「1000文字以上書かないといけないんでしょ?嫌でも早くなるよ」
「文才が無いだけだろ」
「実際その通り」
~明久サイド~
「ごめんね。こんな作戦に利用させてもらって。」
「構わないよ。こちらに拒否権はないと思っている。」
「それは助かるな。」
「準備は良いですか?」
「「ああ(はい)」」
僕らは今Dクラスの教室にいる。作戦を決行するためだ。
「Fクラス彩樹天龍が、Fクラス吉井明久に数学で勝負を申し込む!」
「承認します。」
「「サモン!」」
僕らの召喚獣が召喚される。
Fクラス秘書 吉井明久 82点
数学 VS
Fクラス代表補佐 彩樹天龍 100点
「ちょっと力入れすぎたな。」
彩樹さんが舌打ちしながら言う。
「まあ、いいか。来いよ、吉井。」
僕は彩樹さんを見据え、木刀を構えさせる。
彩樹さんも構えさせてはいないが僕を見据える。なんでもないというような顔だ。
先に動いたのは僕の方だ。思いっきり突きを入れようとする。
それを彩樹さんは紙一重でよけ、胸倉を掴み、壁にたたきつけた。
フィードバックの影響で背中に激痛が走る。
だけど、じっとしている訳にもいかなかった。何故なら彩樹さんの召喚獣が壁にたたきつけられた僕の召喚獣を蹴りぬこうとしたからだ。
僕はそれを間一髪でよける。
ドォン
大きな音がし、壁には小さいクレーターが出来ていた。
Fクラス秘書 吉井明久 64点
数学 VS
Fクラス代表補佐 彩樹天龍 100点
点数に補正が入る。しかし、僕が変に思ったのは彩樹さんが僕を殺しにかかっているんじゃないかという事だ。此処で僕は彩樹さんに言われたことを思い出す。
『やるんだったら全力でやれ。』
・・・そういう事か。僕は木刀を構えなおし、彩樹さんに突撃する。彩樹さんはにやりと笑う。今度は普通によけられ、僕の攻撃は壁に直撃する。
ドォン
大きな音がする。壁にひびが入った程度だった。僕の手に痛みが生じる。其処に間髪入れずに彩樹さんが殴りにかかる。僕はそれをよける。
ドォン
大きな音が教室に、いや、廊下にまで響いた。
~坂本サイド~
「どうした、Fクラス?」
「何が?」
「段々と勢いがなくなってきてるぞ?」
そうかもな。しかし大丈夫だ。
奴には隙が出来ている。これを人は「慢心」と呼ぶ。
ドォン
始まったか、あいつら…。
「なんかうるさくなってきたな?」
根本が俺に対し、嘲笑を見せる。俺はそれににやりと笑い返す。
「ああ、そうだな。工事でもしてるのかもな」
攻防が続く。被害は五分五分だ。
「おい、暑くないか?」
「誰か窓開けろ」
窓が開けられる。
ドォン
その間でも轟音は続く。明久の奴、ホントに馬鹿だなぁ。
~明久サイド~
僕と彩樹さんはそれぞれ武器を投げ捨てていた。もう拳でやった方が早いと思ったのだ。そのせいで僕の手からは血がしたたり落ちていた。彩樹さんは少し足を痛そうにしている。
僕は息が荒くなっていた。しかし彩樹さんはあまり苦しくなさそうだ。平然としている。
「リタイアするか?」
ニヤリとしながら彩樹さんが言う。リタイア?絶対にやらない!認めない!姫路さんの為に!
Fクラス秘書 吉井明久 52点
数学 VS
Fクラス代表補佐 彩樹天龍 85点
僕は拳に全力を籠める。それを彩樹さんにぶつけようと突撃する。
案の定、彩樹さんに簡単によけられる。僕の拳は壁に直撃した。
壁が崩れる。その向こうに根本恭二の姿が見えた。僕は間髪入れずに勝負を申し込もうとする。
「Bクラス護衛隊、貴様ら二人に勝負を申し込む!」
止められてしまった。クソ!もうどうすれば…!
「土屋ぁ!」
彩樹さんが叫ぶ。次の瞬間、ムッツリーニが(何故か)開いてない窓ガラスを蹴り割って体育教師と共に入ってきた。
「・・・Fクラス土屋康太がBクラス根本恭二に保健体育で勝負を申し込む。」
「なっ?!」
Bクラス代表 根本恭二 161点
保健体育 VS
Fクラス土屋康太 421点
次の瞬間、根本君の召喚獣はムッツリーニの召喚獣に一閃された。
――――この勝負はFクラスの勝利で終わった。――――
Fクラスの勝利の雄叫びが響いた。
~天龍サイド~
「さて、戦後交渉といこうか。Bクラス諸君。」
「くっ…!」
根本が赤ゴリラを恨めしそうに睨み付ける。尚、吉井は治療中だ。
「まず、教室については明け渡さなくていい。」
両クラスにざわめきが走った。
「俺達の目標はAクラスだからな。」
その発言で少し静まり返った。
「ところで」
と赤ゴリラが口を開く。
「俺達の教室の設備破壊を命じたのはお前か?」
別に破壊されてもそうそう変わらないと思うんだが…、元からぼろいし。え?手榴弾2個と機関銃持って突撃しようとした人が何を言っているんだ。ってか?冗談じゃないぜ。俺其処まで残酷じゃねぇし。
「違う。それについては小山からの提案だったんだ。」
あの糞尼か。
「しかし、それを鵜呑みにしたのはお前だろ?」
根本は黙ってうなずいた。
「根本君、君のポケットを裏返すんだ。」
其処に吉井も入ってくる。
「これだろ?」
根本はポケットから紙切れを取り出した。
「これで姫路さんを脅迫したんだね?」
「ああ」
この時、両クラスからざわめきが起こった。
「じゃあ君には罰を受けてもらおうk「おい、ちょっと待てよ」・・・!」
俺は話に割って入る。
「邪魔しないでよ、彩樹さん!」
スッ
俺がナイフを向けると黙りこくった。
さてと・・・。
「お前のした行為について、俺が評価を下してやろう」
俺はにやりと笑いながら言った。
~吉井サイド~
?どういう事?
「お前が姫路を脅迫したその行為。俺から見たら正しい行為だ。」
?!
「どういう事さ!その野郎の肩を持つつもり?!」
「持つつもりはない。持つだけ腐る。」
「じゃあ何故!」
「当たり前だろ?試召戦争は文字通り『戦争』だ。つまりどういうような手を使ってもいい。歴史を見たってそうだろ?脅迫材料を使って国を足止めする。今までやってきたことだ。どんな方法でも勝てば官軍だからな」
「だけど、これは人が死ぬようなモノじゃない!」
「召喚獣は死ぬ。それを『戦死』と言うが?」
確かに、そうか…。
「Bクラスの連中も手の平変えんな。お前達の為にこいつはしたんだ。姫路はお前らにとって少なからず脅威だったろ?」
少数は頷いた。
「俺がもしコイツの立場だったら同じようなことはするぜ?教室破壊はするかどうかわからないがな。」
でも…。
「姫路さんは、泣きそうになってたんだよ?!」
「関係ない。戦争に情けなど必要ない。足手まといはさっさと死んだ方が良い。というより死ね」
え・・・?じゃあ…。
「あの時、僕に協力したのは?」
「勝利の為であって、ピンクの為じゃない。寧ろいつからピンクの為だと錯覚した?俺はああいうやつは気に入らないんだ。」
彩樹さんは僕を見る。冷たい目だった。人を不安にさせるような目だった。
「ああ、お前らBクラスは俺達の教室を直せ。後、根本は…、姫路に謝って来い。更にCクラスの代表と付き合っているんだろ?それを利用して弱みも握っているよなぁ?それを脅しのネタに使ってAクラスに試召戦争を仕掛けるように仕向けてこい。」
「なっ!」
根本君が驚きの声を上げる。さすがにそれはきつい。彩樹さん、無茶ぶりしすぎだよ!
「勝者の命令に従えねぇのか?歴史で意思を通すのは勝った側だけだ。負けた側は勝った者の意思に従わないといけねぇんだよ。」
彩樹さんは根本君に言う。根本君は頷いた。いや、頷いてしまったといった方が正しいのかもしれない。
「これでいいよな?」
彩樹さんが雄二に尋ねる。
「ああ、それでいい。」
雄二はOKの様だ。
「じゃあ、解散。」
と言いながら彩樹さんは教室を出て行った。
島田美波
所属クラス:Fクラス
性別:女
身長:160cm
バスト:A
召喚獣の服装:原作通り
召喚獣の装備:原作通り
成績
数学:Cクラス上位~Bクラス上位
現国:Eクラス下位
古典:Fクラス下位
化学:Dクラス中頃
物理:Eクラス上位~Dクラス下位
技術:Eクラス上位
音楽:Cクラス上位~Bクラス下位
日本史:Fクラス中頃
世界史:Eクラス下位
美術:Dクラス中頃
家庭科:Bクラス上位
英語OC:Bクラス上位
英解:Dクラス上位~Cクラス中頃
英法:Eクラス上位~Dクラス下位
保健体育:Dクラス中頃
腕輪
不明
解説
Fクラスの貴重な女子。明久に対し、恋愛感情を抱いているが、素直になれず関節技をかけてしまう。そのためか明久に警戒されるし、雄二からも注意されている。天龍からは「暴力女」と呼ばれる羽目に。根は純情(という噂)。自信過剰者。