ただ、それが拘束具にもなるが。
辛い。
だが、やるんだ。
二日目
~天龍サイド~
俺達は全員教室に揃い、代表が目の前に立っていた。
その時、放送用のスピーカーからノイズが聞こえた。
『只今より、清涼祭二日目を開催します!』
という、宣言が。
代表はそれを聞くと拳を掲げて叫んだ。
「てめぇら!今日が最後だ!死ぬ気でやるぞぉ!」
『おっしゃああああああ!!!!!!!!』
~しばらくして~
「天龍?準々決勝だよ~?」
「マジで?すぐ行くわ」
夕張が俺を呼んできた。
「天龍。昨日また無理したの?」
「誰から聞いた?」
「坂本君から聞いたよ?血まみれだったって。」
「・・・まあな」
「無理しないでよ?」
「善処する。」
そんな会話をしながら俺達はリングに立つ。
「お前らか。」
「彩樹さん?!」
「彩樹?!」
相手は島田と姫路だった。
「此処でお前らには脱落してもらいたいんだが。」
「そう言うわけにはいかないわ!」
「こちらにも意地があるんです!」
「だよなぁ。」
「準備は良いですか?」
「「ああ(うん)」」
「「ええ(はい)」」
「では、試合を開始してください!」
「「「「試験召喚獣、召喚。サモン!」」」」
2年Aクラス代表補佐 夕張芳香 299点
2年Fクラス代表補佐 彩樹天龍 300点
家庭科 VS
2年Fクラス 島田美波 245点
2年Fクラス 姫路瑞希 30点
「・・・ッ!行きます!」
「宣言すんな、阿保」
姫路の大剣がふり降ろされる。
俺はサイドステップでよけると鎧の隙間をつく。
ガキィ
相手が体を少しよじったせいで鎧に弾かれてしまった。めんどくせぇ武装だなぁ・・・。
「くらって下さい!」
姫路が再び大剣を振り下ろす。
ガキィィィィンッ
俺は刀で受け流さずに受け止める。凄い音がしたが、構わない。俺は刃が削れながらも滑るように懐に潜り込み、頭突きをかます。
相手がひるんだ瞬間に首を貫いた。
ドガァ
と鈍い音がした。その方向を見ると島田の召喚獣がこちらへ飛んできていた。
俺は刀で一閃する。
「この勝負、彩樹天龍&夕張芳香ペアの勝利です!」
俺達は喜び合った。これで準決勝進出確定だ。
帰っている途中で吉井兄妹と出くわした。
「彩樹さん、おめでとう」
「おうよ。吉井、お前らはBコートだよな?」
「うん。準決勝戦だよ」
「そうか。勝てたらいいな。」
「そだね。」
「じゃあ、健闘を祈るぜ」
「ありがと」
俺達は吉井兄妹と別れた。
~吉井サイド~
「兄さん、頑張ろう!」
「うん、そうだね」
僕らはリングへ上がる。
「遅かったじゃねぇか。」
聞きなれた悪友の声が聞こえた。
「雄二、やっぱり君なんだね。」
「ああ。俺も意地があるんでな」
「僕にもあるよ」
「お互い様だな。」
「まあね。違うところは兄妹かカップルかの違いだけど」
「では、準備はよろしいですか?」
僕らは少し身構える。
「「ああ(・・・はい)」」
「「大丈夫です(問題ありません)」」
「では、召喚してください!」
「「「「試験召喚獣、召喚。サモン!」」」」
2年Aクラス代表 霧島翔子 240点
2年Fクラス代表 坂本雄二 66点
古典 VS
2年Fクラス代表補佐 吉井明久 56点
2年Fクラス 吉井明菜 44点
(明菜、雄二をお願い。)
(はい、わかりました。)
僕らは走り出した。僕の真正面には雄二の召喚獣がいる。しかし、僕はそれを狙わず、霧島さんの召喚獣に狙いを定める。明菜は雄二に狙いを定める。
ガキィン
負けられない戦いが幕を開けた。
どうでしょうか?