~明久サイド~
「行ってくるよ」
僕は皆に言う。
「期待してるぞ。」(雄二)
「頑張るのじゃ」(秀吉)
「…グッドラック∑d」(ムッツリーニ)
「頑張りなさいよ、アキ!」(島田さん)
「吉井、いけるぞ!」(須川君)
「あ…明久君、頑張ってください!」(姫路さん)
僕が行こうとしたら、彩樹さんが再び僕を捕まえた。
「吉井、不安か?」
「うん」
「そうか」
少し間を空けた後、彩樹さんが言った。
「負けはするな。」
えっと・・・、つまり・・・。
「勝ってくるよ。」
こういうことだろう。そう言うと僕は前に進んだ。
~天龍サイド~
・・・勘違いしてやがる。別に「負けじゃなければいい」としか言ってないが…。まあ、あそこまで意気込んでるし、邪魔しない方が良いか。
「えっと…、秀吉のお姉さん?」
「ええ、木下優子よ。」
木下秀吉の姉か。
「アンタ、観察処分者でしょ?それでFクラスの秘書?笑わせるわねぇ…。」
「?褒めてくれてありがとうございます。」
いや、褒めてねぇだろ。どうやったらそう受け止めれるんだよ。
「(苦笑)」
代表も苦笑してるぞ。
「・・・科目を選んでもいいわ。」
呆れられとる。
「じゃあ、日本史で」
「では、両者、召喚してください。」
「「試験召喚獣、サモン!」」
Aクラス 木下優子456点
日本史 VS
Fクラス 吉井明久432点
「ハァ?!」
「なぬ?!」
「・・・!」
「え?!」
全員が同じような反応をした。
代表が叫ぶ。
「明久ぁ!無駄なことは一切考えるな!」
「・・・解った!」
両者は武器を構えた。
ガキィ!
激しい音がし、お互いの召喚獣が武器を交える。
「一筋縄ではいかないようね!」
「日本史と世界史だったら僕は粘れる自信がある!」
「他は?」
「できるだけ粘ってやる!」
「どちらにしろ粘るじゃない!」
結構余裕あるな、あいつ等。
ガキィ!
キィン!
ガッ!
吉井は木下姉の突きを全て木刀でいなしながら避けている。
「この!当たりなさいよ!」
「当たったら痛いじゃないか!」
ガッ!
キィン!
ガァン!
キィン!
「うわ!」
バランスが崩れてしまったようだ。吉井の召喚獣は後ろ向きに倒れていく。其処にすかさず木下姉が突きを入れていた。
~明久サイド~
僕の召喚獣が足がもつれて倒れる。
そこに木下さんのランスが突き下ろされる。
「っ!」
僕は木刀で左に受け流そうとするが受け流し切れず、左肩にランスが突き刺さった。
「っつぅ…!」
更に深く突き刺さる。床に突き刺さっているようだ。
「ぅらぁ!」
僕は無理矢理召喚獣を右に向かせ、左肩を引きちぎる。
Aクラス 木下優子 421点
日本史 VS
Fクラス 吉井明久 401点
ヤバい!こうなったら…!
「我、一撃入魂シ攻撃ス!」
僕は腕輪の名前を叫ぶ。次の瞬間、僕の召喚獣は右腕だけで思い切り木刀を振り下ろし、木下さんの召喚獣を60点削ることに成功した。
Aクラス 木下優子 361点
日本史 VS
Fクラス 吉井明久 301点
これであっちもこっちも腕輪は使えない!僕は召喚獣に傷口を前にするように構えさせた。
右腕しか使えないことがここまできついと思わなかった。
僕と木下さんは武器を構え、それぞれ突撃した。
「終わりだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
「させるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!
~天龍サイド~
ドォン!
轟音と共に砂煙が舞い上がる。
「明久ぁ!」
代表が叫ぶ。あれは・・・。
砂煙が晴れる。
そこには首に木刀が貫通した木下優子の召喚獣と腹部にランスが突き刺さっている吉井明久の召喚獣がいた。
Aクラス 木下優子DEAD
日本史 VS
Fクラス 吉井明久1点
「木下優子、戦死!よって、Fクラスの勝ちです!」
自陣から歓声が響く。
「負けた…?」
木下の方は呆然としていた。まさか負けたのは予想外だったのだろう。
「よっしゃあ!!!」
吉井の方は嬉しがっていた。そりゃあそうだ。「勝つ」と決心していたんだからな。
・・・・・・・・・・さて、と。
「吉井、よくやった。其処をどけ。」
「彩樹さん?」
「次は俺の番だ。」
「うん、勝ってきてね。」
「ハハハ、勝たなきゃまずいだろ?」
俺は笑いながら言う。
「次は代表補佐同士の戦いです!両クラスの代表補佐は前に出てきてください!」
「彩樹!」
「何だ、代表?」
「負けるんじゃねぇぞ!」
・・・・・・・。
「『勝たなきゃ殺す』だろ?」
「まぁな」
俺は前に出る。
「久しぶり、天龍」
その声に一瞬思考がフリーズした。なんでこの声の主がここにいるんだ?
俺の目の前からその声が聞こえたことに気付く。俺は前を見る。
そこには懐かしい幼馴染の姿があった。
「・・・オイオイ、マジかよ。」
「うん、お久しぶり。天龍」
俺は再開した。
「何故ここにいる」
俺は夕張に聞く。
「何故って・・・、天龍に会いたかったからに決まってるじゃない!」
やめといたほうが身のためだと思うんだが・・・。
「もういい加減諦めたらどうだ?」
「いや!諦めたくない!」
・・・・・・。
「・・・そういやお前はそういう性格だな。教科の選択権はお前にやるよ。」
「いいの?」
「ああ」
「じゃあ、技術で。」
よし、補充試験で技術を重点的にしといてよかった。
「ではこれより代表補佐同士の戦いを始めます!両者、試験召喚獣を召喚してください!」
「「試験召喚獣、サモン!」」
お互いの召喚獣が召喚される。
夕張芳香
所属クラス:Aクラス
性別:女
身長:169cm
バスト:C
召喚獣の服装:艦これの夕張の服装。スカートが薄い茶色のタンクトップになったくらいの違い。
召喚獣の装備:両手に強化アーマー
成績
数学:Aクラス上位
現国:Aクラス中頃
古典:Aクラス下位
化学:Aクラス中頃
物理:Aクラス下位
技術:Aクラス上位もしかしたら学年主席を超えるかもしれない。
音楽:Bクラス上位
日本史:Aクラス中頃
世界史:Aクラス下位
美術:Cクラス中頃
家庭科:Aクラス中頃
英語OC:Aクラス下位
英解:Bクラス上位
英法:Bクラス上位
保健体育:Aクラス中頃
腕輪
『50口径14cm単装砲2基2門』
400点以上で発動。史実の夕張の砲台が出現(もちろんミニサイズ)。それを打ち込む。一発で60点、全弾命中すれば240点のダメージ。威力としては少し頼りないが天龍の腕輪と比べると40点くらい総ダメージが上である。単発火力もこっちの方が高い。
解説
明るく素直な性格。天龍とは幼馴染だが、ある出来事が原因でしばらく会えなかった。そのことについては後々書く予定。機械オタクな面があり、メカニックな話になると自分の知識を爆発させる。いつか天龍を自分の家にあげたいと思っている。天龍に関して恋愛感情に似たようなものを抱いている。