姫路瑞樹の答え
「粒子」
教師のコメント
正解です。
須川亮の答え
「津波」
教師のコメント
どういう事ですか?
吉井明久の答え
「勇者の武器」
教師のコメント
先生もRPGは好きです。
彩樹天龍のコメント
先生、突っ込みどころ其処じゃないです。
試合は現在、姫路が有利に立っている。
Aクラス 久保利光2998点
総合科目 VS
Fクラス 姫路瑞樹3271点
どちらも真剣な表情をしている。
「姫路さん、やるね・・・!」
「例え相手がAクラスだとしても、勝ちたいんです…!」
「そう、かい…!」
お互いの召喚獣の点数が削れていく。武器がぶつかると軽い衝撃が響く。
Aクラス 久保利光2732点
総合科目 VS
Fクラス 姫路瑞樹3000点
姫路が大剣を構える。久保はデスサイズを構える。
「ところで、君を其処まで強くする根源はなんだい?」
「Fクラスです…!」
「Fクラス?」
「人の為に一生懸命になれるこのクラスが好きなんです…!」
「…そうかい。」
次の瞬間、久保は姫路に斬りかかった。
姫路はよけきれず、ダメージをくらう。鎧の左側が割れた。
Aクラス 久保利光2732点
総合科目 VS
Fクラス 姫路瑞樹2892点
「君がFクラスが好きと言うのならば、僕は負けるわけにはいかない…!しかも、それが姫路さんだからね!」
「どういう事ですか!」
「なら教えてあげるよ!」
先程とは明らかに打って変わった雰囲気を纏った久保の召喚獣が姫路の召喚獣に襲いかかる。
~天龍サイド~
(マジか。)
代表が言う。
(言ったとおりだったろう?)
(姫路さんが押されてきてるね)
さっきまでの攻勢が嘘だったかのように姫路は攻撃をするのではなく、うまい事当たらないように立ち回る劣勢になっていた。
ゴリゴリ姫路の点数が削れていく。まるで大根おろしだ。
Aクラス 久保利光2212点
総合科目 VS
Fクラス 姫路瑞樹2112点
「逆転した!」
誰かが叫んだ。どっちのクラスかは覚えていない。
「僕はFクラス自体を否定している訳じゃないんだよ。其処は勘違いしないでほしい。Fクラスにも色々と尊敬すべき人がいるからね。君の事も尊敬しているんだよ、姫路さん。」
「え…?」
「だけど、僕はそれ以外のFクラスにいる人自体を否定しているんだ!自ら努力もしない人間が、努力をしたり、正しい事をしている人間を認めずに、理不尽に攻撃を加えるという性格を持つ人たちが!」
「…っ?!」
次の瞬間、大鎌が姫路の召喚獣を真っ二つにした。
「勝者、Aクラス!」
この直後、Aクラス方面から歓声が響いた。
~天龍サイド~
チッ・・・。
横を見ると代表が苦々しそうに顔をゆがませていた。
「負けてしまいました…。」
「・・・いや、いい。お前の努力は皆が認めている。それでいいじゃないか。」
「ですけど・・・。」
「僕らで何とかするから、任せて?それとも信用してない?」
「・・・はい。解りました。次は頑張ります。」
次なんかねぇよ。
もうすぐ、か。
「此処で休憩の時間を取ります。5分後、速やかにお戻りください。」
言い忘れていたが、この試合には他のクラスも観客として来ている。周囲の目が鬱陶しい。
「5回戦は秘書同士、6回戦は副代表同士、最終戦は代表同士の対決となります。」
俺は吉井を引き寄せると言った。
「不安か?」
「うん…。」
「大丈夫だ、お前を応援する奴がいる。俺もその一人だ。」
「(コクリ)」
「気張っていけ。いいか?」
「解った。」
そう言うと吉井は深呼吸を始めた。気持ちを落ち着かせているのだろう。俺には勝つための心の準備をしているように見えた。
一試合目:数学 勝者Aクラス 科目選択権:F
二試合目:英解 勝者Aクラス 科目選択権:A
三試合目:古典 勝者Fクラス 科目選択権:F
四試合目:総合科目 勝者Aクラス 科目選択権:A
科目選択権:Aクラス残り一回
Fクラス残り二回