まあ、いっか。
~吉井サイド~
僕は思い出す。あの時、彩樹さんが言ったことを・・・。
~@~
僕は絶句した。声が出なかった。彩樹さんに対して反論しようにもできなかった。
「だって問題じゃない!」
島田さんが反論する。
「どこがだ?寧ろ転校した方がよくないか?」
それに対して少し不思議そうな表情をして驚きと怒りがまざったような表情を張り付けた島田さんに対して更に言った。
「そもそも俺達Fクラスを考えてみろ。『下の下』、『底の底』、『屑の屑』、『頭数だけのトーシロばかり』、『馬鹿の中の大ばか者の溜り場』とか言われてんだぞ?俺が思うにこのクラスは『問題児収容』だ。そうだよな?代表」
雄二は何も言わずにコクリと頷いた。ここまでひどくいえる人を初めて見た。って・・・。
「それでも!」
と僕は叫ぶ。
「それでも!姫路さんはこのクラスが好きだって!」
すると僕をさげすんだ目で彩樹さんは見た。
「はぁ?それがなぜ姫路がここにいる理由になるんだ?いずれアイツもさらに凶暴になるだろう。今でも釘バットを振り回してくるレベルだぞ?これが悪化してみろ。どうなるかわかるだろ?代表」
雄二が言葉をつなぐ。
「まあな。後、このクラスは衛生環境は劣悪だしな。親が催促したんだろ。転校するようにな。不思議な事じゃないな。子供の健康に害が出るだろうと考えたんだろ。明久、お前が一番知ってるだろ?」
「うん・・・。」
僕は返事する。
「それに・・・」
と彩樹さんが区切り、言った。
「この問題はあいつとその親が決める事だ。俺達が介入するような話じゃないだろ?」
「だけど、何か手伝いh「暴力「島田よ」女。お前其処まで御人好しじゃねえだろ?」・・・。」
「ま、どうせ女子が減ることが嫌いなだけだろ?」
「・・・(コクリ)」
彩樹さんは立ち上がり、教室を出て行こうとする。
「・・・待て」
ムッツリーニが止めた。
「何だよ?」
「・・・お前はそれでいいのか?」
「別にいい。俺にとってうざい奴が消えるだけだ。」
そう言い残すと彩樹さんはどっかへ行ってしまった。
~@~
「・・・・。」
「アキ兄、どうしたの?」
「いや、なんでもないよ」
「そんな暗い顔しないで下さい」
「うん、ごめんね」
僕は今明菜と一緒に買い物に来ている。夕食のおかずの材料を買うところだ。
「ん、吉井兄妹か。」
「あ、彩樹さん」
「ああ、奇遇ですね。こんばんわ」
「ああ」
天龍さんの片手には買い物かごがぶら下がっていた。
「何してるの?」
「俺のだちが酒を飲める年齢でな、パシリに行かされたのさ」
「そうなんだ・・・。」
僕は彩樹さんをにらむ。
すると彩樹さんは僕に対し言った。
「どうした?」
「彩樹さん。あの時の発言を撤廃してほしい」
「バーカ。誰がやるか」
「だったら拳で決着をつけよう」
「ああ、いいぜ」
明菜が心配そうな目で僕らを見る。
「大丈夫だよ、明菜。すぐに終わるから。」
僕は買い物かごを明菜に預ける。
天龍さんは財布と買い物かごを明菜に預け、店を出た。
「ここでやるか?」
「うん、ここでいい。」
僕らは公園で対峙していた。
「来いよ」
「ッラァ!」
僕は飛びかかる。が、空中で蹴り落とされる。
彩樹さんは地面にたたき落とされた僕の胸倉を掴み、思い切り殴り倒す。
その後、腹を思い切り蹴られる。
「グフッ!」
僕は立ちあがると蹴りにかかる。
彩樹さんは僕の足を掴むとひねり倒す。
「ガッ・・・!」
去ろうとする彩樹さんの足にしがみつく。
「・・・!」
僕の頭を思い切り蹴りつける。だが、僕は離さない。
「何故諦めない・・・!」
「僕が、諦めたら・・・!」
「ああ?」
「諦めたら!姫路さんにとって傷つくこと言うに決まってる!」
「なぜそこまでしてアイツに執着する!お前には神田がいるだろうが!」
「亜紀は恋人だよ!知ってるさ!だけど!僕は皆に悲しい思いをしてほしくない!」
「黙れぇ!グズがぁ!」
ドゴッ
かなり鈍い音がして僕の手が彩樹さんの足から離れる。
「・・・さっさとどっかいきやがれ」
「まだだ・・・!」
僕は立ち上がる。
「・・・チッ。とことんやらねぇと黙らねぇか」
彩樹さんの拳が右頬に直撃した。
~天龍サイド~
俺は間髪入れずに顔面に拳を叩き込む。
倒れた吉井に対し、蹴りをお見舞いする。踏みつける。
「グフッ!ガフッ!・・・ペッ」
口の中を切ったようでつばに血が混じっていた。
「・・・。」
ボロボロになった状態で吉井は再び立ち上がる。
「・・・。」
俺は腹に蹴りをぶち込む。すぐさま倒れた。
「まるでサンドバックだな、お前。」
「・・・誰の、せいだと、思って、るんだい・・・。」
「吹っかけてきたのはお前だろ?」
「・・・それも、そうか。」
そう言うと吉井は殴りかかる。俺はよけなかった。俺の左ほおに直撃する。俺は黙って左ストレートをお返しする。
吉井が2mほど吹っ飛んだ。
草むらにつっこむ。しばらくすると再びよろよろと立ちあがり、近づいてきた。
「二人とも、そこでやめろ」
俺は声のした方向を向くと代表がたっていた。
「・・・代表。アンタが何故ここにいる」
「店に買いにいってたら明菜とでくわしてな、どうしたと聞いてみたらお前らが喧嘩していると聞いたもんで」
「・・・雄二、止めないでくれ。僕と彩樹さんの二人だけの話なんだ」
「止めるわ、アホ。お前が死ぬわ。」
そう言うと代表は俺と吉井の間に割って入った。
「明久、帰ろうぜ?お前の妹さんが心配してるぞ?」
「・・・うん。彩樹さん、覚えとけよ」
「覚えてるわけねーだろ、バカ。」
俺は明菜から預けていたものをもらうと戻った。