バカテスと艦これと東方   作:海棠

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お久しぶりです。

この調子だといつ終わるのか全くもって予想ができません。







第77問

次の日、僕たちは教室にいた。

あの後、喧嘩してもどうしようもないということで終わり、天龍さんからはあきられたような目で見られた。死にたい。むしろだれか殺してくれ。

 

「・・・せめてもの介錯なら任せろ」スッ

するとムッツリーニがどっから取り出したかわからないカッターナイフをキチキチとしだした。うん、目がマジなんだけど。()ると言ったら殺るという凄みを感じるんだけど。

 

「ごめん。せめて亜紀と結婚してできた子供の赤ちゃんを見るまでは生きたい」

「お前未練たらたらじゃねぇか」

「おはようなのじゃ」

こんなくだらないことを話していたらだれかが入ってきた。口調からして秀吉だろう。

 

「やぁ、おはy」

僕はここで詰まった。雄二も少し驚いたような表情をしている。

なぜなら、秀吉は髪形をバッサリと変えていたからだ。

今までの女性とも男性ともとれるような髪型から一変してどっからどうあがいても男性としか見えないような髪型をしていたからだ。分かりやすく言うとオールバック。

うん、見違えったね。かっこよくなりすぎてお兄ちゃん困っちゃうな。

 

 

「そ、そんな・・・」

 

「ウワァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

「こんなこと、こんなこと残酷すぎるぅううううううううう!!!!」

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

「ウゾダドンドコドーン!!」

 

「HEEEEYYYY あァァァんまりだァァアァ」

 

 

ちなみにFクラスの面々は泣き叫んでいた。何を泣き叫ぶ要素があったのかその時の僕にはちょびっとばかり理解できた。理解したくなんてなかったけど。

すると美少年に生まれ変わった(?)秀吉はムッツリーニに話しかける。

 

「ムッツリーニ」

「・・・なんだ?」

あ、ムッツリーニがなんか複雑そうな表情をしている。大方男性としてのけじめ(?)をした秀吉を祝福したいけど自分にとっての被写体が減って悲しいという感情がまぜこぜになったような顔をしている。

 

「わしはわかったのじゃ」

「・・・」

「人間は変われるということじゃ」

「・・・おう」

「お主が変われたのじゃ。わしも変われるはずじゃ」

「・・・そうだな」

「よって外見を変えてみたのじゃ」

「・・・おう」

「そしてこうなったのじゃ」

「・・・おう」

「いいじゃん、秀吉。これで彼氏にしたいランキング上位間違いなしだよ!」

僕はそんな生まれ変わった秀吉を適当におだてることにした。ここでおだてた方がなんかいいことある気がするし。

 

「そ、そうかの?」

すると秀吉は恥ずかしそうにもじもじとした。

うわ、これがギャップ萌えってやつか。ちょっとクラァってきちゃったよ。なんか前の髪型以上にキュンてきた。

これがギャップ萌えってやつか。(大事なことなので二回言いました)

 

「どうしたの? 秀吉」

「いや、なんか、髪型が変わって少し落ち着かんのじゃ」

「大丈夫。少しずつ慣れていけばいいよ」

「そうじゃの」

「うーす」

するとそこに天龍さんが入ってきた。何か左目に眼帯をつけている。

 

「うむ。おはようなのじゃ」

「・・・ん? お前木下か? 髪型変えたんだな」

「そうなんじゃ。どうかの?」

「ああ、すごく似合ってるぜ。もともと顔立ちはいいほうだから余計に似合うな」

「うむ。ありがとうなのじゃ。ところで天龍よ」

「?」

「その眼帯はどうしたのじゃ?」

「ああ、これか。夕張からもらったんだよ。どうだ?」

「すごく似合ってるのじゃ」

「そりゃどーも」

すると天龍さんは少し満足そうな顔をした。

 

「でよ、代表」

「なんだ?」

「練習は順調か?」

「・・・」←(肩をすくめるジェスチャー)

「…ダメダメか」

「・・・」コクッ

「どうするんだよ、こんな調子でよぉ。勝てなかったら没収された品は帰ってこないんだぞ?」

「いや、勝てないからこそ皆落ち込んでるんだ」

「はぁ?」

「考えてみろよ、教師共を相手にするんだぞ? 俺たちFクラスで相手できると思うか?」

「・・・ハァ~~~~」

すると天龍さんはクソデカ溜息を吐いた。

 

「あのさぁ、代表。テメェはそんなことであきらめんのかよ」

「・・・?」

「今まで自分たちよりも上のクラスに立ち向かっていったお前が、いや、俺たちがこんなことで怖気づくのかよ」

「だけど、先生だよ?! AクラスやBクラスを相手にするのとはわけが違うんだよ?!」

「わかってんだよ、そんなことぐらい。だけどな、だからこそ立ち向かうんだろうがよ!」

そして一息つくと天龍さんは再び口を開いた。

 

「だからさ、代表。ここは一度頑張ってくんねぇかなぁ? 俺もこう、手を合わせてお願いすっからさ?」

「・・・仕方ねぇなぁ! そこまで言われたらやるしかねぇじゃねぇかよぉ!!」

雄二は顔をパンっと叩くと教壇の上に立った。

 

 

続く







うーむ、少し天龍を柔らかくし過ぎましたかね・・・。

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