラズマレーザーキャノンとして放ったのだ。
「ふるべゆらゆら…魔虚羅」
そして影から最強の後だしじゃんけん式神 魔虚羅が降臨する。魔虚羅が駆け出し、大地が砕かれて…また1つまた1つとカエルが次々と破壊されていく。
「渚様。希少なカエルレバーが手に入りました。納品しますか?」
「納品で。ギルドとの交渉もお願いね魔虚羅」
「御意」
そして魔虚羅、喋る。
「「「「えっぇぇぇぇー!!喋ったぁぁぁあ!!」」」」
これには五条先生も驚きである。そして喋る魔虚羅であるが、青井達を見る。魔虚羅に見られて、ひっ!!と青井達はびびる。そりゃそうだ、全長5メートルちょっとの白い巨人に見られたら誰だってびびる。
「青井様、金子様、黒糖。皆さんの経験値のため、魔虚羅が倒すカエルはトドメを差さないでおきます。皆様がトドメを差すことで経験値も入ります」
「お気遣いありがとう!!なんで私だけ呼び捨て!?」
黒糖さん、魔虚羅に呼び捨てされる。そして魔虚羅は次々とカエルを半殺しにしていき、後は青井達がダメージを与えれば経験値が入るようにしていく。
「大丈夫?」
「ひゃっ!?」
と、その時だった。魔虚羅が半殺しにしたカエル以外のカエルを倒し尽くした渚が青井の隣に現れた。
「うん。最初は辛いよね、慣れろとは言わないよ。でも、このカエルは毎年…農家さんや子供達を襲ってるんだ。その人達の被害を減らすためにも誰かがやなくちゃならないんだ」
渚の言う通り、ジャイアントトードは肉食の食性と数の暴力で数多の被害を出している。その被害を減らすためには誰かが数を減らすしかないのである。
青井は思う。彼女だってファミレスのバイトを首になり、デスゲームに参加するしかなかった。でも、この世界では自分より年下の子供達は日々ジャイアントトードに食われてしまう。
「私だって…」
青井は勇気を振り絞る。デスゲームの時だって皆恐怖を感じていたが、自分より年下の金子だって父親を助けるためデスゲームに身を投じた。自分だって頑張りたいんだと!
「えい!!」
そして青井はナナミンからおごってもらった短剣をカエルの脳天に突き刺した。
「報酬は50万エリスです。凄いですね、沢山のカエルを倒したんですね!!」
報酬を受け取り、暫くの宿代と食費に困ることはないだろう。クエストも完了して、無事にパーティーも解散と言いたい所だったが…
「あの…渚くん…パーティー一緒に組んでくれます…か?」
青井は勇気を振り絞って、渚をパーティーに誘う。
「オーケー!!良いよ!!地の果て、海の果て、そして銀河の彼方まで一緒に冒険しよう!!」
渚は青井の両手を握ってオーケーと答えた。それに対して青井は顔が真っ赤になったとか。
「私も渚さんが入ってくれるのは賛成です」
「私は楽に稼げるし、良いよ」
金子と黒糖も賛成してくれた。
「良かったじゃん渚!!」
「うん!!色々とやり過ぎて、様々な冒険者から5秒でパーティークビにされたからね!!」
「「「やり過ぎてパーティークビにされた!?」」」
因みに渚はこれまで様々な冒険者とパーティーを組んだが、色々とハジケてやり過ぎてしまい、5秒でパーティーをクビになった過去がある模様。どうなるの!?青井ちゃんパーティー!!
ツッコミ適性が増えれば…ボケれる!!魔虚羅が!!
青井ちゃん達パーティーに加わって欲しい大人
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グレートティーチャー五条悟
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七三分け大人 ナナミン
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料理も出来る!烈海王
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マイルドになった宿儺様!