バカテスと艦これと東方   作:海棠

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ようやく終業式が来ましたので一旦落ち着けます。


第2問

~坂本サイド~

 

「お前ら、よく聞け!」

俺は教壇の前に立って皆に呼びかける。

「なんだよ」

「ゲームするのに忙しい」

「眠い」

こいつら…、マジで興味ないみたいだな…。だったら…。

「お前ら薔薇色の学園生活を送りたいとは思わねぇのか?」

『詳しく聞かせてくれ』

ちょろいぜ。

「俺は坂本雄二だ。好きなように呼んでくれ」

「赤ゴリr(ビュッ(パシッ ビュン・・・危ないだろ」

「おお?!(サッ」

 

カッ

 

彩樹によって投げ返されたカッターは黒板に刺さった。

「・・・えー、ゴホン。さて、お前らはこの設備にいるわけだ。衛生管理が滅茶苦茶、よく壊れるちゃぶ台、隙間風の入る雨戸、綿のほとんど入ってない座布団にチョークの粉しかない。」

「更には黒板にひびが入っているときた。」

「いや、ひびが入っているのはお前のせいだ。」

「・・・。」

スルーしやがった…!

「…で、Aクラスは衛生管理は完璧、リクライニングシートに個人冷蔵庫、システムデスクに大型モニターってわけだが…」

ここで俺は区切り、そしてニヤリと笑いながら言った。

「不満はあるか?ないか?」

 

『大有りだぁ!!!!!!』

 

野太い怒号が旧校舎に響いた。

「そうか!お前らもそう思うか!この設備にはこの俺も疑問を抱いている!」

 

「つうかFとAって同じ学費だろ?!明らかなる差別じゃねぇか!」

「改善を要求する!」

「せめて卓袱台ぐらい何とかしろよ!」

「そうだそうだ!」

 

おっと、乗ってきたな。

「まあまあ、落ち着けよ。」

俺はなだめるように言う。

「代表である俺がお前らに提案しよう。」

俺は人差し指を立てた。

 

「我々FクラスはAクラスに対して試召戦争を行おうと思う!」

 

「いや、無理だろ」

「勝てるわけがない。」

「姫路さんさえいればもう何もいらない」

 

案の定、クラスから非難の嵐が来ている。そして関係ないこと言った奴誰だ。

そんなことはいい。

「そんなことはないぜ?なんせこのクラスには様々な人材や長点があるからな。」

「俺らのどこにいい所が…。」

自覚してるのか。

「そう悲観的になるなって。」

俺はそんなことを言いながら廊下に目を移す。

・・・いるな。まあ、後で持ち上げよう。

「諸君、我々Fクラスは最低だ。」

俺は言い切る。

「ちょっ?!!」

「最後まで話を聞け。」

そう、こんな救いようのない馬鹿どもにも唯一の長点がある。

「Fクラスは最低だ。それは誰しもがわかっている。もはや一般常識だ。」

全員に目配せする。

「しかし、逆に考えろ。それはつまり」

少し息を吸い、俺は言う。

 

「これ以上、下はない!つまり上に上がるだけでいいんだ!!」

 

「なるほど!」

「天才か!」

いや、普通頭ひねればわかると思うんだが。

「次に人材だ!今年のFクラスは一癖も二癖もある強者ばかりだ!」

俺は演説しようと口を開けた。

「どこにそんな証拠があるんだ?」

ほう、解らないのか。話の腰を折りやがって…。

「じゃあ教えてやるよ。」

そんなことを言いながら廊下に目を向ける。

「いるんだろ?さっさと入って来い。」

そう言うと障子が開き、小さい女の子が現れた。

 

ペコリ

 

少女がお辞儀をするとFクラス男子一同(一部除く)がお辞儀をし返した。この変態紳士どもめ。くたばれ。

「自己紹介しろ」

俺が促すと少女は自身を紹介し始めた。

 

「フランドール・スカーレットと言います!フランと呼んでくれて構いません!」

 

『フランちゃーん!!!』

 

(ギロッ)←俺が睨む音

 

(サッ)←全員が黙る音

 

「…名前を言わないでくれてもいいです。」

まあ、そうなるな。

「じゃあフラン」

俺はフランに聞く。

「何?」

「何故こんな腐ったようなクラスに?」

「試験の日を忘れてて」

コイツ論外だ。

「得意科目は?」

「音楽と美術」

「その弐教科はどれくらいだ?」

「確か…、Aクラス並!」

「聞いたか?こいつ、フランドール・スカーレットは他の教科はD~E並だがさっき言った弐教科はAクラスレベルだ。」

『おお!』

歓声が上がる。

「次に姫路だな。こいつの事は皆の周知の事実だ。」

『おお』

「姫路さんはやってくれるな」

「姫路さん、愛してr」

 

カッ(俺がカッターを投げつける)

 

「次余計な事言ったら殺す。OK?」

「OK!」

ったく…。面倒臭い奴等だ。

「次だ!…そこの女子3人のスカートを覗こうと畳にへばりついて片眼を閉じているむっつりスケベ。前に出ろよ。」

「…!(ブンブン)」

「きゃ!」

「何すんのよ!」

「見て何するの~?」

三人が反応している。ムッツリーニが首を思い切り横に振り否定している。が…。

「別にお前とは一言も言ってない。」

「…カマかけたな!」

「かかるような行為をしていたお前が悪い。まあ、いいや。」

俺はムッツリーニに壇上に上がるように指示する。

「で、三人の下着の色を答えてもらおうか。姫路、島田、フランの順にな。」

「ちょっ?!」

「坂本君、セクハラです!」

「聞いて何するのー?」

セクハラって…、確かにそうだが…。

「・・・水色、黒、…。」

「・・・ちょっと耳貸してやる。」

俺はムッツリーニの口の近くに耳を置く。

(・・・見えなかった。恐らく履いてない)

(マジだったらあまりにも危険だな。)

(コクリ)

俺達はこれで了承した。

「これで解っただろう!コイツの名前は土屋康太!保健体育はAクラスをもしかしたら凌駕する!解らないだろうから教えてやろう!コイツの通り名は通称、寡黙なる性職者!『ムッツリーニ』だ!」

 

『なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?!!!!!!!!』

 

ああ、本気で解らなかったのか、こいつら。

 

「あいつがそうだというのか?!」

 

「しかし今ああいう風に証拠を隠そうとしているぞ!」

 

ちなみに証拠とは頬に着いた畳の跡である。擦って隠そうとしている。

 

「まさにムッツリスケベに恥じない名前だ…!」

 

いや、恥じろよ。同じクラスだろ。

「まあ、いい。戻っていいぞ。」

俺がそう言うとムッツリーニは席へ戻っていった。

「おい、秀吉」

「儂かのう?」

「よ、女か男かよく解らないやつ。」

「儂は男じゃ!」

そんな容姿で言われても説得力は全くないわけなんだが…。

「後で男の証拠を見せろ。いいな?」

彩樹、お前は何を言ってるんだ?!

「わかったのじゃ!」

「じゃあ見せろよ?」

 

ガタッ

 

ズドン (彩樹が畳にS&W M500を撃ち込む音)

 

いや、待て。なんてもんを持ち込んでんだ、お前は!

『ハァ?!』

「次余計な事したら撃ち殺すぞ?」

『了解』

「しまったのじゃ…。」

当の本人はorzとなっていた。

「まあ、いいや。アイツは古典ならAはかろうじていけるくらいは実力があるぞ?」

『けっこn』

 

チャキッ(彩樹がS&W M500を構える音)

 

『冗談です』

「チッ」

明らかに舌打ちしたぞ?!アイツなんなんだ?!

「次だ。須川亮。前に出てくれ。」

「ああ」

須川が前に出る。

こいつ、いい面してんのにどうしてもてねぇのかね。

「お前の得意科目と本気出したら恐らくとれるであろう点数を言え。」

「英解で300はいけると思う。」

「さすが!」

「我らがFFF団団長!」

こいつら、全体的にいい面なのにこんなことしてるからもてねぇんだろう。

「そして俺も全力を出す!」

 

「そういや坂本って昔『神童』って呼ばれてなかったか?」

「確かに!」

「凄い!」

「これいけるんじゃね?」

 

お、士気が高まって来たな。

俺はにやりと笑いながら言う。

 

「それに吉井明久と彩樹天龍もいる!」

 

シ~ン

 

反応なしか。

「いたか?」

「誰だ、そいつ?」

同じクラスの奴くらい覚えておけ。

「ちょっと雄二!なんで僕の名前を出すのさ!せっかく上がってた士気が落ちちゃったじゃないか!!」

「説明してやろう!こいつらは『観察処分者』だ!」

 

「観察処分者?」

「それってバカの帝王の称号じゃなかったっけ?」

 

「違うよ!これはお茶目な16歳の愛称で…!」

「ああ、そうだ。キング・オブ・馬鹿の称号だ」

「肯定するな!ばk」(彩樹が吉井の蟀谷にS&W M500を押し付ける)

「下げて上げようとしてんだ。邪魔しない方が身のためだぜ?」

「はい」(震え声)

・・・怖いわ。

「・・・まあいい。こいつらは観察処分者だ。」

「あの・・・」

姫路が手を挙げる。

「何だ、姫路?」

「観察処分者ってなんですか?」

「さっき言ったろうが。」

「いや・・・「何か特殊な事でもあるの―?」あっ…。」

フラン、ナイス。

 

「物理干渉が出来るんだ。召喚獣は人間の数倍の力を出せるからな。それで先生のお手伝いができるんだ。その分、召喚獣の操作に慣れてるんだよ。それに、明久、彩樹。得意科目とそれで本気出してとれる点数を言え。」

 

「家庭科が300点以上。日本史が250点以上。世界史も250点以上。」

「日本史で200点以上、技術が500点はいける。世界史は200点くらいは取れるな。」

 

「だが、フィードバックも普通の生徒より多めに帰ってくるんだろ?」

「痛い目に合うんじゃねぇのか?」

「オイオイ、これじゃあ戦えないやつが二人いることになるぞ?」

 

「大丈夫だ。いてもいなくても意味のない雑魚だ」

「雄二…。」

 

「てなわけでいm「ちょっと待ちなさいよ!」あぁ?」

島田が割って入る。ウゼェ。

「何だ、島田?」

「なんd「なんで自分の名前が言われないかって?」そうよ!吉井も須川も呼ばれているのにおかしいじゃない!」

「じゃあ、聞くぞ。お前の得意科目と点数でのクラスレベルを言え。」

「数学でBクラス上位よ!」

「ヘーヘースゴイネー」

自慢げに言うベルリンの壁。俺は適当に返しとく。コイツ、俺が嫌いタイプのドストライクだな…。

「お前に確認したい。俺達の最終目標を言え。」

「Aクラスでしょ?」

「お前はタダの馬鹿だ。第一、BレベルでAクラスの下位にさえ勝てるのか!お前は吉井や彩樹とは違って召喚獣の操作も下手糞だから点数差を埋めることができねぇだろうが!その癖に自慢げに言いやがって!うぜぇんだよ!」

「なんですってー!」

おお、乗った乗ったw

「島田、静かにしろ。」

彩樹が諭す。

「あんたはd「全員の足を引っ張るつもりか」・・・解ったわよ。」

俺は島田が座るのを見やると言った。

 

「えー、我々Fクラスはまず手始めにDクラスに宣戦布告しようと思う。」

俺はニヤリとしながら言った。

 

 

諸君、俺に付き従っているFクラス諸君。 君たちは一体何を望んでいる?

 

地獄のような試召戦争を望むか? 情け容赦のない糞の様な試召戦争を望むか?

 

戦力を駆使し、三千世界の烏を焼き殺すような嵐の様な闘争を望むか?

 

『クリーク!クリーク!クリーク!』

 

よろしい、ならば試召戦争(クリーク)だ

 

我々は満身を籠めて、振り下ろさんとする握り拳だ

 

だが、このような屈辱を受けた我々にはただの試召戦争ではもはや足りない!

 

大戦争を!一心不乱の大戦争を!

 

『うおおおおおおお!!!!!』

 

我々は40人に満たぬ勉学の敗残者に過ぎない。

 

しかし、俺はお前らを過去の古強者だと信じている!

 

ならば、俺等とお前らで7人と総兵力100人の軍集団となる!

 

我々を忘却の彼方へと追いやり、自惚れ、眠りこけている奴らを叩き起こそう

 

髪の毛を掴んで引きずりおろし、連中の眼をこじ開け思い出させよう!

 

連中に敗北の味を思い出さしてやる!

 

連中に我々の勝利の雄叫びを思い出させてやる!

 

『おおおおおおお!!!!!』

 

奴等の常識では思いもよらぬことが起こる事を思い出させてやる…!

 

我々のカンプグルッペ(戦闘集団)で奴らを蹂躙しつくしてやる…!

 

『希望だ!勝利への光だ!』

 

そうだ、これが我々が望んだ勝利への希望だ

 

俺はお前らの約束を叶えてやろう…。

 

あのAクラスの設備を、手に入れるぞ

 

『雄二殿!坂本!代表!Fクラス!Fクラス指揮官殿!』

『雄二殿!坂本!代表!Fクラス!Fクラス指揮官殿!』

 

そして混沌(Fクラス)は、遂に壁(他クラス)を越えて宮殿(Aクラス)を侵食する…。

 

Dクラスへの使者!島田美波に伝達!代表命令である!

 

さあ、諸君…。

 

地獄を作るぞ!

 

『ばんざああああああああい!!!!!!!!』

『うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!』

 

 

 

 

「嫌よ!」

島田が抗議してくる。

「さっさと行け。代表命令だ。」

彩樹が島田に言う。

「下位クラスの使者が上位クラスに宣戦布告すると必ず酷い目に合うっていうじゃない!」

何言ってんだ?

「阿保か。それは男子だけだろう。女子を攻撃する鬼畜な男子なんて普通おらんだろうさ。」

俺を見ながら彩樹が言った。俺は頷いて返す。

「わかったわよ」

暴力女が行った。

「お前、鬼畜だな。」

「何が?」

「お前、一言も『女子が襲ってくることはない』と言ってないんだが・・・。」

「適当でいいんだよ。」

 

数分後、島田は何故かブレザーが脱げて、第一ボタンが外れて帰って来た。

 

「彩樹!嘘ついてくれたわね!」

あ゛?

「何がだ?」

「美春に襲われたじゃない!」

ああ、あの百合女か。

「別にお前に『男子には襲われない』とは言ったが『女子に襲われない』とは一言も言ってないぞ」

彩樹が島田を嘲笑しながら言う。

「あ」

「人の話を最後まで聞け」

言うつもりもなかっただろうが。

「屋上で作戦会議するぞ。明久、彩樹、ムッツリーニ、フラン、姫路、島田、秀吉、須川。」




天龍「設定はどうした、作者。」(ゲシッ

マナイタ2「勘弁してつかぁさい…。」

天龍「断る」(ゲシッ
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