バカテスと艦これと東方   作:海棠

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OP:海色(艦これ)

ED:Losy Boy(怪談レストラン)


第54問

~明久サイド~

 

「じゃあ帰るよ。きょうはありがとね」

僕は天龍さんに礼を言った。

「いいってことよ。仲間だろ?これくらいは当然だぜ」

天龍さんはニカッと笑いながら言った。

「また来てね~」

と龍田さんが言った。

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

 

 

「おはよう明久」

「おはよう雄二」

僕は勉強しながら返事する。

「何見てんだ?」

「数学」

「・・・熱でもあるのか?」

「あるわけないだろ!」

「冗談だ」

雄二の言う冗談は真顔で言うことがあるからわかりづらいんだよ!

「で、今日はどこで勉強するの?」

「もう聞くのかよ。それは放課後の方が良いだろ」

「・・・そだね。僕としたことが急ぎ過ぎたよ」

「お前はゆっくりした方がお似合いだ」

 

 

 

 

 

 

 

壱時間目

「・・・。」カキカキ

「・・・明久君」

「?」

「保健室に行ってきなさい」

「何故にぃ?!」

 

 

 

 

 

 

弐時間目

「では教科書の47ページを開きなさい」

「・・・。」サッ ペラペラ

「・・・明久君」

「?」

「保健室に行きなさい」

「何かデジャブだ?!」

 

 

 

 

 

 

参時間目

「明久君、答えは?」

「はい。Xの値は12です」

「・・・明久君」

「何ですか?」

「熱でもあるんですか?」

「ありません!」

 

 

 

 

 

 

四時間目

「・・・・・・。」カキカキ

「・・・・・・・・明久君」

「?」

「悩みがあったら聞きますよ?」

「何か親切なのが辛い!」

 

 

 

 

 

 

 

昼休み

 

「ダ――――――」

僕は机に突っ伏した。それでも参考書とかは手につかんだままだけど。

「大変だったな、明久」

雄二がケラケラと笑いながら僕に声をかけてくる。

「うっさい黙れ!下手な慰めなんかいらん!」

「・・・そんなこと言わずに飯を食おう。」

ムッツリーニが僕に声をかけてくる。

「そうじゃぞ明久。勉強に真剣になるのはわかるが、飯を食わんと戦もできんぞ」

「・・・そだね」

僕は弁当箱を開けると食べ始める。

「ところでさ」

と僕はふと思ったことを口にする。

「「「?」」」

「何で最近試召戦争が無いんだろうね」

「バカか明久」

どうせ僕は一生馬鹿だよ。

「勉強に忙しいからに決まってんだろ」

「それでもだよ。それでたまったストレスはどこで発散するのさ」

「・・・・たしかにそうだな」

「僕が思うにね、いつか爆発すると思うんだ」

「おう・・・」

「その時にたぶんだけど、・・・Fクラス(僕ら)に標的が向くと思うんだよね。」

「まあな。俺ら、色々と反感買ってんもんな。特にCクラスに」

「うむ」

「それでだよ。今、試召戦争したら確実に嫌われることは確実だよね」

「・・・ああ」

「そうなると先手必勝できないことになるよね」

「・・・何が言いたい」

「つまり」

僕は一呼吸おいて行った。

 

相手に先手を打たれる可能性がある(・・・・・・・・・・・・・・・・)ということにもなるよね」

 

そう言うと3人とも苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。

「そういやFクラス(俺達)って自分達から戦争を望んだんだよな」

「そうだったのう。わしらは戦争を申し込まれたことはなかったのう」

「・・・確かに」

 

「それだったら例外があったぞ」

 

「「「「どわぁあああああああ?!!!!!!」」」」

僕ら全員がビックリした。

「って、なんだ天龍さんか。吃驚させないでよー」

「すまん」

「で、例外とは?」

と雄二が訊いた。

「ああ。去年の先輩方はこの時期にかなり『例外』が発生しているんだ。」

「れいがい?」

最低(F)が上から戦争を申し込まれることだ」

「・・・・マジで?」

天龍さんは頷くと紙を僕らの机に置いた。そしてさりげなく僕らの中に入ってきた。

「一回目の例外はEがFに対して申し込んだことだ。これは模擬試召戦争だったからどちらにもデメリットはないし、点数も戦争前にリセットされるからある意味問題ないんだ」

「結果は?」

「Fの勝利だ」

僕らは少し目を見開く。

「どうやらその時の代表は不慮の出来事で振り分け試験に参加できずにFクラスに入ったようでな、かなり頭がきれたようだ。」

「・・・一回目ということは、ほかにもあったのか?」

 

「ああ。二回目はAが申し込んだようだ」

 

「「「「ゑ?」」」」

僕ら四人とも唖然とした。

「どうやら最高クラスということもあってかなりプレッシャーがかかっていたようでな、それがストレスとなって積りに積もって爆発したんだろう」

「それでFに?」

「ああ」

「勝敗は?」

「Aのボロ勝ちだよ。代表はかなり粘ったようだがな」

「・・・ん?」

僕は少し疑問に思ったことを口にした。

「それって模擬戦?」

天龍さんは少し溜息をついて答えた。

 

「いや、本番だ」

 

「何?それはつまり・・・」

雄二が少し驚いたような表情を浮かべながら言った。こんな表情をする雄二は1年生の頃のあの時ぶりだった気がする。

天龍さんは雄二の言いたかったことであろうことを言った。

 

「ああ。設備はランクダウンだ」

 

「ミカン箱に?」

秀吉も信じられないような表情をしながら言った。

「ああ。お察しの通りだ。しかし、それだけじゃ終わらなかったんだ」

「まさか・・・」

「その後、まだ点数も十分に回復できていない時にBから申し込まれたようだな」

「結果は?」

「ぼろ負けだ。戦意もかなり落ちてたしな。ちなみに設備は更にランクダウンしたらしい」

「・・・これで終わりなのか?」

ムッツリーニが疑うように訊いた。

 

「まさか。まだあるぞ」

 

「「「「ゑ?」」」」

天龍さんは話を続ける。

「Dクラスからだ。この時に代表は前線を張る事さえできないと判断したんだろう。籠城戦を図ったんだ。これでかなり粘ることはできたようだな」

「結果は?」

「結果的に負けたようだ。すり減らされて嬲り殺される結果になっちまったようだな」

「そりゃそうでしょ」

「ここにさらにダメ押しするようにまたAからだ。瞬殺だったようだな。兵士が炎天下の中に置いたアイスのように溶けていったらしい。」 

「うわ・・・」

「次にとどめを刺すようにCから戦争を申し込まれたんだ。ここで代表は作戦を敢行したんだ。真っ向勝負では絶対に負ける。だからウソ情報を流して別のクラスを戦争させるように仕向けてから戦争を開始させたんだ。・・・この戦争の結果、仲が悪くなったり、いじめが発生したようだな」

「うわぁ・・・・」

僕らは苦汁をなめさせられたような顔をしていた。去年のFクラスの悲惨さに、その時の卑怯な手段に。

そして天龍さんは少し悲しそうな顔をしながら話を続けた。

「そして校舎内を逃げるようにして勝負したらしい。時には1対複数になるように仕向けたりしてな。」

「結果は?」

「屋上に追い詰められて戦死したらしい。」

「で、天龍。」

「何だ、代表」

「どこで情報を手に入れた?」

「料理部の先輩から聞いた。」

「どういう風なシチュエーションで?」

「確か…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~@~

 

「天龍」

「何すか?」

「あんたんとこって始業式の日から戦争をしたらしいわね」

「はい、そうっすよ。」

「よくやろうと思ったわね」

「これはうちの代表からの提案だったんすよ。『下剋上するぞー!』なんか言い出したんで」

「へえ、変わってるわね」

「よく言われますよ」

「今の時期にやろうという気は?」

「全く持って無いっすね。代表も同じようですし」

「ストレスとかはたまらないの?」

「さあ」

「平和ね」

「それはウチのクラスを見て同じこと言えますかね」

「クラス内だけでいいじゃない。私たちの頃なんか他クラスまで巻き込んで色んなことがあったんだし」

「・・・今何とおっしゃいました?」

「他クラスを巻き込んでまでいろんなことがあったんだし」

「それはいつあったんですか?」

「今ぐらいの時期よ」

「それについて詳しく教えてくださいませんか?」

「うん、いいけど・・・それはFクラスが主な被害者となった出来事よ?」

「だからこそ教えてくださいませんか?Fとなると余計に知らなければなりません」

「いいわ。教えてあげるわ」

 

~@~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・という感じで」

「・・・・・・・・少し警戒しといた方が良いかもしれんな」

「そうした方が良いだろう。過去にこのような事例があるのなら今起こっても不思議じゃない。過去に起こったことが今起こらないなんて保証はどこにもねぇんだからよ」

「ああ」

僕らは食事を再開した。

 

続く




その去年のFクラスの代表についての伏線は後ほど回収されます。
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