バカテスと艦これと東方   作:海棠

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いよいよ始まります。


弐:学園祭編
第24問


~天龍サイド~

 

よお、彩樹天龍だ。近日学園祭があり、学園中がそのムードになっている。つまり、ほかのクラスは準備をもう進めている訳だ。

ウチのクラスはどうかって?

 

「どうすんだ、コレ!」

 

代表が叫ぶ。

「後、1時間しかないんだぞ?!その間に決めろと言うのか?!」

ご覧のありさまだ。決まってさえねぇんだ。

「ところであの人たちはどうすんのさ」

と吉井がグラウンドを指差す。今ここにいるメンバーは俺、代表、吉井、元嫉妬武装集団の団長、フラン、ピンク、演劇のプロぐらいだ。他は全員野球してるってよ。

 

「横溝!行くわよ!」

 

「望むところだ!やってやるぜ!」

 

・・・何にもはじまらねぇし、いっちょやるか。

俺はロッカーから「ワルサーWA2000」を取り出すと弾込めをし、構える。

「おい、ちょっと待て」

代表から声がかかる。

「あ?」

「何故そんなものが平然とあるんだ」

「趣味だが?」

「前、俺が確認した時には手榴弾が入ってたんだが?」

確認したのか。今度から指紋認証装置でもつけるか。

「彩樹さんは一体何と戦ってるの?」

・・・・・・・。

「・・・クラスメイトだ」

「せめてSR-25にしようぜ」

「うるせぇ、俺はワルサーWA2000が好きなんだよ!」

そんなことを言いながら俺は構えなおす。

狙いはボールだ。

・・・。

「なあ」

「ん?」

「別によ」

「おう」

 

 

「島田を打ち殺しても構わんのだろう?」

 

 

「大丈夫じゃないに決まってるだろ」

なん・・・だと・・・?!

「え?マジでダメ?」

「お前は今まで何を習ってきたんだよ!」

「テロリストに対する対抗策」

なんかおかしいのか?

「・・・正直済まんかった」

「は?」

まあ、いいや。

 

ドンッ

バァン

 

そこまで狙いをつけていなかったが、ボールに直撃した。

「お前らいい加減にしろぉ!!!」

俺が叫ぶ。同時に西村先生も参上した。

 

「貴様ら、何をやっとるか!」

 

『ゲェ?!鉄人?!』

その後、西村先生は全員を運んできた。・・・全員しょっていたがマジであの人は「人間」というジャンルに属するのだろうか?

 

 

 

 

 

 

「あー、出し物を決めるぞ。」

代表がだるそうに言う。

「案がある人は手を挙げてくれ」

「(スッ)」

お、土屋か。

「何だ?」

「・・・写真館」

・・・。

「・・・何を飾るつもりだ」

「・・・やましいものは一つもない。」

「・・・そういうことにしてやるよ。吉井、『写真館』だ。」

「わかった」

代表が全体を動かし、俺が出し物案を吉井に伝える。そして吉井が板書だ。

 

カリカリ・・・

 

写真館「秘密の部屋」

 

絶対に客を呼ぶきねぇだろ。つか誰もこねえな、コレ。

「次は?」

「(サッ)」

「お、高須賀」

「ウェディング喫茶はどうだろうか」

・・・個人的に嫌だが、理由でも聞いとこうか。

「何故?」

俺が尋ねる。

「誰しもがやってみたいと思っていることだからだ!」

いや、俺はやりたくないです。

 

カリカリ・・・

 

ウェディング喫茶「人生の墓場」

 

「絶対に誰もこねぇだろ」

不吉すぎるのも程があるわ。

「他は?」

何事もなかったように代表が次の案を促す。気にしているのは俺だけか?

「お化け屋敷とかどうだ?この教室はぼろいし、それなりの雰囲気は出るはずだ。」

なるほどなぁ~。

 

カリ、カリ・・・

 

お化け屋敷「彼氏彼女と一緒」

 

欲望丸出しだ、コレ。しかも彼氏彼女いない人はどうするんだよ。早急に彼氏彼女を作れってか?

「他」

「俺から行こう」

「おう、須川。やれ」

俺が須川をあおる。

「中華喫茶はどうだ?」

「それはただ単にチャイナドレス見たいだけじゃないのか?」

それに俺はシナに対してあまりいい感情は抱いてないんだぞ?

 

「決してやましい気持ちはない!我らFクラスは元々ここまでぼろいんだ。だったらタイトルで釣って、更には料理の評判で釣るんだ。いけると思わないか?ただ最近はヨーロピアンに負けつつあるが。」

 

・・・それだったらお化け屋敷の方が無難だと思うが。というより前提として中華の文化なぞイマイチわからないんだが・・・。

 

カリカリ・・・

 

中華喫茶「ヨーロピアン」

 

いや、どっちだよ。欧州か中華なのかはっきりしろよ。

「俺から一つ」

俺が手を挙げる。

「ん?なんだ?」

 

「此処で一つ。『和風喫茶』を提案する。」

 

『?』

全員が『何故そんなものを提案したんだ?』というような顔になっている。

「いいか、お前ら。日本には日本なりにいいところがあるんだ。しかも、西洋文化と東洋文化が交わって弐で割ったような文化は結構いいものがある。今でも通用する。つまりそれを利用すべきなんだ。」

『ハァ?』

こいつら、マジで何もわかってないんだな。解っていたことの筈だったんだが。

 

「つまりだ!『大将浪漫』を利用するという事だ!そのような服装も用意してな!」

 

「なるほど!」

「それはいい!」

「さすが代表補佐!」

口々に言い始める。何故ここまで言わないとわからないのか、俺には訳が解らない。

「明久、書け。」

「へ~い」

 

カリ、カリ・・・

 

和風喫茶『大正浪漫』

 

ネーミングセンスが一番マシだと思った。

ここまでで黒板に書かれている出し物案を見る。

 

・写真館「秘密の部屋」

 

・ウェディング喫茶「人生の墓場」

 

・お化け屋敷「彼氏彼女と一緒」

 

・中華喫茶「ヨーロピアン」

 

・和風喫茶「大正浪漫」

 

・・・いや、コレ実質の選択肢一つしかないんじゃないのか?

ガラッ

あ、西村先生だ。

西村先生は黒板を見る。そして呆れたように

 

「もう少し補習を増やした方が良いな。」

 

と言った。やっちまってください。お供いたします。

 

「ちょっと待ってくれ!」

「それはアキのせいよ!」

「そうだそうだ!」

『俺達は悪くねぇ!』

 

こいつら最低だ。

「バカモノ!」

お?あいつらを叱ってくれるのか?

 

「俺は板書を吉井に任せたお前らの判断力に対して言っているんだ!」

 

訂正。西村先生、それは教師の発言としてはかなりアウトだと思います。

「彩樹」

「はい、なんでしょう?」

「いつ決まるんだ?」

「もうすぐです」

「そうか。後、出し物案を認定してもらえるまで20分しかないからな」

そう言うと、西村先生は教室から出て行った。

「じゃあ、多数決・・・・・・と言いたいところだが『チクショー!』、今くじを作ったんでよ。天龍、引いてくれないか?」

「ちょっと待て。自分で引けよ。」

「俺が作ったくじを俺が引けと?」

「わかった、わかった。俺がやるよ。やればいいんだろ?」

「ああ、そうだ。」

全く・・・。

「後で霧島さんにメール送ってやるからな。『大人の階段をさらに上りたいと代表が言ってたぜ』ってよ。」

「やめろ」

断る。

心の中で返事をしながら俺はくじを引く。

 

和風喫茶「大正浪漫」

 

自分の発案を自分が引くってどうなんだろうか?まあ、いい。

俺は引いたくじを代表に見せる。代表は叫んだ。

 

「和風喫茶、やるぞー!」

 

『オーーーーー!!!!!!!!!!』

学園祭に向かっての火ぶたが切られた。

許可は生徒会に俺が出しに行った。凄い冷たい目で見られたが。

 

 

 

 

 

 

これは後で聞いた話だが、あのクジには和風喫茶しか書いてなかったらしい。

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