バカテスと艦これと東方   作:海棠

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OP:海色

ED:バカ・ゴー・ホーム


第39問

天龍は召喚獣にバックステップをとらせる。

 

坂本の召喚獣の拳は空中を殴っていた。

 

夕張と天龍の召喚獣は背中合わせになる。

 

「夕張」

「何?」

「交代だ」

「・・・わかった!」

 

天龍は召喚獣を霧島の方へ向けて走り出させる。

逆に夕張は坂本の方へ走らせた。

 

「っ・・・?!」

「持ち場交代ってか…!」

 

ガキィン

 

ギィィィン

 

天龍の刀を霧島は刀で受け止め、夕張の拳を坂本は拳で相殺していた。

 

 

「さあ、ここからは本格的にすてきなパーティーの幕開けだ!」

 

 

天龍が叫ぶ。それとほぼ同時に観客から大きな歓声が沸き起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~天龍サイド~

 

俺は召喚獣を駆使し、霧島さんの召喚獣を猛攻する。しかし霧島さんは召喚獣をうまく操り、俺のはなった猛攻は1、2発当たっただけだった。

 

 

   2年Aクラス代表 霧島翔子252点 

   2年Fクラス代表 坂本雄二272点

日本史    VS

   2年Aクラス代補 夕張芳香254点

   2年Fクラス代補 彩樹天龍267点

 

 

霧島さんが召喚獣を斬りかからせる。俺は剣でさばかせるがいくらか被弾してしまった。

「チッ」

俺は軽く舌打ちすると、カウンターを打ち込む。

 

・・・残りのナイフは一本。左手には刀。

 

・・・・さて、ここからどうやって決着(ケリ)をつけてくれようか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~坂本サイド~

 

俺は夕張の攻撃を全て防ぎきるとバックした。

メリケンサックのとげが少し欠けていた。・・・何故だ?

俺は翔子を見る。天龍と五分五分の勝負を繰り広げているようだ。

 

・・・俺は召喚獣に構えさせると夕張(てき)の様子をうかがった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~天龍サイド~

 

ダッ

 

突如、霧島さんが斬りかかってきた。俺は召喚獣をよけさせる。

 

ブォン

 

剣が空中を薙ぐ音が聞こえた。

しかし、霧島さんは召喚獣をまだうまく扱いきれてない。今がチャンスだ!

そう俺は思うと召喚獣に霧島さんの召喚獣の後ろに回り込ませる。

そして首に狙いを定め、突かせる。

それと同時に霧島さんが剣を横振りしてくる。俺は左腕を突きださせる。腕一本ぐらいくれてやる!

 

ザクゥ

 

俺の召喚獣の刀は霧島さんの召喚獣の首を貫通していた。逆に霧島さんの刀は俺の左腕を広く、そして浅く斬っていた。縦に斬られていた。しかし、まだ稼働できる範囲内だった。

 

「霧島さん、チェックメイトだ」

 

「・・・そうね」

俺は召喚獣に刀を抜かせる。刀は血に紅く塗れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夕張サイド~

 

私は相手の腹に拳を叩き込ませる。同時に相手の拳が私の召喚獣の右頬に突き刺さる。

 

お互いかなり点数が削れていた。

 

 

 

だけど、此処で終わらせる!

 

 

 

私は落ちていた天龍の召喚獣のナイフを拾わせると思い切り投げつける。

相手は案の定よける。

私はさらに一歩踏み込み、相手の召喚獣に胸に拳を叩き込ませた。

同時に私の腹部に敵の拳が突き刺さった。

 

 

   2年Aクラス代表 霧島翔子 DEAD

   2年Fクラス代表 坂本雄二 DEAD

日本史    VS

   2年Aクラス代補 夕張芳香 4点

   2年Fクラス代補 彩樹天龍 2点

 

 

「勝負あり!優勝は、彩樹・夕張ペアです!!」

 

私はへたへたとしゃがみこんでしまう。客席から歓声が沸き起こる。天龍が私のそばに来てくれた。

天龍は私に手を差し伸べながら、言う。

「立てるか?」

「うん」

私は立ち上がると天龍に抱きついた。嬉しさのあまり涙が流れそうになったのを見られないようにするためだった。

「どうした?」

「やったよ、私たち!優勝だよ!!」

「・・・そうだな」

天龍は優しく私を抱きしめ返してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~天龍サイド~

 

しばらくして俺は夕張と別れると代表たちと合流した。霧島さんとはすでにわかれたようだった。

「吉井?そいつは?」

「人の話を聞かなくて・・・。」

「ああ、そうか」

俺達は学園長室のドアをノックすると入室した。俺が先陣を切る。

「失礼します、学園長。俺達のチームがベスト3に入ったことを知らせに来ました。」

「聞かなくても言わなくてもわかってるさね。」

一瞬だがイラッと来た。

「で、学園長。景品は?」

吉井が目をキラキラさせながら言う。・・・こいつ、チケットを狙ってやがる。

「これさね。で、『白銀の腕輪』と『黒金の腕輪』は誰がつけるさね?」

「黒いのは代表がつけたらどうだ?」

「何故?」

「俺じゃあ扱いきれねぇだろうし、それに俺の性に合わん。」

「白銀は?」

「これを装備する条件として『腕輪を使用する時の科目が学年平均以下』だろ?」

「うん、そうだけど?」

「吉井、テメェが適任だ。つけろ」

「ゑ?」

「え?じゃねぇよ。つけろ」

「う、うん」

「ただし、それを起動させる条件は知ってるな?」

「確か…『使用する時の科目が学年平均以下』だっけ?」

「ああ」

「で、BBA長。畳の改修の件についてなんだが・・・。」

「っ!代表!その話はまずい!」

俺はドアを開け、廊下を見ると二人の男子生徒が走っていくのが見えた。

「あの野郎・・・!まだあきらめていなかったのか!」

「まさか・・・!」

「盗聴された可能性がある!代表!」

「何だ?!」

「奴らは多分教頭の野郎につけ込むつもりだ!先回りして待ち伏せてくれ!」

「ああ!」(ダッ

「明菜は万が一の為に放送室と屋上の器具を()っとけ!」

「はい!」(ダッ

「吉井は素直にアイツらを後ろから追いかけてろ!」

「OK!」(ダッ

俺は全員に指揮を出すと自分の教室まで駆け上がる。

そして後ろの古錆びたロッカーからバズーカを取り出す。

更にEクラス前の空き教室のドアをけ破ると床に向かってそれを打ち込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~吉井サイド~

 

「待ってたぜぇ、先輩方よぉ…。」

「お前ら…!」

僕が追い付くとそこには雄二をにらむ常夏コンビがいた。

「観念しろ、常夏コンビ!」

僕は叫ぶ。

「ハッ、誰がお前らなんかn」

 

 

ドォォォォンッガラガラガラ・・・

 

 

一瞬思考が停止した。いや、たぶんその場にいた全員が硬直していた。

 

「アキ兄、放送器具全部壊しといたよー。って、あれ?どうしたの?」

 

明菜は状況が解っていないようで頭の上に疑問符を浮かべている。

しかし次の瞬間、常夏コンビ以外のその硬直はとかれることとなった。

 

 

教頭室から彩樹さんが土埃まみれで竹原教頭を引きずって出てきたのだから。

 

 

「さっきの轟音はなんだ!」

ゲ?!鉄人?!!

 

「俺がバズーカを撃ちました。」

 

彩樹さん?!

「ついでにアイツらを補習室送りにしてください。」

見ると常夏コンビはいつの間にか雄二によって縄で縛られていた。

「・・・で」

ん?

 

 

「何をしとるんだ、貴様らぁ!!!」

 

 

次の瞬間、彩樹さんは窓から飛び降りていた。僕らもそれに続く。

「待てぇ、貴様らぁ!」

「待てと言われて待つ人がどこにいるんですかぁ!!」(明菜)

「余程補習を受けたいようだな!!!」

「勘弁してつかぁさい!!!」(彩樹さん)

「助けてー!!変態教師に犯される―!!!」(僕)

「誰かー!!この筋肉モリモリ、マッチョマンの変態を止めてくれー!!!!」(雄二)

「何をさけんどるかぁ!!!」

「お前ら、失礼過ぎにもほどがあるだろ!!」(彩樹さん)

しばらくの間、僕たちは鉄人と追いかけっこをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~天龍サイド~

 

「イテテ・・・。鉄人の奴まじで殴りやがって・・・。」

結論だけ言おう。俺達は捕まっちまったんだ。

「だけどさ、厳重注意だけで済んでよかったことない?」

吉井の言う通り、俺達は一時間くらい正座で説教を浴びせられ続けられた上での拳骨一発で済んだのだ。明菜と俺は拳骨は免れたが。女性でよかった。

「私は退学を覚悟していましたが・・・。」

明菜の言う通りだ。本当は退学になってもおかしくないことを俺達はしたのである。

「ま、学園長が何か西村先生に言ったんだろ。教頭室と引き換えに学園の将来を守れただけよかったじゃねぇか。」

「僕らの脳細胞も犠牲になったけどね」

「それらすべてをくるめて、『コルテラル・ダメージ』というんだ。」

・・・何か忘れてる気がするが、まあいっか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~NOサイド~

 

竹原は学園から抜け出し、路地裏へ入る。

そして後悔した。

血が散乱していた。その中心に変な中華風の格好をしたヒト(?)が座っていた。

竹原に気付いたようで顔を向ける。

そしてニヤァ・・・と笑うと彼に襲いかかった。

その時、竹原は襲い掛かってくる者の顔を見た。見てしまった。

 

奴の口は裂けていた。

 

そう思った直後、彼は首が胴体から離れていた。

 

「・・・不味い」

彼女はペッと竹原の肉塊を吐き捨てる。

そして、どこかへ姿を消した。

 

その出来事は翌日のニュースで取り上げられることはなかった。

 

学園祭編 了




やっと終われましたよ、学園祭編!

次は少しこの小説の召喚獣の設定などを書いて行こうかと思っています!
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