~明久サイド~
どうも、皆様。お久しぶりです。吉井明久です。僕は今、明菜と一緒に姉さんの前で正座をしています。何故かって?
「で、海に行きたいのですね?」
「うん、そうなんだ。やっぱり、夏は思い出を作りたいからね。」
「それで、友達を誘った、と」
「うん、そうだよ」
「で、そのことについて質問があるのですが・・・」
「何・・・?」
「何故、彩樹k・・・さんと神田さん以外の女子を呼ぶことにしたのですか?」
さっき、この人彩樹君って言おうとしたよ?!!
~同時刻~
「ベックシ!」
「天龍ちゃん、風邪~?」
「いや、どっかで俺の噂してる奴がいるな」
「?」
~舞台は戻る~
「いや・・・、霧島さんは雄二の恋人だし、佐藤さんも須川君の恋人だし、工藤さんもムッツリーニの恋人なんだよ。それに鈴谷さんや夕張さんは天龍さんと龍田さんの友人だし、フランさんはクラスメートだk(prrrrrrrrrr」
急に僕の携帯電話が鳴った。
「ごめん、ちょっと待って」
僕はケータイを開けると返事をする。
「もしもし」
『俺だ。天龍だ』
「ああ、天龍さん。どうしたの?」
『今度の海の件についてはお前の姉さんが手配してんだろ?』
「うん、そうだけど」
一応、ね。細かいスケジュールは僕ら三人で練ってるんだけどね。
『だったら伝えてくれないか?』
「ゑ?何を?」
『二人追加だ』
「・・・・・・・は?」
『夕立と春雨が自分たちも行きたいとギャーギャー言い出してゆうことを聞かなくてな。連れて行くしか方法が無くなったんだ』
天龍さんって子供に弱いんだろうか?
『じゃあな』
「ゑ?!ちょっと!いきなり言われても困るんだけd(ツーツーツー」
・・・きられた。
「どうしたんですか?」
「・・・・二名、追加だってさ」
「・・・え?」
あ、姉さんの驚く顔は初めて見たかも。
「・・・理由を率直に言いなさい」
焦ってるよ、この人。
「いや、天龍さんには義理の妹が二人いるんだよ」
「ええ」
「どうやらその子たちが連れてけと人の話聞かなかったらしくてね?」
「ええ」
「連れて行くしか方法が無くなったんだってさ」
「・・・そうなんですか・・・。」
姉さんはぐったりとうなだれた。僕の記憶にある姉さんはもっとしっかりとしていてすごい落ち着いて対処していた。そう思うとなぜか胸が痛んだ。
「・・・で、もう一つ質問が」
「何でしょう」
「姫路さんと島田さんを誘った理由は?」
「え、え~~~~と・・・・・・・・・」
どうしよう・・・。脅迫されたからなんて言えない。姉さんのことだから言った瞬間、きっと包丁を持って二人の家に殴り込みをかける確率が非常に高い。あの二人は確かに非常に迷惑極まりないけど、将来は残させておきたい・・・!一体どうすれば………!
「あ、あれだよ!クラスメートなのに誘わなきゃおかしいかなぁって!ハハハハハ・・・・・・・・」
「・・・・・・・・アキ君って本当に嘘をつくのが下手糞ですね・・・・。」
あれぇ?上手くついたつもりだったんだけどなぁ・・・。
「・・・・いいでしょう。其処は咎めませんよ」
ゑ?マジ?
「ただし」
「ただし・・・?」
「アキ君に危害加えたら真っ先に酷い目にあわせます♪」
「ええ?!」
僕は立ち上がる。
「どうしたのですか?アキ君」
「どうしたのですか?じゃないよ!危険でしょ?!!!明菜も何とか言ってやってよ!」
「ハァ~~~・・・アキ兄は本当にあまいんだね。そんなんだからなめられるんだよ」
「え・・・?明菜・・・?」
明菜はゆらりと立ち上がる。僕は少し驚いて座り込んでしまった。
阿修羅だ。阿修羅が見える。
「姉さん」
「何でしょう?」
「協力させてください」
「いいですとも」
アクシュガシィ!
ここに同盟が築き上げられていた。
続く