~天龍サイド~
プルルルルルル・・・
「ん?」
学校から帰る途中に携帯が鳴る。
ピッ
「もしもし。天龍です」
『ああ、天龍?こっちに今すぐ来てくれないかな?』
「何故です?」
『きみに任務をね』
「ヘイヘイ、わかりました」
ピッ
俺は携帯を切ると近くにあった低めのビルの壁を壁キックで駆けあがった。
「・・・。」
風が少し強かった。其処から近くのビルに飛び移る。
「確か・・・、あそこか。」
俺はそう言うとフックを取り出した。それを目標のビルに投げつけて突き刺すと一気に飛んで窓ガラスに突入する。
ガッシャァーンッ
見事に着地すると目の前の人物に対し、挨拶しておく。
「ドーモ。ハク=サン。テンリュウ=デス。」
「ドーモ。弱音ハク=デス。じゃないよ!」
頭に拳骨を一発もらった。
「相変わらず派手だねぇ~」
北上に言われる。
「それがいい所でしょう?」
赤城が助言する。
「相変わらずだな」
と摩耶に言われる。
「ヘイヘイ。で、用事って何すか?」
「アンタに殺してほしい奴がいるのさ」
「んなもんほかの奴に頼めばいいだろ」
「アンタの方がやりやすいと思ってね。」
と言いながらハク姐はウオッカを飲み始める。ウオッカを飲んでもそこまで酔わないあたり凄いと思う。
「あんたんとこの竹原って御存知よね?」
「ああ、教頭だ」
「そいつがテロリストだってことが発覚してねぇ?殺してほしいわけよ。」
「ヘイヘイ。・・・そんだけ?」
「ええ」
「じゃああんた、学園祭に来いよ」
「行かないわよ。他の奴が行くから。」
「・・・は?」
「だからほかの奴が行くから行かないわよ?」
「・・・誰が来るんだよ」
「それは言えないわね」
「ケチだな」
「ケチじゃない。だって当たり前だろう?知られたらまずいんだぞ?」
それもそうか。
「で、誰?」
「人の話聞いてた?」
「聞いてた。だから誰?」
「お前もう帰れ」
「ハーイ」
俺は部屋を出て行った。
「本気で帰るやつがあるかぁ!」
「うお?!」
いきなり引き込まれた。
「帰れっつったから帰ろうとしたんだろ!何が悪いんだよ!」
「せめて何か対応しろや、阿保ぉ!」
「お断りします」
「バァァァァカ!」
「私の話にも付き合えよ!」
「摩耶さん、勘弁してつかぁあさい」
「私の話もねー」
「北上、放せ」
「酒のつまみでも買って来い!」
「それぐらい自分で買えばいいでしょう!」
「買って来い!」(ゴスッ)
「ぎゃああああ!!!!!」
「じゃあ金渡すから買ってこい」
「へーい」
こうして俺は何故か酒のつまみを買いに行くことになった。