デカイゴブリンの大きさに耐えられず教室の天井がぱらぱらと崩れる。
幸い俺のいるクラスは4階で1番上なため、上から人が落ちてくることは無いものの…
(やっぱこの狭さじゃきつい…それにみんなが…)
そう、みんなは絶望していて腰が抜けていたのだ。
俺はすぐゴブリン達と距離を取った。
「みんな!今こそ能力を使う時だ!
みんなはもうか弱い一般人じゃない!だから生き残る為に能力を使うんだ!」
俺はそう呼びかけて、絢斗に
「絢斗、悪いけど俺がみんなになんの能力か聞くから…その間あいつらを食い止めてくれねえか?その『硬化』っていう能力で…」
と言った。
すると絢斗は問題ないかのように俺に言った。
「おう!任せろ!」
「ありがとう…だけど危ない時は逃げてくれ…お前は生きて欲しい…」
俺は…絢斗が心配だ…
俺の言葉に絢斗は
「けっ…生きて欲しい奴にこんな危ない仕事任せてんじゃねーよ!」
と返した。
さてまずは全員の能力を全部把握しなくてはならない…
「美羽。お前の能力はなんだ。」
「え?私?私は…治癒!」
よし…使えるぞ…
そこで自ら能力を打ち明けてきたやつがいた。
天道 伊乃。
「私の能力はテレポートです!」
…!?
おいおい、神能力じゃねえか!
「1回のテレポートにつき定員はあるか?」
「えーっと…見た感じないです。」
(神すぎるッ!!!)
「じゃあ早速使ってくれ。みんなで校庭にテレポートするぞ…おい!絢斗戻ってこい!」
「お、おう!」
絢斗がこっちに集まった瞬間天道が能力を使った。
「『テレポート』!!」
次の瞬間とてつもない目眩に襲われた。
(うっ……ぷ……吐き気がする……こんなにも嫌な感覚なのか…!)
見たところテレポートした全員の体調が悪い。
でも…ここでは俺がしっかりしなくちゃ行けないんだ…
《スキル『適応力』がレベルアップしました。》
適応力だって…?なんで今手に入ったんだ…?確かに俺はこの状況に慣れてきている…。まあそのお陰か…
(後でスキルってやつを理解しないとな)
俺はみんなから能力を教えてもらい、戦闘パーティーとサポートパーティーで分けた。
俺は誰よりも最初にレベルアップしたため戦闘パーティだ。
「みんな…いくぞ!」
その掛け声と共に全員がゴブリンに襲いかかった…ゴブリンと俺たちの全面戦争だ。
以外にもデカイゴブリンが行動してないお陰がスムーズに小さいゴブリン達を殲滅することができた。
《スキル『指揮官』がレベルアップしました。》
レベルアップしました。
レベルアップしました。
レベルアップしました。
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ふう…これで残るはデカイゴブリンのみ…
その前に気づいたことがあった。
1つ目、レベルアップすると体力が回復するということだ。これは結構ありがたい。
2つ目、スキルがレベルアップするのはスキルの名前通りの行動をよくすればレベルアップするそうだ。
………
(あ、妹…やばい…自分に必死で忘れてた…助けに行かねえと…!)
「なあ!天道!大急ぎで頼んでいいか!?」
俺は必死の形相で言った
「えっ?なに…?」
「俺を俺ん家までテレポートしてくれ…俺の妹が危ねえ!」
「わっ…分かった!」
そう言うと天道が俺を早速テレポートしてくれた。
天道のテレポートは住所とか把握してなくても行きたい場所を文として想像したら行けるらしい。
俺は家にテレポートした…だが俺は…目を背けたかった。
そこにある物は…
「…………は?」
高木ユウ Lv5
[筋力]:18
[思考力]:19
[知能]:14
[敏捷]:13
[魔力]:5
[能力]:なし
[スキル一覧]
・中級格闘術 lv3・適応力 lv8・素早い身のこなし lv5
・高速思考 lv1 ・急所付き lv4
・指揮官 lv7
・戦闘集中 lv3