~吉井サイド~
二人は同時に召喚する。
技術 Aクラス代表補佐 夕張芳香692点
高っ?!しかも付けている装備は強化アーマー?!凄い強そうじゃん!
「何だ、あの点数は!」
「学年主席超えてんじゃないのか?!!」
それはありえる。彩樹さんは?!
「カカカ・・・。頭良くなったんだなぁ、夕張。」
・・・ゑ?笑ってる?
「だが、その程度じゃ」
次の瞬間、僕らは彩樹さんの点数を見て、絶句した。
技術 Fクラス代表補佐 彩樹天龍898点
「俺を超えることはできんぞ?」
『はぁぁぁぁ?!!!!』
驚きの声がそこら中から響く。
「あいつら頭おかしいだろ!」
「どうやったらあそこまで凄い点数採れるんだ?!」
「すご~い!」
「というか彩樹天龍さんだっけ?!あの人何でAクラスじゃないの?!」
(ギロッ)
彩樹さんが殺意のこもった目で観客を見たのは僕の気のせいだろう。
「それでは試合を始めてください!」
火ぶたが切られる。
「速攻で叩き潰させてもらう!腕輪起動!」
「させない!腕輪起動!」
次の瞬間、床に魔方陣が描かれそこから砲塔が出現する。
「砲撃開始!」
「ファイエル!」
ドォン ドォン ドォン ドォン
お互いの砲撃音が僕らの耳をつく。お互い避けながら撃っていた。それでも、いくらか被弾してしまう。
Aクラス代表補佐 夕張芳香492点
技術 VS
Fクラス代表補佐 彩樹天龍738点
「オラァ!」
彩樹さんが斬りかかる。それを夕張さんはアーマーで防ぎ、カウンターを打ち込む。
「グフッ!」
思いきり彩樹さんの召喚獣が吹っ飛ばされるが床に剣を突き立ててブレーキを掛ける。
技術 Fクラス代表補佐 彩樹天龍672点
カウンターであれほどくらうの?!僕だったら即死だった!
・・・おかしいな・・・、何で涙が・・・。
「この野郎!」
彩樹さんがまた斬りかかるが全て上手くいなされカウンターをくらう。中には彩樹さんがカウンター返しを行ったやつもあるけどそれでも点数の削れ具合が半端ではない。
「ギリィ…」
彩樹さんが歯ぎしりする。余程ムカついているのかもしれない。
Aクラス代表補佐 夕張芳香421点
技術 VS
Fクラス代表補佐 彩樹天龍511点
マズイ…。いつもの彩樹さんじゃない…。いつもはかなり余裕がある筈なのに、今はそれが無いように見える。精神的に追い詰められてるのかもしれない。
「おい、天龍!」
雄二が叫ぶ。というよりいつの間に二人はそんなに親しくなったの?!
「俺に言ったことと矛盾してねぇか?!」
?どういう事だろう?
~天龍サイド~
俺が代表に言ったこと?
『それで本当に大切な人を守れているのか、考えた事はないのか?』
・・・そういう事か、矛盾つうのは。俺の顔に自然と笑みが浮かぶ。息も少し落ち着き始めた。
俺の幼馴染だ、アイツは。俺の動きも知っているだろう。だが、それでもわからないことがある筈だ。
俺は刀をまっすぐかまえた。剣道のように。中段構えだ。
「っ?!」
「さすがに読めないか?」
来い。
今までの過去も、今までの憂鬱もここで決着を付ける。
「!うん、わかった!」
そういうとアイツは突撃してきた。
~須川サイド~
相手が向かってくる。
彩樹は静かに構えたままだ。ただ、眼差しは鋭く、強い目をしていた。
「おりゃあ!」
そう叫びながら相手は殴りかかる。それと同時に彩樹は自分が構えている刀を一回転して思い切り投げた。
ガキィン
もちろんはじかれた。しかし、その次が俺達の目を見張らせた。
彩樹の召喚獣が腰に装着しているナイフを取り出し、隙が生まれた相手の召喚獣の頭に勢いよく突き立てる。そのまま、思い切り抉っていく。脳味噌があふれ出し始めていた。そしてそのまま相手の後方に背中から倒れ込む。相手の頭は真っ二つに割れていた。血が溢れだしていた。もちろん相手は即死だ。
「し、勝者2年Fクラス!」
何故かこの試合だけ歓声が小さかった。つか無かった。皆気持ち悪そうな顔をしていた。当たり前だろ、あんな大惨事なもの見させられたんだ。そりゃあ気持ち悪くもなるさ。かと言っている俺も少し気分が悪いんでね…。
ここで読者の皆様にバカテストです。
問:独逸軍が第二次大戦中に行った飛行機や戦車などで短時間で勝負をつけることを何と言いますか?
横溝幸平の答え
「ガンガン行こうぜ!」
教師のコメント
「命は大事にしてください」