第64問
「・・・・・・学園長。これはなんですか?」
「そう非難がましい目をするんじゃないさね高橋先生。少しシステムの調整をしたらこうなっただけさ」
「・・・これのどこが『少し』ですか」
「『少し』見てくれが悪いだけさね」
「ええ、そうですか」
「ああそうさ」
「「・・・・・・。」」
「・・・夏、だねぇ・・・。」
「学園長。遠い目をしても無駄です。それに今は時期的に言えば秋です。」
「はいはい。それじゃ復旧作業を進めるから手の空いてる教師を全員連れてきな」
「それは構いませんが、コレが生徒に知れ渡ったら・・・」
「面白そうさね。」
「面白そうでもないと思います。収集つけるの大変なんですよ?特にあのクラスは」
「でも、ばれたらばれたでその時さね」
「ハァ・・・」
~明久サイド~
皆さま、お元気ですか?吉井明久です。
8月が過ぎ、9月が来ました。しかし、くそ暑いです。
しかも授業しているのが鉄人だから余計に暑いです。
(雄二)
(なんだよ、明久)
今僕らは前を向いたまま話している。このクラスで生活してて習得した授業中会話したいときに使う方法だ。
(暑くない?)
(ああ、そうだな・・・。逃げるか)
(おい、坂本に吉井。逃げるのか?)
(そうそう。どうやって逃げるか考えてるんだよ)
(わしも参加させてもらおうかの)
(・・・俺も)
(鈴谷もいいー?)
(どうぞどうぞ)
(ちくわ大明神)
((((((誰だ今の))))))
(私だ)
(お前だったのか)
(暇を持て余した)
(神々の)
(((((((遊び)))))))
やってる場合じゃねぇよ、こんちくしょう。
(どうやって逃げる?)
(普通に出ていくのは論外だ。殺される)
(じゃあ人海戦術は?)
(それも昔やったろうに。失敗したがのう)
(・・・じゃあ隙をついて皆で一斉に行くか)
(ああ、後ろを向いた瞬間が一番隙がある)
(ああ、やるか)
(振り向いたぞ!)
僕らが一気に立ち上がろうとしたその時
ガッ!
大きな音が教室中に響き渡った。
「なんだ、さっきの音は?」
鉄人が振り向く。しまった、チャンスを逃した…!
「すみません、俺です」
天龍さんが直々に手を上げる。
よく見てみると天龍さんのちゃぶ台にはナイフが突き刺さっていた。
「何があった?」
「鉛筆削ってたら手を滑りまして…」
絶対に嘘だ。
「・・・そうか。」
信じるのかよ。
そう返事すると鉄人は僕らのほうへ向いた。そして言った。
「お前ら、よほど俺の授業を受けたくないようだな。」
・・・ゑ?なぜばれたし。
「天龍が言ってくれたからな」
ゑ?いつの間に?
(明久)
(何雄二?)
(たぶん手話だ)
(・・・その手があったか…!)
僕は絶望を感じた。
その後、僕らは鉄人の死ぬほどむさくるしいレスリングの話を聞かされて死にかけた。
その間天龍さんはにやにやと僕たちを見て笑っていたし、亜紀は何が起こったのかわからないというような顔をして(天龍さんが耳をふさいだから)、島田さんは巻き添えをくらい、姫路さんは吐きそうになり、鈴谷さんに限っては白目向いて泡吹いて倒れていた。龍田さんは耳栓をしていたようで何も知らないような顔をして、フランさんはずっと居眠りしていた。よくこんな状況で寝れるな、おい。その後、少しの間休憩となった。
続く
バカテスト
以下の意味を持つことわざを答えなさい。
(1)得意なことでも失敗してしまうこと
(2)悪いことがあったうえに、更に悪いことが起きる喩え
木下秀吉の答え
(1)弘法も筆の誤り
(2)泣きっ面に蜂
教師のコメント
二問とも正解です。この調子で頑張ってくださいね
坂本雄二の答え
(1)河童の川流れ
(2)泣き面蹴ったり
教師のコメント
あなたは鬼ですか。
彩樹天龍の答え
(1)猿も木から落ちる
(2)踏んだり蹴ったり
教師のコメント
二問とも正解です。