バカテスと艦これと東方   作:海棠

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第44問

次の日

 

~吉井サイド~

 

僕らは事前に戦力を集める為に各クラスを周回していた。

彩樹さん曰く『A,B,Dが仲間にできるだろう』。本当にうまくいくんだろうか・・・。

そんな事を思っていたらAクラスの人たちの勉強部屋に着いた。

コンコン

「・・・彩樹?どうしたの?」

霧島さんはやはりきれいだ。これは雄二が『俺の自慢の彼女だ』と自慢したのが納得できる。まあ、その時の僕は『亜紀だって僕の自慢の彼女だぞ!』と返したが。

「勉強中済まない。俺達に協力してほしい」

彩樹さんは綺麗なお辞儀をして頼んだ。

「・・・一体何があったの?」

霧島さんも少し驚いたようで焦りが見えた。

「実はかくかくしかじかで」

彩樹さんは昨夜の出来事を説明した。

すると霧島さんの表情にわずかだが、『怒り』の表情がうまれていた。

「・・・協力させてもらってもいい?」

「ああ、寧ろしてほしい。」

「・・・雄二を犯人にしようとした!許せない・・・!」

霧島さんの怒った顔は初めて見た。

「開戦は20時だ。では、19時にまた来る。」

彩樹さんはそう伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかし、何故Bなのじゃ?」

秀吉が彩樹さんに尋ねる。

秀吉が尋ねるのも無理はない。Bクラスの代表はなんたってあの根元だ。裏切る可能性だって否定できない。

それなのに彩樹さんは得意そうな顔でこういった。

「大丈夫だ。俺もそこまで馬鹿じゃねぇよ」

?どういうことだろう?

雄二を見ると雄二も同じく不思議そうな顔をしていた。

コンコン

「お、お前らか」

無駄に警戒されている気がする。

「根本、肩の力抜けって。Bの代表がFにビビってちゃあ話になんないぜ?」

彩樹さんはニタニタしながら言う。

「俺達に協力してくんねぇか?俺等によぉ」

「・・・急にどうした?」

「昨晩の騒動を覚えているか?」

「・・・なんかあったな。女子風呂であーだこーだあったらしいが」

「そうだ。女子風呂で超小型監視カメラが見つかった。姫路に島田、そしてお前の彼女である小山が俺等に部屋に殴り込んできて俺達に身に覚えのない罪を被せようとしたわけだ。しかし、残念ながら俺達にはアリバイがあるんだ。しかし、奴らはどうしても俺等に罪を被せたいらしい。此処で根元、質問だ。」

彩樹さんは真顔で訊いた。

 

「『彼女』が間違った方向へ進んでいくときに『彼氏』はどうすればいいと思う?」

 

「・・・『正しい方向へ導く』か?」

「その通りだ。根本、協力してくれるか?」

「・・・ああ、協力するぜ。小山が間違った方向へ進んでいくのであれば、俺がそれを止めなくてはな」

「そういうことだ。頼んだぜ、Bクラス共」

彩樹さんは根元君に背中を向けながら言った。

「開戦は20時からだ。19時にまた来るぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「何で次はDなんだ?天龍」

雄二が訊く。確かにそう疑問に思っても仕方ないのだ。

Dクラスにはあの清水さんがいる。彼女は島田さんを溺愛しているのだ。そして、男子をとことん毛嫌いしている。まあ、その殺気が僕に向かなければ島田さんを僕から離してくれる唯一と言っていいほどの存在だから文句はないんだけど・・・。まあ、そういうことで清水さんに平賀君が押されてしまうんじゃないかと僕らは懸念している訳で。運が悪かったら男子と女子で真っ二つに分かれてしまうかもしれないし。

「大丈夫なの?」

「やらんとわかんねぇだろ」

彩樹さんはこんな感じだし、本当に大丈夫かな・・・。

コンコン

「平賀、いるか?」

「ああ、いるよ。どうしたのさ。」

「話がある。」

「・・・?」

あ、警戒していらっしゃる。

「廊下で話そう。」

彩樹さんは平賀君を廊下へ誘導する。

「平賀、質問だ。

『正しい事を言って理不尽な目にあうやつ』と『間違っているのに自分たちが正しいと思い込んで罪のない奴に暴力をふるうやつ』のどちらの味方に付く?」

「もちろん『前者』だろうね」

「では、俺達がその『前者』だとしたらどうだ?味方に付くか?」

「え・・・。」

「その判断を強要するつもりはない。お前にゆだねる。」

「・・・。」

「それだけだ。では開戦は20時だ。そして19時にまた来るからそれまでに決めといてくれ。敵はC,E,そしてFクラスの大半だ。」

「ああ・・・。」

「それと、清水!」

「ハ、ハイ!」

予想していなかったのか、清水さんはびくっとなった。

「今日の17時にここに書かれている場所に来い」

そう言って彩樹さんは清水さんにメモを手渡した。

「以上」

僕らはその場を立ち去った。

「清水さんに何を手渡したの?」

「場所の書かれたメモ」

「何故手渡したのかの?」

「・・・秘密」

彩樹さんはにやりと笑いながら言った。

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