~霧島サイド~
私は刀を左手に持ちかえる。右手は使えなくなっていた。
観察処分者でなくとも、フィードバックは多少かえってくる。痛い。
少なくとも、吉井明久はこれ以上の痛みを感じていることだけはわかった。
今はかなりの点数差がある。しかし、油断はできない。何故なら、相手は吉井明久だから…。
~明久サイド~
僕は左腕で構えさせる。左腕の痛みが思考回路に支障をきたす。なんとか意識をつなげ、はっきりさせる。
歯をくいしばり、力を入れないように肩を落とし、深呼吸を行う。まっすぐ見つめる。
木刀は削れている。しかし、一撃なら耐えてくれそうだ。
僕は木刀を構えると、突撃した。
2年Aクラス代表 霧島翔子 200点
古典 VS
2年Fクラス代表補佐 吉井明久 21点
僕の召喚獣の左手で振り下ろした木刀が、霧島さんの召喚獣の頭を直撃する。それと同時に霧島さんは僕の左腕を切り裂いた。激痛が走る。再び意識を手放しそうになる。
2年Aクラス代表 霧島翔子 DEAD
古典 VS
2年Fクラス代表補佐 吉井明久 1点
明菜は大丈夫かな・・・?僕はその場に膝をついた。
「明久、決着だ」
僕はその声を聞き、ふっと笑う。
「雄二、・・・・やっぱり君は僕の前に立ちはだかるんだね」
「当たり前だろ。お前を打ちのめすのは俺の仕事だからな。」
「・・・じゃあここで決着をつけよう」
僕は立ち上がると、召喚獣に構えさせた。
~坂本サイド~
俺は召喚獣にバックステップをとらせる。相手は警戒しているようでそれ以上近づいてこなかった。様子を見ているのだろう。
俺は少し構えなおすと相手を見据える。『待ち』の体勢だ。
俺が中学の時に喧嘩に明け暮れていた時に身に付けた戦法だ。
明菜は少し驚いたのか、目を見張る。しかし、すぐに目つきを鋭くすると体を前後に揺らし始めた。
・・・なんの、体勢、だろうか?
次の瞬間、奴は飛びかかってきた。俺はそれに合わせるように体を動かし、カウンターをぶち込んだ。
2年Fクラス代表 坂本雄二 2点
古典 VS
2年Fクラス 吉井明菜 DEAD
腹部に銃剣の刃が突き刺さっていた。しかし、急所には当たらなかったようだった。
俺は明久の方を見る。明久の召喚獣はズタボロだった。
しかし、それはこちらも同じことだ。
俺は言う。
「明久、決着だ」
すると明久はふっと笑い答えた。
「雄二、・・・・やっぱり君は僕の前に立ちはだかるんだね」
「当たり前だろ。お前を打ちのめすのは俺の仕事だからな。」
「・・・じゃあここで決着をつけよう」
そう言うと明久はゆっくりと立ちあがった。
「くたばれ雄二いいいいいい!!!!!!!!!!」
「くたばるのはお前だ、明久あああああああ!!!!!!!!!!」
お互いの拳がさく裂した。
「・・・片手じゃあ、やっぱり無理があるかぁ・・・。」
そう言うと明久は笑いながら言った。
「雄二、決勝、おめでとう。」
俺は明久にこう返した。
「ナイスファイトだったぞ、明久ぁ!」
同時刻のAコートでは、工藤&土屋ペアが保健体育で常夏コンビを瞬殺したもよう。
更にそこを天龍&夕張ペアの技術により、瞬殺されたもよう。