~明久サイド~
僕は雄二と追いかけっこをしばらくしていた。
「はぁ・・・はぁ・・・、雄二・・・」
「なんだ・・・、明久・・・?」
「もう・・・やめない・・・?」
「・・・そうだな。・・・自分が怒ってるのかも思い出せねぇ・・・」
「・・・お疲れさん」
ムッツリーニも合流し、僕らは三人で歩いていた。
「天龍さんはどこ行ったんだろうね?」
「散歩してんじゃね?」
「そうかn「グハァッ!」・・・ゑ?」
僕と雄二は声のしたほうを向く。そこには倒れているムッツリーニがいた。
「「ムッツリーニ?!!」」
僕らはすぐに駆け寄る。
「どうした!誰にやられた!」
「くそぉ!君の仇は絶対にとる!」
「・・・勝手に殺すな」
そういいながらムッツリーニは向こうを指さした。
「「?」」
僕らはその方向へ目を向ける。
「「カハッ」」
僕らは倒れた。なぜかって?
そりゃあ女子にナンパされている天龍さん見たら誰だってびっくりするだろうが!
しかもこっちに気づいてるし!手話でこっちになんか言ってるし!
え~と・・・
『タ・ス・ケ・ロ』
・・・。
「・・・どうする?」
「・・・無視するか」
「・・・そうしたほうがいい」
すると天龍さんはそれを感じ取ったのか手話で言ってきた。
『ニ・ゲ・タ・ラ・コ・ロ・ス』
・・・・・・・・。
「・・・行こう、雄二。今ここで逃げたら天龍さんが本気で僕らを殺しにかかる気がする。」
「俺も同じことを考えていた。行くか」
「・・・・・・まだ死にたくないし、行こう」
僕らは処刑台に行くような気分で天龍さんのところでトコトコと歩いて行った。
「あら、カッコいい人たちが来たわ!」
「しかも一人はマッチョなイケメンだし!」
「この子かわいい!」
僕らもターゲットか!
その隙に天龍さんは全速力でどっかに行っていた。え、つまり・・・。
「「「あの野郎はめやがったな!!!」」」
今度会ったらひどい目にあわせてやりたい!願望だけど!
そんなことを思いつつ僕ら三人は抜け出すのにしばらく苦労した。
~しばらくして~
「ようやく抜け出せたね…」
「まじできつい…。」
「・・・鼻血出さなかった、偉かったぞ俺」
僕ら三人は思い思いのことをつぶやきつつとぼとぼと歩いて帰っていた。
「ただいま~」
「グスッ・・・」
「・・・ゑ?」
え?なぜ泣いてるの?なぜ亜紀は泣いてるの?
「誰に泣かされた!言って!そいつを今から100g100円のミンチ肉にしてスーパーに売りつけてやるから!」
「落ち着かんか、バカたれ」
「・・・明久ぁ、私のこと、嫌い?」
「は?好きだよ。君以外見てないよ」
「よかった~・・・。天龍さんが明久がほかの女の子とイチャイチャしてるって言ったから・・・。」
「天龍ぁ!」
「グッ)(人差し指と中指の間に親指を入れたハンドサイン)」
そういうことかぁ!!!
その方法で慰めろというのかぁ!!!
続く