バカテスと艦これと東方   作:海棠

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第43問

~NOサイド~

 

「着いたぞ」

ハクが言う。

「ああ、そうか。ありがとな」

「どういたしまして」

天龍は礼を言う。ハクは返事すると再びバイクを走らせた。

ハクが去っていくのを見届けると天龍はポツリとつぶやいた。

「もっと素直になればいいのによぉ」

天龍は後ろを向いて歩きだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~明久サイド~

 

「ねえ、明菜」

「何ですか?」

「僕ね」

「はい」

「大泉さんの気持ちがわかった気がするんだ」

「・・・私もそんな気がします」

「地獄だよ・・・、全然眠れないんだもん・・・。」

「私も一睡さえできませんでした・・・。」

「はぁ~、眠い」

「右に同じく」

僕らはふらふらしながら合宿所まで歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?」

僕は気が付くと畳の上で眠っていた。外はもう暗くなっていた。起き上がると雄二にムッツリーニ、秀吉と彩樹さんがパソコンを真剣な目で見ていた。

「どうしたの?皆」

「起きたのか、明久。今、脅迫した犯人についての重要な手掛かりが見つかったんだ。」

その瞬間、僕は飛び起きた。

「誰なの?!」

「落ち着け。土屋だって全てが分かったわけじゃねぇんだ。」

「それも、そうか。」

確かにムッツリーニだって人間だ。なんだってできるわけじゃない。其処を忘れるところだった。

「・・・これが手掛かりの映像だ」

僕らは画面に釘づけになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~しばらくして&天龍サイド~

 

「女子でケツにお灸をすえた痕かぁ・・・。」

俺が言うと吉井がうなった。

「スカートめくってもわかんないよねぇ・・・」

スカートめくった時点でアウトだがな。

「ノーパンならいけるのじゃが・・・」

木下、お前は一体何を言ってるんだ?

「・・・サーモグラフィーでもお灸の痕は見抜けない」

痕跡以外だったら何が見抜けれるんだよ。

「そうだ!もうすぐ女子のお風呂の時間だし、秀吉に見てきてもらえばいいじゃないか!」

「何故儂が女風呂に入ることが前提になっておるのじゃ?!」

「冗談に決まってるじゃないか、秀吉」

「・・・明久がいいというのなr「いや、無理だ」・・・?!」

代表がきっぱりという。つか木下、お前は何を言おうとしてたんだ?

「何故?!」

「これを見ろ」

代表はしおりを吉井の前に突きだす。

≪男子≫

A クラス 20:00~20:30 大浴場(男)

BCクラス 20:35~21:00 大浴場(男)

DEクラス 21:05~21:30 大浴場(男)

F クラス 21:35~22:00 大浴場(男)

 

≪女子≫

A  クラス 22:00~20:40 大浴場(女)

BC クラス 20:45~21:20 大浴場(女)

DEFクラス 21:25~22:00 大浴場(女)

 

 

Fクラス木下秀吉 21:30~22:00 個室風呂③

Fクラス彩樹天龍 21:30~22:00 個室風呂④

 

「」

木下が絶句する。ショックだったのだろうか。って。

「何故俺が個室風呂だぁ!」

俺は女子だぞ!一応!!

次の瞬間、ドアが叩きつけられるように開いた。

「貴方たち!両手を頭の上に組んでしゃがみなさい!」

小山が叫ぶ。

4人はいきなりすぎて対応に遅れる。俺はガン無視して小山に抗議する。

「テメェらのせいでドアが壊れたぞ!どうしてくれんだよ!」

「そんなの今は知った事じゃないわ!これを見なさい!」

小山は手の平を開ける。

「何だ、これ?」

「・・・それは超小型監視カメラ?!」

土屋が即座に反応した。

「・・・・それって盗撮じゃないか!誰がやったのさ!」

吉井が叫ぶ。

「とぼけないで!こんなのを取り付けるのはアンタたち以外いないじゃない!特に土屋!」

小山が土屋を指差すと土屋は恐ろしいほど鋭い目で小山をにらみつけて言い切った。

 

「・・・俺だったらもっと高精度のモノを取り付けるぞ、このド素人め・・・!!」

 

取り付けることは認めるのかよ。

「それに俺達は着いた後はずっとここにいたんだぞ?なぁ、お前ら」

代表が言う。俺達はそれに賛同するしかない。

「うむ」

「僕なんか爆睡してたしね。」

「・・・うんうん」

「ああ」

「そうやってしらを切るんですね!」

「そうよ!あんたたち以外ありえないじゃない!」

其処に島田達(くずども)も入ってきた。

「こいつらに呼びかけたのはお前らか。」

「そうよ!何か悪い?!」

「そうですよ!明久君達が悪いんです!皆さん!取り押さえてください!」

姫路の合図で女子全員が飛びかかる。木下はその隙に抜け出していた。俺達は救援が来るまでよけ続けることにした。

 

「何してるんですか!」

 

女子の叫び声が、吉井の彼女の叫び声が、俺達の部屋に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~明久サイド~

 

僕は叫び声を聞くと一気に安心した。

「亜紀・・・!」

「隙アリよ!」

「しまっ・・・!」

島田さんのバットが僕の頭めがけて振り下ろされる。

「明久ぁ!」

雄二が叫ぶ。無理だ!よけれない!

次の瞬間、僕と島田さんの間に誰かが割って入った。

 

ズドン

 

銃声が響く。硝煙の匂いが鼻を衝く。

島田さんのバットが粉砕されていた。その向こうの壁には弾痕があった。これって・・・。

「彩樹、さん・・・?」

「さっきから聞いてたらグチグチ自分が被害者みたいに言いやがって・・・、ほざくんじゃねぇぞ、三下がぁ!!!」

彩樹さんの怒号が響く。肌がピリピリするぐらいに衝撃が伝わる。

「お前らのせいで周りにどれだけ迷惑をこうむったと思ってやがる!コイツラの中にもさっさと風呂に入りたいやるがいるだろうが!!」

彩樹さんが女子陣を指差す。

「何よ!私たちのことなんかわからないくせに!!」

小山さんが抗議すると彩樹さんは反論した。

「わかるわけねぇだろうが!お前らと俺は違うんだからよぉ!!そんなことも知らんのか、このゴミがぁ!!!」

続けざまに彩樹さんは叫ぶ。

「貴様らに言われる筋合いはねぇよ!俺がいる限りな!俺は女子だ!正真正銘のな!女子が女子を盗撮しようと思うか!・・・ッ!!」

この時の彩樹さんはなにかに気付いたような気がした。

「いい度胸ね!だったら試召戦争で決着をつけましょう!」

「上等だ、やろうぜ。試合をな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この合宿からだろうか。

 

小山さんと根本君の仲にひびが入ったのは。

 

僕が姫路さんや島田さんのことを本気で信じなくなったのは。

 

亜紀や明菜が姫路さん達と仲が悪くなったのは。

 

 

 

 

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