平行世界のドラゴンたち。   作:ペンギン隊長

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ディオドラ戦
*都合上いつもより大幅に文字数が少ない


龍の飼い主4

 

 

「あ、あああああああああ!!」

一誠の魔力が急激に膨れ上がる。

怒り、悲しみ、後悔、自責、疑念、嘆き、様々な負の感情が入り乱れ、彼に自滅的な選択肢を選ばせる。

『相棒、頼む、己を見失わないでくれ!』

覇龍の暴走。暴力的に吹き荒れる魔力の嵐が、彼の敵を蹂躙する。全てを破壊せよと暴れる魔力は味方の接近さえも許さない。

「イッセー…!」

「イッセー先輩!」

ギャスパーが己の神器を発動させる。完全に止めることはできないが、一誠の動きが鈍る。

その時、空に巨大な赤い龍門(ドラゴンゲート)が現れる。

「あれは…」

『イッセー!』

そこから現れたのは予想通り、グレートレッドだった。グレートレッドは何の躊躇いもなく一誠に肉薄する。

『イッセー、何故そんなに哭いているんだ?誰かに苛められたのか?イッセーを苛めるものがいるなら我が仕返ししてやるから、哭かないでくれ』

「あああああ!!」

言葉にならない一誠の叫びに耳を傾けるようにグレートレッドは顔を近づける。

『イッセーが悲しまずに済むように、我が守るから』

「…これは一体どういう状況だ?リアス=グレモリー」

「ヴァーリ=ルシファー…!…一体、何の用で此処に」

「偶然だ。特に企みがあるわけじゃない…」

「この嬢ちゃんは確か、姫さんの眷属だよな?」

「アーシア!」

「…部長、さん?」

「アーシア、あなたが無事でよかったわ」

 

「我、うたう。イチ、歌好き。歌う、イチ、こっち見る?」

「わ、私も歌います!」

アーシアの姿を目にした一誠は停止した。しかし覇龍を解除しようとしない。覇龍をまとったまま立ち尽くしている。曰く、覇龍に呑まれかけているのではないか、と。

「♪la-ein flester von wi-llen el m he clusser Gu-ten-bow」

グレートレッドは何処のものとも知れない響きの調子外れの唄を謳う。一誠は反応しない。

アーシアたち元教会組の聖歌には僅かに反応を示したが動かない。

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~」

「♪~「そろそろ黙れ音痴」

一誠のアッパーがグレートレッドの顎に突き刺さり、強制的に黙らせる。

「歌詞なら多少間違ってもいいが音程を変えるんじゃない」

澄んだ音と共に覇龍が解け、一誠はゆっくりとそのまま倒れる。グレートレッドは慌ててしっぽで一誠の躯を受け止めた。

「イッセーさん!」

「…アー、シア?」

「今、治療しますから…」

「イチ、大丈夫?」

「…頭がガンガンする」

頭を押さえて凶悪な顔をした一誠に、アーシアが泣きそうな顔をする。

「こんな危ないこと、もうしないでください…」

「おう…?」

状況を理解していないらしい一誠が曖昧な返事をして僅かに首を傾げる。

「悪魔、イチ沢山悲しませる。任せない」

「イッセーさんは私たちにとっても大切なヒトです」

「大切なら何故悲しませる?イチ、悪魔に関わる、前より哭いてる。イチ、泣き虫だったけどあんまり泣かない、何故?」

「俺別にそんな泣いてねぇし、泣き虫でもねーっての」

『…まあ、以前より感情的になることが多いかも知れないがな』

「私たちは、イッセーを悲しませようとはしていないわ、グレートレッド」

「我、イチが哭く、すぐわかる。駆けつけた、いつも周り、悪魔いた」

「それは…」

「悪魔で一括りにするなよ。同じ悪魔でも派閥とかあるんだぞ」

「我、イチ以外興味ない」

「お前な…」

「…グレートレッド、イッセーは私の可愛い眷属(ポーン)よ。返してちょうだい」

「や。イチ、我と来る。悪魔信用しない」

「いや、今は俺も悪魔だぞ?」

「イチはイチ」

「だったら部長たちも部長たちだよ。つーか、俺まだ家出るつもりねーから」

「なら、家ごと持っていく」

「おいやめろ馬鹿」

 

 

 

 

 




ノートに書いてた時はがっつり歌詞が書いてあってボカロ曲とかだったりしたわけだが
引っかかりそうなのでその辺省略
ちなみにネタ曲が多いが普通に恋愛曲的なのとかも
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